Indian Pacific (インディアン・パシフィック号) の旅 1 日目 (2007/04/06 更新)

# 2006/11/05 更新 (記事、写真追加)
# 2006/11/06 更新 (2 日分に分割、記事、写真追加)
# 2006/11/13 更新 (記事、写真追加)
# 2006/11/17 更新 (説明追加)
# 2007/04/06 更新 (この記事から室内設備編を独立)
# この記事で書いている内容自体は 2006/11/01 の出来
# 事です。
# 写真は大量にあるため、記事の追記とともに徐々に追
# 加しました。この記事への追加は完了です。
2006/11/01(水) から、Perth から Sydney までを 3 泊
4 日かけて走る Indian Pacific 号という列車に乗りに
行ってきました。
ホテルをチェックアウトしてタクシーで East Perth 駅
へ向かいます。Perth 駅ではなく East Perth 駅出発と
なっているのは、編成が長すぎて Perth 駅では扱える
ホームがないためだと思います。East Perth 駅は
Perth の中心部からはタクシーで 10 分ほどですが、ま
わりには商店などが何もない住宅地の中にある駅です。
09:40 頃には駅に着きましたが、既に Indian Pacific
号は駅にいました。しかし出発ホームではなく、一つ隣
の、プラットホームのない線路に停めてありました。
まずは駅の建物で乗車手続きをします。予約した旅行会
社でもらった予約番号を伝えると、チケット (といって
も普通の A4 の紙に内容をパソコンのプリンターで印刷
しただけのもの) を発行してくれます。また、そこに
ゴールドカンガルークラスを示すシールを貼ってくれま
す。
乗車手続きカウンター
ホームに出ると Indian Pacific 号がその長い編成を留
置線に横たえていました。
その時点での写真です。まだ列車は出発ホームには入線
していないので、列車とホームの間が離れているのがわ
かるでしょうか?
Indian Pacific 号 (East Perth 駅)
10:00 過ぎぐらいに、Indian Pacific 号専用塗色の機
関車がカーキャリアを押して入線してきました。Indian
Pacific 号には自分の自動車を積んで行くこともできる
のです。自動車積載用設備のある別のホームにいたカー
キャリアを、編成の最後に連結するために移動する作業
をしているようです。
カーキャリアを運ぶ Indian Pacific 号専用塗色の機関車 1
カーキャリアを運ぶ Indian Pacific 号専用塗色の機関車 2
この作業を終えた機関車はまた列車の前方へ戻り、先頭
に連結されます。
客車に連結される直前の Indian Pacific 号専用塗色の機関車
そして 10:20 過ぎ、いよいよ入線のため、Indian
Pacific 号が動き始めました。まずは一度駅を出て行き
ます。
乗車ホームへ入線するため一度駅を出て行く Indian Pacific 号
そして 10:36 に入線してきました。わくわくします。
乗車ホームへ入線する Indian Pacific 号
しばらくするといくつかの入口に乗車口であることを示
す旗のようなものと、その前のプラットフォームにマッ
トが敷かれました。日本では長距離列車といえどもター
ミナル駅のホームを長い間占領することはできず、入線
するとすぐに乗車してすぐに発車してしまうものが多い
ので、こういう演出はありません。旅に始まりとして、
とてもいい演出だと思います。
準備が整った乗車口
まもなく乗車できそうですが、その前に駅に来た時に気
になっていた蒸気機関車の写真を撮りに行きました。緑
色の機関車はクモの巣が張ってたりはしましたが、塗装
も定期的に行われているようで、雨ざらしの静態保存と
してはそこそこの状態でした。日本の機関車と違って正
面に車両番号がないのでよくわかりませんが、側面に大
き目の字で “BAKEWELL”、キャブの横に “W.A.C.R.
MAKERS 1943 MIDLAND JUNCTION” というプレートがあ
り、その下に “542” という番号がありました。どれも
形式名っぽくないので、なんという型の機関車かはわか
りません… 地面近くにあったプレートによると “The
Australian Railway Historical Society, W.A.
Division” というところがメンテナンスしているそうで
す。
写真を見るとわかりますが、右運転台なので、逆転機が
右側にあります。
East Perth 駅前に静態保存されている蒸気機関車
11:30 頃になると、ホームの中央付近の車両前で出発式
のようなことが行われます。SL の写真を撮りにきてい
たので、偶然見ることができました。
出発式
出発式の様子
11:35 分頃に乗車開始のアナウンスがありました。各入
口に係の人が立ち、名簿の名前を確認しています。私が
乗る D 号車の入口に近寄ると、なぜか係の人は「Mr.
Okumura?」と、こちらが名乗っていないのに私の名前を
言い当てました。日本人っぽい名前で、我々以外にアジ
ア人がいなかったためかも知れません。
列車に乗り込む
ツインの客室は、建造後 15 年ぐらいという経年感があ
りますが、カシオペアツインの普通の部屋よりはかなり
広い感じで、車端室タイプと同じぐらいの広さだと思い
ます。木目調で豪華な感じがします。(車両によって木
目の濃い感じの車両と、薄い感じの車両があります。
我々が乗ったのは濃い感じの車両でしたが、こちらの方
が高級感があります)
我々の乗った高級感のある色の濃い車両の内装
昼間の様子
色の濃い車両の内装 (昼)
夜間の様子
色の濃い車両の内装 (夜)
色の薄い車両の内装
昼間の様子
色の薄い車両の内装 (昼)
夜間の様子
色の薄い車両の内装 (夜)
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その他の客室内設備についてもここで書こうと思ってい
たのですが、1 つの Blog エントリとしては大きすぎる
ので、別のエントリで書くことにしました。近々書きま
す。
書きました。
室内設備編 (2007/04/06 追記)
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客室の使い方を調べたり、写真を撮ったりしていると、
すぐに発車の 11:55 になってしまいました。インター
ネットで公開されている乗ったことがある人の日記など
を見ていると、乗車してから一度ホームにおりて機関車
の写真を撮りにいったりしている人も少なくないのです
が、私の場合、そんな時間はありませんでした。
写真は去り行くパースの高層ビル群 (群というほどの数
はありませんが…) です。
パースの高層ビル群
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この後、車内の様子、食事などについてここで書こうと
思っていたのですが、上記の客室内設備同様、1 つの
Blog エントリとしては大きすぎるので、内容別に分け
ることにしました。3 つは書きました。
車内設備編
食事編
他に、車窓編、カルグーリ編、帰着編などを書く予定で
す。
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