2016/12/18(日) オーバル・スーパー・バトル 2016 (OSB) at 川口オート

川口オートレース場で 2014 年から年に 1 回、オーバル・スーパー・バトルという、オートレース以外のオートバイ、具体的には、JSB1000 や J-GP3 などの、全日本ロードレースのカテゴリーの車両や、それらのカテゴリーのライダーが、オートレース車両やオートレースの選手と一緒に走ってレースをするというイベントをやっています。

1 回目の開催をインターネットで見て 「これは見てみたい」 と思っていたのですが、2 回目の 2015 年は、イベントが終わった直後に開催日を知って見に行けませんでした。今年は少し早めに開催日を知ったのですが、甲子園ボウルと同じ日でした。我が母校、立命館大学のアメリカンフットボールチーム、パンサーズが甲子園に出た場合は応援に行くことにしていたので、その状況次第で見に行けることになりました。結果としては、立命館大学パンサーズは、西日本代表決定戦で、関西学院大学ファイターズに敗れて甲子園ボウル出場はできなかったため、私は、このオーバル・スーパー・バトルというイベントに行けることになり、見に行ってきました。

西川口駅から無料のシャトルバスに乗って、会場の川口オートに向かいます。以前、小田原競輪場で自転車のイベントに行った時は、小田原競輪場で競輪の開催がなかったのは当然ですが、場外発売もしていなかったので、来ていた人は、普通の自転車ファンだけでした。しかし、この日の川口オートは、場外発売を行っていました。来るまで知らなかったのですが、シャトルバスに乗った瞬間に 「あ、今日は場外発売があるんや…」 と分かってしまいました。競輪でも競艇でもオートレースでもそうなのですが、こういったギャンブルをする人の、白目の部分が黄色くなったような印象を受ける独特の表情は何なんでしょうね。とにかく重い雰囲気でバスは出発します。

西川口駅からのシャトルバスは、川口オートの正門ではなく、北口にあるシャトルバス乗降場に到着します。川口オートに入って行くとすぐにスタンドの裏面が見えました。オートバイの音がしていたので早速スタンドに上ります。

オートレースのオーバルに、普通のロードレーサーが走っていました。

川口オートのオーバルを走る、普通のロードレーサー
川口オートのオーバルを走る、普通のロードレーサー

この時間は練習走行だったようで、3 台ぐらいのオートバイが時にそれなりに真剣にコーナーを攻め、時に外周をゆっくりと走っていました。周辺を見渡すと、新聞とペンを持って、場外の車券を買いにきたと思われる人が 3/4 ぐらいで、オーバル・スーパー・バトルを見に来ているっぽい人が 1/4 ぐらいという感じで、圧倒的に少ないです。しばらく見ているとレースが開始になりましたが、レースの進行についてはまったくアナウンスがありません。大型ディスプレイがオーバルのすぐ外にありスタンドからもよく見えますが、そこに表示されているのは、目の前のオーバル・スーパー・バトルのレースではなく、場外販売している山陽オートのレース中継や、オッズの表示、払い戻しの表示などです。

スタート位置に着く J-GP3 の岡崎静夏選手
スタート位置に着く J-GP3 の岡崎静夏選手
オートレースのオーバルでロードレーサーがレース中
オートレースのオーバルでロードレーサーがレース中

場内放送は、次の山陽オートのレースの車券の締切時刻の案内だとか、山陽オートでの練習走行の各選手のタイムだとかを放送しているので、なんだか別世界の出来事のように、目の前で行われているレースは淡々と進み、そして、このスタンドにいる我々には何も状況がわからないまま終わってしまいました。

で、状況がわからなさすぎるので、メインゲート側に行って見ることにしました。

ここまで書いたところで寝ることにしたので、残りはまた追記していきます。

が、写真を 2 枚についてだけ先に書きます。

1 枚目。

オートバイというか、モーターレースのイベントにはレースクイーンが付き物ですが、この日のイベントにはレースクイーンは 1 人だけしかいませんでした。それがこの写真の人です。現地では誰か知らなかったのですが、後で 「青木 ひなた」 さんだと知りました。

青木 ひなたさん
青木 ひなたさん

なかなかかわいいレースクイーンだなぁと思っていたのですが、なんとこの人、青木宣篤選手の娘さんなのだそうです。まだ高校 3 年生だとか。そうか、青木宣篤選手の娘さんだから SUZUKI なのか… とか、後になって思いました。

2 枚目。

この日一番うれしかったのは、実はカメラマンの遠藤智さんにお会いできたことでした。イベントの最後に、観客を背景にして選手の集合写真を撮る時間があったのですが、その時我々観客の向かい側にたくさんの取材カメラマンが並んで写真を撮っていました。その中に、遠藤智さんがいました。

遠藤 智カメラマン
遠藤 智カメラマン

モータレースの取材暦が長く、MotoGP の生き字引とも呼ばれる人です。オートバイのレーサーなどは、ピットウォークなど観客と触れ合うイベントなどもあり、けっこう間近で見る機会があるのですが、こういった本職のカメラマンの方は、本来は裏方の仕事をされているということもありますし、また、レースのイベントではほとんどの場合は本職のカメラマンしか入れないような場所におられるので、このように間近で実際に見かけることはあまりありません。なので、なかなかうれしい出来事でした。

ということで、イベント内容の残りについては後日更新します。

2016/12/03(土) 箱根登山ケーブルカーふれあいフェスティバル IN 早雲山

箱根登山ケーブルカーふれあいフェスティバル IN 早雲山というイベントで、ケーブルカーの駅裏見学ツアーというのがあるということで行ってきました。

参加したいと思っていたイベントの受付です。

早雲山駅裏側見学ツアー受付
早雲山駅裏側見学ツアー受付

が、なんとこのイベントに参加できるのは小学生の子供と、その子供の保護者のみということがその場で判明、一番参加したかったイベントに参加できませんでした。

この箱根登山ケーブルカーふれあいフェスティバル IN 早雲山の、これ以外のイベントは、明らかに子供向けのイベントです。

1 つは、ミニ登山電車です。自分で運転できるのではなく、係りの人がラジコンで運転する電車で、線路を 2 周します。こちらは無料です。

ミニ登山電車に乗車
ミニ登山電車に乗車

さかな釣りゲームは有料で 1 回 100 円ですが、必ず何かが当たります。当たりの景品は、どれも 100 円より高いものなので、お得ではあります。

さかな釣りゲーム
さかな釣りゲーム

イベントには物販もあるのですが、あまり売れてない感じでした。他の鉄道会社の出店も出てましたが、集客が悪いのに驚いていたのではないでしょうか…?

イベントの物販
イベントの物販

鉄道系イベントには、いかにも「鉄」という人がワサワサいるのが普通なのですが、このイベントでは自分以外には 1 人しか見かけませんでした。(その人もミニ登山電車に大人 1 人で乗ってました)

他にイベントに参加しているのは、ごく普通に箱根観光に来た家族連れとかアベックとかが、「何かやってる」という感じでついでに参加しているという感じでした。なので 1 時間に 3 本ほど運行されているケーブルカーが到着すると、ロープウェイへの乗継待ちをする人のうち、イベントに少し人が流れてくるけど、その人たちが参加し終えると、次のケーブルカーが到着するまでガラ~ンとしているという繰り返しです。

もう少しおっさん向けのイベントをやれば集客できるのになぁと思いますが、ケーブルカーは一般の鉄道と違って「つるべ」にぶら下がって運転している 2 編成の車両以外には車両がなく、車庫に置いてある車両で何かする、というような事ができないので、なかなか難しいのかも知れません。

やっぱり駅裏ツアーに大人だけでも参加できるようにしてくれるのが一番だと思うのですが、何か難しい点があるのでしょうか…?

