Hamilton Island (ハミルトン島) 強行 1 泊 2 日の旅 (2006/11/13 更新)

# 2006/11/13(月) 更新 – 水中カメラの画像を追加
この週末は 2006/11/11(土)~11/12(日) の 1 泊 2 日の強行日程でグレートバリアリーフ Great Barrier Reef 近くにあるハミルトン島 Hamilton Island というリゾート地へ行ってきました。
シドニー Sydney からは飛行機で 2 時間強です。なにせ 1 泊 2 日なので、早朝 06:55 Sydney 発の便を予約しました。
タイムゾーンは同じですが、シドニーと違って夏時間を採用していないのでその分 1 時間の時差があることもあり、08:20 には到着してしまいます。写真はハミルトンアイランド空港のダウンウインドを飛ぶ飛行機から見た島の全景です。一番手前の島は別の島で、その一つ奥に見えるのがハミルトン島です。島の手前の低くなっているところに空港の滑走路が左右に延びているのがわかるでしょうか。海をはさんでさらに先にも島があります。これらの島々がウイットサンデー諸島です。
ハミルトンアイランド
Jet Star というカンタス系の格安航空会社を使って行ったのですが、シドニー空港ではターミナルの目の前に駐機しているのになぜかタラップです。ハミルトンアイランド空港にはそもそもボーディングブリッジはありませんので、やはりタラップです。そして、どちらでも、憧れの屋根なしタラップでした。
憧れの屋根なしタラップ
屋根なしといっても、本当に格安航空会社用に作ったタラップなので屋根がないというだけで、ちょっと「憧れの」屋根なしタラップとは違いますが…
到着するとホテルの日本人の係りの人が迎えに来てくれていました。荷物をバスに積んでホテルに行くと、ホテルには日本人専用のチェックイン・チェックアウトなどを行うカウンターがあり、全て日本語で対応してくれます。楽チンでいいです…
到着時点では部屋はまだ使えませんでしたが、アライバル & デパーチャーラウンジというところを使わせてくれるので、そこでバゲッジアップしてもらう荷物と、チェックインまで持ち歩く荷物を詰め替えたりできます。ホテルの部屋についているようなバスルーム (シャワーとトイレが 1 つになった部屋) も 4 つほどあり、そこで着替えて出かける準備をしました。
10:00 からウィットサンデーフライ & クルーズというグレートバリアリーフまでの日帰りツアーに参加します。行きはヘリコプター、帰りはフェリーというツアーで、ヘリコプターでは、ホワイトヘブンビーチ White Heaven Beach の上空と、有名なハートリーフ Heart Reef の上空を飛んでくれます。どちらでも、まず左旋回して左側の乗客に、次に右旋回して右側の乗客に見えるようにしてくれるので、左右どちらに座ってもちゃんと見れます。ただし左右三人掛けなので、中央に座ると良く言えばどちらも見える、悪く言うと、どちらも隣の人越しにしか見えないという状況になります。
これがホワイトヘブンビーチです。たぶん 1,500feet (450m) ぐらいの高度です。
ホワイトヘブンビーチ 1
ホワイトヘブンビーチ 2
ホワイトヘブンビーチ 3
そしてこれがハートリーフです。こちらはすごく低空飛行しています。たぶん 500feet (150m) ぐらいだと思います。ガイドブックの写真とかではわかりにくいのですが、ハートリーフは、そんなに大きなものではないので、1,500feet とかの高度だと、見え方が小さすぎるのでしょう。
ハートリーフ
そして目的地のポンツーンに到着です。ポンツーンにヘリポートがあり、そこへ着陸すると思っていたのですが、ポンツーンから少し離れたところにヘリパッチがあり、そこに降りました。すごい小さなところに降りていくので、けっこうどきどきしました。ポンツーンへ行ってからヘリコプターのいるヘリパッチを見るとこんな感じです。ヘリパッチが小さいので、ヘリコプターがそのまま水に浮いているみたいです。
ヘリパッチ
ヘリパッチからは、筏に手すりとエンジンがついただけのような船でポンツーンへ移動します。写真は、この筏からみた今回の目的地、ファンタシーのポンツーン、リーフワールド Fantasea Reefworld です。
ファンタシー・リーフワールド
