シドニー出張最後の週末の初日 2006/11/15(土) は、レ
ンタカーをかりて Zig Zag Railway とブルーマウンテ
ンに行ってきました。
量が多いので 2 分割した、後半です。前半は Zig Zag
Railway をお読みください。
Zig Zag Railway 乗車を終えた我々は、ルーラ Leura
の街まで戻り昼食です。前回ルーラに来た時に目をつけ
ていたカフェボントン CAFE Bon Ton で食べました。庭
の木陰に並ぶテーブルで食事をしたりコーヒーを飲んだ
りできる、さわやかな印象のカフェです。
私のアイスコーヒー
妻のカプチーノ
お義母さんのチョコレートドリンク
Rigatoni Arraibiatta
Pork Sausage, Chilli, Tomato, Garlic, Fresh Herbs
Salmon Spagettinni
Atlantic Salmon, Spinach, Smoked Trout Oil, Onion
and Dill
Bon Ton Club Sandwich
Smoked Chicken, Roast Proscuitto, Tomato, Lettuce,
Egg, Mayo
オーストラリアはハエが多いのですが、この店は季節の
せいもあるのか、特に多かったので、食べながら払うの
が大変でした。味も不味いわけではありませんが、そこ
そこです。しかし雰囲気は抜群によかったです。特にこ
の日は天気がよくて、木漏れ日の中でのんびりするのは
とても気持ちのいいものでした。
おなかを満たしたところで観光です。ブルーマウンテン
最大の名所であるスリーシスターズ Three Sisters を
見るエコーポイント Echo Point へ向かいました。エ
コーポイントからのスリーシスターズの眺めは、飛行機
から見ていた印象や、ガイドブックなどの写真から思っ
ていた印象よりずっとよくて、実物を目の前にすると、
岩自体もそうですが、その足元や、先に続く森の広がり
がすばらしく、強く印象に残る光景です。シドニー観光
を計画していて、写真で見てスリーシスターズたいした
ことないなぁ、と思った人は多いのではないかと思いま
すが、ここはお勧めだと思います。ヨセミテのハーフ
ドームや、エルキャピトン、あるいは、岳沢から見下ろ
す上高地などと並べてもいいような絶景です。
スリーシスターズ
スリーシスターズ前で記念撮影
次は、これまたブルーマウンテン観光の名所であるシー
ニックワールド SCENIC WORLD へ行きました。ここは 3
種類の乗り物の発着点となっています。
1 つはエコーポイントに近い方へほぼ水平に渡るロープ
ウェイ、シーニックスカイウェイ SCENIC Skyway で
す。
つぎは乗客を乗せる鉄道としては世界で一番傾斜が強い
というケーブルカー、シーニックレイルウェイ SCENIC
Railway です。ブルーマウンテンの谷の下へ続いていま
す。元々炭鉱へのアクセスと、石炭の運搬のために作ら
れたケーブルカーが観光化されたものです。
最後がブルーマウンテンの谷の下へ伸びるロープウェ
イ、シーニックケーブルウェイ SCENIC Cableway です。
まずシーニックスカイウェイに乗ります。このロープ
ウェイは、最近架け替えられたもので、新しい搬器は、
床の中央部の一部が、スイッチ操作で透明にできるよう
になっています。
透明にできる床の部分 (不透明状態)
ロープウェイがスタートしてしばらくすると、係りの人
が透明にするという案内をしてスイッチ操作をします。
勇気のある人がその上を歩いたりします。私も一応乗っ
てみました。思ったほど怖くなかったです。東京タワー
展望台の床から下が見えるようになっているところと
か、トロントスカイタワー (CN Tower) の床が透明なと
ころの方が怖いです。
透明の床に立ってみた
シーニックスカイウェイの行き先でも降りて散歩したり
することもできます。滝や展望台などがあり、少し歩い
て違う時間のスカイウェイで戻ってくる人もいるようで
すが、ほとんど乗客の乗り降りはありません。そちら側
にも駐車場があるようなのですが、行った時は閉鎖され
ていて、基本的には戻るようになっています。ちなみ
に、エコーポイントからアプローチすると、先にこちら
側の駐車場が見えて、入口が閉鎖されているので「ロー
プウェイとかケーブルカーは今日は営業していないの
か?」と不安になりましたが、そうではありませんでし
た。もう少しわかりやすい表示をして欲しいです。
スカイウェイを往復した後は、谷の下までを往復しま
す。谷の下へはシーニックレイルウェイ、シーニック
ケーブルウェイの 2 つの交通手段があるので、それら
を組み合わせて往復することになります。方法として
は、以下の 4 通りの方法があります。
○ レイルウェイで往復
○ レイルウェイで下りて、ケーブルウェイで上がる
○ ケーブルウェイで下りて、レイルウェイで上がる
○ ケーブルウェイで往復
しかし、レイルウェイの方が圧倒的に人気があり、特に
下りはケーブルウェイに乗る人は全くいません。私は全
ての乗り物に乗ってみたかったので、レイルウェイで下
りて、ケーブルウェイで上がることにしました。
ケーブルウェイは乗り込むと椅子がとても不自然な角度
で付いている気がしますが、出発すると線路自体の勾配
がとてつもなく大きくなり、その状態でちょうどいい感
じに座れるようになっています。
角度がすごくて、また、トンネルの中や、岩場を切り開
いたところを進んで行くので、左右に迫る景色が面白い
感じです。しかしジェットコースターではなくケーブル
カーなので速度自体は完全に制御されていて、出発直後
に一定速度に達すると、あとはその速度で下っていくだ
けです。最初に角度が変わるところでちょっとスゴイと
思いますが、その後は怖いということはまったくなく、
意外にあっけなく終わってしまいます。
次の写真は下の駅で降りて、後ろを見たところです。車
両のすぐ後ろは壁があるだけのように見えます。
ところが、この壁のようなところにある 2 本の線が、
実際の線路なのです。こんな感じで上がっていきます。
駅からの眺めは、上から見たのとはまた違って、いい感
じです。
あとは一応シーニックウォークウェイ SCENIC Walkway
と大げさな名前がつけられた遊歩道を通りシーニック
ケーブルウェイ乗場へ行き、戻ります。
シーニックウォークウェイ
ウォークウェイは一本の道があるだけかと思ったら、実
は何通りかの道があったので、まっすぐ移動するのでは
なく、すこしうろうろした方がよかったかも知れませ
ん。しかし時間は 15:40 で、最後のケーブルウェイは
何分か忘れましたが、16 時台なかばで出発してしまう
ので、あまり時間がないと思ってすぐにケーブルウェイ
に乗ってしまいました。
エコーポイントからもケーブルウェイが見えていて、遠
目に見た時はすごくスリリングな印象だったのですが、
実際に乗ってみるとあまりたいしたことがありません。
ということでもう一度レイルウェイに乗りたいと思い、
逆まわりで乗って行けないかと思ったのですが、買った
パスではそれはできないらしく、それはあきらめて、ア
イスクリームを食べたりしてのんびりしてから帰りま
す。
シドニーに戻ってから、少し遠回りしてドライブして、
ハーバーブリッジを通ってみました。自分で走ると視点
が違って、また面白い感じがしました。橋の北側からの
アプローチは、ハーバートンネルへ入る道や、橋の少し
北側から高架になって、そこに料金所があるレーンや、
橋のすぐ近くになってから高架になって、橋を渡ってか
ら料金所があるレーンなどが複雑に入り組んでいて、ど
こをどういけばいいのか非常にわかりにくかったです。