2008-2009 年末年始帰省 3 日目 – 湯布院から阿蘇、高千穂経由で宮崎

宮崎帰省 3 日目です。
早起きが嫌いな私が珍しく朝起きてお風呂に行きました。というのも、ここ泰葉のお風呂は「青湯」という不思議なお風呂なので、それを見たかったのです。夜だと青いのが照明で無理やり青く色づけられているような感じがしてよくわからなかったので、日光の下でも見てみようということです。
お風呂は内湯と露天風呂があります。私が行った時は幸い他に誰も入っていなかったので、写真を撮ってみました。
泰葉の内湯
泰葉の内湯
洗い場
洗い場
お湯が青い泰葉の露天風呂
お湯が青い泰葉の露天風呂
上でも書いたように、この泰葉の露天風呂は「青湯」といい、本当に青く見えるお湯のお風呂です。泉質は炭酸水素塩泉で、噴出時は透明らしいのですが、いつの間にかこのように青くなる事があるのだそうです。内湯も同じお湯のはずで、よく見るとうっすら青い感じがします。しかし太陽の光を浴びている露天風呂の方が、はっきりとした青みがあります。入ると、少しとろみがかっています。たぶん肌が綺麗になる効果があるといわれるアルカリ泉だと思います。
ちなみに、この温泉は泰葉さんの敷地内で噴出しています。このお湯は由布院でも、泰葉さんだけでしか楽しめません。
湯煙が立ち上る泰葉の源泉
湯煙が立ち上る泰葉の源泉
お風呂から上がると朝食です。夕食と同じく、食堂へ移動していただきます。焼き魚や豆腐などの温泉宿らしい朝食です。卵とベーコンを固形燃料で自分で焼くようになっていたのがちょっと珍しかったです。
泰葉の朝食
泰葉の朝食
朝食のベーコンエッグ
朝食のベーコンエッグ
この日が母の誕生日なので、用意しておいた誕生日プレゼントを朝食の時に渡しました。70 歳、喜寿となりました。
誕生日プレゼント
誕生日プレゼント
写真が小さくてなんの T シャツかよくわからないと思いますが、子供の頃の妻の写真に吹き出しを書き込んで、「お母さんおめでとう」と言っているというものです。かなり喜んでもらえました。
お世話になった泰葉をチェックアウトして、妻が行きたがっていたお土産屋さん「鍵屋」へ向かいます。チェックアウトした時に気づいたのですが、泰葉のロビーの電話機はレトロ調でなかなかいい感じでした。さすがに送話口は飾りで受話器を使うようですが、電話機自体飾りではなくちゃんと客室などへの内線電話として機能しています。(何を言っているのかわかりにくいので説明を追加すると、本当の古い電話機は、手に持つのは相手の声を聞くスピーカーだけで、話をするマイクは電話機本体についています。そのマイクが送話口で、この電話機でもダイヤルの上についていますが、これは飾りのようで、現代の電話機同様に、ハンドセットにマイクとスピーカーの両方がついていました)
泰葉ロビーのレトロ調電話機
泰葉ロビーのレトロ調電話機
こちらが「西国土産・鍵屋」です。古い建物がいい感じです。
鍵屋建物入口
鍵屋建物入口
庭や苔むした手水もいい感じです。

