2010/02/07(日) に修理した風呂場切替弁ですが、結局また水が止まらなくなってしまったので、部品を買ってきて再度交換修理となりました。
再びパッキンが折れて水が止まらなくなった切替弁
まずは会社帰りにホームセンター・コーナン中央林間店へ立ち寄り部品を探します。
ここが最初の難関です。水栓本体には “KVK” という刻印があるだけで、水栓にも、切替弁にも製品名や製品番号が書かれていません。事前にインターネットで調べると、KVK は水栓の大手メーカーの 1 つであることがわかりました。製品情報で写真などから判断すると、この切替弁は PZKF58A という製品のようですが、いまひとつ確信が持てないままでした。そのままの状態でコーナンへ来たのですが、売り場に行くと、形状がそっくりの切替弁が 3 種類もあります。
下の写真がそれで、左から PZF432、PZKF58A、PZKF58 の 3 つです。
そっくりな切替弁 3 種 – PZF432、PZKF58A、PZKF58
それぞれのパッケージの裏の説明図を見ましたが、水栓の絵はどれも我が家の水栓とは違う形をしています。しかし、我が家の水栓と同じ形のものが、水栓本体ではない部分でありました。切替ハンドルの形です。3 つのパッケージの裏面に書かれている絵を見ると、切替ハンドルの形状がそれぞれに異なり、PZKF58A のパッケージに書かれた絵の切替ハンドルが、我が家の水栓についている切替ハンドルと同じ形状です。
PZKF58A のパッケージに書かれた絵
お店の人に相談して、メーカーの発行しているカタログ本などで確認してもらいましたが、はっきりとはわからないままです。その後、店員さんもわからないということで、パッケージを開けて説明書を見て確認してくれました。
説明書にはパッケージにあるのとは別の形状の水栓の絵も 2 つあり、そのうちの KF113 という形式の水栓が、我が家の風呂の水栓と同じ形をしているように見えました。
PZKF58A の説明書に書かれた KF113 水栓の絵
この形状が製品ごとに異ならず、似た形状のものがいくつもあると、絵だけから判断することができないのですが、そうであるかどうか自体がわかりません。店の人が「とりあえず交換してみて、ネジにはまらない、ネジが閉め切れないという場合、切替弁に水を通す前であれば使用前とみなして交換可能です。」と言ってもらい、自信はないものの、この PZKF58A を買って帰ることにしました。
自宅に帰り、まずは屋外で水道元栓を閉め、交換作業開始です。
店頭で PZKF58A をパッケージの外から見ていた時、「我が家で外した切替弁にはこんなものはついていなかったなぁ」と不思議だったワッカが先端部分にあったのですが、これはシャワーブッシュという部品で、KF113 の場合は取り付けずに利用するということでした。
利用しないシャワーブッシュ (右手前の小さなワッカ状の部品)
まずは古い切替弁の取り外しです。
作業開始前の水栓
銀色のメクラ蓋を外します。
メクラ蓋を外したところ
普通のプラスドライバーで外せるネジが見えるので、ネジを緩めて切替ハンドル外します。切替ハンドル自体はプラスチックですが、その中心部に六角の部品があって、これが切替弁側の歯車状のものと合わさって切替ハンドルの動きを切替弁へ伝えるようになっています。この部品は切替ハンドルとは接着されているわけではないので、ネジを外して切替ハンドルを抜く時に落ちてしまうことがあります。風呂場のレイアウトなどにもよりますが、排水口に落としたりすると面倒なので、切替ハンドル取り外し時には注意が必要です。
切替ハンドルと六角の部品
切替ハンドルを外した状態です。
切替ハンドルを外したところ
ウオータープライヤーで切替弁の根本部分をつかんで廻し、取り外します。
切替弁を外したところ
新旧の切替弁です。右が新しく買ってきたもので、左が古いものです。
新旧の切替弁 (右が新しいもの)
写真ではわかりにくいですが、水を実際に止める部品が古い方は茶色の枠にゴムのような黒いパッキンが押し込まれた形状なのに対して、新しい方は黒色の一体部品であったり、軸部分の色が古い方は銀色なのに、新しい方は茶色 (というか、銅色) だったり、細かい部分の寸法が微妙に違っていたりして、同じ型番とはあまり思えませんでした。
しかし取り付けるしかないので取り付けます。取り付けてみると、問題なく水栓本体に収まりました。プライヤーで締めた感じもいい感じです。
新しい切替弁を取り付けたところ
切替ハンドルを取り付け、屋外に出て元栓を開きます。風呂場に戻ってみると、水が止まっています。切替ハンドルを操作すると、ちゃんとシャワー、カランにそれぞれ水やお湯が出るようになり、中位にするとどちらからも水やお湯が出ずに止まるようになりました。
ということで買ってきた部品は正しかったようです。この切替弁については、これでまた 10 年か 20 年ぐらいは持つでしょう。
[…] 況は風呂場切替弁修理 Part II で書きました。 […]