予期せぬ形でインディアンパシフィック号の旅が早めに
終わり 2006/11/03(金) にシドニーに戻ってきた我々
は、予定のない週末を迎えることになりました。
そこで王立植物園 Royal Botanic Garden で滅多に咲く
ことがない花が咲いたという、世界一大きな花を見に行
くことにしまいした。
日本でも報道されていたようなので知っている人もいる
かも知れませんが、タイタン・アルムTitan Arum とい
う花で、世界一大きいことや、滅多に開花しないことで
も知られていますが、強烈に臭いことでも有名な花で
す。
花は植物園の中でもトロピカルセンター Tropical
Centre (英式綴りなので Center ではなく、Centre で
正しい綴りです) という温室のある施設で開花していま
す。
2006/11/04(土) に最初行ったのですが、のんびり歩い
て行って 15:45 頃到着したら「16:00 閉館だから、も
う入れないよ」と言われてスゴスゴ帰ってきました。
翌 2006/11/05(日) に再び行って、料金を払って入館す
ると、なんと入ったところ (料金を払うところから見え
るところ) に展示されていました。「この場所にある事
に気づいていたら、昨日も見れてたやん…」と思いつ
つ、まず 2 度と見ることができないであろう花をじっ
くり観察しました。
写真で私の後ろに移っている白い花びらから、ベロのよ
うに黄色いものが突き出しているのが、タイタン・アル
ムです。(後ろの緑の葉っぱの木は単なる飾りの造花
で、タイタム・アルムとは関係ありません) 本当に大き
なものだと 3m ぐらいにもなるそうですが、今回咲いた
花は 1m ぐらいの大きさです。でも「メートル」単位で
大きさが語られるのですから、尋常ではない大きさであ
ることはわかると思います。
後ろに回ると、小さな切込みがあり、雄しべ、雌しべが
見えていました。学芸員の方に聞いてみると、植物園で
は昆虫などがいないため、人間が受粉してやる必要があ
り、その作業をするための穴なんだそうです。ちょっと
グロテスクな感じがしました。
問題の匂いは、全然しませんでした。これも学芸員の方
の説明によると、最初に咲いた日の夜間はすごく匂うら
しいですが、この状態ではすでに匂わなくなっていると
いうことです。
せっかく入場料を払ったので、トロピカルセンターの温
室も入ってみました。その名の通り熱帯雨林のカラフル
な花などが展示されていました。写真の葉っぱは童話の
主人公が傘の代わりに持っていそうな形をしています。
あと全然関係ありませんが、アップルマーク。
ウールワースというスーパーで見かけた、本当の果物の
リンゴの箱です。このマークは権利的に OK なんでしょ
うか?
タイタンアルム (ショクダイオオコンニャク) が小石川植物園で開花しています。
小石川植物園 (東京大学大学院理学系研究科附属植物園)
http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/
しかし本日 2010/07/23(金) には、小石川植物園のサイトには以下のメッセージが出ていました。
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入園券販売中止のお知らせ
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来園者が許容数を大きく超えておりますため、本日7月23日(金)の入園券の販売は打ち切らせていただきました。大変申し訳ございませんが、なにとぞご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
入園券を既にお持ちの方でも、入園後見学までに4時間以上の待ち時間(11時半現在)となりますのでご注意ください。
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