年末年始は、奈良県天理市の実家へ帰省してきました。
# 長いよ…
2006/12/29(金) 出発
往路はなぜか中央道。双葉 S.A. からは富士山が綺麗に
見えていました。
休憩しつつもどんどこ進みます。そして中央道から長野
道へ入り、姨捨 S.A. で夕食休憩です。日本の高速道路
は S.A. の食べ物が充実してていいですね。
さらに長野道を進み、上信越道、北陸道と進んで、富山
県高岡へ。初日は高岡泊です。(え~っと、神奈川県か
ら、奈良県へ向かっています)
2006/12/30(土) 往路 2 日目
泊まったのは高岡マンテンホテル駅前というホテル。そ
の名の通り、高岡駅から道をはさんだだけの目の前にあ
ります。その好立地にも関わらずツイン 8,980 円 (1
人 4,490 円) という安さ… 有料 (確かホテル利用者
は 1 泊 800 円ぐらい) ですが、駅の駐車場が使え
て、そこからは屋根つきの歩道橋で渡ってこれました。
チェックアウトはごらんのように出口にキードロップが
置いてあり、キーを入れてそのまま帰るだけのクイック
チェックアウトです。
駐車場からは駅構内が見渡せます。JR 貨物の交直流機
関車 EF-510 (愛称 Red Thunder) がいたので、一緒に
写真をとってみました。
高岡には万葉線という路面電車が走っています。車はと
りあえず駐車場に入れたままにして、電車に乗ります。
目的地は「万葉の杜」という公園です。実は高岡駅から
余裕で歩いていける距離なのですが、路面電車に乗りた
かったので、あえて電車で行ったというだけです。なの
でわずか 1 駅の片原町駅で下車しました。片原町駅は
ごらんの通り道の真ん中にあります。安全地帯は路面に
緑のマーキングがあるだけで、段差などはありません。
下車時は路面電車自体が近くにいるのでドライバーも注
意を払ってくれるのですが、乗車待ちをするのはかなり
怖い感じです。
そして目的地の万葉の杜公園です。下に小さく書いてあ
りますが、「ドラえもんの散歩道」という別名がある公
園です。
少し離れたところから見ると、こんな感じです。すぐ隣
はショッピングセンターで、街中にあるごく小さな公園
です。「杜」と言う名前ですが、木はあまりありませ
ん。
実は高岡市はドラえもんの作者である藤子・F・不二雄
先生の生まれ故郷であり、そのため、いくつかの場所で
ドラえもんを見ることができます。そういう場所が
2006 年に 1 ヶ所増えました。それが今回の帰省で高岡
に寄り道した理由です。
万葉の杜公園には藤子・F・不二雄先生からのメッセー
ジとサインが書かれたプレートもあります。
写真が小さすぎて読めないので、以下にプレートの文章
を載せておきます。
————————————————–
[未来の高岡と共に]
私が、ここ高岡市で生まれたのは、
昭和 8 年のことです。このふるさとの
自然の中で遊びながら、私の体と心は
育ちました。
時代とともに変わっていく高岡、そ
の中に生まれたこの公園が、昔も今も
変わらない子供たちのオアシスとして、
いつまでも子供たちの夢と創造性を育
む場であってほしいと願います。
1994 年 7 月
藤子・F・不二雄
————————————————–
ドラえもん
のび太。彼は 1964 年生まれなので、私より 3 歳年上
です。
ドラミちゃん
ジャイアン
スネ夫
万葉の杜公園を満喫したので、次は高岡大仏を目指しま
す。高岡大仏へ向かって先ほどの公園の横のショッピン
グセンターの前を進んでいくと、ビルの反対側も小公園
になっていて、そこには桃太郎らしき人が座っていまし
た。
さらに進みます。道はアーケードになっています。
信号を 2 つ渡ると、もう到着です。右手に高岡大仏が
見えてきました。
この大仏は、そこにあった説明によると「日本三大大
仏」の 1 つなのだそうです。あと 2 つは、奈良と鎌倉
なのでしょう。しかし自称第 3 の大仏は、全国にあり
そうな気がします。
さて、市中心部の見物を終えた我々は、次の目的地へ向
かう前に軽く食事をすることにしました。越中富山と言