2016/11/23(水・祝) 新宿駅立体模型見学

新宿駅西口広場イベントコーナーという、地方の物産展などを時々やっている、都心にあってとても田舎っぽいスペースがあります。そこで 2016/11/21(月) ~ 11/24(木) に 「土木コレクション 2016」 というイベントが行われていました。

このイベントで 「新宿駅立体模型 (2016)」 という作品が展示されているということを知り、見に行ってきました。

模型は昭和女子大学環境デザイン学科田村研究室が中心となって製作されたものです。

新宿駅立体模型 (2016) 説明プレート
新宿駅立体模型 (2016) 説明プレート

で、立体模型がどんなものかというと、こんなものです。

新宿駅立体模型
新宿駅立体模型

模型の周辺には昭和女子大学の学生さんが立っていて、質問があると答えてくれます。

質問に答えてくれた昭和女子大学の学生さんたち
質問に答えてくれた昭和女子大学の学生さんたち

環境デザイン学科って何なんだろう? と思いますが、彼女たちはその中でも建築に関する勉強をしている学生さんたちで、建築士の資格を取ったりしているそうです。向かって右の方は大学院生で、左の方は学部生ということでした。

模型は 1/100 の縮尺ですが、高低差がわかりやすくなるように、縦方向は 2 倍にしてある (つまり縦方向の縮尺は 1/50 である) そうです。

模型の設計は、建物などの設計図を元にしたのではなく、学生が実際に地下街などを歩いて調査した結果を元に設計したそうです。

材質は木ですが、このような綺麗な形に切り出すのは CAD などのデータを出すと、その形に切ってくれる業者があるそうで、そちらに依頼したとのことでした。

階段部分は、大学にある機械を使って学生が作ったそうです。その機械の特質上、加工面の一部が焼けてしまって黒くなるそうです。階段が黒くなっているのはそのためで、黒くしようと思ってやったわけではないのだそうですが、組み立ててみると、階段部分が黒くなっているのがいい感じだったので、これでよかったと思ったそうです。

模型を支えている多くの柱ですが、これはなんと全て高さを計算して発注した、この模型を支えるための専用の柱金具です。金具の最上部には高さを微調整するためのボルトとナットがついていますが、基本的には柱の長さ自体を最初から設計した通りの高さで発注して作ったものらしいです。組み立てた状態での耐震計算は一応したらしいですが、結果は教えてくれませんでした。(まぁ、全然だめな数字が出たということなのだと思います)

面白いのは、この模型がこのイベントで置かれている新宿駅西口広場イベントコーナーが、この模型の範囲に含まれているのですが、そこに、ちゃんとこの模型の模型が置いてあったことです。

この新宿駅立体模型の中の、新宿駅立体模型が置かれている西口広場イベントコーナーの部分には、新宿駅立体模型の 1/100 模型が置かれていました
この新宿駅立体模型の中の、新宿駅立体模型が置かれている西口広場イベントコーナーの部分には、新宿駅立体模型の 1/100 模型が置かれていました

この 1/100 模型の 1/100 模型を見ると、西口からさらに新宿西口高層ビル群や都庁前駅などがある部分へ続く地下道なども作られています。実は模型としては設計していたのだそうですが、この模型を最初に展示した学校でのイベント (学園祭?) で展示に使う教室に入りきらないことがわかり、その部分は実際には製作しなかったそうです。(話を正確に覚えていないのですが、部品は作ったけど組み立てなかった、というような話だったかも知れません…)

ちなみに見た感じからしてそうだと思いましたが、この 1/100 模型の 1/100 模型は、3D プリンタで作ったものだそうです。

全体像を撮影するのは無理だったのですが、パノラマ写真を作ってみました。

新宿駅立体模型パノラマ写真
新宿駅立体模型パノラマ写真

こちらは、副都心線の新宿 3 丁目駅あたりの方向から撮った写真で作ったパノラマ写真です。

新宿駅立体模型パノラマ写真 (3 丁目方向から)
新宿駅立体模型パノラマ写真 (3 丁目方向から)

この写真を見ればわかるように 「新宿駅立体模型」 という名前ですが、丸の内線・副都心線・都営新宿線の新宿 3 丁目駅、大江戸線の新宿西口駅も模型の範囲に含まれています。

学園祭での展示では、模型自体を机の上高い位置に設置して展示したので、JR のホームの下のあたりなどに人が通れる場所があり、模型の複雑な構造を下から覗き込むこともできる形での展示だったそうです。それも面白そうだと思いました。また、個人的には、上から俯瞰で見下ろせるような場所で展示されていると、また違った面白さがあるだろうなと思いました。

知らなかったのですが、この研究室ではこの新宿駅の 1/100 模型の前に、東京駅の 1/200 模型、渋谷駅の 1/100 模型も作っているそうです。渋谷駅の 1/100 模型と、新宿駅の 1/100 模型を並べて展示すると、比較できてそれも面白そうだと思いました。展示できるスペースがある場所は限られてしまいそうですが…

来年以降の予定はまだ決まっていないそうですが、他の駅の模型をさらに作ったりとかいった展開があるようです。他にそこそこ複雑な駅としては、池袋駅とか 1/200 模型しか作っていない東京駅も 1/100 模型も作ったりとか、今回の新宿駅の西口側で切れたままになっている高層ビル群の地下、都庁前駅付近などの構造まで延長して作ったり、色々アイデアはあるようです。個人的には北千住駅の立体構造が面白いと思っているので、北千住も作ってくださいとお願いしておきました。

次にどのような作品が出てくるかわかりませんがとても楽しみです。

2016/11/20(日) SHARP 洗濯機修理

うちで使っている SHARP の洗濯乾燥機は、現在の家に引っ越してきた 2012/01/27(金) から使い始めているのですが、1 年ほど前から、乾燥機能を使うと、”U04″ というエラーがすぐに表示されてしまうようになっていました。”U04″ は 「フィルターを掃除してください」 というエラーですが、フィルターは使うたびに掃除していて、ほこりは詰まっていません。それでもエラーが出るので、SHARP に連絡して点検・修理に来てもらいました。

点検においでになった方はシャープエンジニアリングの方でした。その方によると、乾燥装置の奥の方にほこりが溜まってしまっているので、分解して掃除しなければならないとのことです。2 時間ほどの作業になるとのことでした。1 時間ほどしたところで見に行ってみると、洗濯機はかなり分解された状態になっていました。

分解して色々取り外された状態の SHARP の選択乾燥機
分解して色々取り外された状態の SHARP の選択乾燥機

ほこりは確かに詰まってます。

ほこりが詰まっている
ほこりが詰まっている

この洗濯機には 「槽洗浄」 という、洗濯機自体を洗うコースがついています。これを時々実行してやる必要があるらしいのですが、それをおこたっていると、このような状態になりやすいのだそうです。

予定より 30 分ほど遅れ、2 時間 30 分ほどかかって修理が完了し、シャープエンジニアリングの方は帰っていきました。客先の環境はそれぞれに違うのに、そこで修理の仕事をこなしていかなければならないなんて、大変なお仕事ですね…

修理完了した SHARP の洗濯乾燥機
修理完了した SHARP の洗濯乾燥機

“U04” の表示が消え、いい感じに乾燥機が動くように復活してくれているといいなぁ。

2016/11/08(火) 転んで痛かったので整形外科行ったら骨にヒビが入ってた…

2016/11/07(月) に、銀行に行くために赤坂の街をチンタラと歩いていた時、歩道にあった 2~3cm  ぐらいしかない小さな段差を踏み外し、その瞬間に右足がくるっとまわったようになってしまって転んでしまいました。

転んだ時にはちょっと足首あたりが痛いなと思っただけだったのですが、翌日 2016/11/08(火) になっても痛みが引かず、整形外科へ行って診てもらいました。レントゲンを撮った結果、お医者様の診断は「骨にヒビが入ってますね。軽く固定しましょう」ということになりました。

ヒビが入った右足のレントゲン写真
ヒビが入った右足のレントゲン写真

固定してから、レーザー治療という、効果があるのかどうかよくわからない治療を受けました。

レーザー治療中
レーザー治療中

以前腰痛でこの整形外科に来た時も、このレーザー治療を受けました。痛みと炎症を抑える効果があるという説明です。腰痛の時は、確かにレーザー照射を受けた後は若干痛みが和らぎましたが、根本治療というよりは、痛みに対する対処療法にすぎないように思います。今回は、腰痛の時とは違って、痛みが和らぐ感じもなかったので、継続してこの治療を受けるのはやめることにしました。「なるべく歩かないでください」 というのに、「このレーザー治療を受けるために、毎日この病院へ通ってください」 と言われるのは矛盾しているような気もしました。歩かずにタクシーで来いってことなのかな…

小さな段差で転んでしまった、という事も、ちょっと転んだだけで骨にヒビが入ってしまった、という事も、どちらも、自分の年齢をあらためて感じてしまう出来事でした。

2016/11/05(土) ヤマハ歴史車両デモ走行見学会 at ヤマハ袋井テストコース

2016/11/05(土) に、ヤマハ袋井テストコースで行われた、ヤマハ歴史車両デモ走行会見学会というイベントに行ってきました。

事前にインターネットで公開されていた案内で、二輪車は袋井テストコース内に駐車できるが、四輪車は別の場所に駐車して、そこからシャトルバスになると説明があったので、二輪車 (RG-200Γ) で行くことにしました。

自宅を出てそれほど遠くない東名高速の鮎沢 P.A. で最初の休憩です。鮎沢 P.A. からこんなに綺麗に富士山が見えるとは知りませんでした。

富士山と RG-200Γ at 東名高速・鮎沢 P.A.
富士山と RG-200Γ at 東名高速・鮎沢 P.A.

