七島計画完結編、三宅島旅行記 3 日目です。2 日目の続きです。
3 日目の朝も 2 日目同様、ホテル海楽の朝食ビュッフェです。
ホテル海楽の朝ごはん
ホテルの廊下には坂になっている部分があり、そこにあるドアは、下の部分が斜めに切れた面白い形をしていました。
廊下の坂になっている部分
最下部が斜めに切れた不思議なドア
ホテルのロビーには、釣り道具を売る売店があります。宿の売店とは思えない充実した品揃えで、釣り客が多いことを改めて感じました。
釣り道具を売る売店
復路は船ではなく飛行機です。決められた時間までに朝食を食べないと行けないので起きてきましたが、飛行機の出発は 13:05 なので、かなり暇です。
部屋でダラダラ中
荷造りをしつつ部屋でダラダラしていましたが、とりあえずホテルの周りを散歩することにしました。
ホテルのすぐ近くには、三宅島観光協会の建物があります。そこには三宅島観光協会の車が停まっているのですが、この車の三宅島のロゴに添えられたマークは、三本岳の水中部分が魚になった面白いマークです。このマークは、なかなかいいマークだと思うのですが、他では見かけませんでした。
三本岳の水中部分が魚になったマーク
三宅島観光協会で色々話を伺っていたら、犬がふらふらっと入ってきました。非常におとなしい犬で、このあたりの人々にかわいがられているようです。観光協会の人に名前も教えてもらったのですが、忘れてしまいました… ちなみに首にぶらさがっているのはドコモダケです。
観光協会にいた犬
こちらはフェリーの待合室です。建物の片隅には、火山性ガスの警戒情報を放送するためと思われる機材が置いてありました。
警戒放送の機材らしきもの
こちらは同じくフェリー待合室にあったコスモクリーナーです。じゃなかった… HOKUTAN 脱硫装置です。火山性ガス発生時でも、フェリー待合室内はこの装置のおかげで安全ということのようです。
HOKUTAN 脱硫装置
フェリー待合室の建物の道路を挟んで反対側にある、いきいきお魚センターにあった広告です。インターネットが繋がらない時には利用してみようと思います。そういえば、今回の参加者にはそういう仕事をしている人がいたような気もします。
インターネットが繋がらない時の出張修理屋さん広告
フェリーも使う桟橋には、巨大なタイヤが置いてありました。
BRIDGESTONE OFF THE ROAD LOADER and DOZER TYPE 2-V 35/65-33 N-Lug L-4 WIDE 65 STEEL BREAKER というのが製品名のようです。シリアル番号らしきものも刻んであり S3J000001 でした。このシリアルって、この製品の 1 本目のタイヤってことなんでしょうか…?
巨大タイヤ
フェリー待合室前に建つ、三宅島観光復興モニュメント「ジンビオシス」です。
ジンビオシス
フェリー待合室の前には、出光三宅島漁協 SS というガソリンスタンドがあります。しかし、給油機は、潮風が原因なのか、錆で崩壊してしまっています。
給油機が錆で崩壊した出光三宅島漁協 SS
近寄ってみるとこんな感じです。どうしちゃったのでしょうか。
崩壊した給油機
といった感じで時間をつぶしていたら、もう出発時間になりました。宿の人に車で空港まで送ってもらいます。前日に乗ったタクシーと車の大きさはさほど変わらないのですが、最後部座席のスライドができないために一番後ろのスペースに自転車が 1 台しか入りません。しかたないので、座席の間に無理やり押し込むようにして載せました。自転車 4 台のうち 3 台が 2 列目、3 列目の座席部分にあり、そこに宿の人 (ドライバー) と我々の 5 名が乗るので、かなり無理やりな感じです。
無理やり自転車 4 台と人間 5 人を積んだ宿の車の車内
そして三宅島空港に到着です。この空港はエプロンとターミナルビルの位置関係が変で、少し (本当に少し… 100m ぐらい) 離れています。どうも、元々エプロンの前にターミナルビルがあったようなのですが、その区域は火山ガス濃度が高い立入禁止区域なので、ぎりぎり立入禁止区域でない部分に新しくターミナルの建物を作ったため、こんな不思議な構造になっているようです。
就航している飛行機は故障が多いことで有名なカナダ・ボンバルディア製の DHC8-Q300 です。この機体は貨物室が非常に狭いため、通常の路線よりも預け入れ可能な荷物の制約が厳しくなっています。ということを空港について自転車を預けようとした時に初めて言われました。なんと、そのサイズ規制だと自転車は預け入れ不可能ということで、宅配便の伝票を渡されて、自宅宛に配送してもらうこととなりました。宅配費用は自分持ちです。なんとも納得行かない話ですが、無理を言っても積めないものは積めないので仕方ありません。
輪行状態で宅配便伝票を貼られた自転車
