注意: この Blog エントリには「新鉄子の旅メンバーと行く、ひたちなか海浜鉄道応援ツアー」の内容がそれなりに細かく書いています。この内容は月刊 IKKI に今後連載される「新鉄子の旅」の漫画や、あるいは村井美樹の極めよ、ソフテツ道☆ Blog の今後の内容についてのネタバレとなる可能性があるので、その内容を知りたくないと考えている場合は、読まないようにお勧めします。ただし、ストーリーがあってその内容を知ってしまうと楽しみが減るような漫画と違って、新・鉄子の旅は内容より表現を楽しむ (?) 作品であるし、村井美樹さんの Blog も、漫画とカブッた内容を毎回取り上げつつ、異なる視点、村井さん自身の感じたことを紹介するといった内容であるので、本質的な意味でのネタバレとはならないと考えていますし、横見さんは「Blog にどんどん書いてね」と言っていたので、ここで書くことに問題があるという認識はありません。
2011/08/20(土)、新鉄子の旅メンバーと行く、ひたちなか海浜鉄道応援ツアーに参加してきました。
元々地方路線で営業的に苦しんでいたところに、東北地方太平洋沖地震で大きな被害を受けて一時全線運休に追い込まれた茨城県のひたちなか海浜鉄道が 2011/07/23(土) に全線運転再開したのを受けての応援ツアーです。
往路バスツアー GPS 軌跡 (緑色)
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1A3olmB5HcR-vJL6OPN-yTuSf84g
集合場所は東京駅です。鉄子の旅なのですが、目的地まではバスツアーです。参加者は 41 人ということで、この所帯で鉄道で行くと、もちろん貸切列車にできる人数ではないので定期列車で行くことになりますが、そうなると途中ではぐれる人が出てくるかも、ということと、往復のバスの中でもトークショーなどがあったので、そういった事情でバスツアーになったものと思われます。
東京駅近くのバス駐車場が集合場所です。集合時間 10 分前ほどに到着すると、既に漫画「新・鉄子の旅」の作者である、ほあしかのこさん (以下「ほあしさん」) や、旅の案内人であり漫画の主人公であるトラベルライターの横見浩彦さん (以下「横見さん」)、「新・鉄子の旅」を連載している月刊 IKKI の神村正樹編集部員 (以下「カミムラさん」) などがいました。他に月刊 IKKI の江上英樹編集長 (以下「編集長」) と、「新・鉄子の旅」のレギュラーである女優の村井美樹さん (以下村井さん) も参加します。
受付の列に並んでいると、村井さんが一人でやってきました。女優さんなのでマネージャーなどを引き連れてやってくるのかと思っていたのですが、普通の参加者と変わらない感じで普通にやってきました。なんだか歩き方が楽しそうです。
楽しそうにやってきた女優の村井美樹さん
受付の様子です。村井さんも自分の Blog で使うためか、写真を撮っています。ほあしかのこさんも受付が終わってから資料を配るところに居ました。私はほあしさんを見るのは初めてでしたが、漫画の自画像とそっくりで一発であれがほあしさんとわかりました。本当に漫画のままなのですが、ツアーの説明中、本人が顔見せを嫌がっているので Blog などで写真を使う場合は顔がわからないようにしてください、という注意があったので、ごらんのように漫画の顔で隠してあります。(以降同様) なお、この漫画の絵は、編集部の方が顔を隠すために作ってこられたお面をこの日持ってきていたのですが、そのお面の写真から加工して作ったものです。お面を実際に使っている写真もこの後出てきます。
鉄子の旅ひたちなか海浜鉄道応援ツアー受付の様子
受付で、この日のためにほあしさんが書き下ろしたツアー MAP が配布されました。
新鉄子の旅ひたちなか海浜鉄道応援ツアー MAP
バスは予定通りに 08:30am に東京駅を出発しました。バスツアーには過去にも何度か参加しましたが、参加者が 1 人も遅れることなく定刻通りに出発するツアーは初めてのような気がします。参加者が鉄オタばかりだからでしょうか? (一般に時間に正確な鉄道に乗らなければならない鉄オタは時間に正確であると言われています。私は鉄オタではないので違いますが)
