横須賀基地の公開情報を検索して来る人が多いようなので、最新情報についてのメモを追記します。
最新情報は横須賀基地公開フレンドシップデーのページを見てください。基地公開について情報が得られた場合に、その情報を追記しています。
2009/06/30(火) 追記
横須賀基地でクリスマスイルミネーションのイベントがあり、それに伴って朝から米軍基地公開がありました。艦船公開もあり、今年横須賀に配備されたばかりの原子力空母ジョージ・ワシントンも公開対象予定との事で、見に行ってきました。
基地公開では三笠ゲートが使われる事が多かったのですが、今回の入口は正面ゲートです。コーンを並べて間にロープを張って行列がかなりできてもいいように準備されていましたが、それほど並んではいませんでした。
正面ゲート
グッズ販売や、飲食物の売店も出ていますが、空母の公開は時間が限られていたので、先に空母へ行きました。
これまでインディペンデンス、キティー・ホークの時に使われていた埠頭ではなく、その向い側にあたる場所に停泊していました。この部分の埠頭は、ジョージ・ワシントンの配備予定に合わせて改修された部分で、コンクリートの色もまだ白く、クレーンも新品のように見えました。
空母の前にはさすがに行列ができていましたが、それでも列に並んで 15 分ほどで空母に入ることができました。入口は下げた位置に固定されたエレベーターに、埠頭から階段とタラップで入れるようになっていて、そのまま格納庫部分へと入ります。
ジョージ・ワシントンの格納庫
上り用、下り用に、それぞれ 1 つの機体運搬用の大きなエレベーターが、見物客運搬用に頻繁に上下しています。格納庫からは、それに乗って飛行甲板へ移動します。
飛行甲板
周囲の人は「大きい」、「広い」と言っていますが、一応パイロットである私の眼には「グライダーなら降ろせるかなぁ… セスナ 152 で着陸するのは無理だろうなぁ…」としか思えない狭さです。着艦フックを引っ掛けるアレスティングワイヤは 5m 間隔ぐらいで 4 本ありますが、私の着陸精度では、あれに毎回引っ掛けるなんて不可能です。
飛行甲板から再びエレベーターで格納庫へ戻ります。格納庫の見物にも満足して船を出ようかと思っていると、袖に 4 本も金帯の入った、いかにも上級士官っぽい服装の人がいたので、一緒に写真を撮ってもらいました。写真を撮ってもらう時に「誰かにシャッターを押してもらわないと」と言うと、その人が近くにいた兵隊さんを呼んでお願いしました。すると、兵隊さんが気を付けの姿勢で敬礼して「イエッサー」と答えて、あぁ、軍隊なんだなぁと思いました。
写真を撮ってもらってから「あなたはキャプテンですか?」と聞いてみると、キャプテンかどうかという事は答えず、艦の No. 2 のポジションで、エグゼクティブ・オフィサーというタイトルだと言っていました。帰宅後調べてみると、Executive Officer Karl Thomas という人だという事がわかりました。ジョージ・ワシントンにはキャプテンというタイトルの人が 2 人いるようで、この人はそのうちの 1 人でもあるようです。
エグゼクティブ・オフィサーの方と記念撮影
原子力空母と言っても、当然の事ですが、見た目には全くわかりませんでした。良く見ると煙突がないなぁ、ぐらいの違いです。ひとたび事故を起こせば普通の船とは発生する被害が全然違うのですが、横須賀には既に原子力空母が日常的に出入りしているので、リスクはあまり変わらないでしょう。
後日もう少し写真を追加したエントリを書く予定です。