現地に到着して、二輪車はこちら、という看板に従って袋井テストコースへ到着すると、正門前で係りの人が「二輪車駐輪場は満車です。もう入れないので、四輪車と同じ駐車場へ行ってください。」と (それほど大きくない声で…) 言っていました。オートバイに乗っているとエンジン音にかき消されてしまうので、その人の目の前まで行って初めて聞き取れるので、道の反対側で渋滞待ちのようになっていたオートバイのライダー達も、そこから直接折り返さずに、1 人 1 人、係りの人のところに寄ってきては、ようやく説明が聞き取れて去っていくというカオスな状態が続いていました。拡声器を使ってオートバイのライダーに聞き取れるようにするか、大きなボードに説明を書いて、読めばわかるようにするかしなければならないと思いました。

看板通りに駐車場所を目指して走っていったのに追い返され、どうしてよいかわからず右往左往するオートバイの群れ
看板通りに駐車場所を目指して走っていったのに追い返され、どうしてよいかわからず右往左往するオートバイの群れ

私は四輪車の駐車場まで行ってシャトルバスに乗るのは嫌だったので、袋井テストコースから少し離れたところで路上駐輪することに決め、そこから歩いて会場に向かいました。

ヤマハコミュニケーションプラザ歴史車両デモ走行会見学会 2016 会場となった袋井テストコースの入口
ヤマハコミュニケーションプラザ歴史車両デモ走行会見学会 2016 会場となった袋井テストコースの入口

ちなみに、会場にはオートバイ用以外に、自転車用の駐輪場も用意されていて、そちらはまだかなり台数に余裕がありました。自転車で来ている人もそれなりにいて、私が着いた時間帯でも、正門の係りの人は、自転車は通していました。

敷地を進んでいくと、「これより先 外来者進入禁止」 の看板が登場します。この日ぐらいは 「今日は入れます」 というような貼り紙をしてあってもよいように思いました。

袋井テストコースは、普段は一般の人は立入り禁止で、このような看板もあります
袋井テストコースは、普段は一般の人は立入り禁止で、このような看板もあります

会場に到着すると、レイアウト図と、タイムスケジュールがありました。走行見学エリアの位置が、この図だとわかりにくいですね…

会場内レイアウト
会場内レイアウト
イベント・タイムスケジュール
イベント・タイムスケジュール

デモ走行が始まる時間まで、デモ走行車両や、その他の展示車両を自由に見学できます。特に車両のまわりにロープなどが張られているわけでもなく、本当に自由に見学できる状態でした。

なんとなくアメリカンっぽい雰囲気の Popgal という原付。かわいいスタイルです。

Popgal
Popgal

こちらはステップスルー型スクーター原付の元祖、パッソルです。私が中学生から高校生ぐらいの頃にものすごく売れたオートバイで、本当にそこら中を走っていました。

Passol パッソル
Passol パッソル

リアタイアのサスペンションは、タイヤを片持ちでエンジンユニットそのものがバネ下に入ってタイヤと一緒に揺れる、ユニットスイングです。今のスクーターもほとんどがこの形式ですが、既にそのスタイルが完成しています。

片持ちでエンジン一体のユニットスイングという形式がすでに完成している
片持ちでエンジン一体のユニットスイングという形式がすでに完成している

こちらは Zippy という原付です。独特のスタイルがかわいいです。こういう個性的なスタイルの原付は現在は絶滅しましたね。

Zippy
Zippy

こちらは GP50 マシン RF302 です。上から見ると、細い! 17 馬力、最高速度は時速 170km 出たそうですが、こんな細くて華奢な車両で時速 170km 出たら、ライダーはすごく怖かったのではないでしょうか?

GP50 レーサー RF302 の車体を上から。細い…
GP50 レーサー RF302 の車体を上から。細い…

続いて Tech21 カラーの FZR750 です。私が高校生の頃、当時はレースとしてとても人気があった 8 耐に平選手が出場した車両です。当時はカッコいいと思ったものですが、今見ると、特にフロントカウルの形状に時代を感じて、古臭い感じです。でも、このカラーリングは今見てもカッコいいですね。

FZR750 TECH21 カラー
FZR750 TECH21 カラー

四輪車は、まず トヨタ 2000GT です。トヨタ博物館などでも何度か見たことがありますが、この色のトヨタ 2000GT は初めて見ました。世間的には評価の高いデザインですが、私は小学生の時に名古屋への遠足に先立っての説明会で初めてこの車の説明を聞き写真を見た時に 「カッコ悪」 と思ってしまって以来、どうも素直にカッコよく思えないところがあり、見るたびに微妙な思いをいだいてしまいます。まぁ、大人になってから初めて見たトヨタスポーツ 800 なんかは、スタイルのテイストは似ているのに、素直にカッコいいと思えるのが不思議なところです。トヨタ 2000GT も、もう少し大人になってから初めて見ていれば、素直にカッコいいと思っていたのかも知れません。

TOYOTA 2000GT
TOYOTA 2000GT

そして、おそらく今回のイベントの目玉である OX99-11 です。これは黒の車体です。

OX99-11
OX99-11

こちらも OX99-11 です。赤色の車体です。

OX99-11
OX99-11

OX99-11 最後の 1 台は緑色です。

OX99-11
OX99-11

今回 3 台が展示されていた OX99-11 ですが、ヤマハの方によると 5 台製造されたらしいです。残りの 2 台は、なんと行方不明なのだとか… 製造した後市販しないことが決定すると、倉庫などにしまいこまれて、忘れられた存在となっていたものを、数年前に復活させたのですが、その時出てきたのがこの 3 台だけだったのだそうです。FRP のボディーなどは数年しまっておいたぐらいでは痛まないと思いますが、ECU なんてソリッドステートの電子回路のはずなのに市販車の ECU は何故か放置していただけで壊れてしまうので、どうしたのか聞いてみましたが、保管状態が良かったのか、ECU については特に何もしなくてもそのまま使えているのだそうです。樹脂系の部品とかをどうしたのか聞きそびれましたが、おそらく再作成したものとかもあるのでしょうね。そして、残りの 2 台は一体どこにあるのか、興味のあるところです。

OX99-11 は、ドアやフードを開けて内部が見える状態でも展示されていたので、内部の写真も自由に撮れました。まずは運転席です。

OX99-11 運転席
OX99-11 運転席

エンジンは当時の F1 そのものらしいです。ステアリングホイールはおそらく当時でももっとボタンとか一杯ついてたと思ったのですが、同時代の MP4/6 のステアリングをインターネットで画像検索して見ると、ラジオの操作ボタンぐらしかついてないシンプルなものだったので、当然無線などが付いてない OX99-11 は、ステアリングにボタンがなくても時代的にそういうものだったということのようです。運転席は右でも左でもなく中央にあるのですが、ミッションは右手で操作する位置にあるので、操作体系としては左ハンドル車です。

続いてエンジンです。

OX99-11 のエンジン
OX99-11 のエンジン

V 型 12 気筒エンジンなので、片側から見ると 6 つのシリンダーヘッドが並んでいます。インジェクション車でシリンダーの上の方に見える機器がインジェクション系のものらしいです。エンジンの上に付く吸気用のダクトが、まさに F1 という形状をしているのが良いですね。

そしてリア・サスペンション。F1 ではおなじみのダブル・ウイッシュボーン・サスペンションです。車体カウルがある OX99-11 ではあまり意味がないのですが、ダンパーとスプリングは、ミッションの上部にインボード・マウントされているのも F1 と同じです。サスペンション用のフレームがあるわけではなく、ミッションのモノコックに直接サスペンションが付いているように見えるのも、F1 と同じなのだと思います。

OX99-11 のリアサスペンション
OX99-11 のリアサスペンション

デモ走行の時間が来ると、展示エリアから出て行くようにアナウンスがありました。アナウンスがあっても、なかなか人が柵の外へ出て行かず、いきなりスケジュールから大幅遅れでデモ走行がスタートしました。

展示エリアからの観客の追い出しがようやく終わると、走行予定車両のエンジンが順次スタートされていきます。エンジンをかけ始めた頃には、すでに走行コース横のエリアに移動していたので直接は見れませんでしたが、古い車両であることもあるのだと思いますが、アクセルを空ぶかしして調子を整えているらしき様子が、音で伝わってきました。しかし、そればかりずいぶん時間をかけてやっていて、なかなか走り出しません。と思っていたら、いきなり目の前のコースを、ちょろちょろっという感じでオートバイが駆け抜けて行きました。

1 台目のデモ走行車両
1 台目のデモ走行車両

コース脇にいるとほとんど聞こえないため気づいていなかったのですが、よく耳を澄ますと、中央のコントロールタワーの建物付近でなにやらアナウンスをしているらしく、次に走行する車両の紹介をしているようです。しかしコース脇の走行が見えるエリアにいると、「あ~、何かマイクでしゃべってるな」ということはわかりますが、何を言っているのかは全く不明です。また、1 台、1 台の走行の時間間隔がバラバラで、1 台目と 2 台目の間はものすごく空いてましたが、途中は順調に次々と走ってくる時間もあり、そう思っていたら、また間が空いて、と、何が起きているのか全然わからず、ただただ目の前に時々走りに来るオートバイを、説明も聞き取れないまま呆然と見ているだけ、という謎イベント状態になっていました。