往路のバスでは最初に旅行会社の方の簡単な挨拶や旅程の紹介があった後、カミムラさんの司会でトークショー第 1 段がスタートです。カミムラさんは漫画の拡大コピーなど資料も色々用意してきてトークショーを盛り上げていました。一方横見さんは本当に自由人です。色々楽しいトークショーでした。他にほあしさん、村井さん、編集長もそれぞれの面白い話をしてくれました。
往路車内のトークショー
バスは宝町 I.C. から首都高に乗り、首都高 6 号線から常磐道へ進み、途中美野里 P.A. で休憩し、東水戸道路を水戸大洗 I.C. で降りて最初の目的地である、ひたちなか海浜鉄道日工前駅に到着です。日工とは日立工機のことで、この駅から県道 38 号線をはさんだところには日立工機本社工場の広い敷地が広がっています。しかしこの駅自体は非常に小さな駅で、横見さん曰く 「こんなところからスタートするツアーはありえない。だからすごい」 のだそうです。7 月のツインリンクもてぎでも持っていったガイガーカウンターを今回も持って行っていたので早速放射線量を確認してみました。写真を撮影したタイミングでは 0.13 μSv/h でした。これは若干高い数値ですが、都内や神奈川でも普通に観測される程度の値です。ガイガーカウンターを持っている人は知っていると思いますが、放射線量の測定値はかなり変化するので、ある程度の時間同じ場所で測って平均を見るべきです。日工前駅での測定値は 0.05 ~ 0.21 μSv/h でした。
日工前駅での放射線量 0.13 μSv/h 前後
ひたちなか海浜鉄道乗車区間の GPS 軌跡 (青色)
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1A3olmB5HcR-vJL6OPN-yTuSf84g
ここからは、ツアー料金に含まれる湊線 1 日フリー切符で、ひたちなか海浜鉄道にたくさん乗ることになります。ひたちなか海浜鉄道では通常ほとんどの列車を 1 両編成で運転しているため、41 人 + 主催者側をあわせて 50 人ほどにもなるツアーの一行が乗るとかなりの混雑になります。最初に乗った電車は車両の写真を撮っていたりしたほあしさんや村井さんが置いていかれそうになるというちょっとした事件があり、あわてて乗ってきたお二人が、たまたま入口付近に乗っていた私の目の前にやってきました。なかなか女優さんとこんな近くで対面することはありません。ほあしさんが手に持っているのは、上記で説明したお面です。最初のうちはみんなに写真を撮られそうな時はこうやってお面を顔の前にかざしていました。この後だんだん気にしなくなり、最後の方では他の人があえて指摘しないとお面はしなくなっていました。
混雑した列車内のほあしさんと村井さん
編集長のカバンは、京都の信三郎帆布のカバンでした。私もこの日は信三郎帆布のカバンだったので、モデルは異なりますがおそろいでした。
編集長の信三郎帆布カバン
日工前からまず始発駅であり JR との接続駅である勝田へ向かいます。その後横見さん曰く 「一見秘境駅」 の中根へ移動です。中根駅は確かに田んぼに周囲を囲まれ、民家はほとんど見当たらず、なぜここに駅があるのかわからない感じで、一見秘境駅です。しかし実は駅のすぐ目の前に見える小さな丘を越えると、ほんの 100m ほどで、バスで水戸大洗 I.C. から日工前駅まで移動する時に通った県道 38 号線周辺の市街地へと続いていて、本当は秘境駅なわけではありません。
一見秘境駅の中根駅
中根駅ではかなり滞在時間があるので、参加者は駅の周りを気ままに歩き回っていました。旅の案内人である横見さんは駅の向かいの農道のようなところを通って向かい側から駅をみるのがよいということで、多くの参加者を引き連れてそちらへ向かって行きました。しかし良く見ていると参加者 (鉄分の濃い男性中心…) の集まり具合は、横見さんよりも、ほあしさんや村井さんに群がっている人数の方が圧倒的です。下の写真では横見さんは駅に向かって戻ろうと歩いていますが、そちらに注意を向ける人は誰もいなくて、みんなほあしさんと村井さんの方に注意を向けています。