えばマスの寿司です。今回はすぐに食べれる切り分けら
れたマスの寿司に加え、ブリの寿司と、タイの寿司を買
いました。大変おいしくいただきました。
そして今回往路の主たる目的地、高岡おとぎの森公園に
到着です。ここにはドラえもんの作中に登場する土管の
ある広場が再現されています。
ドラえもんと遊べるわけです。
憧れの、あの広場の土管にも座れます。
妻も遊んでいました。
雪が積もっていて寒かったですが、非常に楽しく過ごす
ことができました。路面電車も乗り足りないし、城端
線、氷見線というマイナー路線、海王丸パーク、越ノ潟
の渡し舟など、見所満載の町であることがわかったの
で、高岡にはまた来て見たいと思いました。
高岡をあとにして、奈良へ向け東海北陸道を進みます。
途中世界文化遺産に指定されている白川郷を通るので、
観光してきました。
雪景色の中で見る合掌造りの家々は、とても美しいもの
でした。
民家園という一角を除けば、合掌造りの建物はどれも実
際に使用されているものです。民家として使っている家
の中には内部を (有料で) 公開しているところもあり、
その中の一つ長瀬家というところを見学させてもらいま
した。
2F 以上は屋根の裏面が直接屋内から見え蚕を育てた
り、農具をしまっておいたりするために使っていたよう
です。それに比べると 1F は畳が敷かれ、囲炉裏のある
ところを除けば天井もはられていて、普通の日本家屋と
あまり変わりません。ちょっと意外な感じがしました。
長瀬家でお茶と味噌汁をいただいてから、城山展望台と
いう所へ行ってみました。合掌造りの建物が立ち並ぶあ
たりに「駐車場 →」とかと同じように、まるで歩いて
簡単に行けそうな感じで「城山展望台 →」というよう
な表示がいくつかありますが、長瀬家の人に聞いてみる
と、歩いていくにはけっこう遠く、特に冬は雪が積もっ
た道を行くのは困難だと教えてくれました。車があるか
と聞かれたので、ありますと言うと、それならと、一度
国道 360 号へ出る道を教えてくれました。
で、展望台の駐車場までは行けたのですが、そこから展
望台までは、完全に雪に埋もれています。
妻は行かないというので、一人で歩いてみました。
展望台まで来て振り返ると、こんな感じです。1 人分の
踏み跡でないことがわかると思いますが、私の足跡だけ
ではなく、先人の付けた足跡を頼りに進んできたためで
す。
踏み跡があるのでなんとかなりましたが、踏み跡でさえ
も写真のように膝下ぐらいまで雪に埋もれてしまいま
す。
このような苦労の末たどり着いた展望台から見る白川郷
の集落です。この時はなかなかの景色と思ったのです
が…
展望台の駐車場を出ると、すこし手前に天守閣という売
店があります。そこの駐車場に入るとこんな看板があり
ました。
雪を踏み分けることなく、売店によって整備された展望
台へすぐに行けました。そこからの景色がこちらです。
あんなに努力しなくても、十分綺麗な景色が見れたんで
すね…
白川郷観光を済ませて、再び奈良へ向かいます。白川郷
から南は少し東海北陸道の未開通区間があるので、一般
道の国道 156 号線を進みます。途中の道の駅でこんな
のを見つけました。
飛騨地方の伝統民芸品である「さるぼぼ」です。(九州
以外ではそういう意味はありません → 九州の方)
本来は赤いものだと思うのですが、最近は色々な色のも
のが出ているようで、色によって交通安全であったり、
子宝であったりと、「効能」が違うようです。
そして夕食。私は飛騨牛ステーキを食べました。焼きな
がら味噌で味をつけて食べます。おいしかったです。
妻は鶏肉炒めです。こちらも少しわけてもらいました
が、ご飯と相性がよくて、とてもおいしかったです。
東海北陸道の未開通区間を越え、荘川から再び高速道路
です。一宮から名神に乗りますが、東名阪へ向かうため
に名古屋方面に乗ります。これから実家へ帰るのに、東
京向きの車線に乗るのはとても不思議な感覚でした。さ
らに名古屋高速、東名阪、名阪国道と乗り継ぎます。名
阪上野ドライブインで最後の休憩をしつつ、伊勢うどん
を夜食に食べようと思っていたのですが、なんと時間が
