2006/07/22(土) 横浜クルーズ

2006/07/22(土) には自分が共同オーナーである 26F のクルーザーで横浜までクルーズしてきました。
直前まで雨の天気予報でしたが、金曜日に東京は曇り、横浜は曇り一時晴れになり、決行しました。11:00 頃夢の島マリーナを出航して、横浜を目指します。
当日の東京湾は、最近降り続いた雨の影響でゴミが大量に流れ出しているのか、木片などの浮遊物が多くて注意が必要でしたが、それ以外は、風、波とも穏やかでした。最初の写真は東京湾の羽田沖あたりを進んでいるところなのですが、海というより、湖を走っているように感じるほど滑らかな水面です。
湖のような東京湾
しかし、そこからしばらく進んだエリアでは波が出てきました。同乗してもらっていたY 師匠は「まっすぐ行けばいい」と言っていたのですが、自分では少し怖いなと思って、京浜運河へ入りました。運河内では大きな船がけっこう行きかっていました。岸壁にも貨物船やタンカーなどが停泊していますが、ふと見ると「オーロラエース」という船が… 大昔、そういう名前のパソコン用ワープロを使っていた時期がありました。さらに、その後、そのワープロを出していたサムシング・グッドという会社と自分の勤めていた会社が合併して、そこの社員になったりしてたこともあります。ここでこういう名前の船を見るというのは、ちょっと不思議な感じがしました。
AURORA ACE
さらに進むと、右手に東芝が見えてきました。赤い字で大きく “TOSHIBA” と書かれた 4F 建ての建物の海側 (こちら側、右手前方向) に横に細長い平屋の建物のようなものが見えていますが、これは鉄オタの間では有名な JR 鶴見線の「海芝浦」駅です。かなり前にこの駅へ電車で行って駅のホームから海を見た事はありましたが、海側からこの駅を見ることになるとは当時は思いもしませんでした。
海から見た海芝浦駅
海芝浦の先へ進むと、左手には鶴見つばさ橋が見えてきます。この橋は今は首都高湾岸線の橋で車でしか通行できませんが、開通記念行事で歩いたという思い出があります。
鶴見つばさ橋
つばさ橋が見えてきたあたりで、ちょうどその下を通ってマリーン・シャトルがやってきました。横浜港への通路には先に行けそうな感じでしたが、相手が大きな船なので安全のために速度を落として先に行ってもらいました。
マリーンシャトルの後について横浜港へ進む
横浜港へ入ると、左手に横浜ベイブリッジが見えます。ちょうど客船にっぽん丸が出航して行くところでした。写真では横浜ベイブリッジ左手前にマリーンシャトルが、右手前 (写真の右端ぎりぎり) に、にっぽん丸が写っています。船体が白くて背景にある橋から続く高速道路も白いのでわかりにくいですが、よく見ると、少し飛び出た赤い煙突がわかるかと思います。
横浜ベイブリッジとにっぽん丸
わかりにくいので、にっぽん丸部分だけ拡大してみました。
にっぽん丸
横浜港に入ったところで突然 Y 師匠が「そういえば、安いガソリン屋がある」と思い出しました。今日は横浜ベイサイドマリーナで給油するつもりだったのですが、安いところがあるならそれにこしたことはありません。キヨミヤ石油というところで、Y 師匠の記憶に頼って横浜港の瑞穂埠頭 (米軍ノース・ドッグ) の横の狭い通路を入っていくとありました。
キヨミヤ石油
着岸して給油中の写真です。レギュラー 100L 入れました。値段は忘れてしまいましたが、確か 1L 152 円ぐらいだったと思います。
キヨミヤ石油で給油中
給油を済ませて、横浜観光です。みなとみらいの横から入っていき、横浜っぽく、日本丸メモリアルパークを背景に記念写真などを撮ってきました。
横浜で記念写真
遊んで時間を使ってしまい、到着予定時間の 13:00 をだいぶ過ぎてしまいましたが、本当の目的地はここではないので、横浜港をあとにします。
横浜港出発
南本牧埠頭との間の通路を通って、本来の目的地、横浜ベイサイドマリーナに 13:45 頃到着しました。