横見さんより、ほあしさん、村井さんに群がる参加者
2012/01/31(火) 追記:
上の写真はアンチ横見さん派の人々にとって好ましい写真だったようで、実態を見てもいないのに不思議な議論をしている人々がいますが、少なくともこのツアーに参加した人のほとんどは横見さんを無視していたわけではありません。この写真のシーンでは横見さんは無視されていたのは事実ですが、このシーンに至ったのは、ホームの反対側の道を先の方まで行くと駅と列車がいい具合に見えるから行こうと言い出した横見さんに参加者がぞろぞろついていったためで、このシーンはその場所から駅への帰りのある一瞬です。また、阿字ヶ浦駅ではツアーコーディネータの人は「駅で待っていてもいいし、横見さんについて海まで言ってもよい」という選択肢を参加者に与えましたが、ほあしさんや村井さんがどうするかを言う以前に、ほぼ全員が横見さんと海岸へ行くという選択をしました。(結果としては、全員が海へ行きました) 120 のコメントの人は冷静な判断をしていると思いますが、他のコメントの中には、現実と (自分の希望を入れた) 推測を区別できずに、推測した事柄を事実のように判断の材料として「横見さんは人気がない」というような結論を導いているように見えます。それは正しくありません。この追加コメントを書く前の私の Blog の記事だけを見て判断するなら「どちらとも言えない」としか判断できないと思います。現実にその場にいた者として言わしてもらえるなら、このツアーでは横見さんは十分に人気がありました。より具体的に書くなら、参加者からの当日の人気順は、村井さん、編集長、横見さん、ほあしさん、カミムラさんの順であったと思います。参加者の中には 2 名ほど、村井さんがいなければこの人はこのツアーに来なかっただろうな、という感じの人がいましたが、他の人は村井さん抜きでもこのツアーに参加していたのではないかという印象でした。
私は駅の近くの踏み切り近くから列車の写真を撮ったりしていました。
中根駅に到着するひたちなか海浜鉄道の列車
中根駅のホームに居たカエル
中根駅入口付近に書かれた謎の記号 1 「TA-3」
中根駅入口付近に書かれた謎の記号 1 「KBM」
続いて那珂湊駅へ移動します。
那珂湊駅 (クリックすると拡大します)
那珂湊駅での放射線量は 0.05 ~ 0.21 μSv/h ぐらいでした。
那珂湊駅での放射線量 0.14 μSv/h 前後
那珂湊駅では色々イベントが予定されていました。
まずは昼食です。ツアーで配られたのは「たこの街みなとの多幸 (たこ) めし」という駅弁です。車庫内に停められたキハ 3710-02 の車内で食べます。最初はこの車両だけが開放される予定だったようですが、実際に座ってみるとロングシート車のこの車両だけだと 50 人近い人数が座るとギリギリな感じになってしまい、隣に連結されていた元三木鉄道の車両ミキ 300-103 も開放されました。
たこの街みなとの多幸 (たこ) めし
ミキ 300-103 車内で駅弁を食べるほあしさんと村井さん
昼食会場であった車庫へ向かう通路となっていた駅の反対側はバスの駐車場となっていました。バスには 「がんばっぺ!! 茨城」 というスローガンが貼られていました。
がんばっぺ!! 茨城
昼食中は、会場となっていた車両の周囲はたちってよかったので、普段近くでは見れない足回りなどを見ることができました。
低い位置から撮影した自動連結器
ディーゼルエンジンから伸びるプロペラシャフト
プロペラシャフトの台車側の受け口
ブレーキ空気圧シリンダとブレーキシューを押すテコ
13:00 からは、砂絵の作成というイベントがありました。ほあしさんが砂絵の作成が趣味だそうで、その作品をこの日の後半でひたちなか海浜鉄道さんに贈るのですが、その拡大版を砂絵作家の方の指導の下、参加者で作りましょうというイベントです。
下絵が描かれた紙が那珂湊駅のホームに貼られて、貼り付けるべき砂の色の指示なども書き込まれています。砂絵作家の方が参加者への作業の参考とするためと、難しい部分をやってしまうという目的で少し作業をスタートしていました。
