ネイチャーランド・オムでバーベキュー

2010/11/13(土)、山梨県道志村にあるネイチャーランド・オムへ行って、デイキャンプ (バーベキュー) をしてきました。
ネイチャーランド・オム・キャンプ場
ネイチャーランド・オム・キャンプ場
道志道から入っていくところが少しわかりにく、最初 1 つ手前の細い道に入ってしまったりしてちょっと迷いましたが、入っていくと受付の場所はすぐにわかりました。古い農家というか、古民家そのものといった風情の建物です。
受付の建物
受付の建物
玄関を入ると、中もまさに古民家資料館で見るような土間があり、そこでキャンプ場の人に入場料などを払い、鉄板や火はさみを借りたり、炭、薪などを買ったりしました。
受付からキャンプ場までは少し離れています。キャンプサイトまで車で入っていけるオートキャンプ場なので、自分の車で移動します。途中までは一般公道であるらしく、他のキャンプ場の入口があったりしてちょっとわかりにくいのですが、受け付けで教えてもらったように途中で左に分岐があって、その分岐から先がネイチャーランド・オムのキャンプ場敷地でした。
キャンプ場の人が勧めてくれた場所まで入って行き、ビッキーを停めてバーベキューの準備をします。
キャンプサイトのビッキー Jr.
キャンプサイトのビッキー Jr.
車を停めた場所の周囲には紅葉した木もたくさんあって綺麗でした。
紅葉
紅葉
キャンプサイト近くには水場もありました。地面にコンクリートが打たれているのでぐちょぐちょになっていないし、屋根もかかっていて、使いやすい水場です。
水場
水場
荷物を降ろして、シートを敷いたり、コンロを組み立てたりして準備します。
また、このキャンプ場は、あちこちに U 字溝で使われるコンクリートの部品が放置されています。受付で説明を受けたのですが、これをカマドとして使います。近くにあった U 字溝を、平らな場所まで移動して、炭を少し入れて、受付で火付け用にもらった葉っぱや小枝、割り箸などを使って火を起こします。
U 字溝カマドの火起こし中
U 字溝カマドの火起こし中
U 字溝カマドの火起こしに成功したので、キャンプ場で借りた鉄板を使って妻が調理を開始です。
鉄板で調理する妻
鉄板で調理する妻
U 字溝から火の付いた炭を 2、3 個移動して、バーベキューコンロの炭も火起こしをします。
バーベキューコンロ火起こし中
バーベキューコンロ火起こし中
バーベキューコンロの方では肉を焼きます。
焼肉
焼肉
U 字溝コンロでは野菜類を焼いた後、締めの焼きそばを調理しました。
焼きそば
焼きそば
U 字溝カマド、バーベキューコンロともちゃんと火を起こすことができました。火起こしを私が担当したので、調理は妻にほとんどまかせて、私は消えてしまわないように炭や薪を適当に足したり、風を送ったりして火守をしながらの食事です。
火守中
火守中
U 字溝カマドは、最初なかなか火勢が強くならなかったのですが、途中から非常にいい感じに火が回って火力は強すぎるぐらいにまでなり、食材によっては少しこげてしまうぐらいになりました。こちらは思ったよりいい感じにできました。
バーベキューコンロの方はあまり火力を強くできないまま、肉を焼き始めてしまったのですが、すべて食べ終わろうか、とうぐらいの時間になって火力が最大になってしまいました。
バーベキューコンロ側の火起こしに時間がかかって肉の焼き上がりが遅くなったので、本来締めのつもりだった焼きそばは、食事の中盤に登場することになってしまったりしました。
上手な人はサッと火起こしをして調理開始できるのだと思いますが、初心者の我々にはそこが難しいところです。それでも美しい景色の中でバーベキューをするのはとても楽しく、焼きあがった野菜やお肉も、若干焦げていたりしますが、美味しく食べることができました。
こんな景色の中でバーベキューをしてきました
こんな景色の中でバーベキューをしてきました
食事の後はコーヒーです。秘密兵器の G’Z G ストーブ STG-10 ポータブルストーブを使ってお湯を沸かします。
このストーブは、2 つの特長があります。
1 つは、ホームセンターなどで入手しやすいカセットコンロ用のプロパンガスボンベを使えるという点です。
もう 1 つは、収納状態が四角いということです。ポータブルストーブは色々なメーカーから出ていますが、どれも収納しても、丸かったり、出っ張りがあったり、カバンなどに入れようにも収まりの悪い形をしています。それに比べてこのストーブは、収納状態ではちょっと大き目の電子辞書ぐらいの大きさ、形をしていて、変な突起物もないので、カバンの片隅に入れておいたりするのに非常に便利な形状をしています。
G’Z G ストーブ STG-10
G'Z G ストーブ STG-10
外のボックスはコンロの受け皿の役割も果たします。ボックスを開けるロックの金具は、受け皿の足そのものです。
ロックを外してオープン
ロックを外してオープン
開けるとコンロ部が入っています。下の写真で赤いボタンのようなものは着火器です。その下に棒のようなものが伸びていますが、これは火力を調整するノブです。上の写真と比べればわかるように、折りたためる構造となっています。
中に収まっていたコンロ部
中に収まっていたコンロ部
ボックスは 90 度ぐらいまで開くようになっています。片側の端にはコンロ部がうまく収まる切り欠きと、パチンとはめられるようになったバネがついています。その部分に押し込むようにしてコンロ部をセットします。
開いたボックスにコンロ部をセット
開いたボックスにコンロ部をセット
遮熱板を立てます。コンロの火がつく部分が出てきます。
遮熱版を立てます
遮熱版を立てます
携帯ケースのポケットに入っているゴトクをセットします。
ゴトクをセットします
ゴトクをセットします
火力調整ノブを水道の蛇口を閉めるのと同じ方向まで一杯にまわしてから、コンロ部のボンベ接続部に、カセットボンベを押し込み、90 度まわして固定してセットします。
カセットガスボンベをセットします
カセットガスボンベをセットします
これで完成です。火力調整ノブを少しまわすと、コンロ部から「シュー」という音とともにガスが出てきます。この状態で赤いボタンを押すと火花が飛んで着火します。ゴトクの上にコッヘルを乗せてお湯を沸かします。
湯沸し中
湯沸し中
一方、コーヒーを淹れるのに必要なドリッパーですが、ツーリング用品として売られている、小さく畳めるバネのような構造のドリッパーを持っていきました。
バネにしか見えないコーヒードリッパー
バネにしか見えないコーヒードリッパー
ペーパーフィルターをセットしてコーヒー豆を入れます。
ペーパーフィルターをセットしてコーヒー豆を入れる
ペーパーフィルターをセットしてコーヒー豆を入れる
お湯を注げばコーヒーの出来上がりです。
コーヒーを淹れています
コーヒーを淹れています
コーヒーはいつも牛乳を大量に入れて飲む私のために妻が牛乳も持ってきてくれていました。さらにデザートにミルフィーユも用意されていました。至れり尽くせりです。
コーヒーとデザート
コーヒーとデザート
こんな感じで自然の中での食事を楽しんだ我々は、片づけをした後、キャンプ場の中を散策してみました。
このキャンプ場は、テント持込でのキャンプも可能ですが、キャビンを借りることも可能です。下の写真はそのようなキャビンの 1 つで、憧れのツリーハウスになています。
ツリーハウス
ツリーハウス
紅葉の中散歩しました。気持ちがよいです。
散歩中
散歩中
散歩中に見た紅葉
散歩中に見た紅葉
散歩中に見た紅葉
寒くなってきて今年のキャンプシーズンは終わりかなという感じもしますが、楽しかったので、もう 1 回ぐらい行きたいなと感じるデイキャンプでした。