2 台目のデモ走行車両
2 台目のデモ走行車両
3 台目のデモ走行車両
3 台目のデモ走行車両
4 台目のデモ走行車両
4 台目のデモ走行車両
5 台目のデモ走行車両
5 台目のデモ走行車両
6 台目のデモ走行車両
6 台目のデモ走行車両

デモ走行が 3、4 台行われたあたりで、驚くべきことに既に帰る人が出始めました。こんな走行を見てても面白くないと思ったのかも知れませんが、決断が早すぎます…
私が結局入れなかった会場の二輪駐車場は、けっこう奥の方まで駐車車両を入れていました。駐車場に入る時は走行して入ったらしいのですが、出て行く時は、観客のいるエリアを通るため、押して出て行くように指示されたらしいです。大型二輪で来ている人も多かったのですが、重そうな車両を、ここからはエンジンかけて自走してよいです、と言われるエリアまで押しているのは、見ていてとても大変そうでした。

7 台目のデモ走行車両
7 台目のデモ走行車両
8 台目のデモ走行車両
8 台目のデモ走行車両
9 台目のデモ走行車両
9 台目のデモ走行車両
10 台目のデモ走行車両 - ライダーさんの頭が画面の枠外になってしまいました
10 台目のデモ走行車両 – ライダーさんの頭が画面の枠外になってしまいました
11 台目のデモ走行車両
11 台目のデモ走行車両
12 台目のデモ走行車両
12 台目のデモ走行車両
13 台目のデモ走行車両
13 台目のデモ走行車両
14 台目のデモ走行車両
14 台目のデモ走行車両
15 台目のデモ走行車両
15 台目のデモ走行車両
16 台目のデモ走行車両
16 台目のデモ走行車両
17 台目のデモ走行車両
17 台目のデモ走行車両
18 台目のデモ走行車両
18 台目のデモ走行車両
19 台目のデモ走行車両
19 台目のデモ走行車両
20 台目のデモ走行車両
20 台目のデモ走行車両
21 台目のデモ走行車両
21 台目のデモ走行車両
22 台目のデモ走行車両
22 台目のデモ走行車両
23 台目のデモ走行車両
23 台目のデモ走行車両

次に走った RZ250 は、何故か他の車両よりずっと遠くまで行って戻ってきて、さらに 2 往復していました。どうやらライダーさんが走行手順を勘違いしていたようです。他の車両より速い速度で走っていたので、1 回目ではブレブレな写真しか撮れなかったので、2 往復してくれて助かりました。

24 台目のデモ走行車両
24 台目のデモ走行車両
25 台目のデモ走行車両
25 台目のデモ走行車両
26 台目のデモ走行車両
26 台目のデモ走行車両
27 台目のデモ走行車両
27 台目のデモ走行車両
28 台目のデモ走行車両
28 台目のデモ走行車両
29 台目のデモ走行車両
29 台目のデモ走行車両
30 台目のデモ走行車両
30 台目のデモ走行車両
31 台目のデモ走行車両
31 台目のデモ走行車両

ここで二輪車・市販車のデモ走行は終了です。あれ? 二輪車・市販者のデモ走行は 30 台だったはずなのに、写真でこうやって見返してみると 31 台が走行しています。で、私の撮った写真で見ると、1 台目と 3 台目はどうやら同じオートバイのよう。他の方の twitter や blog 記事なども参考にすると、どうもデモ走行というのは YA-1 (上記で 2 台目となっているオートバイ) からスタートで、その前に YD-1 がなぜか 1 回走ったようです。

続いて四輪車のデモ走行です。まずはトヨタ 2000GT と、LEXUS LFA です。スケジュールが遅れていたためなのか、元からの予定なのか、この 2 台は同時にコースインして走行しました。

走行するトヨタ 2000GT
走行するトヨタ 2000GT
走行するトヨタ 2000GT
走行するトヨタ 2000GT
同時に走行するトヨタ 2000GT と LEXUS LFA
同時に走行するトヨタ 2000GT と LEXUS LFA
同時に走行するトヨタ 2000GT と LEXUS LFA。2 周目は位置が逆になってました
同時に走行するトヨタ 2000GT と LEXUS LFA。2 周目は位置が逆になってました

二輪車市販車は、コントロールタワーの前の、500m ぐらいの区間を往復しただけでしたが、トヨタ 2000GT と LEXUS LFA は、コースを周回走行しました。さきほどまでの二輪車と同じようにチンタラした走りしか見れないのかと思っていたら、あっと言う間に、見えないところまで走って行ってしまいました

コースを周回するべく、見えないところまで走って行ってしまいました
コースを周回するべく、見えないところまで走って行ってしまいました

続いて OX99-11 のデモ走行です。まずは、赤い車両、黒い車両、緑の車両の順にコースに入ってきて、整列しました。

赤の OX99-11 のコースイン
赤の OX99-11 のコースイン
黒の OX99-11 のコースイン
黒の OX99-11 のコースイン
緑の OX99-11 のコースイン
緑の OX99-11 のコースイン
コントロールタワー前に整列した赤、黒、緑の OX99-11
コントロールタワー前に整列した赤、黒、緑の OX99-11

そして走行開始です。

走行する赤の OX99-11
走行する赤の OX99-11
走行する赤の OX99-11
走行する赤の OX99-11
走行する黒の OX99-11
走行する黒の OX99-11
走行する黒の OX99-11
走行する黒の OX99-11
走行する緑の OX99-11
走行する緑の OX99-11
走行する緑の OX99-11
走行する緑の OX99-11

エンジンは 3 台とも同じものですが、黒の OX99-11 だけマフラーが異なり、音が大きいです。その点を考慮しているのか、黒の OX99-11 のドライバーはアクセルを控えめにしていたように思えました。

また、緑の OX99-11 だけ、ライセンスプレート (ナンバープレート) がついています。この KI OXY というライセンスプレートは、OX99-11 がイギリスで登録して走行していた時の、本物のライセンスプレートです。

続いて、二輪車レース車両のデモ走行です。

走行する RD56 (GP250 マシン)
走行する RD56 (GP250 マシン)

二輪車でも、レース車両はコースを周回します。出だしは様子見なのかそれほど速くない速度で立ち上がっていきましたが、2 周目は、予想以上に本気の走りでカッ飛んでいて驚きました。

走行する TECH21 カラーの FZR750
走行する TECH21 カラーの FZR750

平選手のオートバイというイメージの TECH 21 カラーの FZR 750 は、河崎 裕之さんという、かつてのライダーが乗っていました。私はこの日まで知らない方でしたが、WGP で複数回表彰台に立つなど実績のあるライダーの方でした。

3 台目のレーサーのデモ走行 (車名記録してませんでした…)
3 台目のレーサーのデモ走行 (車名記録してませんでした…)
走行する YZR500
走行する YZR500

当初のスケジュールだと、この後記念撮影があって終わりなのですが、なんと、この時間になっても、まだ駐車場からのシャトルバスに乗って新たにやってくる人がたくさんいる状態であったため、急遽 16:00 から、1 回目より短縮バージョンですが、2 回目の走行セッションが行われることになりました。

1 回目の走行では、なかなかピントが合わなかったり、手振れがあったりと、あまり綺麗な写真が撮れなかったので、駐車場への出入りだと速度が遅いので、車両の写真が撮りやすいだろうということで、2 回目のデモ走行は、コース脇ではなく、コースへの出入り口近くで見ることにしました。

2 回目のデモ走行は、走行を終えた車両が駐車場へ入る出入口付近で見学しました
2 回目のデモ走行は、走行を終えた車両が駐車場へ入る出入口付近で見学しました

狙い通り、速度を落として走る車両を撮影できました。

2 回目のセッションの、1 回目より台数を減らしての二輪車市販車デモ走行が終わり、二輪車レーサーのデモ走行が始まったぐらいの時間に、時刻でいうと 16:30 ぐらいだったでしょうか、アナウンスで 「駐車場から乗客を乗せた最後のシャトルバスがただいま到着しました」 と流れていました。すごく遅れてきた 2、3 人が乗っているのかな? と思って到着したばかりのバスの方を見ると、ほぼ満席でした。もうイベントはほとんど終わっているのに、駐車場でシャトルバスを待つ行列にずっと並んでいて、この時間になってやっと会場に辿り着けた人がいたということのようです。2 回目のセッションをやると聞いた時はすごいサービス精神だなと思いましたが、その状況だとやらざるを得なかったのでしょうね…

さらに 16:51 には日没です。

2 回目のセッションが完了してないけど、日没してしまいました
2 回目のセッションが完了してないけど、日没してしまいました

最後の四輪車のセッションは、ヘッドライトのある車両ばかりなので、とりあえず走行はできそうです。写真は厳しい… 駐車場では、トヨタ 2000GT が走行の準備で小さく移動していましたが、リトラクタブルヘッドライトを上げて、バックランプとブレーキランプが点いている状態のトヨタ 2000GT という、それなりに珍しい写真が撮れました。

