# 2006/11/05 更新 (記事、写真追加)
# 2006/11/06 更新 (2 日分に分割、記事追加)
# 2006/11/07 更新 (カルグーリの記述、写真追加)
# 2007/04/04 更新 (車窓の写真を追加)
# 2007/04/06 更新 (Perth 帰着編を独立)
# 写真は大量にあるため、記事の追記とともに徐々に追
# 加します。
# この記事で書いている内容自体は 2006/11/02 の出来
# 事です。
—
(この部分、まだまだ書く予定です…)
—
しかし、旅は思わぬ形で終わることになってしまいまし
た。
初日の夕食を食べ終わって、そろそろ最初の停車駅カル
グーリ Kalgoorlie へ着くという頃、Gold Kangaroo
Manager の人がレストランにやってきて、説明を始めま
した。それによると、この先の線路上で事故があったた
め、Adelaide や Sydney まで行くことは現在はできな
い、状況はまだわからないが、オプションとしては、1.
行けるところまで行って、反対側から来た列車とバスで
乗客を交換するか、あるいは 2. Perth へ戻るかにな
る。カルグーリまで行ってからそこで停車したまま 1
泊し、翌朝までの状況により決定する、ということでし
た。私は最初深刻な事態だなぁと思って聞いていたので
すが、説明するマネージャーがカルグーリという地名を
何度も間違えるのを他の乗客が笑っているし、乗務員も
「3 番目のオプションについて説明しなくていいんです
か? ラクダに乗っていくというのを」というようなこと
を言ったりしていたので、私の英語力の問題で Joke を
真剣に受け止めてしまったのかと思いました。しかし同
じ席に座っていた乗客が説明をしなおしてくれて、やは
り実際の事故であることがわかりました。
説明してくれた乗客の話によると、事故があったところ
は Tarcoola というところだそうで、カルグーリからは
1,500km ぐらい先のところですが、途中に設備の整った
駅がないためカルグーリで停車したまま夜を明かすこと
になったようです。
カルグーリには予定通り 21:50 に到着しました。駅の
ホームでおどける乗務員の方々です。
夜の到着ですがカルグーリの街とスーパーピットという
露天掘り金鉱山を見学するバスツアーがあり、それに参
加しました。
列車を降りてホームを歩きます。夜の駅は独特の雰囲気
があり、とても綺麗に感じました。
駅を出ると、駅前のロータリーにツアーバスが停車して
いました。事前に購入しておいたチケットをバスの運転
手に渡して乗り込みます。
バスツアーは正直言っていまいちな内容です。カルグー
リの街を、時にすごくゆっくり、時には停車しつつ、ド
ライバーが道の左右にある色々な建物の歴史を紹介して
くれます。カルグーリ初のホテルとか、銀行とか、色々
な建築物が残っていて、それが今は別の用途で現役で使
われていたりするのですが、なにせ夜なので肝心の建物
がよく見えません。
紹介された建物は例えばこんな感じの西部劇に出てきそ
うなホテルだったりします。
また、こちらの赤くライトアップされたタワーは、金鉱
を掘るためのヤグラだということですが、現在は使われ
ておらず、下に建物が作られて鉱山博物館になっている
そうです。といっても、もちろん夜中なので閉まってい
て、バスに乗ったまま遠くから眺めるだけです。
ある程度紹介が終わるとバスはスピードを上げ、少し郊
外にあるスーパーピット SUPER PIT という現在掘削中
の露天掘り金鉱山へ向かいます。ここは金鉱山ですが、
現在は金以外の鉱物の生産が金を上回ることもあるそう
です。
12 時間毎の交代制で人々が働き、24 時間ノンストップ
で操業しています。なので、夜中のツアーでも実際に
掘っているところを見ることができます。
観光客向けの展望施設もあり、バスはそこへ乗りつけま
す。ツアー中唯一下車して見学するところです。
展望台の中ではバスのドライバーが色々説明をしてくれ
ますが、英語で聞くのが面倒なので外に出て写真を撮っ
たりしていました。展望台前の広場には、実際に鉱山を
掘っているものと同じサイズと思われるショベルが展示
してあります。高さ 5m ぐらいあり、非常に大きなもの
です。
スーパーピットを出るとまたバスに乗り、街に戻りま
す。街に戻ると、さっきとは別の道をまたゆっくり走り
ながら、さらに建物の説明が続きます。私は途中で寝て
しまいました。
—
(この部分、まだまだ書く予定です…)
—
その後、寝ようとしているとアナウンスがあり、Perth
に戻る決定をしたということでした。
翌 2006/11/02(木) 朝起きてカルグーリの駅を出発する
までの間に、ものすごい長大編成の貨物列車がパースに
向けてカルグーリの駅を追加していきました。
コンテナ 2 段積… 車両限界の大きさが日本とは根本
的に違います
車載車。3 段積みです…
しばらくすると列車は説明どおり反対方向、パースへと
戻り始めました。インド洋にほど近い街 Perth から太
平洋側の Sydney まで行くために Indian Pacific 号と
名づけられたこの列車ですが、今回は Pacific へ到達
することができなかったので Indian Indian 号となっ
てしまったわけです。
踏切通過中
かなり走ったところで、先ほどカルグーリの駅で
Indian Pacific 号の停まっているところを通過して
いった貨物列車が待避線に入っているところを追い越し
ました。
追い越した瞬間に撮影した貨物列車の機関車
————————————————–
1 つの Blog エントリとしては大きすぎるので、内容別
に分けました。
Perth に帰着編
————————————————–