作業を開始していた砂絵作家の方
下絵には細かく砂の色が指示されています。
下絵に書かれた指示
ひとつの絵のまわりにとりつける人数は限りがあるので、参加者を 3 グループに分割してそれぞれに時間をわけて作業をします。一般参加者はバスの座席番号順でグループわけとなり、私は最初のグループに参加しました。横見さんは「オレはこういうの苦手だから」と最初躊躇していましたが、IKKI 編集部の人から 「レギュラーメンバーは参加」 と言われて、最初のグループの 1 人として砂絵作成作業にしぶしぶ取り組んでいました。
砂絵作成に取り組む横見さん
作業を開始すると最初のうち面積の広い部分の作業をしていた時は 「オレって才能あるかも」 といきなり横見節全開です。しかし細かい部分の作業に移行すると 「アッ」 とか言うことが多くなって、色々失敗していました。そのまま最初のグループの作業時間が終わって抜け出していました。
村井さんは非常に丁寧な作業で、レギュラーメンバーが参加していた最初のグループが終わってからも参加していました。
自分の顔の部分に砂を乗せる村井さん
砂絵で自分のグループの作業が終わってから、那珂湊駅構内をうろうろしてみました。
まず那珂湊駅のマスコット猫である「おさむ」です。自由きままに駅の中をうろうろしているようなのですが、駅員の方に聞いてみると、駅事務室内にあるお気に入りの棚に寝ているということで、中に入らせてもらって見てきました。
那珂湊駅のマスコット猫おさむ
那珂湊駅の駅舎は、昔の地方駅という感じでなかなか味のある駅舎です。
ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅・駅舎
ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅・駅舎内部 (クリックすると拡大します)
駅構内にはホッパー車が留置されいました。貨物輸送はしていないようなので、保線のためのバラスト輸送のためのものではないかと思います。
那珂湊駅構内に留置されたホッパー車
こちらの車両は外観から何らかの保線車両だろうとはすぐ想像できたのですが、近寄ってプレートを見てみると、まさかのマルチプルタイタンパー車でした。プレートには株式会社芝浦製作所という社名が書かれていました。今まで見たマルチプルタイタンパー車と比べると格段に小さく、これで実際にバラスト付き固めとか線路の持ち上げとか出来るのか疑問に感じました。実際に働いているところを見てみたいものです。
マルチプルタイタンパー車
駅構内のポイントには今となってはあまり見かけなくなった転轍器標識が付いていました。一般に手動で切り替えるタイプのポイントにだけついているものなので、このポイントは手動であるということになります。操作部がどこにあるかはわかりませんでしたが、駅事務所内にあるのではないかと思います。おさむを見に駅事務所に入った時によく観察していれば、ポイントの操作部も見れたかも知れません。
転轍器標識
1 番ホームのベンチがいい感じでした。
古さがいい感じの 1 番ホームのベンチ
那珂湊駅では、この後ツアーで貸切とするキハ 2004 と、キハ 37100-03 「アニマルトレイン」との連結作業も行われました。
キハ 2004 と キハ 37100-03 の連結作業
那珂湊駅での一連のイベントの最後は、ツアーから、ひたちなか海浜鉄道へのいくつかのプレゼントや支援金の贈呈式です。支援金以外のプレゼントは、今回我々が作った砂絵の元絵であるほあしさんが描いた砂絵や、鉄子の旅の単行本一式などです。写真は贈呈式の最後の記念撮影です。
ひたちなか海浜鉄道応援ツアーからのプレゼント贈呈式
大きい方の砂絵はこの時点ではまだ完成していませんが、仕上げは専門の方々にまかせて、その後、終点の阿字ヶ浦まで列車に乗って移動します。