「ネイチャーランド・オムでバーベキュー」への6件のフィードバック

  1. また山梨か。
    なぜか俺の職場も山梨旅行率が妙に高いのですが。

  2. 山梨と言っても、道志村は相模原市と隣接しているからそんなに遠くないよ。
    静岡からも行きやすい観光地なのだろうと思うけど、静岡県内でもいいところがたくさんあるのに、なぜ山梨? という感じはするなぁ。静岡で紅葉なら寸又峡とかがいいんじゃないと思うけど。

  3. めちゃめちゃ楽しかった。
    今度はカレーだね。
    いつか、ふじちゃんがドドーンと見える場所で
    キャンプしてみたい。

  4. 火熾し。。。
    文明の利器使うとすぐできるよ。
    ユニフレームのチャコスターお勧めだよ。

  5. 旦那が元山男なのでバーナー等はあるのですが、
    いつもお湯を沸かして味噌汁とかなので
    一度ドリッパーを使って本格コーヒーを
    楽しみたいものです。
    2年くらい手にとっては棚に戻してます、
    バネみたいなドリッパー。
    写真を見てやっぱりほしくなりました。
    外で頂く暖かいものって美味しいんだよねぇ。

  6. > あんぱんちさん
    富士山の見えるいい場所にあるキャンプ場はそろそろ寒さが厳しくなってきてるから、来年の春かな…
    まずは寒い時期でも対応できそうな温かい地域で経験を積みましょう。
    > よめさん
    炭を買ったら着火材が付いてくると思って気軽に考えていたのが失敗でした。うちわの振りすぎで筋肉痛に…
    チャコスター検索してみました。なるほど、そういう道具もあるのね。
    > すぎさまさま
    バネドリッパーですが、ちょっと使いにくいので、車で行って荷物の制約があまり大きくないなら、普通のドリッパーを持っていく方がいいです。
    コーヒーはちょっと薄かったのですが、環境が味を変えてくれるという感じですね。美味しかったです。

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