走行セッションの準備でバックするトヨタ 2000GT
走行セッションの準備でバックするトヨタ 2000GT
ヘッドライトを点けてコースインする OX99-11
ヘッドライトを点けてコースインする OX99-11

OX99-11 もヘッドライト、テールランプを点けてのコースインです。

ヘッドライトを点けて走行する OX99-11
ヘッドライトを点けて走行する OX99-11
リトラクタブルヘッドライトを上げて走行するトヨタ 2000GT
リトラクタブルヘッドライトを上げて走行するトヨタ 2000GT

周回コースの反対側は観客は入れないのですが、表側の駐車場の端っこの方へ行くと少し見える部分があります。1 回目の走行時にはコース脇に 3、4 重に人垣が出来ていたので、コース脇へ来ることを諦めて、そちらで見ている人がいました。1 回目の時もそちらにも興味があったのですが、人が多いので、一旦場所を離れるとすぐにその場所を他の人に取られてしまい、戻ってくると人垣の後ろからしか撮影できなくなるため、移動を諦めていました。今回はコース脇はガラガラで、自分の場所を一度離れても支障なく戻ってこれるので、そちらにも移動して撮影してみました。

コースの裏の部分を走行する OX99-11
コースの裏の部分を走行する OX99-11

ヘッドライトを点けていることもあって、ル・マン 24 のような耐久レースを見ているような雰囲気でした。コースのゴール部分に戻ってくる OX99-11 とトヨタ 2000GT も、やはり耐久レースのゴールのような感じです。昼のイベントとは違う雰囲気で、これもなかなかよかったです。

コースを 1 周して戻ってきた OX99-11 (手前) とトヨタ 2000GT (奥)
コースを 1 周して戻ってきた OX99-11 (手前) とトヨタ 2000GT (奥)

最後に OX99-11 と記念写真を撮ってもらいました。

OX99-11 と記念写真
OX99-11 と記念写真

現地でも、また、現地に到着するまでも、リアルタイムの情報不足を感じました。現地のアナウンスは、コントロールタワーのすぐ近くでしか聞こえませんでした。
イ ベント公式 Twitter アカウントを事前に周知しておいて、そのアカウントでリアルタイムに 「次に走る車両は XX です」 と tweet してくれたり、駐車場問題にしても、そのアカウントで 「コースの二輪駐車場は満車になりました。四輪車と同じ駐車場へ向かってください」 などと情報発信してくれると、開催者側にとってはあまり大きな負担とならずに、参加者からは情報がよく見えるようになるので、そのような方法を次回は取っ て欲しいと思いました。

上記のような改善の提案はあるのですが、今回のイベントは、ヤマハさんの予想をはるかに上回る人が来てしまったようで、それに伴って運営上の問題がいくつも発生してしまったというだけで、本質的には来客側の問題であったとも言えます。ヤマハの方々は、想定外に状況に対して、それなりに良く対応されていたのかなと思います。今回は 8 年振りの開催ということで人がたくさん来すぎてしまったということがあると思います。毎年やれば、もう少し人が分散すると思うので、来年以降も着実に毎年開催してくれるとよいなぁ、と思いました。

2016/11/03(木・祝) 量子科学技術研究開発機構・那珂核融合研究所・核融合施設見学会 (一般公開)

量子科学技術研究開発機構 (元・日本原子力研究開発機構) 那珂核融合研究所で 2016/11/03(木・祝) に開催された「核融合施設見学会」 (一般公開行事) を見に行ってきました。

予定より 2 時間ぐらい寝過ごしてしまい、到着したのは 13:00 を過ぎたころ… 施設入口には一応一般公開行事らしいゲートが設置されていました。

核融合施設見学会入口ゲート
核融合施設見学会入口ゲート

建物に到着すると、見学ツアーの参加者募集をしていました。他の研究施設の一般公開と違って、基本的にツアーに参加して見て回る形式になるので、見学ツアーに参加しないと、子供向けのイベント以外にはほとんど見るところがありません。当然参加します。

ツアーの最初でいきなりメインイベントと言える JT-60 実験棟の見学です。

JT-60 実験棟
JT-60 実験棟

建物の名前は JT-60 実験棟ですが、JT-60 は既に解体されて別の場所に運び出されていて、現在は ITER の副施設で欧州との共同研究施設という位置づけとなった JT-60SA を内部で建設中です。

見学用の部屋から、かなり出来上がった JT-60SA の真空容器を見下ろすようにして見学できます。

JT-60SA 真空容器 (向かって右手)
JT-60SA 真空容器 (向かって右手)

見学用の窓から見える範囲はごく限定的なので、こういう写真しか撮れません。TOSHIBA という旗がぶら下がっている構造物の奥に見える球体状のものが真空容器です。実際にはドーナツ状の形状をしています。このあと超伝導トロイダル磁場コイルをはめ込んでいくために、ドーナツ状の形状のうち、わざと全体の 20 度ぐらいを未完成のままにしてあり、そこから超伝導トロイダル磁場コイルを入れては、円周上を移動させて固定させていく、という作業がこれから行われます。現時点では超伝導トロイダル磁場コイルは 1 つもはまっていません。真空容器の 20 度ほどの開口部には、形状を保つための治具が入ったままとなっています。この治具はオレンジ色で目立つので写真でも場所がわかりやすいと思います。

左手に見える青い装置は、中性粒子ビームの入射装置です。燃料となる水素などの中性粒子を一旦イオン化して電磁的に加速し、最後に電子を加えて再度中性化して、真空容器内に打ち込む装置です。燃料を注入するための装置という意味と同時に、加熱装置としての意味があります。

次に場所をうつして、超伝導トロイダル磁場コイルが仮置きされている場所へ連れて行ってくれました。

超伝導トロイダル磁場コイル
超伝導トロイダル磁場コイル

超伝導トロイダル磁場コイルは国際共同プロジェクトである JT-60SA では、フランスとイタリアが製造を担当しています。全部で 18 個必要となりますが、フランス、イタリアがそれぞれ予備を含めて 10 個ずつ、合計 20 個製造されます。現在フランス製の 2 つが到着していて、写真の今回一般公開で展示されていた超伝導トロイダル磁場コイルは、その 2 番目に届いたコイルで Coil11 という名前がついています。

続いて液体ヘリウムを使った冷却システムへ案内されました。この冷却システムは、超伝導コイルが超伝導状態になる温度まで冷やすための液体ヘリウムを -269℃ まで冷やすための装置です。装置としてはエアコンと同じ熱交換機式で、液体ヘリウムをいったん圧縮して温度を高くして、そこから熱を奪った後、圧力を下げてやることで冷却します。そのために中心となる施設は圧縮ポンプです。メーカーはドイツの会社だそうですが、この機械自体はフランス製だそうです。

液体ヘリウム冷却装置の圧縮ポンプ
液体ヘリウム冷却装置の圧縮ポンプ

装置の色使いとかがヨーロッパっぽいです。18 気圧まで圧縮するそうです。

続いて電源施設を見学しました。電源は直流電源が必要になり、さらに大電流が必要、かつ、急激な電流変化が必要な場合もある、ということで、かなり特殊な装置が色々つながっているようです。一番気になったのは「電線」です。電源から真空容器へ電気を送る電線は、普通のケーブルではなく、ものすごくしっかりした金属角材でした。あれだけの断面積が必要ということなのでしょう。

電源室の天井に張り巡らされた「電線」
電源室の天井に張り巡らされた「電線」

写真を見ても、支持構造物ばかりで電線がないやん、と思うのではないかと思いますが、写真に写っている銀色の、平行して並べて設置された金属の板のようなものが電線です。

最後に、JT-60 の保管場所を案内されました。

JT-60 に使われていた常伝導トロイダル磁場コイル
JT-60 に使われていた常伝導トロイダル磁場コイル

JT-60 のトロイダル磁場コイルは、JT-60SA の超伝導とは違い、常伝導コイルです。なので磁力を発生させるために電気を通すとコイル自体がかなり発熱します。写真でコイルに青い装置がついていますが、これはコイルの水冷装置です。

見学用のスペースの目の前には、上記のトロイダルコイルが見えています。その左奥の方に、JT-60 の真空容器が保管されています。ちょっと見難い位置にあります。

JT-60 の真空容器
JT-60 の真空容器

これらは JT-60 の実験で出た中性子によって若干放射化していて、それが崩壊して放射化が収まるまで保管されることになるそうです。30 年とか 40 年ぐらいのスパンだそうです。既に JT-60 での実験を終えてから 10 年近くになるので、あと 30 年ほどで廃棄できるようになるようです。