遅いためか閉店していたため、針テラスまで行って天理
スタミナラーメンを食べました。
というわけで、ようやく到着です。2006/12/29(金)
13:30 ぐらいに相模原を出発して、天理到着
2006/12/30(土) 22:30 ぐらいです。33 時間もかかった
のでした。
2006/12/31(日) 大晦日
翌 2006/12/31(日) 大晦日は、オーストラリアのお土産
を親戚に配りに行ったりして、そのついでに買い物に
行ってイオン天理ショッピングセンターでたこ焼きを食
べたりと、のんびり過ごしました。
晩御飯はイオンで買ってきたパンに、母が作ってくれた
ポテトサラダ、あと、サバの押し寿司、栗きんとんなど
と、正月用っぽい食品を含めてバラバラな食事です。
その後家族で紅白歌合戦を見てボディースーツに驚き、
見終わったところで年越し参りに行きました。
天理教教会本部
石上神宮
今年も例年通り、天理教教会本部と、石上 (いそのか
み) 神宮です。石上神宮の人の列は、いつもよりかなり
長かった気がします。その後、奈良へも行こうと思って
いたのですが、外に出ていると寒くなってきたので、そ
の 2 ヶ所だけで終わりにしました。帰宅して今年 2007
年最初の食べ物はどら焼きでした…
2007/01/01(月・祝) 元旦
あけましておめでとうございます。
元旦起きての食事は、昨年と同じですが、昨年はそのま
ま食べたパンを、トーストしました。あと、ブリの煮物
が加わりました。ふんわりやわらかく煮てあって、なか
なかおいしかったです。
元旦はほんとうに何もせずに、ものすごくのんびり過ご
しました。やった事といえば、恒例の家族写真を撮った
ことぐらいです。
恒例家族写真
夜は「山鳩」という近所の喫茶店で食べました。だらけ
まくりです。それでいいのです。
喫茶山鳩
妻と私が食べたお好み焼き風ハンバーグ。このボリュー
ムでコーヒーがついて 1,030 円はお得です。
母が食べたエビフライ定食。なぜかメニューにはないの
ですが、頼むと出てきます。
姉が頼んだ「ざっくばらんメニュー」むっちゃんスペ
シャルエビフライ (オムライスにエビフライが乗ったも
の、コーヒー付き 950 円) と、ハンバーグ目玉付 (200
円)
少し横から撮ったショットで、むっちゃんスペシャルエ
ビフライの盛り上がりをご覧ください。
思った以上のボリュームで、姉は食べきれずに残してい
ました…
その後、腹ごなし (?) に、初詣に行ってきました。行
先は大神神社 (三輪明神) です。
参道には夜店の屋台が並んでいました。色々面白いもの
がありました。
アンパンマンカステラ。アンパンマンの形をしたベビー
カステラです。看板はアンパンマンカステラでしたが、
ポケモンやキティちゃんもいました。姉曰く、かつては
普通のベビーカステラに一部アンパンマン形のものがま
ざっている感じだったそうですが、この日見た店では、
全て何らかのキャラクターの形をしていました。権利処
理はしていないと思われます…
こちらはドラえもんカステラ。同上です。
大神神社鳥居前で、妻、母と。
元旦ではないためか、そんなに混雑はなく、快適に参拝
を済ますことができました。帰りは数ある屋台の中か
ら、イカ焼きを買って帰りました。このタイプのイカ焼
きは、関東ではあまり見ませんね。
2007/01/02(火)
2007/01/02(火) の朝食はこんな感じです。母がお雑煮
を作ってくれ、父が紅白のかまぼこを切ってくれて、元
旦より正月っぽくなりました。
私の実家には「うちの雑煮」という確立したスタイルが
なく、父母が思いつきで適当に作ります。(作らない年
もあります。というようり、作らない年の方が多いで
す…) 今年は紅白かまぼこと、簀巻き玉子で、少し華
やいだ感じに仕上げられていました。
今回の帰省は車で帰ったので、以前姉から「くれ」と言
われていたため、かねてから実家に持って行こうと思っ
ていたミニ自転車を持って帰ってきました。もう相模原
へ向け出発する日なので、惜別に少し乗ってみました。
実家は一応正月らしく飾り付けがされていました。玄関