往路のバスで行われたトークショーで、司会のカミムラさんから、今日のひたちなか海浜鉄道訪問に向けて、どういったところが見所ですか、というような質問をした時、横見さんが 「ひさしぶりだから、地震の被害からどんな風に立ち直ったのか見るのが楽しみ」 というように最初言っていたのに、途中で言っている内容が怪しくなってきて、ついに「実は最近別のイベントで行った。阿字ヶ浦駅を見た時、アッと驚いたが、今日も初めて見たように驚かないと行けない」と言い出して、なんのこっちゃとなっていたのですが、行ってみるとわかりました。駅のホームが大幅に改修されたらしく、古い駅らしい風情があったホームがとても綺麗で現代的なホームに作り直されていました。(ただし、この改修自体は 2011/03/11(金) の東北地方太平洋沖地震以前に行われていたものらしいです)
綺麗になった阿字ヶ浦駅のホーム
阿字ヶ浦では次の列車に乗るまで少し時間があります。横見さんが海岸まで歩いてすぐというので、みんなで歩いて行きました。砂浜に着くとほあしさんと村井さんが参加者にそそのかされて変なポージングをしていました。
変なポージングをするほあしさんと村井さん
放射線量が気になる海岸ですが、0.08 μSv/h 前後と他の場所と変わらない数値でした。測定値の範囲は 0.00 ~ 0.18 μSv/h でした。
阿字ヶ浦海岸での放射線量 0.08 μSv/h 前後
この日は気温が夏にしては低くて海に入るには寒すぎる感じでしたが、それにしても海水浴場なのに人がいません。横見さんはもっと人がいるだろうと予想していたらしく、何度も「それにしても人がいない」と嘆いていました。そんな低い気温の中、鉄子の旅ツアー参加者から 1 人と、IKKI の編集部の人 1 人が海に入っていてびっくりしました。
それほど暖かくない天候の中、海に入る IKKI 編集部の人
カミムラさんから「海はどうなんですか、旅の案内人としてしゃべってください」とむちゃぶりをされて、横見さんが何やら無理やり話をしていました。するとその横見さんの苦しむ姿を村井さんが写真に収めていました。なんだか鉄子の旅の漫画のシーンが誕生する瞬間を見ているようで面白かったです。
海について語る横見さんの姿を撮る村井さん
阿字ヶ浦駅からはキハ 2004 を 1 両借り切って、勝田までの全線乗車です。貸切と言っても時刻は通常列車そのままで、通常 1 両で運転しているところに、1 両増結しての運転です。なので各駅に時刻表通りに停車するし、車内放送も普通にあるます。キハ 2004 のサボは団体専用車となっていて、誤乗を防ぐようになってはいますが、何人か間違ってこちらの車両に乗りそうになっていました。
団体専用車サボ
この乗車中、横見さんの車窓生解説があるということだったのですが、どちらかと言えば横見さんより編集長の方がよくしゃべっていました。この車窓生解説では横見さんがまたグダグダなしゃべりを披露していたのですが、その一部でカミムラさんから 「次の駅は平磯ですが、この駅について語ってください」 と言われて 「あの駅にはスーパーがあったのになくなってしまった」 という話をした時に、カミムラさんが 「駅の話をして欲しいのに、鉄道の話ではなくてスーパーなんですか!?」 と言っていましたが、Wikipedia で見てみると、スーパーマーケットがあったって、この駅にとっては重要な歴史ですよね。それをちゃんと説明できなかった横見さんもなんだかなぁとは思いますが、「スーパーの話以外でお願いします」 とかいうような事を言っていたカミムラさんも結局のところよくわかっていなかった、というオチなんですね。他に編集長や村井さんも色々話をしてくれました。
本来横見さんの生車窓解説の時間に話をする村井さん
途中再び那珂湊駅も通るのですが、ホームにはなぜか有名な鉄道写真家である広田泉さんがいました。鉄子の旅ツアーで呼んだゲストではなく、偶然らしいです。
鉄道写真家広田泉さん
最近の長距離列車では窓が開く車両が少なくなったので、この列車のように窓を大きく開けて、風で涼をとりながら車窓を楽しむということはあまりできません。始発駅の勝田に到着してから、ツアーの他の参加者にお願いして、窓からあえて大きく身を乗り出した様子を車両の外から撮ってもらいました。
窓が開く車両を楽しむ奥村 (勝田駅停車中)
