2016/06/05(日) Red Bull Air Race 千葉・幕張

昨年に引き続き 2 回目となる千葉・幕張での Red Bull Air Race を見に行ってきました。

前日 2016/06/04(土) は、強風のため予選は中止となっています。実は昨年同様、予選日は船で見に行こうとしたのですが、強風のため荒川放水路河口を出たところで波高 1m ぐらいあり、そこであきらめてお台場へダイバート… そもそも会場にたどりつけませんでした。

決勝日はもともと陸から見る予定でしたが、朝は雨も降っていて微妙な天気… でも会場に着くとフライトは行われていました。

去年でも十分高すぎると思っていたのに、今年はさらに暴騰したチケット、あんな値段で集客できるのか? と思いましたが、不思議なことに客は入ってます。公式発表では 9 万人だとか。自衛隊や米軍の基地祭りとか、福島スカイパークのイベントなど、飛行機関係のイベントに行くと、「いかにも」なマニアの方々と、子どもに見せるために来ているであろう親子連れという対照的な 2 種類の人々を見かけますが、Red Bull Air Race の会場では、そのどちらでもない感じの若い観客が多くて、「君ら、飛行機なんか興味ないでしょ? なんで見に来たの?」と 1 人 1 人にインタビューしたくなるぐらいです。ものすごく不思議です…

で、フライトですが、写真はたくさん撮りましたが、やはり日本人パイロットの室屋義秀さんの写真を…

室屋義秀選手のフライト
室屋義秀選手のフライト

日本初開催だった昨年は、最速ラップを記録したフライトがありながらも、オーバー G で失格になってしまった室屋選手、この日は最初のフライトではスモークが出ずに 1 秒のペナルティがありましたが、なんとか勝ち上がり、その後の 2 回のフライトは順調なフライトを続けて、なんとキャリア初優勝を、日本で成し遂げました。会場は盛り上がりましたし、私も少し泣いてしまいました。

思えば、室屋さん自身が Red Bull Air Race を日本に持ってくるため開催地の開拓を自ら行って、横浜港では複数年デモフライトをやったのに色々反対が発生して横浜での開催は無理となって、千葉幕張でのデモフライトを数年間繰り返して地元自治体の理解を得て、ようやく日本に持ってきた Red Bull Air Race。そこで優勝できたのは本当にうれしかったと思います。

優勝が決定した直後、少し離れた浦安にある Air Port の室屋選手の様子が会場の大型スクリーンに写し出されました。涙ぐんでいるように見えました。

会場の大型スクリーンに表示される優勝を知った室屋選手の Air Port での様子
会場の大型スクリーンに表示される優勝を知った室屋選手の Air Port での様子

会場の幕張海浜公園からは珍しく富士山が見えていました。日本人パイロットである室屋選手の優勝を祝っているようでした。

Red Bull Air Race 会場の幕張海浜公園から見えた富士山
Red Bull Air Race 会場の幕張海浜公園から見えた富士山

その後、浦安市総合公園の海側護岸に設けられた臨時 Airport (場外離着陸場) に行ってみました。部外者お断りの雰囲気なのかと思いきや、「Air Port →」というような看板もあって意外に見学者を歓迎してくれている感じでした。ハンガーではすでに輸送のために飛行機の解体作業が始まっていました。

解体作業中の室屋選手のピット
解体作業中の室屋選手のピット

しばらく浦安の場外離着陸場を見ていましたが、室屋選手は見かけなかったので、おそらく祝勝会のようなものに行ってしまったのだろうと思って諦めて帰宅しました。しかし、その後のインターネットでの情報などを見ていると、かなり暗くなってから室屋選手は Air Port に戻ってこられたようです。優勝した当日の室屋選手を少しでも直接見たかったなぁ、という思いはありますが、あの時点ではまさか優勝パイロットが戻ってくるとは思えないので、帰宅してしまった判断は仕方ないですよね…

チケットが高すぎるので Red Bull Air Race 千葉大会の観戦は今年で最後にしようと思っていたのですが、来年も室屋選手が戻ってくるなら、連覇のかかった大会はやっぱり見てみたい気がしてきました。どうしよう…? 悩みどころです。

今年は、ひだエアパークスカイホリデーも見に行ってみようかな…

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