宮崎 3 日目です。
妻の実家の近くにある幼稚園の送迎バスは、新幹線 100 系をモチーフにしています。かっこいいですね。
新幹線 100 系バス
私の両親はこの日飛行機で帰りますが、午前中に少し時間があるので宮崎県庁を見に行きました。
宮崎県庁前で記念撮影する奥村の両親
宮崎県庁の建物にも入りました。東国原知事が居た (…) ので、奥村の両親、妻、奥村と家族全員で記念撮影をしてきました。
東国原宮崎県知事と記念撮影
宮崎県庁前の道は、両側に立派な並木がある美しい道です。
宮崎県庁前の並木道
続いて妻の父がかつて勤務していた宮崎観光ホテルを見に行きました。ロビーにある大きな篭のような椅子で奥村の両親が休憩していたのが面白かったです。
宮崎観光ホテルロビーの椅子で休憩する奥村の両親
奥村の両親は飛行機で大阪伊丹空港へ帰るので空港へ移動しました。レンタカーもこの時点で返却です。宮崎空港で奥村両親、妻と昼食を食べました。
父の親子丼
母も親子丼
奥村のチキン南蛮定食
妻のおにぎり定食
なぜかしぶい顔で親子丼を食べる母
親子丼を前に楽しそうな父
食事を終えると奥村の両親はセキュリティエリアに入って行きました。来てくれてありがとう!
セキュリティへ入っていく奥村の両親
宮崎空港へは、節子叔母さんとその家族が見送りに来てくれていました。
見送りに来てくれた節子叔母さんとその家族
奥村の両親は飛行機で帰りましたが、奥村本人はフェリーで大阪へ向かいます。本当は奥村の両親もフェリーで一緒にと思っていたのですが、往復飛行機 + 宿泊付きのパッケージの方が圧倒的に安く、両親はそのパッケージを利用してもらったため、往復飛行機となりました。
宮崎へ行く時はいつも宮崎空港でレンタカーを借りてしまうのですが、今回はレンタカーはもう返してしまったので、フェリーに乗るまでは公共交通機関で移動です。宮崎空港には地方の空港としては珍しく JR の宮崎空港線が直接乗り入れています。この路線は一度乗りたいと思っていたのですが、毎回レンタカーを借りていて乗る機会がないままだったので、今回乗ってみることにしました。
宮崎空港線は 1 時間に 2、3 本しか列車が運行されておらず、しかもそのうち半分近くが特急です。そのため、宮崎空港駅から宮崎駅までの区間は、特急料金なしで特急に乗れます。今回我々が宮崎空港駅へ着いた時も、次の列車は特急にちりんでしたが、宮崎駅まで普通運賃 340 円で乗れます。
やってきた列車は国鉄色の 485 系 K & H (KIRISHIMA & HYUGA) 車両でした。特急用車両で優雅に宮崎駅へ移動しました。
485 系 国鉄色
フェリーの出発まではまだまだ時間があるので、宮崎駅で少し列車を見ていました。JR 九州の列車は非常にカラフルで、見ていてとても面白いです。
こちらは本来の K & H (KIRISHIMA & HYUGA) 色 485 系です。
485 系 K & H 色
こちらは西都城行きの普通列車です。普通列車もきれいなカラーリングが施されています。この車両は SUNSHINE 塗色車 712 系です。
SUNSHINE 塗色車 712 系
JR 宮崎駅の改札口は自由通路をはさんで上り線と下り線の改札口が向かい合っている面白い構造になっています。
宮崎駅改札口
この後フェリー乗り場へはバスで移動します。時間を確認しておこうとバスの時刻表を見に行きました。宮崎港行きのバスは、なんと 17:47 の 1 本だけでした。
宮崎交通バス宮崎駅発時刻表
この後、宮崎市内のマッサージ店にいた母と合流しました。マッサージを終えると母はバスで帰宅していきました。
バスで帰宅する母
フェリーの出発まではまだ時間があるので宮崎市内を散策してみました。
太郎と花子という店で、美豚 (“ビトン” です) の T シャツを見つけました。この T シャツは以前大和オークシティというモールにある雑貨店で一度見かけたことがありました。そのうち母に買おうかと思っていたのですが、その次に行った時にはすでに売っていなくてちょっと後悔していたものです。宮崎で偶然見かけたので、買ってしまいました。
美豚 T シャツ
西橘通りを歩いていると、有名人の手形を集めた “NISHITACHI Athstreet” という碑を見つけました。色々な有名人の手形がありましたが、その中には長嶋茂雄さんと王貞治さんの手形もありました。
長嶋茂雄さんと王貞治さんの手形
これは宮交タクシーのタクシー乗り場看板です。宮崎交通バスのバス停と同じスタイルをしているのが面白いです。
宮交タクシーのタクシー乗り場看板
いきなり「ぶたまん」と書かれた広告看板がありました。ラーメン、ワンタン、ギョーズ、ぶたまんと書かれても何のことやらわかりません。「ギョーズ」とは何なのか? という事も謎です。
ぶたまんの広告看板
少し進んでいくと、看板の店がありました。
ぶたまんの店
店は普通のラーメン屋のように見えます。ぶたまんを売っている感じではありません。ぶたまんというのは店名なのでしょうか? 実際に店を見ても謎のままなのでした。