到着すると別途到着しているフェリーで簡単な説明を受け、あとは帰りの時間まで自由行動です。バッフェの食事、スノーケリングの用具貸し出し、半潜水艦乗船、更衣室の利用などが追加料金なしで行えます。リーフワールドにはロッカーがないので、スノーケリング中など、カバンは適当にそのあたりに置いておくことになります。そのためホテルで貴重品はなるべく預けていった方がいいと言われてそうしたのですが、実際には、土産物屋さんがありますし、スノーケリング用具でも、度付 (Optical) ゴーグルを借りるにはデポジット $80.00- が必要だったりするので、ある程度現金は持って行った方がいいと思います。また、タオルを貸してくれないので、自前か、ホテルで借りたタオルを持っていく必要があります。
我々の場合、ついたらすぐに食事をしました。
昼食はリーフワールドのバッフェ
その後、スノーケリング用具を借りて、グレートバリアリーフまで泳ぎました。このあたり、デジカメは持ち歩けないので写真なしです。リーフワールド自体は珊瑚礁を傷つけないためだと思いますが、グレートバリアリーフの珊瑚礁自体からは 20 ~ 30m ほど離れた、かなり深度のあるところに浮かんでいます。グレートバリアリーフの珊瑚礁部分は、我々がいた時間帯で水深 2 ~ 5m ぐらいの浅いところなのですが、そこまで泳いで行く必要があります。私は泳げないので、スノーケリング装備 + ライフジャケット (これも追加料金なしで貸してくれます) で行きました。他に棒状のスポンジのような浮きも貸してくれるので、泳ぎが苦手でも珊瑚礁まで行けないことはありません。
—– 2006/11/13(月) 追加 —– ここから ———
水中撮影可能なレンズ付きフィルムの現像ができてきたので、その写真を追加します。
まずライフジャケットを着て華麗 (?) に泳ぐ私です。
スノーケリング中の奥村
そして妻。妻は水泳をやっていたので、ライフジャケットのために潜れなくて残念だったようです。
スノーケリング中の妻
そして魚です。けっこうたくさんいたのですが、写真に綺麗に撮るのはなかなか難しいです。
珊瑚礁を泳ぐカラフルな魚
小魚がたくさん
あとは貝です。見た目で 2m ぐらいはある巨大な貝で、アフロディーテが出てきそうです。博物館とか、置物でこのぐらいの大きさの貝殻を見たことは何度かありますが、活きている状態で見たのははじめてです。これって、他の 2 枚貝みたいに貝をバタバタさせながら水を吐き出して泳ぐことができるんでしょうか? もし移動してたら、かなり怖いですよね。
2m はある巨大な貝
—– 2006/11/13(月) 追加 —– ここまで ———
水に入った時はそれほど感じなかったのですが、水から上がってくると体が冷えていてかなり寒かったです。11 月は北半球で言えば 5 月なので、暖かい場所とは言え、泳ぐには本来は少し早すぎるのかも知れません。
珊瑚礁まで行くと魚がたくさんいたし、他に水族館でしか見たことがないような大きな貝もいて、あっという間に時間が過ぎていて、水から上がるともう 14:00 でした… あわてて半潜水艦の最終便に乗りました。
半潜水艦
半潜水艦は水面下にロングシートが左右それぞれ外側に向かって 2 列あり、その前は透明な窓になっていて水中が見えます。出発して少し速度を上げて走り、その間は窓は泡だらけですが、珊瑚礁までたどり着くと速力を落として、あとは珊瑚礁沿いにものすごくゆっくり走ります。潮の干満にもよるのでしょうが、我々が乗った時は珊瑚礁の上に入れないようで、珊瑚礁の左端の部分を延々進んでいくので、向かって右側だけに珊瑚礁がある状態で進みました。我々はそうとは知らずに進行方向向かって左に座ったので、珊瑚礁はほとんど見れませんでした… それでも復路は反対向きに進むだろうと思ってのうのうと座っていたのですが、なんと帰りは珊瑚礁から離れて深いところをスピードアップして戻っていき、結局反対側の列の人の間から少し見ただけでした。それだけでも十分楽しめましたが、向かって右に座っておけば、もっとよかったと思います。(英語のガイドをちゃんと聞いていれば、右に座った方がいいと言っていたのだかも知れませんが、我々は気づきませんでした。出発してまもなく左から右に座りかえる人が何人かいたので、その時に言っていたのかも知れません)
帰りは 14:35 ポンツーン発のフェリーでハミルトンアイランドへ戻ります。
フェリーでは子供にフェイスペイントをしたり、PADI のダイビングコースを取った人に賞状のようなものを渡したりというようなイベントがありましたが、私も妻もほとんどの時間寝てました。
ちょっとしたお菓子と、自分で入れるインスタントコーヒーは無料です。他に売店でスナック類や、お酒なども売っています。
フェリー
ハミルトンアイランドに戻るとホテルにチェックインし、さらに島内での移動手段であるバギーをレンタルしに行きました。