着岸直前、ギヤをニュートラルに入れようとした瞬間にエンジンストールさせてしまいました。再度キーをひねってもスタートできません。順調に動いている時はいいのですが、こういうトラブル時には対処できません… もともとアイドリングで進んでいたので対してスピードは出ていませんが、そのままだと桟橋にほぼ垂直に当ってしまいます。降りて押すべきなのか、ここで再度エンジンスタートにトライすべきなのか、と躊躇している間に、Y 師匠が船首部分から桟橋へ飛び降りて船を押し、さらにロープを引いて着岸させてくれました。
横浜ベイサイドマリーナビジターバースへ着岸
センターハウスというところへ行き、ビジター利用料を払います。日帰りなら 2,100 円です。利用料を払うとごらんのような紙をくれるので、船外から見える場所に掲示しておきます。
CIMG2207
サムチョイズで食事をした後、1 時間ほどショッピングをしました。妻が自分のトップスを 1 着、私の T シャツを 1 枚買っただけですが、買い物を終えてマリーナ側へ帰っていくところが今回の旅の最大のポイントです。予定ではもう少し「おぉ、この人達は船で買い物に来てるのか」という驚きの視線を感じるはずだったのですが、ビジターバースのあたりにはあまり人がいないので、他の人の視線を感じることはほとんどありませんでした…
横浜ベイサイドマリーナ
そして 15:50 頃、横浜ベイサイドマリーナをあとにし
ます。
横浜ベイサイドマリーナを出航
復路は京浜運河に入らず、南本牧埠頭を迂回するため 90 °方向に進んで少し沖に出た後、30 ~ 40°ぐらいの方向、風の塔と羽田空港の中間点あたりを狙って進みました。途中この船にとってはけっこう厳しい波が右斜め前から寄せてきて走りにくかったため、少し波に対して角度を立てて右方向へ進んだ後、波が少しおだやかになったところで、逆に京浜運河側へ向けて戻ったりしつつ進みました。京浜運河内のように穏やかというわけには行かないようです。
風の塔の横を通った後は、東京浮標、荒川河口と北上します。このあたりは往路同様水面が鏡のようでした。
最後に荒川河口で大量のゴミに遭遇してしまいました。
スクリューに当って痛めないようにアイドルで乗り切ろうとスロットルを緩めたら、またエンストです。そしてまたキーをひねっただけではかかりません… またまた Y 師匠に救助してもらいました。水面が穏やかだったこともあってちょっと調子よくエンジンを回しすぎたことも原因だったかも知れません。
エンジンは再スタートできました。エンジンが温まっている今の状態ではアイドリング回転数が落ちすぎるという注意を受けて、スロットルを完全には戻さないようにして、再出発。17:00 頃、夢の島マリーナに帰港しました。
ちなみに今回のガソリン消費量は 216L でした。
今回は私にとって 26F 艇では初の遠出で、すこしタフなところもありましたが、26F の実力がわかったし、横浜の景色などもあり、楽しめたクルーズでした。
次回は夢の島近郊の運河、河川めぐりをしてみたいなぁと思っています。といっても、私の出航ペースだと、来年になるかもしれません…

「2006/07/22(土) 横浜クルーズ」への5件のフィードバック

  1. いろんなことやってるなぁ。
    奥さん楽しいだろうなー。
    私もクルーザーで買物行ってみたいよ。

  2. 42Fの共同オーナーになった遠藤です。
    今後よろしくおねがいします。
    何でもできる奥村さんはすごい!。
    今後、マリーナかどこかでお会いできたらよろしくです。

  3. >すぎさまさま
    私の持ってる小さなクルーザーで東京夢の島から
    横浜ベイサイドマリーナまで買い物に行くのは、
    実はけっこう冒険でした。
    そのうちヘリで買い物に行ってください。って、
    もう降りちゃったの決定でしたっけ?
    >くくつ
    船酔いするんやったっけ?
    >こんさん
    また誘います。春に隅田川花見というのもやりま
    すが、どうですか?
    >遠藤さん
    私はちっともすごくありません。船に乗ってる
    時は Y 師匠に完全に依存してしまっています。
    今回の 2 回のエンストでも、自分では何の対処
    もできませんでした…

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