高周波加熱装置の見学は、午前中のツアーには組み込まれていたようですが、午後のツアーは人数をさばくためにツアーから外れていました。高周波加熱装置の見学を担当している職員の方が、暇だったのか独自にその装置だけの見学ツアーを集客をしていたので、そちらにも参加して見せてもらうことができました。

高周波源となるジャイロトロン
高周波源となるジャイロトロン

東芝製のジャイロトロンは、現時点では世界最高クラスの性能を持っているそうです。2 種類の周波数帯に 1 つのジャイロトロンで対応しているのも珍しいそうです。ちなみに製造している会社は現在も「東芝なんとか」、という名前のままだそうですが、東芝の粉飾会計問題で会社まるごとキヤノンに売られてしまって、現在はキヤノンのグループ会社となっているそうです。東芝は本体で原子力をやっているので、こういう関連会社を維持する意思があったと思いますが、キヤノンがこの事業を続けてくれるのかちょっと不安です。

そしてこちらが高周波加熱装置の本体です。

JT-60SA 高周波加熱装置
JT-60SA 高周波加熱装置

写真には 3 器の高周波加熱装置が写っています。手前から 2 つ目まではジャイロトロンが刺さっていますが、3 つめの装置には刺さっていません。この 3 つめの装置に本来は刺さっているジャイロトロンが、単体で展示されていたジャイロトロンということです。高周波加熱装置は最終的には 9 台になるそうで、この写真の奥の方にも、手前の方にも、建物内にはまだ空きスペースがあり、設置工事の準備が行われていました。

この装置で作られた高周波は、導波管を使って真空容器に導かれます。真空容器内に高周波を放出するためのアンテナは、JT-60SA で新たに試される回転する平面鏡と固定局面鏡により、真空容器内の狙った場所に高周波を送り込めるような独創的な形状をしています。高周波なので普通の、例えばダイポールとかのようなアンテナという概念とは全く異なる姿をしていますが、普通に鏡で反射とかできると聞くと、電波ではなく、光の領域に近づいているんだなぁと思います。反射時のロスにより鏡が熱を帯びるため冷却が必要ですが、可動式平面鏡はその名の通り可動部があるため、動作を繰り返しても信頼性のある冷却システムが課題で、今回は冷却系にジャバラ状の部分がまったくない独自の方式が試されます。また、可動部の潤滑は、オイルなどをまったく使わない乾式が用いられます。アンテナ自体は真空容器内にあるため、冷却、潤滑などに使う水はオイルが少しでも漏れると大問題になるため、このあたりの設計がとても難しいそうです。

最後に帰り間際に撮った那珂核融合研究所内の並木です。紅葉していてとても綺麗でした。

紅葉して美しい那珂核融合研究所内の並木道
紅葉して美しい那珂核融合研究所内の並木道

こんな感じで見学してきました。JT-60SA ではまだまだ発電には至りませんが、それでもこれだけ最新の技術を投入していく必要があります。ITER は技術レベル的には同じ時代ということもあり、似たようなもののようですが、規模が違うので、実証試験としては意味があるものができるはずです。生きてい るうちには核融合発電が実用されるところを見てみたいと思っているのですが、間に合うのかどうか微妙な感じ、というのが今回の見学で感じた感想でした。

2016/10/30(土) 留萌本線・留萌~増毛間さよなら乗車

2016/12/04(日) をもって、JR 北海道の留萌本線、留萌~増毛間が廃止になるということで、さよなら乗車に行ってきました。

往復は、東京・羽田空港から、旭川空港まで、飛行機です。関東は秋っぽい寒さとはいえ、まだ軽めのコートを着ています。北海道がどのぐらいの寒さかよくわからず、とりあえずダウンコートを今年初めて着てみました。飛行機が旭川に近づくと、地面が雪に覆われていて、ダウンコートでどうやらよかったらしいとわかりました。

飛行機であっと言う間に積雪の旭川に到着
飛行機であっと言う間に積雪の旭川に到着

旭川空港から旭川駅へ、バスで移動します。空港バスとはこういうもの、という固定概念を突き崩されるバスでした。

全然空港バスっぽくない、旭川空港から旭川市街への空港バス
全然空港バスっぽくない、旭川空港から旭川市街への空港バス

旭川駅から JR です。

旭川駅から JR に乗車
旭川駅から JR に乗車

旭川駅からスーパー宗谷 2 号に乗車して、深川駅に到着です。

深川駅に到着
深川駅に到着

深川駅から、いよいよ留萌本線です。「本線」と名前がついていますが、本線感は全くありません。

留萌本線の列車
留萌本線の列車

深川駅からしばらくは、すぐには廃止予定ではない区間を走ります。まぁ、この日の少し前に、JR 北海道は、この区間も廃止したいという意向をすでに発表していましたが…

しばらく行くと、留萌駅に到着です。

留萌駅に到着した、留萌本線の列車
留萌駅に到着した、留萌本線の列車

列車が到着すると、先頭車両の横に何やら見たことのない標識が立てられていました。これは、何の標識なんでしょうか?

留萌駅で先頭車両の横に立てられていた謎の標識
留萌駅で先頭車両の横に立てられていた謎の標識

留萌駅では、それまで 3 両編成だった列車の最後尾車両が切り離され、2 両になります。

留萌駅で最後尾車両を切り離し中
留萌駅で最後尾車両を切り離し中

本来は、この先乗客が減るためここで切り離すのですが、皮肉なことに、この日は、葬式鉄で、廃止される区間だけを狙って乗りに来る人が大勢いるため、ここから乗客が激増しました。


ここから: 訂正

上記で「この先乗客が減るため切り離す」と書いていますが、この 3 両目は、回送を営業列車に連結して行っている車両で、もともと乗客を乗せていない車両なのだそうです。車両を留萌駅まで回送するのが目的だったので、ここで切り離していたのだそうです。

ここまで: 訂正


留萌駅を出ると、海沿いの区間に入ります。本州の感覚ではまだ秋ですが、もう 「冬の日本海」 という感じの、重い感じの海が車窓に広がります。

哀しみ本線日本海がバックに流れていそうな冬の日本海
哀しみ本線日本海がバックに流れていそうな冬の日本海

元々貨物列車の車掌車だった車両をそのまま地面に置いただけのような適当な作りの駅や、列車の 1 両分の長さどころか、1 つのドア分ぐらいしかホームの長さがない駅など、なかなか他では見れない駅が続きます。

車掌車を地面に置いただけ、という風情の舎熊駅・駅舎
車掌車を地面に置いただけ、という風情の舎熊駅・駅舎
ホームの長さにかかるドアが 1 枚だけで、1 両目の後半から後ろにはホームがない朱文別駅
ホームの長さにかかるドアが 1 枚だけで、1 両目の後半から後ろにはホームがない朱文別駅

そして終点、増毛駅に到着です。普段は改札は行われていないのですが、廃止が近づき葬式鉄に来る人が増えたことで、この日は臨時改札がホームの列車の先頭のすぐ横あたりで行われていました。

増毛駅・臨時改札
増毛駅・臨時改札

とりあえず、駅名標にタッチしておきました。

増毛駅・駅名標にタッチ
増毛駅・駅名標にタッチ

しばらくすると、乗って来た列車が出発してゆきました。

増毛駅を出発していく列車
増毛駅を出発していく列車

この列車が 12:57 発の列車です。次に増毛駅を出発する列車は、なんと 2 時間 44 分後の 15:41 発の列車までありません。

すごく列車本数の少ない増毛駅の発車時刻表
すごく列車本数の少ない増毛駅の発車時刻表

この区間の列車に乗ること自体を目的に来たのですが、この 3 時間近い時間はあまりにも暇なので、駅周辺を観光しました。

増毛駅は実は海のすぐ近くにあります。この日は風が強く海が荒れていたため、駅から海の方を見ていると、打ち寄せる波が海岸に当たってはね上がると、その上の方が見えたりするのですが、駅舎やホームと、海が近くにあるとわかるような写真を撮るのはけっこう困難です。駅の近くにいた地元の人に、海の近くに駅があるとわかるような写真を撮れる場所はないですか? と聞いてみると、増毛灯台まで登れば、そんな風に見えるかも知れないということだったので、行ってみました。

増毛灯台
増毛灯台

で、増毛駅と海が 1 枚の画面に収まる写真が撮れたのかと言うと、一応撮れました。これです。

増毛駅と海
増毛駅と海

駅がどこにあるか知っている人はすぐわかると思いますが、知らない人はどこに駅があるか気づいてもらえないかも知れません… 駅舎は残念ながら木に隠れているだけではなく、さらにその向こうにある別の建物にも隠されていて、たぶん増毛灯台の場所からは見えません。しかしプラットフォームや、そこに立つ駅名標の看板は見えています。それがわかると駅の場所がわかると思います。こうやって見ると、本当に海の近くにある駅だということがわかります。

増毛灯台の近くには、忠魂碑がありました。

忠魂碑 (鳥居のずっと先の方にあります)
忠魂碑 (鳥居のずっと先の方にあります)

忠魂碑の鳥居の前の道は、オロロンラインの旧道です。オロロンラインを渡ると、それなりに有名らしい、増毛小学校の校舎です。趣のある建物です。

増毛小学校校舎
増毛小学校校舎

増毛小学校から海に向かってオロロンラインを下りました。途中に増毛町役場があります。町役場の駐車場を見ていて「痛車だ」と思ったら違って、町役場の車でした。

増毛の痛車?
増毛の痛車?

