2013 年に BS11 の MOTORISE というテレビ番組で SSTR = Sunrise Sunset Touring Rally というイベントが紹介されていました。面白そうと思って 2014 年に初参加し、今 2015 年も引き続いて、昨年と同じ RG-200Γ で参加してみました。
ラ リーといいますが、厳しいルールはなく、日の出の時間に日本列島の太平洋側の海の見える場所で日の出とオートバイを撮影し、道の駅や高速道路の S.A.、P.A. のスタンプを 5 個以上集めて、日没までに石川県の千里浜なぎさドライブウェイにゴールすればよい、というだけのルールです。
出 発地点は任意に選べるので、自宅から一番行きやすく、オートバイを海が見える場所まで入れられる、茅ヶ崎漁港にしました。日の出の 1 時間前ぐらいに到着してしまったため、近くのファミレスで少し時間をつぶしてから海岸へ向かうと、そこにはすでにたくさんのオートバイが集結していまし た。縮尺の大きな地図で見ると、この付近ではどこでも海岸近くでオートバイと海を入れた写真が撮れそうな気がしますが、実際には海岸近くへ入れる箇所はそ れほど多くなく、実際に海岸近くまでオートバイで近寄れる箇所が、前後 10 ~ 20km ぐらいの海岸の中でここぐらいしかないことや、高速道路へのアクセスが便利なことなどから、大勢がこの一箇所に集まってしまったようです。
日の出は海から出ると漠然と思っていたのですが、直前にインターネットで調べてみると、やや陸地にかかったぐらいの角度から出てきます。
GPS 機能のついたスマートフォンで写真を撮って、指定されたメールアドレスに送るのが「スタートゲート」の役割になります。
最初のチェックポイントは圏央道厚木 P.A. にしました。オートバイ駐車場には、SSTR の番号ステッカーを貼ったオートバイが並んでいます。
続いて談合坂。ここにも SSTR 参加車両がたくさんいました。
次に立ち寄ったのは、諏訪湖 S.A. です。やはり SSTR 参加車両がたくさんいました。
松本で下道に下りて、道の駅・風穴の里が次のチェックポイントです。
安房トンネルを抜けて、岐阜県へと入っていきます。天気がよかったので、平湯料金所の休憩エリアからは、冠雪したアルプスの山並みが美しく見えていました。
ど んどん進みます。この辺りの道は、いかにもオートバイで走るのが楽しい峠道ですが、積雪対策の縦溝が掘られた場所が多く、積雪が無い時には、逆にその部分 はタイヤのグリップが失われる感じで、おそるおそる走らなければなりませんでした。同じ細い溝による積雪対策でも、溝を横向きに掘ってある箇所もあります が、横向きに掘られている場合は、オートバイで走っていてもそれほどグリップ感はなくなりません。ただし、横向きの方が振動は激しくなります。四輪車で走 ると、どちらもほとんどグリップ感がなくなる感じがしないし、振動も違いを感じないので、こういった設備を作る人たちは、自動車でだけ試走して、あまり深 く考えずに縦溝を掘っているのだと思いますが、二輪車のことも少しは考えてもらいたいところです。
どんどん進んで、道の駅・奥飛騨温泉郷上宝に到着です。オートバイがたくさんいましたが、ほとんどのオートバイに SSTR のステッカーが貼られていて驚きました。
次 に立ち寄ったのは、道の駅・宙ドーム・神岡です。SSTR のポイント規定では、同一都道府県内の道の駅は、何箇所回っても得点は増えないので、立ち寄る意味はありませんが、ノーベル賞で有名な観測装置、スー パー・カミオカンデがある街の道の駅で、施設内に、スーパーカミオカンデのレプリカがあったりするので、素通りはできませんでした。
続いて、道の駅・細入に立ち寄りました。ここは既に富山県です。駐車場にはオートバイがたくさんいますが、はやりほとんどの車両に SSTR のステッカーが貼られていました。
富山からは再び高速道路に乗ります。高速道路に乗ってから呉羽 P.A. でもスタンプを押しましたが、上述のようなルールなので、自己満足以外には意味はありません。呉羽 P.A. の二輪車駐車場にはオートバイは 4 台ほどしか停まっていませんでしたが、すべての車両に SSTR のステッカーが貼られていました。
あとは時間があったらまわってみようと思っていた、「勝手チェックポイント」めぐりです。
勝手チェックポイント 1 は、石動駅です。