泊まったのはリーフビューホテル Reef View Hotel というところです。目の前には海が広がっていて、景色はすごくいいです。(ただし、名前と違って目の前にあるのは Reef ではなく、砂浜です)
リーフビューホテル客室
リーフビューホテル客室ラナイからの眺め
島内では普通の車はほとんど走っておらず、代わりにゴルフ場で使われるようなバギーが使われています。そのためレンタカーはなく、レンタバギーがあります。ホテルにも駐車場はなく、バギー置き場があります。
ホテル前はバギーがいっぱい
我々も 24 時間 $80.00- + 保険 $10.00- で借りました。
バギー
その後、夕日を見にワンツリーヒル One Tree Hill というところへ行きました。夕日が見える方向だけ木が少し伐採してあり、夕日が綺麗に見えます。
ワンツリーヒルからの夕日
ここは夕日が綺麗と紹介されているのですが、なぜかほとんどの人は、少し先の天文台があるところで見ていました。私が地図を見間違えていて、あちらが One Tree Hill だったのでしょうか…? 謎です。
夕食はフィッシュアンドチップスです。先々週フリーマントルで食べたフィッシュアンドチップスが非常に美味しかったのですが、ここのフィッシュアンドチップスもかなりいけました。
夕食はフィッシュアンドチップス
夕食後、ワンツリーヒルの先にある天文台のところへ星を見に行きました。まさに満天の星空で、久しぶりに天の川を見ることができました。また、流れ星も妻と一緒に見ることができました。写真は一応撮影を試みたのですが、コンパクトデジカメでは無理があり、真っ暗でした…
2 日目はその名もベーカリーというパン屋さんでサンドイッチとコーヒーを買って、小高い見晴らしのいい所にあるベンチで朝食をとりました。
ベーカリーで朝食を買って満足の妻
朝食のベーカリーで買ったサンドイッチ
天気が良くて、綺麗な海を見ながらの食事は爽快な気分でした。
次にコアラギャラリー koala gallery という小さな動物園へ行きました。ここではコアラを抱っこして写真を取らせてくれます。
コアラを抱く奥村
コアラを抱く妻
この動物園は非常に小さいのですが、カンガルーもいます。イースタングレイカンガルー Eastern Grey Kangaroo という種類で、かなり体の小さなカンガルーでした。
カンガルー
次にホテルの客室から見えたビーチを歩いてみました。椰子の並木があり、非常にいい感じのビーチです。
ホテル前のビーチ 1
すごい遠浅で、少し潮が引くと、ず~っと先まで波打ち際が遠ざかっていきます。この写真は波打ち際からさらに 10m ぐらい沖へ行って撮っているのですが、まだ水深 15cm ぐらいで、さらにずっと先で普通に歩いている人がいて、遠くまで浅いのがわかると思います。
ホテル前のビーチ 2
最後に妻のリクエストで教会を見に行きました。ホテルのある場所から、教会やワンツリーヒルがある方へ行く道は急な登り坂です。ちょうど坂の上に雲があっていい感じでした。
坂の上の雲
そしてこれが教会です。小高いところにあり、ビーチが見下ろせて (天気がよければ) 素晴らしいロケーションです。
教会
飛行機までもう少しだけ時間があったので、ワンツリーヒルの先の天文台まで行ってみました。この島はほとんどどこへ行っても綺麗な景色が楽しめる感じです。
天文台からの眺め
そして帰りです。のどかな空港ビルでチェックインします。
ローカル空港感ただようチェックインカウンター
昼食は空港のセキュリティーエリアに入ってからあるカフェでサンドイッチを買って食べました。オーストラリアでもこんな小さなサンドイッチを売っているんですね。シドニーでもこういうのを売っれば昼食にちょうどいいと思うのですが…
昼食は空港で買ったトースティーサンドイッチ

「Hamilton Island (ハミルトン島) 強行 1 泊 2 日の旅 (2006/11/13 更新)」への3件のフィードバック

  1. おお、めっちゃよさげなところやん!海もきれいだし、でも暖かいから魚は油が乗ってないんだろうか?
    で、いつまでいるの?

  2. ここの魚はカラフル過ぎて、食べる対象という気が
    しません。でもイシダイっぽいのもいました。本来
    岩場にいる魚だから、イシダイっぽいだけで、違う
    かも知れないけど。
    帰国は 2006/12/03(日) 予定です。

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