2011/08/27(土) 追記 1 (ここから)
上記の写真を撮ってくれた方から、その方のカメラで走行中のキハ 2004 を楽しむ私の写真を送っていただきました。
窓が開く車両を楽しむ奥村 (走行中)
2011/08/27(土) 追記 1 (ここまで)
勝田駅で村井さんがキハ 2004 を撮影しているのが車内から見えたので、こちらから撮影をする村井さんを撮ってみました。
キハ 2004 車内から見た、キハ 2004 を撮影する村井さん
今回のツアーで最後の乗車区間となる勝田から那珂湊までの区間の乗車を終えると、砂絵の専門家の方が仕上げを終えていました。横見さんが失敗していた部分もちゃんと修正されていてすばらしい仕上がり具合です。
完成した砂絵
これってこのまま樹脂か何かで固めて持ち上げるのだと思っていたのですが、作家の方に聞くと、そういうことはできなくて、この場で見てもらうしかないのだそうです。ひたちなか海浜鉄道の人は、しばらくはこのまま展示すると言っていたので、この Blog エントリを見て気になった方はぜひ、ひたちなか海浜鉄道に乗って那珂湊駅へ行ってみてください。
次の写真は、砂絵に登場しているほあしさんと村井さんの絵の横に、ほあしさんと村井さん本人が座る貴重な画像です。
自分の絵の横に座るほあしさんと村井さん
2011/08/27(土) 追記 2 (ここから)
那珂湊駅では最後に完成した砂絵と参加者全員で記念撮影をしました。主催者からデジタルデータで送っていただいた写真があり、公開してよいということなので、その写真も載せたいと思います。
完成した砂絵と参加者全員の記念写真
2011/08/27(土) 追記 2 (ここまで)
那珂湊駅前から往路と同じバスで東京へ戻ります。
那珂湊駅前で我々を待っていたバス
復路バスツアー GPS 軌跡 (オレンジ色)
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1A3olmB5HcR-vJL6OPN-yTuSf84g
帰りのバスの車内でもトークショーがありました。さらにプレゼントじゃんけん大会もありました。新・鉄子の旅のレギュラーメンバーがそれぞれにプレゼントを提供してくれて、本人とのじゃんけんで勝ち残った人がプレゼントをもらえます。私の左右に隣に座った人がそれぞれ、村井さんが作ったというこけしと、横見さんのプレゼントである村井さんとの初共演であった日めくりで駅めぐりカレンダーのポスターを当てていたので、写真だけ撮らせてもらいました。
珍品、村井さん作成のこけし
こけし底面に書かれた村井さんのサイン
日めくりで駅めぐりカレンダーのポスター
今回のツアーには、雑誌が数社、ラジオ局が 1 局取材に来ていて、レギュラーメンバーはインタビューを受けたりしていました。
取材を受ける横見さん
取材を受ける村井さん
取材を受けるカミムラさん
また、ツアー中、レギュラーメンバーは参加者からサインを求められたり、ツーショット写真を求められたりしていましたが、どの方も常に親切に応じてくれました。
似顔絵付きのサインをするほあしさん
横見さんと奥村とのツーショット
ほあしさんと奥村とのツーショット
ひたちなか海浜鉄道社長吉田千秋さんと奥村とのツーショット
カミムラさんと奥村とのツーショット
編集長と奥村とのツーショット
村井さんと奥村とのツーショット
このツアーへの参加は、浅い鉄道ファンに過ぎない私にはちょっと濃すぎるかもなぁ、という不安もあったのですが、終わってみるとなかなか楽しく充実した 1 日でした。
ちなみに月刊 IKKI では、銚子電鉄で走っている初代鉄子の旅の漫画の作者であった菊池直恵さんがデザインしたカラーリングの車両が、別のカラーリングとなるため 2011/09/03(土) に最終走行となることを記念して、2011/09/03(土) 11:00 ~ 15:00 に、銚子電鉄でイベントを行うのだそうです。菊池直恵さんも登場するそうです。これはツアーではなく、現地に行けば誰でも参加できるようなタイプのイベントなのだそうです。詳細はカミムラさんが鉄子の旅 web site のニュースに近く情報を書くそうです。
