2008/05/10(土)~05/11(日)、茨城県の筑波サーキット
で開催された、全日本ロードレース選手権第 2 戦スー
パーバイクレース in つくばを見に行ってきました。
私の住む相模原から常磐自動車道方面へ行く場合、カー
ナビなどが示す経路は、東名~首都高 3 号線~環状 1
号線 (C1) 外回り~箱崎~首都高 6 号というルートで
す。しかし、このルートは 3 号線、C1、箱崎近辺、6
号の荒川までと渋滞の名所を通り続けるルートなので、
今までは保土ヶ谷バイパスから首都高湾岸線、環状 2
号線 (C2) で荒川沿いを進み、6 号に入るという、かな
り大回りをして行っていました。
しかし、最近できた首都高環状 2 号線 (C2) 山手トン
ネルを通れば、C1 などの渋滞する部分を通らずに行け
ます。東名を降りてから環状 8 号線を少し走らないと
いけないのが難点ですが、今回はこのルートで行ってみ
ました。すると、環状 8 号線で予想通りちょっと渋滞
したものの、首都高 4 号線に乗ってからは渋滞なしで
行くことができました。C2 が東名につながると、さら
にいい具合になりそうです。
4 号線にある C2 分岐の看板
山手トンネル入口は高架の 4 号線から一気に地下トン
ネルに入っていく構造で、景色が面白いです。
C2 山手トンネル入口
常磐道に入って守谷 S.A. で休憩しました。最近あちこ
ちの S.A. にスターバックスができていますが、守谷に
もありました。
守谷 S.A. のスターバックス
守谷 S.A. ではカッコいいサイドカーを見かけました。
ちゃんと幌がかかるんですね。ライダーは濡れてても
パッセンジャーは濡れずにすむんでしょうか。それとも
幌車のオープンカーがたいがい雨漏りすることを考える
と、このぐらいの幌だと漏れるんでしょうか。
サイドカー
初日も筑波サーキットには行きましたが、本来の目的で
ある GP-250 の予選は終わっていたので、ちょっとブラ
ブラして、初めて行くサーキットだったので、場所を確
認しただけとなりました。
今回の宿は値段重視で選んだ平成ホテルです。
この写真は駐車場側の入口 (裏口) ですが、なぜか両脇
にシーサー像が鎮座していました。
平成ホテル
値段重視で選んでおきながら、4,200 円の部屋ではな
く、グレードアップした新館プランにしました。それで
もシングル 1 泊 5,775 円でした。値段重視で選んだ割
りには、室内は清掃が行き届き、フロントの方の応対も
ちゃんとしていて、無線 LAN も無料で使えたし、いい
感じのビジネスホテルでした。
平成ホテル客室
ホテルは JR 川島駅の駅前にあり、踏切がすぐ近くにあ
ります。窓からは少し離れたところを流れる鬼怒川と、
そこにかかる JR 水戸線の鉄橋が見えていました。
平成ホテルからの風景
夕食はホテルの人に近くのコンビニを教えてもらって買
いに行ったのですが、品揃えが悪く弁当らしい弁当があ
りません。パンとかで我慢するかなぁ、と思ってふと見
ると、すぐ横に「肉のしのざき」という精肉店があり、
弁当のノボリが出ています。そこでチキンカツ弁当を買
いました。カツは注文してから揚げてくれたので、揚げ
たて弁当です。なかなかおいしくいただくことが出来ま
した。
肉のしのざきのチキンカツ弁当
2 日目の朝食はホテルに頼んだものです。これは宿泊費
には含まれていなくて、別に 735 円 (700 円 + 消費
税) かかりました。いかにもビジネスホテルの朝食とい
う感じでした。
平成ホテル朝食
ホテルの廊下にある自動販売機を見ていたら、MAX コー
ヒーの PET ボトルを発見しました。MAX コーヒーの缶
コーヒーは見たことがありますが、PET ボトルは私とし
ては初めて見たので、買ってみました。北関東では普通
なんでしょうか?
