ちょっと古い話ですが、2010/10/10(日) 大山千枚田棚田トラスト、今年最後のイベントである、収穫祭に参加してきました。
千葉は遠いので、田植え、草刈り 1 回目、草刈り 2 回目、稲刈りの時同様、君津に前泊しました。今回の宿は、じゃらん.net で例によって価格重視で探していたところ、最安値ホテルより 1,000 円ほど高いだけで、写真を見た感じでは良さ気なホテルがあったので、そこにしてみました。ハミルトンホテル上総という宿です。4F 建ての建物ですが、客室があるのは 4F だけです。1F から 3F にはなにがあるかというと宴会場や写真スタジオがあります。いうなれば、結婚式場に、1 フロアだけホテルがおまけでついているという感じです。
ホテルの正面側には立派なチャペルがついています。ホテルの人に見学してよいか聞いて見ると、問題ないということなので見せてもらいました。
ハミルトンホテル上総のチャペル
綺麗なチャペルでしたが、外観で想像したより狭く感じました。外光をもっと取り入れると素敵なチャペルになると思います。
朝食は洋食を選びましたが、ちょっと昔のホテルで出てくるような朝食で、少し懐かしい感じがしました。パンの形がクロワッサンのようなのに、普通のパンであるという不思議なものでした。
ホテルの朝食
ホテルをチェックアウトして車で大山千枚田へ移動です。前日から雨が続いていましたが、大雨というほどではありませんでした。しかし驚くべきことに雨のため高速道路が富津中央の先通行止めとなっています。通行止めとなっている区間に平行している一般道は通行できるのに、高速道路だけが通高止めという不思議な状況でした。カーナビは VICS で通行止めを知っていて、戸面原ダムの横を通る細い山道を経由する道を案内しています。この道の方が全体の経路の長さは実はかなり短くなっていて、結局高速道路で鋸南保田 I.C. を経由するのとあまり変わらない時間で大山千枚田へ到着しました。
これまでの田植え、草刈り、稲刈りは、幸い毎回天候に恵まれていたので、雨の大山千枚田を見るのは初めてです。晴れた日の大山千枚田も美しいのですが、低く垂れ込めた雲がかかった光景も幻想的で美しいです。
雲が低く垂れ込めた大山千枚田
受付は 9:00 からですが、収穫祭が始まったのは 11:00 ぐらいでした。雨のなか特にすることもなく 2 時間ぼ~っと待っていました… 帰宅してからスケジュールを見ると、元々 11:00 が開始予定でした。9:00 の受付開始時間だけを見て「これまでの稲刈りまでと同様、朝早く行かないといけない」と思い込んでいたのですが、11:00 ぎりぎりに到着しても全然問題なかったようです。11:00 だったら前泊の必要もなかったですね…
収穫祭が始まると、受付でもらった引き換え券で弁当をもらいます。千枚田を見渡せる東屋へ移動して弁当を食べました。
弁当を手にする奥村
この「弁当」ですが、マグロの漬けのお寿司、シイタケの煮しめのお寿司、おにぎり、赤飯という米尽くし。寿司ネタと漬物以外には炭水化物というか、米しか使われていません。
収穫祭会場では他にバーベキュー、豚汁、お餅、そばなどがふるまわれていました。
バーベキュー
豚汁
お餅
おそば
ミニ・コンサートも行われました。ユーフォニアムとエレクトーンの 2 人編成という不思議な構成です。普段はおそらくジャズなどを演奏している方々だと思うのですが、今回はイベントの趣旨に合わせてということだと思いますが、童謡なども演奏していました。
ユーフォニアムとエレクトーンのミニ・コンサート
収穫祭が終わって、いよいよ待ちに待ったお米の受取です。
お米を配布する倉庫前で
今年の棚田トラスト参加者の分配は 30kg でした。5kg ぐらいの袋に入って配られるかと思っていたのですが、なんと 30kg が 1 袋です。軟弱な私にとっては、倉庫から駐車場まで 30kg の米を運ぶのはかなりの苦行でした。力のなさもさることながら、なで肩なので、肩になんとかかつぎあげた米が、ずりずりと落ちてきてしまい、結局腕の力だけで支えなければならなくなるのです。
へっぴり腰で 30kg の米をかつぐ奥村
お米を落としてしまうことなくなんとか車まで運び終え、帰途につきました。帰りはいつものように東京湾フェリーで金谷から久里浜へと移動します。前回同様、船尾でかっぱえびせんをかもめにあげて遊びました。
かもめにエサをやる奥村
かもめは船の後ろの方から、ちゃんとエサをくれそうな人を見つけて、その人を狙って飛んできます。しかし船の速度よりも速く飛んでいるので、タイミングが悪いとうまくエサをあげることができません。そういう時には、カモメが「なんだよ、くれないのかよ」というような目線で見ていきます。
カモメににらまれてます
上記のカモメのクローズアップです。にらんでます。ちなみにこの時は 2 羽が連続してきたので、1 羽目にエサを投げてしまった直後で、2 羽目 (この写真のカモメ) にもエサを投げようとかっぱえびせんの袋に手を入れてはいるのですが、投げるところまでは間に合わなかった、という状況でした。
カモメににらまれてます (クローズアップ)
妻もカモメにエサやりをしました。カメラの連写機能で撮影した、妻の投げるエサを見事にキャッチするカモメをご覧下さい。
エサを投げました
位置が高いのでカモメが飛行軌道を高く修正しようとしています
エサの高さに向かって力強く羽ばたいています
方向が合わないので、体をひねって調整してます。姿が面白い!
もう少し
まさにキャッチする瞬間です
みごとにキャッチし終わりました
スーパースローモーション動画でもどうぞ。
カモメにエサやり (スーパースローモーション)
翌日 2010/10/11(月・祝)、相模原の JA へ行って、コイン精米機で精米してきました。
大事なお米なので、シートベルトをして出発です。
後部座席に積んだお米 30kg
相模原の JA の裏手にある JA グリーンショップの 1 コーナーとして、コイン精米機があります。
JA グリーンショップのコイン精米機コーナーの入口
相変わらずのへっぴり腰で車から精米機まで運びます。
30kg のお米袋を運ぶ奥村
この精米機は 100 円で 5kg が精米できます。スタートスイッチはなく、100 円玉を入れるとすぐに機械が動き始めるので、精米するお米を事前に機会の受け皿にセットしておく必要があります。また、精米されたお米の吐き出し口にはビニール袋をあらかじめセットしておく必要があります。
大山千枚田のお米 (玄米) を精米機にセットします。
精米機に玄米をセット
吐き出し口の袋はクリップで固定できるのですが、外れてこぼすともったいないので、手で押さえながら受け取りました。
お米精米中
そしてさらにその翌日 2010/10/12(火) の夕食で炊き立ての大山千枚田米をいただきました。
大山千枚田米で炊いたご飯
私は味オンチなので、正直言ってこれまで食べたお米よりおいしいのかどうかはよくわかりません。しかし、自分で作ったお米という先入観があったためだと思いますが、気持ちの上では、とてもおいしくいただくことができました。