2009/11/01(日) (詳細) 那須の森 (仮称) 自然観察会

速報した通り、2009/11/01(日) に、那須の森 (仮称) 自然観察会に行ってきました。
速報で書いたように、前日 2009/10/31(土) にはブレディスローカップ Bledisloe Cup を見に国立霞ヶ丘競技場へ行っていて、相模原へ戻って翌日早朝に出発するのは厳しそうだったので、宇都宮にホテルを取り、2009/10/31(土) のうちに移動していました。
宿泊したホテルはルートイン宇都宮です。移動を楽にしたいというだけだったので価格重視で選びました。2 人でダブルの部屋に泊まって朝食がついて 8,800 円、さらにじゃらんのポイントが使えて 800 円引となり、8,000 円でした。建物が新しく、男女別の大浴場もあったりして、価格重視で選んだのに、思ったよりよいホテルで、快適に宿泊できました。
朝食はホテルの朝食バイキングです。バイキングといってもおかずの種類が少なくて、出ているものをほとんどの人が全種類取っているという感じでした。もうすこしバラエティーがあると良いと思いましたが、なんと言っても宿泊費が安かったので、これでも十分です。
ホテルでの朝食
ホテルでの朝食
ホテルからは 1 時間半弱で那須高原に到着です。時間がかなり早かったので、道の駅那須高原友愛の森に立ち寄りました。地元産を中心に野菜を色々と売っています。値段も安くて買いたいところなのですが、この後 1 日車に積みっぱなしでは傷んでしまうので断念です。
道の駅那須高原友愛の森で売っていた野菜
道の駅那須高原友愛の森で売っていた野菜
その代わりといっては何ですが、生クリーム大福を買いました。おいしかったです。
生クリーム大福
生クリーム大福
道の駅那須高原友愛の森には、その名の通り森があり、散策できるように森の中の遊歩道もあります。
道の駅那須高原友愛の森の遊歩道
道の駅那須高原友愛の森の遊歩道
この遊歩道も素敵な感じだったのですが、これから森を歩きに行くし、さすがにこれを歩いている時間もないしということで、散歩は見送りました。
先に進んで湯本にある栃木県営の無料駐車場に車を停めました。その目の前にある那須高原観光案内センターが受付です。
事前観察会受付の看板
事前観察会受付の看板
受付を済ませると、資料の入った封筒をもらいました。中には以下のものが入っていました。
今回の自然観察会ルートの地図
今回の自然観察会ルートの地図
色々な種類のカエデの説明
色々な種類のカエデの説明
那須の森で見る木の実や葉っぱの説明
那須の森で見る木の実や葉っぱの説明
「ようこそ「那須の森 (仮称)」へ」という冊子
「ようこそ「那須の森 (仮称)」へ」という冊子
「ようこそ「那須の森 (仮称)」へ」内容
「ようこそ「那須の森 (仮称)」へ」内容
「ようこそ「那須の森 (仮称)」へ」内容
「ようこそ「那須の森 (仮称)」へ」裏表紙
上の写真にあるように、配布資料にある「ようこそ「那須の森 (仮称)」へ」という冊子の中には、那須の森の整備計画の説明もありました。今回の自然観察会で入る森は、平成 23 年 (2011 年) の公開時には「森を知る」というゾーンになる予定のところで、公開後も自由に入れるようにはならず、今回の自然観察会のような形式のガイドツアーなどにより、コントロールしながら利用していくことになるそうです。
時間になるとバスで出発点へ移動します。出発点は入口などが整備されていないため、普通の路上でバスを降り、「立入禁止」のフェンスをレンジャーの人に開けてもらって森に入ります。
自然観察会出発地点に停まるバス
自然観察会出発地点に停まるバス
立入禁止のフェンスの先へと進む
立入禁止のフェンスの先へと進む
森へ入ってすぐのところで、レンジャーの方に促されて自己紹介の時間です。参加した 8 人とレンジャーの方 2 名の自己紹介を行いました。
さらに中を歩く上での説明があります。寒くなったら休憩を待たずに各自で重ね着などをして調整してくださいとか、集団からあまり大きく遅れないでくださいとか、ゴミは持ち帰ってくださいとか、わざわざ説明してもらわなくてもと思うような当然の内容でしたが、1 点、ウルシはかぶれるので注意してくださいというのは重要な情報でした。また、落ちている葉やどんぐりは拾ってよいということでした。こういった公園では落ち葉でも持ち帰ってはダメというのが一般的なのでちょっと驚きました。