増毛町役場の向かい側には、増毛厳島神社があります。拝殿はとても新しいように見えましたが、1901 年に完成したらしいので、それなりに古い建物です。北海道の厳しい自然の中に建てられるということで当初から覆上屋がついていたらしく、そのおかげで保存状態が良いのだと思います。拝殿正面には、なかなか立派な彫り物が付いていました。

増毛厳島神社拝殿正面の立派な彫り物
増毛厳島神社拝殿正面の立派な彫り物

町役場から海の近くへ続く道。その先に、もっと高い防波堤、防潮堤が必要なのでは? という疑問を感じるほど、海に近く、低いです。

海の近くへ続く道
海の近くへ続く道

駅からそれほど遠くない場所には、重要文化財となっている、旧商家丸一本間家の建物が残されています。

旧商家丸一本間家
旧商家丸一本間家

かっこいい建物ですね。このような立派な建物を見ると、増毛の町が、ニシン漁や、水産物加工で、かつては栄えた町であったことをしのばせます。

近くには千石蔵という建物もあります。

千石蔵
千石蔵

こちらの千石蔵も立派な建物でした。現在は資料館のようなものになっているようですが、入ると時間が足りなくなりそうだったので入りませんでした。

増毛駅に戻ると、もう乗る列車は入線していました。

増毛発 15:41 発の列車
増毛発 15:41 発の列車

車内はセミクロスシートなのですが、クロスシート部分は、いわゆるお見合いシートで、方向が車両の中央方向に固定されています。車両の中央部分では向かいあったボックスシートのようになっていて、テーブルもついているので、見ようによってはとても豪華な感じです。帰りの列車はたまたまその豪華な部分が空いていたので、そこに座りました。

帰りは、なにやら豪華な部分に座れました
帰りは、なにやら豪華な部分に座れました

帰りの列車はもう日没間近で、曇っていて夕日そのものは見えませんでしたが、日本海に夕日が沈んでいく美しい時間帯を、海岸線を走る列車から楽しむことができました。

日本海に夕日が沈んでいきます
日本海に夕日が沈んでいきます

雲の切れ目からはエンジェルズ・ラダーが美しく射していました。

エンジェルズ・ラダー
エンジェルズ・ラダー

留萌をすぎてしばらくすると、もう日没してしまって写真を撮るのはほぼ不可能な暗さになってしまったので、車窓をのんびりと楽しんで帰りました。

留萌線の終点、深川駅からは、スーパーカムイ 27 号で旭川駅に戻ります。

スーパーカムイ 27 号
スーパーカムイ 27 号

旭川駅前のロータリーに停まっていた回送バスのサボには 「すみません 回送車です」 と、謝罪の言葉が書かれていました。

すみません 回送車です
すみません 回送車です

旭川駅から旭川空港までは、わかりにくい空港バスです。乗り場、チケット、行き先表示、すべてわかりにくい史上最悪の空港バスでした。旭川の地元の人はあれで文句言わないのでしょうか…?

旭川駅から旭川空港までの空港バスですが、富良野行きです。わかりにくい…
旭川駅から旭川空港までの空港バスですが、富良野行きです。わかりにくい…

旭川空港から東京・羽田空港へ JAL で戻ります。往路に乗ったのとまったく同じ機体 JA325J でした。

復路も往路と同じ機体・機材、JA325J だった
復路も往路と同じ機体・機材、JA325J だった

日帰り北海道は、今回が 2 回目でした。ちょっと慌しかったけど、留萌本線のさよなら乗車、廃止となる増毛駅などが見れて、なかなか良い旅でした。

2016/10/08(土) 核融合科学研究所オープンキャンパス

岐阜県土岐市にある核融合科学研究所のオープンキャンパスに行ってきました。

日本には核融合に関して 2 つの大きな研究施設があります。1 つは茨城県那珂市にある那珂核融合研究所で、そこには JT-60 というトカマク型の核融合炉の実験施設がありました。(那珂核融合研究所では、現在 JT-60 は解体され、超伝導磁石を使うなど、アップグレードバージョンである JT-60SA が建設中です)

もう 1 つがこちらの核融合科学研究所で、こちらにはヘリカル型の核融合炉の実験施設があります。設置されている実験施設には LHD (Large Helical Device) と呼ばれる核融合炉の実験施設があります。

LHD の入っている建物を背景に自分のビートと記念撮影
LHD の入っている建物を背景に自分のビートと記念撮影

駐車場は施設の中にありますが、施設の正面写真を撮りたくて、一旦玄関に戻って撮ってみました。

オープンキャンパスの看板が出た核融合科学研究所の正面玄関
オープンキャンパスの看板が出た核融合科学研究所の正面玄関

JT-60 も LHD も、核融合炉の前提条件となる 1 億度を超える超高温のプラズマを、ある程度の時間維持するための実験を行っています。

トカマク型実験炉と比べ、ヘリカル型の実験炉では、プラズマを長時間維持できるということが長所です。実際にこの LHD では、1 時間以上といった長時間にわたり高温のプラズマを維持することができていますが、核融合を実現できる超高温までにはプラズマの温度を上げきれていないのが現状です。

施設見学では、まず、LHD にプラズマを付けるための実験を行う時に使うコントロールルームを見に行ってみました。

LHD のコントロールルーム
LHD のコントロールルーム

なにやらロケットの発射管制室と似てますね。実際、似ているということで TBS の「下町ロケット」という番組のロケで、このコントロールルームが、ロケット発射の管制室としてロケに使われたそうです。

正面の一番大きな画面に写っているのは LHD の内部で、実際にプラズマを付ける実験を行った時の様子を録画してあったものを繰り返し流していました。

続いて、LHD 本体の見学です。LHD の建物へ移動する途中、庭でプラズマくんと一緒に踊ったりして遊ぶイベントをやっていました。

庭で行われていたプラズマくんと踊るイベント
庭で行われていたプラズマくんと踊るイベント

なんじゃ、こりゃ、という感じですが、このオープンキャンパスイベントは、私のようなおっさんに核融合の最新の研究、実験状況を伝えるイベントであると同時に、土岐市など、地元の方に、施設に親しんでもらうためのイベントでもあるわけです。このような子供向けのイベントは、主に後者の目的で行われていて、このようなイベントを目当てに、周辺に住んでいるお母さんが子供を連れてやってきたりしていました。

そして、こちらが LHD です。

LHD (Large Helical Device)
LHD (Large Helical Device)

なんかすごそうな装置が並んでいますが、「え、どれが LHD?」 という感じでもあります。LHD というのは、この建物の中にあるさまざまな装置が複合した全体を言うのですが、普通は LHD という名称は、その心臓部となるドーナツ型の真空容器と、そのすぐ周辺に着く電磁石の部分を指して使われることが多いです。上の写真では、その真空容器は、周辺装置の中に埋もれていて、まったく見えていません。

そしてオープンキャンパスの目玉としては、この LHD 装置の周辺を専門家に引率してもらって、説明を聞きながら一周するツアーがあります。今年初めて、真空容器の中を直接見れるように、真空ポンプの一つに透明な窓 (たぶんアクリルの窓) をつけて、中をのぞけるようにしてある場所が設けられました。

で、この写真がそののぞき窓です。

LHD 真空容器のぞき窓
LHD 真空容器のぞき窓

のぞき窓になっている部分から真空容器の中まで見えているのは、おそらく、真空ポンプ自体を整備などのために分解してしまっているためなのだと思います。

奥の方がどうなっているか、この写真だとわかりづらいですが、ズームしていくと、核融合科学研究所の web site などでもおなじみの、ヘリカルデバイス特有のねじり構造の内壁が見えているのがわかります。