庭
宿を出てから P ロールというロールケーキを買いに行ったのですが、駐車場へ行くための曲がるところを間違えて行きすぎ、わき道を使って戻ろうと白滝川という川沿いの道へ入ったら、うまく戻れる道がなくてずいぶん大回りになってしまいました。でも遠回りも悪いことばかりではなく、その途中で雄大な由布岳の景色が見えました。ちょうど辻馬車もいてのどかないい感じでした。
辻馬車と由布岳
辻馬車と由布岳
ぐるっと湯布院の街を一周して到着したのが、B-speak というお菓子屋さんです。
B-speak
B-speak
ここの P ロールというのが有名なのです。たっぷりのクリームがふわふわのスポンジで巻かれています。とてもシンプルなロールケーキです。
B-speak P ロール
B-speak P ロール
駐車場に戻ると、母が早速食べていました。
P ロールを食べる母
P ロールを食べる母
非常に美味しいロールケーキでした。
ロールケーキを楽しんだ後は、湯布院の街を出て、やまなみハイウェイを走ります。非常に景色の美しい道です。途中、朝日台レストハウスというところで休憩しました。とてもかわいい金の豚の置物を見つけました。自分の母にお土産に買おうかと思ったのですが、割れやすそうな感じだったので断念しました。
朝日台レストハウス売店で見かけた金の豚
朝日台レストハウス売店で見かけた金の豚
下の写真は長者原というところも景色のいいところで、広い湿原が広がる彼方に、硫黄山という活火山の噴煙が見える豪快な景色が楽しめます。
長者原と硫黄山
長者原と硫黄山
噴煙を上げる硫黄山のアップ
噴煙を上げる硫黄山のアップ
さらに阿蘇外輪山へ進んで、有名な大観峯へ行きました。なんとかこのスケール感を残せないかと何枚も写真を撮ったのですが、写真に収めるのは全然無理です。本当にスケールが大きくてすばらしい景色でした。
大観峯で、妻と母
大観峯で、妻と母
大観峯で、奥村と母
大観峯で、奥村と母
大観峯からのパノラマ
大観峯からのパノラマ
さらに先に進み、昼食は、手作りパン・珈琲 Genki というパン屋さんです。イートインの席もあります。窓の外には田んぼが広がり、その先に阿蘇の山並みが見れ、ゆったりとパンを楽しめます。
広大な田んぼと、阿蘇の山並みを見ながらの食事
広大な田んぼと、阿蘇の山並みを見ながらの食事
3 人それぞれの飲み物
3 人それぞれの飲み物
母の食べたパン – 3 つとも品名メモし忘れ
母の食べたパン - 3 つとも品名メモし忘れ
妻の食べたパン – キューティー、ブラウンシチュー、辛口カレーナン
妻の食べたパン - キューティー、ブラウンシチュー、辛口カレーナン
奥村の食べたパン – キューティー、ブラウンシチュー、フルーツプランター
奥村の食べたパン - キューティー、ブラウンシチュー、フルーツプランター
本当はロープウェイなどにも乗りたかったのですが、この日は宮崎市まで移動しなければならないので先を急ぎ、高千穂方面へと抜けていきます。
途中「トンネルの駅」という休憩施設があったので立ち寄りました。道の駅はよくありますが、トンネルの駅はたぶんここだけでしょう。施設駐車場の道路側には、看板のように高千穂鉄道の TR-300 形の赤い車両が置いてありました。レストランとして使われているためか、よく清掃されていて状態は悪くありませんでしたが、まだ比較的新しい車両なので、こういう形ではなく、ちゃんと列車としての余生を送って欲しいと思いました。
高千穂鉄道の車両 TR-300 形
高千穂鉄道の車両 TR-300 形
さらに、8620 形の SL も置いてあります。雨ざらしで、あちこち錆びも浮いていて、状態はあまりよくありませんでした。日本のような雨の多い国で車両を屋外保存するなら、せめて屋根をかけてあげてほしいです。
8620 形蒸気機関車 (48647)
8620 形蒸気機関車 (48647)
ここは元々、国鉄が新規に路線を開通しようと工事して開通したトンネルが、路線が結局開通しなかったために残されていたものを、酒蔵として有効再利用している施設です。トンネルの中も自由に見学できるようになっています。無限に続くように見えるトンネルにずらりと酒樽が並んでいる様は、なかなか壮観です。樽というとウイスキーとイメージしますが、ここのお酒は焼酎なのだそうです。全くお酒を飲まない私は、トンネルを少し入るとお酒の匂いで酔いそうになるぐらい、お酒のかおりがトンネル内に充満しています。
トンネル内の焼酎樽
トンネル内の焼酎樽
運転中の飲み物を買おうと自販機に行くと、この施設の自販機には宮崎ならではの飲み物がいくつかありました。その中のみやざきミルクコーヒーを買ってみました。東国原宮崎県知事の似顔絵入りの缶です。コーヒーは平凡ですが、この缶は将来コレクターズアイテムになるかも知れません。(と思いつつ捨ててしまいましたが…)
みやざきミルクコーヒー
みやざきミルクコーヒー
トンネルの駅からほどなく高千穂に到着です。駐車場には、今はなき高千穂鉄道トロッコ列車と思われるオブジェがありました。
高千穂鉄道トロッコ列車 (?)
高千穂鉄道トロッコ列車 (?)
寒かったので妻はあまり乗り気ではありませんでしたが、母がボートに乗りたいと以前言っていたので、ボート乗り場へ行きます。
高千穂ボート乗場へ向かう妻と母
高千穂ボート乗場へ向かう妻と母
3 人でボートに乗りました。ちょっと漕ぎ出すと、有名な真名井の滝が見えます。
ボートから見る真名井の滝
ボートから見る真名井の滝
真名井の滝を背景に母と記念撮影に収まる奥村
真名井の滝を背景に母と記念撮影に収まる奥村
この写真は、真名井の滝を通りすぎてから撮っています。1 枚目の写真の上の方に橋が見えますが、実はボート乗り場の駐車場へ来る時に車で通ってくる道です。真名井の滝を初めて写真で見たのはまだ小学生ぐらいの時ですが、写真の印象から、滝の上の方の周辺は、うっそうとした深い森で、簡単には近寄れないようなところだと思っていたのですが、実は滝の上のあたりはアクセスする車道もあるすごく平凡な公園で、こうやって川面から滝を見ている印象と全然違います。
ボート乗り場では「鳥のエサ」としてエイヨーボーロを売っていたので買いました。川にはカモがたくさんいて、ボーロを投げると食べにやってきます。
カモにエサやり
カモにエサやり
人に馴れていて、ボートにかなり近づいてきます。もしかしたら手のひらから直接でもエサを食べてくれるかも知れません。かわいいです。
かなり近寄って来るカモ
かなり近寄って来るカモ
そんな感じでボート遊び終了です。やっぱり寒くて、終わるとすぐにトイレに行きました。
高千穂のトイレの貼り紙「君のは、そんなに長くない、もうちょっと前へ」
高千穂のトイレの貼り紙「君のは、そんなに長くない、もうちょっと前へ」
あとは宮崎市目指してひたすら移動です。途中道の駅日向に立ち寄りました。顔ハメがあったので当然写真を撮りました。
顔ハメに収まる奥村と母
顔ハメに収まる奥村と母
顔ハメに収まる妻と母
顔ハメに収まる妻と母
さらにどんどん進み、夕食はおぐらチェーンを見つけたのでそこに入りました。おぐらチェーンなのですが、店名は「レストランつの」です。おぐらチェーンはフランチャイズの店では店名は「おぐら」に必ずしもしないのだそうです。正式な商品名を忘れてしまいましたが、3 人とも弁当を食べました。お刺身、チキン南蛮などがついて、お買い得でした。
弁当
弁当
さらに進んで 21:00 過ぎにようやく宮崎の実家に到着です。留守番をしていてくれた母の飼い犬モンローちゃんです。
モンロー
モンロー
事前に宅配で送ってあったチョコレートケーキで母の誕生日を改めてお祝いしました。
誕生日ケーキ
誕生日ケーキ
なかなかタフな 1 日でした。明日は私の両親が合流します。

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