MAX コーヒーの PET ボトル
筑波サーキットに移動すると、さすがに土曜日よりはか
なり混雑していました。それでもコースのすぐ近くの駐
車場に車を入れることができました。
サーキットに着いた時には GP-MONO の決勝が行われて
いました。4 ストローク 250cc ということなので、2
ストロークの GP-125 クラスが将来的になくなって、移
行していくクラスなのかなと思っていました。しかし
走っている音を聞くと、やはり 4 ストロークは重たそ
うな音がします。GP-125 のようないかにも入門クラス
という感じの軽快感はなく、軽量クラスなのに迫力があ
る印象でした。
グランドスタンド前まで来た所で、パドックパスを買っ
てパドックに移動します。他のサーキットではパドック
パスは高くて買う人なんてあんまりいないのですが、筑
波ではパドックパスを買わないと入れる部分がほとんど
ないと言っていいぐらいで、しかも 2,000 円と安いの
で、ほとんどの来場者がパドックパスを買っています。
A パドックへ向かう地下通路へ入っていこうとすると、
ちょうど GP-MONO 決勝を終えた車両やライダーが出て
くるところでした。ピットはレース中しか使えず、別ク
ラスのレースがはじまるまでに明け渡して、駐車場など
に割り当てられた各自のガレージへ戻らなければならな
いので、レース後はこんな風に移動するのです。実際に
たった今までサーキットを走っていた競技車両をこんな
間近で見れるというのは、なんかお得な感じです。
A パドックへ向かう通路
こちらは既にパドックエリアです。皮つなぎを来たライ
ダーが、観客に混じって普通に歩いてます。
A パドックエリア
食べ物売店もそこそこ充実しています。写真は kitchen
Car Cantik という、タコス、サンドイッチ、うどん、
クレープ、スープ、コーヒー屋と何でも売ってる店で
す。
kitchen Car Cantik テント
kitchen Car Cantik 移動販売車
パドックにはコントロールタワーや、医務室などもあり
ます。医務室の入口には「ヘルメットを持ってきて」と
書いてあります。ヘルメットの傷の度合いが、治療方針
に影響を与えるということなのでしょう。
筑波サーキット医務室
マーシャルカーも立ち入り禁止ではないエリアに普通に
停まってます。これは 3 台あるうちの、ロータスの
マーシャルカーです。
マーシャルカー
パドックには、このレースにスポット参戦している元
世界 GP ライダーの TADY こと、岡田忠之選手の姿もあ
りました。すごく年上に思えてしまうのですが、私と同
い年 (早生まれなので学年は 1 つ上) なんですよね…
ともかく、同年代としてがんばってもらいたいライダー
です。ちなみに予選は不通過だったのですが、シード権
行使で最下位グリッドからの決勝レースでした。
TADY 岡田忠之選手
パドックをうろうろしていたら ST-600 の決勝がはじま
りました。筑波サーキットは小ぶりなサーキットで、観
戦できるエリアとコースも近く、私が使っているような
コンパクトデジカメでも、そこそこ大きく車体を写すこ
とができます。
ST-600 決勝ウオームアップ
スタンドに腰掛けて MC コーナーで観戦していると、横
になんと他クラスの参戦ライダーと思われる人がやって
きて観戦していました。さすがにこれから走る人ではな
いと思うので、GP-MONO のライダーなのでしょうか。
ST-600 決勝を観戦するライダー
そろそろピットウォークの時間なのでピット裏へ移動で
す。時間になったころ、特に案内もないまま、なし崩し
的にピットウオークがはじまりました。グダグダです。
いつもこんな感じなのでしょうか。ピットウオークは特
に券などはありませんでした。パドックパスがないと入
れないエリアからしかピットウオークへ参加できなかっ
たようなので、パドックパスがピットウオーク券でもあ
るということのようです。値段的にもそんな感じなの
で、きっとこれでいいのでしょう。
ピット上から見たピットウォーク
GP-125 の決勝は激感エリアという MC コーナーの外側
の場所で見ました。ここは他のエリアと違ってフェンス
とガードレールの間が観戦エリアというすごい場所で
す。ものすごいレンズをつけたカメラを持った人がたく