勝 手チェックポイント 2 は、小矢部市消防団石動第一分団の、消防車車庫です。この車庫のシャッターには消防服を着たドラえもんと、消防車に乗るのび太くんが描かれているのを、以 前北陸本線の列車から見かけて、一度前で記念写真を撮ってみたいと思っていた場所でした。今回ルートとして近くを通るので、立ち寄ってみました。
勝手チェックポイント 3 は、俱利伽羅駅 (ぐりからえき) です。この、ヤンキー当て字のような駅名は、正式なこの地域の歴史ある地名の正しい表記なのです。
そして、最後は、のと里山海道に乗り、道の駅・高松を最後のチェックポイントとしました。道の駅・高松にも、たくさんのオートバイが停まっていましたが、ほぼ全てのオートバイが SSTR 参加車両でした。
道の駅高松では、冒頭で紹介した BS11 の番組 MOTORISE のナビゲーターである、元 MotoGP ライダーの中野 真矢さんと、アシスタントの古澤 恵さんをお見かけしました。MOTORISE の番組として、今年も SSTR を取り上げるにあたり、出演者が実際に参加している、ということだったようです。
ゴールして、チェックシートを提出する長~い列に並んで提出し、計測器を返却して、再び長~い列に並んで、イベント主催者の風間 深志さんに握手してもらい、参加記念品をもらいました。本当はこのタイミングで、完走証をもらえるはずだったようですが、機械の故障でこの時にはもらえませんでした。
同じ立命館大学の無線研究会の先輩である、野田さんも、このイベントに参加していたのですが、同じイベントに参加していると言っても、スタート地点が野田さんは四国なので、ゴール地点で初めて合流できるだけな上に、ゴール地点いは参加車両が 1000 台も居るので、ぜんぜんどこにいるかわかりませんでしたが、ホテルに向けて帰ろうとしていた野田さんが、まさにオートバイをスタートさせようとしているところに偶然通りかかり、挨拶はできました。ちなみに野田さんは大型自動二輪の免許を持っていて、大型二輪車も所有していますが、今回はあえて 125cc の原付二種で参加していました。高速道路が使えないので大変だったと思います。
この後、2 つの別々の会場で参加者が異なるトークショーがあり、私は風間 深志さん、中野 真矢さん、古澤 恵さんが出演するトークショーを見に行きました。
翌日、イベントとしては、ぐっさんのライブなどがあり、午後には解散です。
前日は混雑もあり、また、暗かったこともあって撮ってなかった、ゴール地点での写真を撮ってみました。
砂浜にずらりと並ぶオートバイというのは、他の場所では見れない不思議な光景です。
帰ろうとしていた時、偶然鉄人・賀曽利 隆さんがすぐ近くを走っているのに気づき、ツーショットを撮ってもらいました。
初日に千里浜についたあたりで、オイルランプが点灯していたので、帰る前にツーストオイル 1L を入れました。オイル缶をもってきておいてよかったです。
この後、飛騨高山でハンバーガーを食べ、松本で 1 泊し、帰宅しました。私は二輪車も四輪車もめったに洗車しないのですが、海水を浴びた可能性があることもあり、久しぶりに RG-200Γ の洗車をしました。
こんな感じで、今年の SSTR は終わりました。来年も RG-200Γ が故障で走れなくなっていない限りは参加しようと思っています。
上記の記事内容を書く前に、とりあえずということで公開していたアルバムが以下の URL から見れます。
フォトアルバム: 2015-05-30(土) – 06-01(月・有給休暇) SSTR 2015 参加
ところで、早く到着した人は当日もらえていた完走証、18:15 頃到着した私は、プリンターのトラブルがあるとかで現地ではもらえませんでした。写真は後日送られてきた完走証です。
ちなみに、当日 BS11 の MOTORISE という番組の企画で参加されていた元 MotoGP ライダーの中野 真矢さんは、番組で完走証が紹介されていましたが、18:49:40 ゴールだったようです。中野さんのような有名人がゴールすれば周囲がある程度騒ぐだろうから、現地にいたら気づいているはずなのに、全く気づかなかったなぁ、と思っていたのですが、この時刻だと、私がオートバイを駐輪場所として指定された場所に移動させて、完走チェックシートを提出するための列にならんで、バッジをもらうための列にも並んで、といったことをしている頃にゴールされたんですね。どうりで気づかなかったわけだ…