さらに散歩を続けていると、街中に突然灯台が出現しました。
街中に建つ灯台
この灯台のある場所は「バージニアビーチ広場 Virginia Beach Square」というところで、宮崎市とバージニアビーチ市 City of Virginia Beach の姉妹都市を記念した広場です。この灯台は、バージニアビーチ市に建つヘンリー岬灯台 Cape Henry Lighthouse の 1/4 の模型だそうです。
そんな風にぶらぶらしているうちに時間になったので、宮崎駅へ移動して、そこからバスで宮崎フェリーターミナルへ移動しました。乗船手続きをするカウンターには空席情報が掲示されていましたが、特等室、1 等室 A、1 等シングルが満席、1 等室 B、2 等が残りわずか、2 等寝台のみが空席ありとなっていました。
乗船手続き窓口
私が予約しておいたのは豪勢に 1 等シングルです。
1 等シングル船室
レストランは 20:30 に閉まってしまうので、19:10 に出港してすぐ、早めにご飯を食べに行きました。レストランは 1,300 円で食べ放題のバイキング形式です。品数は多くて充実している感じなのですが、似通ったおかずが多いためにバラエティー感が少ないのが少し残念です。
サラダ
うどん
揚げ物
お刺身、和食惣菜
惣菜
ホットコーヒー
調味料、カトラリ
ドリンク
上で文句を書いてますが、いろいろ取ってきて、おいしくいただきました。
奥村の夕食
お風呂も付いてます。22:00 まで入浴可能です。食事を終えてから入りに行きました。
お風呂
1 等シングルの部屋には窓がありません。船室のテレビでは GPS で現在位置を表示するチャンネルがあって場所を確認できたりします。
船室のテレビ
GPS 位置情報
興奮してずっと起きているのではないかと思いましたが、ベッドに横になるとあっさり寝入ってしまいました。起床放送で目が覚めると、もう大阪港でした。
GPS 位置情報 (わかりにくいですが、大阪港のところにフェリーの現在位置アイコンがあります)
この時間になると、テレビは GPS 情報だけでなく、下船後の交通案内も表示しています。
下船後の交通案内
そして大阪南港かもめフェリーターミナルに到着しました。
大阪南港かもめフェリーターミナル
名前はそっくりな大阪南港フェリーターミナルは、ニュートラムのフェリーターミナル駅がすぐ近くにありますが、大阪南港かもめフェリーターミナルは近くに鉄道の駅がありません。ということで、ニュートラムのフェリーターミナル駅まではバスで移動です。
ニュートラムの駅までのバス
ここから実家まで行く乗継方法はいくつもあるのですが、今回はコスモスクエア駅で地下鉄中央線に乗り継ぎ、弁天町から JR に乗り換え大和路快速を使うルートにしました。
ニュートラム (ホームドアがあるため車両をあまりうまく写せませんでした)
コスモスクエア駅で地下鉄中央線に乗り継ぐと、相互乗入している近鉄の車両が来ました。このまま生駒まで乗って近鉄を乗り継いで帰る方法もありますが、今回は弁天町までです。
地下鉄中央線は相互乗入している近鉄の車両
弁天町から大和路快速です。快適な 221 系車両を使った列車で、大阪環状線から乗り換えなしで直接奈良へ行くことができる便利な列車です。
大和路快速
JR 奈良駅で桜井線に乗り換え、実家の最寄り駅柳本を目指します。JR 奈良駅は高架化工事中でした。
高架化工事中の JR 奈良駅
桜井線の電車はワンマン運転です。
桜井線の電車
10:35 ようやく柳本に到着しました。宮崎駅前をバスで 17:47 に出発してからの長旅で、約 17 時間かかったことになります。
JR 柳本駅
宮崎から天理までなら、飛行機で帰ってくる方がもちろん全然早いのですが、船旅には独特の情緒があり楽しいです。今回は元々車ではなかったのですが、もし車で自走するとしたら、それよりは時間はたぶん短く済むし、体力的にも楽そうです。悪法 1,000 円高速で厳しい状況が続いているようですが、ぜひがんばって航路を維持してもらいたいものです。
政治家の人には、高速道路に割引原資を助成するのであれば、同時にフェリー、鉄道にも割引原資を助成するということを考えてもらいたいです。自民党の 1,000 円高速にしろ、民主党がやると言っている 2,000 円高速にしても、総合的な交通体系のゴールを考えて設計された料金体系とはとても思えないのが残念です。
2008/12/30(火) は、この後お風呂に入ってから寝て、夕方に起きてご飯を食べて、また寝るという実家ならではのだらだらした 1 日となりました。
夕食は母が作ってくれました。マヨネーズたっぷりのポテトサラダとすき焼きです。
マヨネーズたっぷりのポテトサラダ
すき焼き、ご飯、ポテトサラダ
「ぶたまん」は店名です。
「ギョーズ」とは「餃子」のことです。
外食といえば、「ぶたまん」という程、
よく利用していました。昔は、ぶたまんの
ギョーズは激旨でしたが、最近はまぁまぁの
ようです。