さんいました。
激感エリア
GP-125 の決勝が終わった頃、私が応援している関口太
郎選手のガレージに行ってみました。関口選手はその時
はいませんでしたが、関口選手のオートバイと記念写真
を撮ることはできました。前日までの予選で関口選手は
トップタイムでポールポジションを確保していたので、
ウエットのコンディションが続いていればこの日のレー
スは期待できたのですが、ずっと雨のセッションだった
のに、決勝はドライになりそうで、そうなると予算の差
が速さの差になってしまって厳しいレースになる、とい
う予想もある、という状況でした。
関口太郎選手のオートバイと奥村
お昼は売店のジャンクフードです。原人ワイルドミート
バーは、漫画に出てくる肉の形を模したものですが、肉
の形をした部分は実際には肉ではなく、成形されたもの
で、しかも素材も肉中心ではなく、どちらかと言えば練
り物のような感じでした。おいしく食べれたのですが、
ギャートルズのように肉を引っ張り千切りながら豪快に
食べる経験ができるかと思ったのができなかったので、
残念です。
昼食のやきそばと、原人ワイルドミートバー
そして ST-1000 の決勝です。今回の私の主目的は関口
選手の応援で、GP-250 に出るのですが、このイベント
としては ST-1000 がメインレースという扱いのようで
した。岡田選手は最下位グリッドからすばらしい追い上
げを見せて、10 位に入りました。
ST-1000 決勝を走る TADY 岡田選手
この日の最後のレースとなったのが GP-250 の決勝で
す。関口選手はポールポジションからスタートしてポー
ルショットを奪ったのですが、最初の周回で遅れてしま
いました。その後挽回して 3 位、4 位争いをしていた
2 台に追いつき 3 ~ 5 位争いにまで持っていきまし
た。1 コーナーのブレーキング勝負で一度 4 位になっ
たのですが、突っ込みすぎだったようで直後に抜き返さ
れてしまいました。
GP-250 決勝で 4 位の選手を追う関口選手 (写真左)
私はピット上から観戦していましたが、ちょうど目の前
が関口選手のピットで、ホームストレートに戻ってくる
たびに、クルーや関係者と思われる人が熱心に応援して
いました。
GP-250 決勝、関口選手にサインボードを出すクルーと、応援する関係者
レースは結局 4 位の選手を抜くことができず、5 位に
終わりました。1 位、2 位はかなり抜け出してしまって
いましたが、3 位から 5 位までは最後まで集団で走っ
ていただけに、表彰台圏内の 3 位までは手が届く感じ
で、とても惜しいレースでした。
決勝後の関口選手と記念写真を撮ってもらいました。
決勝後の関口選手と撮った記念写真
関口選手は思っていたような成績ではなくて気分的にも
むしゃくしゃするようなところもあったと思うのです
が、写真撮影やサインの求めに気軽に応じてくれていま
した。
気軽にサインに応じる関口選手
レース終了後、元 MotoGP 125 クラスのライダーである
宇井陽一選手を見かけました。宇井陽一選手も MotoGP
のシートを失ってから、全日本 GP250 を走っていま
す。
決勝後パドックエリアで立ち話をする宇井陽一選手
筑波サーキットの帰り、有名なニセ城である豊田城に立
ち寄ってみました。立派な城の外観をしていますが、こ
の地にこのような形状の城があった歴史的事実は全くな
く、完全なニセ城という困った建物です。個人や私企業
が趣味で作ったのなら、その人なり、会社なりのお金な
ので仕方ないとも思えるのですが、これが公共の建築物
であるというのは、ちょっと問題でしょう。
豊田城 (ニセ城)
豊田城の近くには石下橋という面白い橋がありました。
片側 1 車線の対面通行ができる幅がある橋なのに、な
ぜか入口のところに写真のようなポール状の障害物が建
てられていて、この部分 (と、橋の反対側の入口部分)
だけが交互通行しなければならなくなっています。橋の
強度が十分でないために同時にたくさんの車が乗る事を
なるべく減らそうという工夫のようです。すぐ隣で、新
しい橋の工事が進んでいたので、この不思議な橋は、あ
と数年で見れなくなってしまいそうです。
石下橋
最後にピットウォークで撮ったキャンギャルの皆様で
す。
キャンギャル