柳津まんじゅうツアー (その 7)

柳津まんじゅうツアー (その 1)柳津まんじゅうツアー (その 2)柳津まんじゅうツアー (その 3)柳津まんじゅうツアー (その 4)柳津まんじゅうツアー(その 5)柳津まんじゅうツアー (その 6) の続きです。
復路は JR 只見線です。只見川沿いに走るローカル線で、車窓には美しい只見川の渓谷と、すばらしい雪景色が広がります。

只見川
只見川

JR 只見線は全線を走り通す列車は 1 日 3 往復しかないという超ローカル線ですが、青春 18 切符のシーズンであったためか、けっこう混雑していて、会津柳津から乗った時点では完全に空いているボックス席はなく、立っている人もけっこういました。

只見線車内
只見線車内

会津柳津から乗った時は人が多くてボックス席を 2 人で占有できないぐらい混んでいたのですが、途中から人が減ったので、空いたボックスへ移動しました。
今回はデジカメ以外に CONTAX 139 に、TOKINA の 17mm のレンズというセットを持っていきました。安物でも 17mm の超広角だと、車内の雰囲気全体を撮ることができます。空いたボックス席に移動してからローカル線の旅を楽しむ様子を撮って見ました。

只見線を楽しむ奥村
只見線を楽しむ奥村
只見線を楽しむ妻
只見線を楽しむ妻

JR 只見線は単線なので、途中何駅か対向列車との行き違いのため、けっこう長時間停車する駅があり、そういう駅では多くの人がホームや、改札外に出て写真を撮っていました。私も当然撮ります。

会津宮下駅
会津宮下駅

会津川口駅ホームは上田ダムのダム湖が目の前にあり、とても景色のよい駅です。

会津川口駅ホーム
会津川口駅ホーム
会津川口駅ホーム
会津川口駅ホーム

途中の駅はほとんどが無人駅です。会津柳津は無人駅ながらストーブ番のおばちゃんが居るし、立派な駅舎がありますが、このような駅は少数派で、簡素な待合室しかないような駅がほとんどです。

簡素な駅の例: 本名 (ほんな) 駅
簡素な駅の例: 本名 (ほんな) 駅

会津柳津を出てしばらくはそれほどの雪ではありませんでしたが、峠に近づくにつれて雪はものすごい事になっています。3 月とは言っても、もう終りに近い 21 日でこの積雪です。

雪景色の車窓
雪景色の車窓
只見川を渡る列車の影
只見川を渡る列車の影

この日は天気はすごくいいという感じではありませんでしたが、風がなくて川面に映る景色が綺麗でした。

只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿

ところで、全線を走り通す列車が 1 日 3 往復しかない JR 只見線がなぜ廃止にならないのかというと、豪雪地帯を走っているため、平行して走っている国道 252 号線が 1 年のうち半分近く雪のため通行止めになってしまうためです。JR 只見線の車窓から見ていても、国道 252 号が時々見えますが、写真の橋のように、ものすごい積雪です。

雪に埋もれる国道 252 号の橋
雪に埋もれる国道 252 号の橋

この写真はこれだけ見てもよくわからないと思いますが、実は踏切です。走る列車からなのでうまく撮れていませんが、この写真で映っている範囲のもうすこし右に警報機があります。踏み切りの作りからして写真向かって右奥の方に向かって道があるはずなのですが、周囲は一面の雪原で、どこが道なのか全くわかりません。こういう踏切が何箇所もありました。

雪に埋もれた踏切
雪に埋もれた踏切

会津柳津から終点の小出までは、時刻表通りに走ったとしても 3 時間 28 分もかかります。しかもこの日は雪対策の工事か何かがあったらしく一部徐行区間があり、途中かなり遅れがでていました。一番遅れていたのはたぶん会津塩沢あたりですが、駅の時刻表では 15:58 発となっているのに時計では 16:19 だったので、20 分程遅れていました。途中でかなりがんばって回復運転をしたようですが、小出到着は 5 分ほどの遅れとなりました。

3 時間 35 分ほどを過ごした只見線車両のボックス席
3 時間 35 分ほどを過ごした只見線車両のボックス席

小出駅はそれなりに大きな駅なのですが、只見線のホームは他のホームから少し離れた場所にあり、ホームの幅も狭く、上屋もいかにもローカル線チックなものとなっていました。

小出駅只見線ホーム
小出駅只見線ホーム

小出駅の只見線の線路と、上越線の線路の間には除雪車が積み上げたと思われる雪が大量に残っていました。

小出駅の雪
小出駅の雪

ここからは、上越線で浦佐まで行き、さらに新幹線で東京駅へ向かいます。
この日の夕食は新幹線で駅弁を食べようと思っていたのですが、この夕食の調達に苦労しました。
小出駅の売店は只見線の列車がついてすぐ 18:00 に閉まってしまいました。閉まっていなかったとしても、パンぐらいならありそうでしたが、弁当を売っている感じではありませんでした。
浦佐駅には駅弁屋さんの店舗はあったのですが、到着した時にはとっくに閉店時間を過ぎていました。
ということで仕方なく浦佐駅の駅前にあるセブン・イレブンでパンを調達してきました。旅先でコンビニのご飯を食べるのは、仕方ない場合もあるのですが、どうも「負けた」という感じがしてしまいます。何に負けてるのかわかりませんが。
浦佐から我々と同じ新幹線「とき 346 号」に乗ったのは 10 人弱ぐらいで、駅弁屋さんとしては開けていられないのかも知れませんが、新幹線の停まる駅で駅弁も買えないなんて… 鉄道の旅をもっと楽しいものとしたいと思っている私としては、ちょっと寂しく感じました。
そうは言ってもセブン・イレブンのパンもけっこういけてました。

セブン・イレブンで買った、たれカツバーガー
セブン・イレブンで買った、たれカツバーガー
セブン・イレブンで買った、ほうれんそう目玉焼トースト
セブン・イレブンで買った、ほうれんそう目玉焼トースト

そしてお土産にできないといわれている栗 (くり) まんじゅうも、当然食べました。

岩井屋の栗 (くり) まんじゅう 8 個入り
岩井屋の栗 (くり) まんじゅう 8 個入り
栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村
栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村
2 つ消費された栗 (くり) まんじゅうの箱
2 つ消費された栗 (くり) まんじゅうの箱

8 個入りの栗 (くり) まんじゅうの箱に、帰宅した時にいくつまんじゅうが残っていたのかは秘密です。でも、我々は 3 箱も買ってきたので、大丈夫なのです。
東京駅からは、中央線で新宿、最後に小田急と乗り継ぎ 23:00 過ぎに帰宅しました。
楽しい旅でした。車の旅もいいですが、鉄道の旅もやっぱりいいですね。

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