義父の古希のお祝いに、京都に旅行に来ています。
# 旅行直後に鞄屋さんの写真とレストラン前の、写真 2
# 枚だけのページを作った後、旅行から 1 年以上経っ
# た 2008/06/12(木) にようやく写真や文章を追加して
# 完成させました。その後、2008/06/13(金)、
# 06/14(土)、06/15(日)、06/20(金) に少し更新しまし
# た。
# 2010/01/19(火) 追記
# 検索ログを見ると「塔の茶屋」という奈良の店を検索
# すると、このページがヒットするようで、「塔の茶
# 屋」の検索で見に来ていただいている人が多いようで
# すが、このページには「塔の茶屋」の情報はありませ
# ん。
関西へ公共交通機関で行く場合は、普通は新幹線なのですが、今回は航空券とホテルがセットになった格安パックを使ったので、往復は飛行機です。自宅のある相模原から羽田空港は以前はアクセスが悪かったのですが、現在は我が家の最寄り駅の隣駅である相模大野駅の駅前から直通バスが出ていて便利になりました。
相模大野駅バス乗り場
朝ごはんは羽田空港のベーグル and ベーグルで買ったサンドイッチです。空港について朝ごはんを調達したらすぐにセキュリティを入って、飛行機が見えるところまで行ってご飯を食べました。
ベーグル and ベーグルのサンドイッチ
飛行機は多くの人は初めて乗った時はともかく、何度も乗るようになると窓の外の景色なんか眺めなくなるそうですが、私は未だに飛行機の窓から見る景色が好きです。今回も飽きずに眺めていました。
これは離陸して 10 分ぐらいで見えてくる、アクアライントンネルの中間にある換気施設「風の塔」です。
風の塔
こちらは、三浦半島の観音崎付近です。久里浜港も見えてます。私は地図好きでもあるのですが、地図でくりかえし見たことがあるこのような地形を上空から見ると、本当に地図の通りの形をしているので、何度見ても感激します。
三浦半島観音崎付近
こちらは、あと 10 分ほどで大阪伊丹空港へ着陸という頃に見える、大阪城と大阪ビジネスパーク (OBP) です。手前の OBP の高層ビル群の少し左奥にある楕円形の建物は、大阪城ホールです。
大阪城と OBP
伊丹空港に到着すると、宮崎からやはり飛行機でやってきた母と合流しました。我々の東京羽田からの便が到着した頃に、ちょうど宮崎からの便も到着したところで、手荷物受取り場で荷物を待っていると、母がやってきました。
大阪伊丹空港からは、直行バスで京都駅へ移動します。父は山口から新幹線で来るので、待ち合わせは京都駅なのです。
バスでくつろぐ母
バスがもうすぐ京都駅へ着く頃、車窓をぼんやり見ていたら、面白い看板を見つけました。「京都で 2 番目にうまい焼肉店」だそうです。
「京都で 2 番目にうまい焼肉店」の看板
父と京都駅で集合し、まずは荷物を預けます。今回の宿は父の喜寿のお祝いなので、豪華にウエスティン都ホテルです。都ホテルには京都駅にサテライトコンシェルジェという窓口があって荷物を預けてしまうことができます。
都ホテル京都駅サテライトコンシェルジェ
身軽になったところで昼食です。妻が下調べしておいてくれた、京都駅近くの丸福といううどん屋さんへ行きました。私が食べたのはうどんと天丼のセットです。
丸福のうどん天丼セット
妻は天麩羅うどんとおにぎりのセット、父と母は天麩羅そばとおにぎりのセットを頼んでいました。この店は天かすがたくさん入った小鉢が各テーブルに置いてあるので、うどんなどに自由に入れることができます。私のセットのうどんはシンプルなうどんなのですが、途中で天かすを使って味に変化をつけて楽しむことができました。
ここから市バスで東山五条へ移動し、清水寺へ五条坂を上ります。沿道には土産物屋さんや、それ以外にも京都らしい店があって楽しい道です。
清水寺に着いてからも坂や階段を登りようやく清水の舞台に到着です。
清水の舞台入口
舞台へ続く廊下
清水の舞台へ続く廊下を抜け、舞台の上に立ったところで、母から「ところで、あの有名な清水の舞台はどこにあるね?」と聞かれてしまいました… 舞台の全景が見える写真だけが有名なので、自分が既にそこに乗っている事に気付かなかったみたいです。
舞台から降りて見上げると、釘を使っていないと言われる舞台を支える構造の木組みが見えます。
清水の舞台を支える木組み
舞台の下のあたりには、舌切茶屋という茶店があります。目の前に森を見ながら、和菓子とお茶を楽しめて、のんびりした気分になれます。
しかし、帰り際に店員さんに何気なく舌切茶屋の店名の由来を聞いてびっくりしました。悲しい物語があるんですね… 内容はちゃんと覚えていないので、検索してみてください。
舌切茶屋
清水寺から八坂神社あたりにかけての一帯は、京都らしい建物が多くて、多くの観光客が歩いています。我々も八坂神社まで歩きました。
写真は途中のおみやげ物屋さんの前で見かけた、生八橋のキャラクター夕子ちゃんです。
夕子ちゃん
テレビや小説などで、京都らしい舞台装置として良く名前やその姿が出てくる八坂の塔もここにあります。八坂の塔は 2 層目まで上ることができますが、今回はやめておきました。
八坂の塔
大きな、といっても車 1 台分ぐらいの幅しかない道ですが、そういう道と道の間を、人や自転車しか通れないような小さな道が通じているところがあって、路地と呼ぶようです。道と言っても入口には屋根がかかっていたりして道らしくありませんし、入口は路地のようなのに民家や商家の中庭へ続く道で通り抜けられなかったりしていることもあって、田舎者を惑わせます。ちゃんと見ると、通り抜けられるかどうかは書いてあるらしいのですが、私にはわかりませんでした。