には独楽と猪 (と豚) の置物が飾られていました。
神棚のある部屋には七福神の凧が飾られて、おめでたい
雰囲気です。
そうこうしているうちに時間となり、実家を出発です。
いつも母が泣き出しそうになるのですが、帰らないわけ
には行きません。
往路も寄り道をしましたが、復路も寄り道があります。
RUHA (立命館大学無線研究会) の OBG 会です。
開催場所を提供している OG 氏の子供と遊ぶ大きな子供
参加者の皆様
濃ゆい面々と鍋をつつきつつ内容のない会話を楽しみ、
22:00 ぐらいにおいとまして、帰路に着きます。
ルートは京都東から、名神、東名といたって平凡なルー
トです。夜中に走ったおかげでほとんど渋滞していませ
んでしたが、眠いので、あちこちの S.A.、P.A. で睡眠
しながらの移動です。
途中夜食を食べました。
妻の肉天玉子そば
私のラーメン
途中養老 S.A. だったかのトイレで見た、お湯の出る手
洗い台。日本の公共のトイレは、私の見たことのある他
の国 (アメリカ、カナダ、香港、フランス、イギリス、
オーストラリア) のどこと比べても一番綺麗なのです
が、唯一不満に思っている点が、手洗い台でお湯が出な
いところが多いところだったので、今後はこのようなお
湯が出るところが増えていって欲しいです。
日本坂 P.A. で朝を迎えました。22:00 に京都を出たの
に、進むのが遅すぎる? まったくその通りです。
日本坂 P.A. には焼津さかな工房という売店があり、そ
の入口には魚のオブジェが乗っています。
今回、これを横 (魚の後ろ方向) からみると、すごくカ
ワイイことに気付きました。
さらに進んで富士川 S.A. です。往路の双葉 S.A. から
見た富士山も綺麗でしたが、富士川 S.A. からも綺麗に
富士山が見えていました。
富士川 S.A. では、じゃが・バター天という練り物と、
富士宮焼きそばを食べました。
相模原帰着は 11:00 少し前。復路も京都から 13 時間
もかかってしまいました。寝てしまう前に近所の出雲大
社へ初詣に行き、地元の神様にもよろしくお願いしてお
きました。
お昼ご飯は奈良で買ってきた柿の葉寿司です。
以上、食べて寝てばかりの年末年始帰省でした。
寄り道して長くしてるだけじゃん。
つか、富山に行ってる時点で帰省じゃない気がする。
寄り道しただけと言われれば、その通り。
富山経由でも、帰省は帰省でしょう? しかも富山
経由で帰省するのは実は 2 回目だったりします。
(前回は 1992 年だったか 1993 年だったかの夏
の帰省で、アルペンルート経由で帰りました…)
うわ~美味しそう~楽しそう~いいなぁ…ドラえもんと遊んだりできるなんてうらやましいですっ!!私もお金を貯めて日本に遊びに行きたいです。しかし、ミニ自転車って、タイヤのサイズからすると、歩く方がかえって楽だしエネルギーの消費が少ないのではって思うんですけど、どうでしょう?
お疲れさま。ながーい旅行記の中に我が家の写真があるとは思えなかったよ。
我が家のお布団、ひきっぱなしみたいで、ちょっと悲しいなぁ。。あれは奥村君が仮眠の為に使ったのに。。
SAのトイレのお湯ですが。。。
お湯が出ますと書いてある所だけお湯が出るよ。
全部かなぁと隣にお湯が出ますの文字を見ながら手を洗うと冷たい水が出て来て余計冷たい思いをした覚えがあります。
> にいなさん
オーストラリアもオーストラリアの良さがありま
すが、日本はどこに行ってもその土地の食べ物が
あり、色々面白い施設とかがあちこちにあるし、
国が適度に狭いので車で走るとどんどん景色が
変化して、やっぱり面白いです。オーストラリア
のような「どこまで走っても森の中」とかいう
経験はここではできませんけどね。
自転車はご高察の通りで、歩く方がよっぽど楽
です。完全なおもちゃですね。
> hitomi さん
宴会中に寝てしまって申し訳なかった。あの後
走り始めてからも少し眠気があって、大津でい
きなり寝ました… かと行って 1 泊してから
出発してたらやっぱり渋滞に巻き込まれていた
みたいなので、夜中に走っておいてよかったで
す。