機内に持ち込める荷物の制限も厳格に確認されてしまい、デイパックは大きすぎるということで、予備カバンを出して荷物を分割して、半分ほどは預け入れ荷物にしました。預け入れ荷物の検査も他では見れない手作業です。X 線の検査装置がないため、すべてのカバンを空港の係りの人が手で開けて中身を確認しています。
預け入れ荷物検査
色々予定外の事があって、我々が待合室に入った時には搭乗開始になっていて、さらにほとんどの人がすでにバスに乗っていました。この空港ビルは平屋で、搭乗ゲートの先はブリッジではなく、普通に駐車場のような舗装された場所に出ます。航空券をチェックするゲートが付いているものの、見た目は単なる建物の出入り口です。
単なる建物の出入り口っぽい搭乗ゲート
外に出ると、左手 100m ぐらいのところにエプロンがあり、これから乗る飛行機も見えていますが、わざわざバス移動です。発車すると同時に「まもなく飛行機に到着します」というアナウンス開始です。写真はバスの窓越しに見たボンバルディア DHC8-Q300 ですが、横に立っている地上係員から飛行機が旅客機にしてはかなり小さいということがわかってもらえると思います。
バスから見たボンバルディア DHC8-Q300
機内は、路線バスとは言いませんが、観光バスという感じでしょうか。通路を挟んで 2 列 + 2 列の 4 列です。私がこれまでのったエアラインの中では、アイランダー、CRJ に次ぐ 3 番目に小さい飛行機です。とは言っても、双発機だし、タービンエンジンだし、可変ピッチプロペラだし、私には飛ばせない高級機だったりします。
ボンバルディア DHC8-Q300 機内
羽田空港に着くと、福西はバスですぐに帰ってしまいました。残りの 3 人は、空港で昼食を食べていこうということになりました。どこにするかと相談した結果、第 2 ターミナルの屋上へ行って昼食、兼、飛行機見物となりました。羽田空港第 2 ターミナルの屋上には WeST PArK CaFE SKY FOUNTAIN というカフェがあって、飲み物と軽食を売っています。
WeST PArK CaFE SKY FOUNTAIN
屋上にはテーブルやベンチもあり、目の前の滑走路を離着陸する飛行機を見ながら飲食ができます。今回の食事中もポケモンジェットなど、けっこう色々な飛行機を見れました。写真は JAL の「空のエコ」緑塗色機です。もちろん、緑に塗ってもエコなはずはないのですが、一応エコも気にしてますよという宣伝用のカラーリングです。
JAL の「空のエコ」緑塗色機
私が食べたのは、ヌードルスープチキン、フィリーズチーズステーキサンド、スカイドッグプレーンです。
ヌードルスープチキン、フィリーズチーズステーキサンド、コーヒー
最初、上の写真の分だけ買ったのですが、いざ出来上がってきたのを見て、フィリーズチーズステーキサンドの小ささには愕然としました。ということでホットドッグを追加で買いました。
スカイドッグプレーン
それでも昼食としては、満足という感じではありません。WeST PArK CaFE SKY FOUNTAIN は、この日のように天気がよい時は、ロケーションは素晴らしいのですが、この食事はいただけません。もう少し改善してもらいたいものです。
こちらの写真は、竹芝桟橋で購入したものの、結局使わなかったガスマスクです。
シゲマツ (重松製作所) ガスマスク GM76
三宅島では携行が推奨されていて、場所によっては携行義務があるのですが、島民の方々は全く気にしていないようでしたし、我々が警戒してタクシーに乗った「立入禁止地区」も、インターネットで旅行記などを調べると、みなさん普通に自転車で走っているようです。
けっこうウダウダと夕方近くまで飛行機を見ながら雑談をしていました。羽田空港からは、相模大野行きのバスで帰宅しました。
かな中バス羽田空港→相模大野・町田行
七島計画が終わってしまって、来年からは自転車イベントのテーマがありません。山とか坂とかというアイデアもありつつ、瀬戸内海の島々とか、佐渡島とか、やはり島という路線で行くべきなのかとか、自転車禁止の御蔵島はどうするのかとか、七島計画完了といいつつ、来年以降も何かやろうと思っているのでした。
搭乗手続きと輪行時間の見積もりが甘く、ゆっくり散歩し過ぎましたね。
かなりドタバタしてしまいました。
時間もなく、今回借りた自転車の輪行パックも、よくわからないまま私がやってしまいました。
挙げ句、積めないと言われた時はショックでした。
9人乗りのアイランダーでも積めたのに・・・。
輪行方法が微妙になったせいもあり、宅配便でダメージを負わせてしまいました。
申し訳ない。> 福西
改めて、お突かれさまでしたー。
次回(?)は、モールトン復帰の予定です。
しかし、この体重を持ち上げる体力がアレなので、
山コースはちょっと・・・。
> ちゃがまさん
モールトン復帰は 3 年ぐらい前から聞いている気がしますが、本当に復帰するんですか?
ぎく。