ちょっと行ってみたい気もするなぁ…
2011/08/27(土) イキログ (IKKI ブログ) に上記イベントの情報が載りました。
9/3(土)銚子電鉄「ありがとう鉄子の旅カラー車両」イベント開催
2011/09/01(木) 追記 上記イベントは台風 12 号の影響で延期となりました。
9/3(土)銚子電鉄「鉄子の旅」イベント 延期のお知らせ
2011/09/13(火) 追記 上記イベントの延期日程は 2011/09/19(月・祝) となりました。
銚子電鉄「ありがとう鉄子の旅カラー車両」イベント延期開催日決定
2011/08/25(木) 追記
○ 2ch の村井美樹さんスレッドに、この Blog エントリへのリンクがありました。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/train/1285415428/301-400
私の Blog 以外も取り上げられています。
勝手にスイッチ 第149回 at atsuのB級ニュース批評
○ 他の参加者の Blog には 6 ページの大作 Blog もあります。(今の時点では 5 ページ目までしかありませんが、6 ページ目でラストと書いてあります)
これから出発、鉄子ツアー!! のこと at だるだるとした生活をしてみる
訪問記 8/20ひたちなか海浜鉄道 at 秩序崩壊の明日
「新・鉄子の旅」メンバーと行くひたちなか海浜鉄道応援ツアー(第1旅 出発~那珂湊駅) at kazuの鉄道&野球漬けな日々
○ ひたちなか海浜鉄道社長 Blog にも出ています。
「新鉄子の旅」ひたちなか応援ツアー 大盛況 at 海浜鉄道日誌
○ 我々一行はかなり奇異な存在だったらしく、鉄子の旅ツアー参加者ではない人の Blog でも取り上げられていたりします。
ひたちなか海浜鉄道湊線『第3回東北の鉄道応援チャリティ写真展 in 那珂湊』@ひたちなか市 at おしゃれにららら
ひたちなか海浜鉄道で遊んできました。 at おとーさんのバイク日記
色んなモノに逢えました~♪ ~ひたちなか海浜鉄道~ at にわとりトシ子の、君の瞳に恋してる!
素敵なとこって、意外とすぐ傍にあったりするもんですよね。 at ひとり ぶらり
2011/08/26(金) 追記
砂絵に使っていたカラーサンド屋さん、新見化学工業さんのサイトにも写真がありました。
ひたちなか海浜鉄道応援ツアー (砂絵制作) at 新見化学工業
2011/08/31(水) 追記
村井美樹さんの Blog に、少~しだけこのツアーについての言及がありました。
銚子電鉄・ありがとう「鉄子の旅カラー車両」イベント
2011/09/01(木) 追記
横見さんの Blog にも記事が載りました。
『新・鉄子の旅』メンバーと行くひたちなか海浜鉄道応援ツアー at 横見浩彦の近況報告!
2011/09/13(火) 追記
通常の Blog と違って、ビデオばかりで構成されたツアーレポートがありました。
鉄子 at Teledyski i videoklipy online
うえしょうです。はじめまして。
私もツアーに参加しておりました。
楽しかったですね。
謎の記号についてですが、
職業柄、概ねわかります…
KBMは「仮ベンチマーク」といって
地盤高を測量するのに設置する目印のことです。
TA-3はよくわかりませんが、
何らかの測量における測点かと思います。
災害復旧に伴う測量かもしれませんね。
う-ん、かなり濃いツアーだったような。
お楽しみいただけて良かったです。
(吉田)
ダウト>浅い鉄道ファン
> うえしょうさん
測量の記号ですか。たしかに舗装部分と草地の境目のいかにも測量対象となりそうな場所に書かれていました。
> ひたちなか海浜鉄道様
社長自らコメントをいただきありがとうございます。非常に楽しめました。監視社員を配置してまで、車庫の前の線路のところ、定期運行列車が走っている線路のすぐ近くまで入らせてもらえたのはなかなかできない体験でした。
> nagayoshi さん
誤解があるようですが、私はごくごく浅い鉄道ファンです。