路地
そして八坂神社に到着です。
八坂神社本殿
八坂神社に参った後は、有名な一澤信三郎帆布店という鞄屋さんへ行くことにしていました。東大路へ出る必要があるので、西楼門の方へ進みましたが、ちょうど工事中だったため、京都のガイドブックだと必ず出てくるあの姿を、父母に見せることができませんでした。
工事中で仮囲いに覆われた八坂神社楼門
八坂神社楼門工事囲い通路からみた四条通
鞄屋へ行く前に、四条東大路近くにある日本てぬぐいの店 RAAK に行きました。ここも妻が事前に調べていてくれた店です。
RAAK
手ぬぐいなのに現代的な印象を受けるような図柄もあったりするというお店でした。
次いで、ついに一澤信三郎帆布店に到着です。この店は元は一澤帆布店という店でした。この店の鞄が買いたくて何度か来たことがあったのですが、奈良に住んでいた頃は店に来ると行列してるので、それを見て「また今度でいいや」と思ってしまって一度も入ったことがありませんでした。また、関東に移り住んでからも何度か訪問したのですが、日曜が休みだということを忘れていて、なぜか毎回日曜日に行ってしまっていて、結局入った事がなかったのです。それが相続問題で裁判になって分裂してしまいました。一澤帆布店のブランドと元の店舗は長男のものとなりましたが、形式的には追い出された形となった弟に、職人全員と、帆布の納入元など主要な取引先がついてきたため、弟が新しく作った一澤信三郎帆布店の方が、世間的には正当な後継と見られているというややこしい状況の店です。
一澤信三郎帆布店は、一澤帆布店と同じ東大路に面して、斜め向いぐらいにありました。この日も店内混雑のため入店規制をしていて、店の前の狭いスペースでは並びきれず、歩道にそのまま並ばせると問題があるのか、少し離れて、次の角の路地に列が続いていました。が、今回は並ぶ覚悟を決めて来たので、並びます。30 ~ 40 分待ちということで並んだのですが、20 分弱ぐらいで入店できました。そして旧一澤帆布時代以来買いたいと思っていた帆布鞄をようやく入手しました。
一澤信三郎帆布店
この鞄屋さんに買い物に来る人の中には、優雅にタクシーで帰る人が多く、店の前には常にタクシーが 1 台客待ちをしています。客がついて出発するとすぐに次のタクシーが来ていたので、この場所では 1 台しか待っていなくても、少し離れた場所で何台か待機しているようでした。お店の人気を示しているのですが、幹線道路の 1 車線をつぶして客待ちはどうかなぁと思いました。
一澤信三郎帆布店前で客待ちをするタクシー
この時はそうは思っていなかったのですが、父母を少し歩かせすぎたかも知れません。妻にちょっと怒られてしまいました。
その後、都ホテルにチェックインしました。以前は近鉄資本だった都ホテルは、現在はウェスティン傘下となっています。レセプションもいかにも外資系ホテルという雰囲気に変わっていました。
都ホテルレセプション
京都駅で預けてあった荷物もちゃんと届いていて、他の手荷物も含めて、高級ホテルらしく部屋までベルが運んでくれます。
バゲッジアップをしてくれるホテルのベル
都ホテルといえば憧れの高級ホテルだったわけですが、現代のホテルのグレードで言えばトップクラスではありません。しかしホテルの客室にはいくつか売りとなっているポイントがあります。一つがヘブンリー・ベッドという寝心地がいいというベッドです。
都ホテル客室のベッド
もう 1 つは、ヘブンリー・バスで、特にシャワーに特徴があるらしいです。
都ホテルシャワールーム
夜は今回のお祝いのメインイベントであるディナーを四条烏丸のサンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都というイタリアンの店で食べました。
京都の町屋を改造したレストランです。上記のリンク先がレストランの自前の Web Site のようですが、情報がなにもありません。食べログのサンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都のページなどを参照した方が情報は充実しています。
レストラン前で記念撮影に収まる、父、母、妻
スープ
前菜盛合せ
前菜と同時ぐらいに、ハーブがそのまま出てきました。メインディッシュを食べる時、好みでちぎって食べるらしいです。
ハーブ
パン
パスタ
パスタ
父、母、妻、私ともコースを頼みましたが、メインの選択は少しずつ違いました。
お肉料理
魚料理
鴨料理
魚料理
デザート
コーヒー
母はあまり喫茶店などに行かないためか、コーヒーに何種類かの砂糖がついてきたのを珍しがっていました。
お砂糖
コーヒーのおつまみというような感じで最後にお菓子が出てきました。デザートにコーヒーが着いてきているものと思っていたので、不思議な感じです。デザートのそのまたデザートという感じでしょうか。
デザートのデザート (?)
明日 2007/06/10(日) は嵯峨野のトロッコ列車に乗る予定です。
おお、京都に来てるんや。一声掛けてくれれば、ってでもこの土日は駄目だったけど^^;。
トロッコ列車、私もこないだ初めて乗ったけどおもしろかったよ。勿論保津川くだりもお勧め。
久し振りにイタリア料理をご馳走になりました。
味もよく盛り付けもとてもきれいでした。
しかし一人幾らかなと要らぬ心配をするほど
サイコーでした。
婿殿と娘に感謝