レンジャーの方 (中央の 2 人) による説明
レンジャーの方 (中央の 2 人) による説明
そんなわけで歩き始めます。
森を歩く参加者
森を歩く参加者
モミジの落ち葉と、どんぐり
モミジの落ち葉と、どんぐり
森の中は広葉樹のほとんどがすでに落葉して枝だけになっていました。その中で、色々な種類のモミジが葉を残していて、赤く、黄色く、あるいはオレンジに染まっていてとても綺麗です。特に目線より上にあるモミジは太陽の光に透けて、きらきらと輝いているようでした。
モミジ
モミジ
モミジ
歩き始めのあたりは道には枯葉がたくさん積もっていて、あるくとカサカサ音がして、踏んだ感じもフワフワしています。途中から別の山道と合流します。レンジャーの方から説明があって、その先は皇族の方が実際に御用邸にいらした時に森を散策するのに使うルートだということです。見た目は同じような山道で、落ち葉もそこそこあるので歩くとカサカサ鳴ることもかわらないのですが、地面は少し踏み固められているようで、踏んだ感じはかなり固くなりました。
途中から、道は崖沿いになります。見下ろすとけっこう落差があって怖い感じもするぐらいのところもあります。崖の下には川が流れていて、水音がとてもいい感じでした。そのあたりで葉の色がすごく白っぽい珍しそうな木がありました。レンジャーの方に聞くと、アオハダという木だそうです。
アオハダ
アオハダ
レンジャーの方は途中何度も立ち止まっては、色々な説明をしてくれます。那須の森が以前は放牧地で、ほとんど木が伐採されていた事や、森に残る木の少ない部分が、かつては道だった事、斜面の途中に地面が不自然に凹んだ部分が、かつて山で仕事をする人が寝泊りする小屋があった場所である事、どんぐりの芽の出方、森の途中で斜度が変わっているのが、溶岩流によって作られた地形である事、木に残った黒い筋が水の流れる跡である事、木に残った熊の爪あとの事など、その内容は多岐に渡ります。キツツキが開けた穴の説明もありました。この写真は、キツツキの穴です。説明がなければ見落としてしまいそうなこういったものも、レンジャーの方の説明のおかげで色々と見ることができました。
キツツキの開けた穴
キツツキの開けた穴
崖沿いの道を離れて小さな木の橋を渡ると、円形の道がある部分にでました。その部分からも道には落ち葉が積もっていますが、その落ち葉の下には砂利が敷き詰められて、道路として整備されていることがわかります。そこから先は、車道となっていて、天皇陛下が散策された時に、そこまで車でお迎えに出たりしたこともあるのだそうです。道路は幅が狭いので、その終端である部分では向きを帰れるように円形の道になっているのだそうです。
幅の広くなった道を歩いていくと、紅葉した木がたくさんある部分に出ました。この自然観察会の初日であった 2009/10/31(土) の回はマスコミの取材がついていたようで、2009/11/01(日) の各紙の栃木面に記事が載ったようなのですが、この紅葉した木の多い部分を参加者が歩く写真が最も使われていたようです。
紅葉した木が多い部分
紅葉した木が多い部分
同じ部分を通り過ぎてから振り返って
同じ部分を通り過ぎてから振り返って
紅葉した葉を見上げる妻
紅葉した葉を見上げる妻
レンジャーの方と記念写真
レンジャーの方と記念写真
レンジャーの方と記念写真
最後の方で「清森亭」という、天皇陛下が散策にこられた時にも休憩に使うという東屋に立ち寄ります。
清森亭
清森亭
ここからの眺めは絶景です。5 枚の写真をつなげてパノラマ写真にしてみたのですが、この写真では全然すごさが伝わりません。
清森亭からの絶景パノラマ
清森亭からの絶景パノラマ
清森亭の前には、東屋を背にして、その絶景を望む場所に、キャンプ場によくあるような木製のテーブルと椅子が設置されています。この椅子は、天皇陛下が来られた時に使う椅子ということで、見た感じは本当にそのあたりのキャンプ場で見るようなものですが、なんと普段はカバーがかけられています。今回はレンジャーの方がカバーを取って、参加者に座らせてくれました。
参加者が一通り座った後、再びカバーをかけるレンジャーの方々
参加者が一通り座った後、再びカバーをかけるレンジャーの方々
その先も紅葉が綺麗な道が続きます。
紅葉が綺麗な道
紅葉が綺麗な道
紅葉が綺麗な道
紅葉が綺麗な道
紅葉が綺麗な道を歩く参加者
紅葉が綺麗な道を歩く参加者
約 3km を、2 時間 40 分かけて歩きました。楽しい散策でした。
解散後は、速報でも書いたように、皇太子殿下が立ち寄ったことがあることで有名であるらしい、ジョイア・ミーア Gioia Mia というイタリアンレストランでディナーです。
ジョイア・ミーア Gioia Mia
ジョイア・ミーア Gioia Mia
皇太子殿下がいらした時の写真
皇太子殿下がいらした時の写真
水差しが魚の形です
水差しが魚の形です
気まぐれサラダ (800 円)
気まぐれサラダ (800 円)
アラビアータスパゲティ (1,100 円)
アラビアータスパゲティ (1,100 円)
ゆで卵とアンチョビのピッツァ (1,200 円)
ゆで卵とアンチョビのピッツァ (1,200 円)
ジョイア・ミーアには、イタリアンレストランとしては珍しくベル・フルール Belles Fleurs というパン屋さんが併設されています。妻が翌日の朝ごはんにするためにパンを買いに行きました。
ベル・フルール Belles Fleurs
ベル・フルール Belles Fleurs
しかしパン屋さんに行くにしては時間が遅すぎたようで、あまり商品が残っていませんでした。
パンの種類は少なかった
パンの種類は少なかった
ちょっと残念だったので、次回那須に行く時には、午前中にベル・フルールに行こうということが決まりました。
帰り東北道の矢板北パーキングエリア売店で、最近話題のレモン牛乳を見つけました。
レモン牛乳
レモン牛乳
味は… いかにも人工的につけられた妙に甘い味です。伊勢と奈良で育った私はこれを昔飲んだ事はないと思うのですが、懐かしい感じがする味であることは確かです。
矢板北パーキングエリアでは、自動販売機でも面白いものを見つけました。森永ミルクキャラメルミルクセーキです。
森永ミルクキャラメルミルクセーキ
森永ミルクキャラメルミルクセーキ
買わなかったので味はわかりません。ものすごく甘そうな気がします。
東北道蓮田サービスエリアでは、なぜか色々な種類の Kit Kat を売っていました。
キットカット Kit Kat とちおとめ
キットカット Kit Kat とちおとめ
キットカット Kit Kat さつまいも味
キットカット Kit Kat さつまいも味
キットカット Kit Kat ストロベリーチーズケーキ味
キットカット Kit Kat ストロベリーチーズケーキ味
キットカット Kit Kat 東京限定・濃きなこ
キットカット Kit Kat 東京限定・濃きなこ
キットカット Kit Kat 東京限定・しょうゆ風味
キットカット Kit Kat 東京限定・しょうゆ風味
往路は全然渋滞していなかった東北道ですが、復路は大渋滞でした。渋滞の中で眠くなってきたので上記の矢板北パーキングエリアで 1 時間半ほど寝ました。幸いなことに寝ている間に渋滞はほぼ解消していて、その先はスムーズに帰ってくることができました。
那須に行ったのはものすごく久しぶりですが、色々美味しそうな店とか、景色の綺麗そうなところとかが多かったです。栃木いいですね。また行こうと思いました。

「2009/11/01(日) (詳細) 那須の森 (仮称) 自然観察会」への5件のフィードバック

  1. 那須の森 (仮称) の正式名称は、那須平成の森と決定したようです。また自然観察会は 2010/05/22(土) にも行われたそうです。
    参考リンク:
    環境省報道資料: 日光国立公園『那須平成の森』の名称決定及び自然観察会の開催について
    http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12369
    また、オープンは今 2011 年 5 月と決定したようです。楽しみです。

  2. いよいよ今月 2011/05/22(日) にオープンが決定した那須平成の森ですが、我々が参加した自然観察会とほぼ同じ内容と思われる「ガイドウォーク」の参加費は、なんと 3,000 円もすることになったようです。
    那須平成の森:ガイドウォーク受け付けを開始 /栃木 (毎日.jp)
    http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20110510ddlk09040137000c.html
    これはちょっと高すぎるのでは…

コメントを残す