LHD 真空容器の中身
LHD 真空容器の中身

こんなものが自分の目で直接見れる一般公開ってなかなか凄いですよね。とりあえずイベントの目玉である真空容器内部の見学ができました。

ツアーでは真空容器を含む LHD の周囲をぐるりと回って歩きます。真空容器の周囲には、プラズマの温度を上げるための各種の加熱装置が連なっています。

イオンサイクロトロン共鳴加熱装置
イオンサイクロトロン共鳴加熱装置

この写真はイオンサイクロトロン共鳴過熱装置という装置です。電磁波を真空容器内に入れて、それが真空容器内にあるプラズマの運動と共鳴するように周波数を適切に設定すれば、プラズマの運動が加速されて、過熱できるという装置です。写真左手にある配管のように見えるものは導波管で、これを通って電磁波が送り込まれます。途中で分岐して下の方向に伸びている部分がありますが、これはチューニング装置です。管内の下の方には液体が入っていて、液面の高さを変えることでチューニングを行うそうです。液体が何なのかは我々のツアーについてくれた方がこの装置の直接の担当者ではないためにご存知ではありませんでしたが、たぶん水だと言ってました。チューニングは容器内のプラズマの状況を検出して、それに適した周波数になるように行われます。検出からチューニング完了までは数秒単位の時間がかかるそうですが、そんなゆっくりした対応で全然問題ないそうです。まぁ、そんなゆっくりでよいので、液体をチューニング用のパイプにポンプで送り込んだり抜いたりするというような時間のかかりそうな方法で問題ないのでしょう。

続いてこちらは、電子サイクロトロン共鳴加熱装置です。

電子サイクロトロン共鳴加熱装置
電子サイクロトロン共鳴加熱装置

先ほどの装置とほぼ同じもので、電磁波をチューニングして真空容器内へ入れてプラズマを加熱する装置です。先ほどの装置との違いは、電子を加熱することを目的としていることです。電子を加熱するために必要な電磁波は周波数がかなり高く、それに伴い装置の形状や導波管の大きさなど、随所に違いが出てきています。導波管がカクカクと曲がっていたので損失が気になって、なぜそんな風にしてあるのか聞いてみると、中性子が発生すると、まっすぐな導波管だと外に出やすくなってしまうので、多少の損失は覚悟でカクカクと何箇所かで曲げているのだそうです。あと、写真に 「電子サイクロトロン共鳴加熱装置」 と見出しを付けましたが、この写真に写っているいちばんメカメカしい部分は、導波管の真空状態を保つための真空ポンプです。プラズマ実験をする時は、真空容器自体を巨大な真空ポンプで引き続けて真空を保ちますが、このようにあちこちに小さな真空ポンプがあって、真空容器に接続された配管類なども常に真空引きが行われています。うすいガスのようなものであるプラズマが流れて出て行ってしまいそうな気がしますが、磁力によって閉じ込められているので、真空引きをしても、プラズマになっている水素 (や、今後は重水素) が流れ出て行ってしまうということはありません。

この LHD は、これまで水素を使った実験しかしていなかったのですが、重水素を使った実験について来 2017 年から 9 年間行えるように地元自治体との合意がついに得られました。ここで成果を出せなければ、ヘリカルデバイスの将来が閉ざされてしまうかも知れない、ものすごく重要な 9 年間となります。

これまでの水素を使った実験とは違い、かなりの量の中性子が発生することとなります。真空容器の収められている建物は 2m 以上の厚さのコンクリートで覆われており、中性子はほぼ吸収されてしまい、問題あるような量の中性子が環境へ放出されることがないようになっているのは、元々そのようになっているのですが、建物内の装置は、これまであまり中性子が発生しない水素を使った実験を前提に作られているため、装置自体に対する中性子対策があまりされていなかったそうです。

そこで、現在、中性子対策で装置の周りに、ポリエチレンのカバーを設置するという、ちょっと泥縄的な感じに見える対策を行っていました。下の写真がそのカバーです。こんなんでいいのか…

中性子対策で装置の周りに設置されたポリエチレンのカバー
中性子対策で装置の周りに設置されたポリエチレンのカバー

ところで LHD の周囲には 2 種類の電磁波を使った加熱装置、電源装置、中性粒子ビーム入射過熱装置 (これは燃料の投入装置でもあるのだと思います)、真空ポンプなどが設置されているため、パッと見ると、どこは LHD の本体である真空容器なのか全然わかりません。研究所の方に聞いてみると、あそこは真空容器が直接見えてます、と教えてくれました。

LHD の真空容器
LHD の真空容器

と、写真を見せても 「どこ?」 という感じだと思いますが、写真の中央付近に見えている、赤っぽい横向きの線が 6 本ほど付いている装置がありますが、これが真空容器の外周部分です。本当にチラりとしか見えてないのでした。今の装置には発電する機能は全くありませんが、これで発電するようになると、この隙間のないところに、さらに核融合で発生したエネルギーを熱エネルギーとして取り出し、発電するための装置も付くことになります。今の状況を見ていると、とても無理そうですが、技術の進展で現在ある装置のそれぞれが小型化するであろうことと、実際に発電に使われる装置では、真空容器自体がもっと大きくなる予定であることなどから、まぁ置けなくもないようになるのでしょう。

LHD の写真というと、少し上の方から見下ろしたような写真を見ることが多いのですが、あれはどこから撮ったのですか? と研究所の方に聞いてみると、上の方にある窓を教えてくれました。

LHD が収められた建屋の内部の壁の高い位置についている窓
LHD が収められた建屋の内部の壁の高い位置についている窓

あそこまで見学者に登ってもらって、上から LHD を見下ろしてもらうという企画もあったようなのですが、通路が狭いため、大勢を入れると混乱してしまうということで、少なくとも今年の公開では行われませんでした。

この LHD の設置されている部屋に見学者が入ってくる時に、巨大な開口部を通って入ってきます。

LHD の設置された部屋の巨大な開口部
LHD の設置された部屋の巨大な開口部

この開口部をふさぐために、もちろんそれをカバーできるだけの扉があります。上の写真の向かって右手に見えているのがそれですが、この扉自体が、厚さ 2m 以上のコンクリートの遮蔽の一部なので、ものすごく厚くて重い扉です。これは、なんとギネスブックに登録された 「世界一重いドア」 なのです。ギネスレコードの認定証 (の写真) も展示されていました。

GUINNESS WORLD RECORD - The heaviest door
GUINNESS WORLD RECORD – The heaviest door

次に向かったのはスパコンルームです。核融合科学研究所のスパコンは、富士通製の FUJITSU PRIMEHPC FX100 という機種です。同様に名称がついたスパコンとしては、海洋研究開発機構 (JAMSTEC) の NEC 製 “地球シミュレータ” の方が圧倒的に有名ですが、このスパコンにも、”プラズマシミュレータ” という名前が付いています。

有名度合いでは “地球シミュレータ” に大きく負けていますが、性能で言うと、TOP500 というランキングでは、2016/06 のランキングで、国内 3 位です。HPCG という別の性能指標ランキングでは、同じく 2015/06 のランキングで、世界 12 位、国内では 「京」 に次いで 2 位というなかなか高い性能を誇ります。HPCG では “地球シミュレータ” は、世界 16 位、国内 4 位なので、なかなかの性能であることがわかります。

現在の機種になったのは昨 2015 年で、それまでは日立製の SR16000/M1 という機種だったそうです。されにそれ以前にもスパコンは用いられていて、現在の機種で 6 代目だそうです。過去のスパコンも、”プラズマシミュレータ” と名乗っていました。

現在の機種 FUJITSU PRIMEHPC FX100 は CPU はオープンソース化している SPARC アーキテクチャを使っていて、OS は Linux ベースの独自 OS ということです。このコンピューターは計算を行うバックエンドとしての機能だけを持っていて、実際に研究者の方がプログラムを流し込んだり、実行に必要な CPU リソースの割り当てや、実行スケジュールを行うコンピュータが別にあり、そちらは Red Hat Linux が使われているそうです。

計算を行うプログラムは、研究者が直接書く場合と、プログラマーにどのような計算をして欲しいか伝えて書いてもらう場合と、両方があるようです。主に使われている言語は Fortran だということでした。(質問に答えてくれた方は、コンピュータにあまり詳しくない核物理学の専門家の方だったようなので、その方が使っている言語が主に Fortran というだけで、研究所全体としては違うのかも知れません)

CPU は水冷で、ラックを見ると、冷却水を流す黒い配管があります。

CPU を冷却する黒い配管
CPU を冷却する黒い配管

富士通の方も説明員としてその場所におられたので、冷却水は、何か特殊な液体を使っているのか聞いてみましたが、水だそうです。水漏れ事故はそれなりに発生するらしく、もれるとそのユニット丸ごと交換して修理対応するようです。年間リース料には、そのような故障に対する交換費用も含まれているそうです。また、当然のことながら、故障したユニットだけを制御用のコンピュータの方からジョブの割り当て除外して、他のユニットでは計算を実行させたまま、該当ユニットだけを交換することができるのだそうです。

SPARC アーキテクチャの CPU、水冷、Linux ベースの OS と聞くと、順位でも話題に出たスパコン 「京」 を思い出します。そこで、「このスパコンは京のサブセットのようなものなのですか?」 と富士通の方に聞いてみましたが、スパコンは 1 台 1 台オーダーメイドのようなものなので、京と似ているけど、サブセットというような関係にはなっていないのだそうです。

見学者の立場で見た時に、京との一番の違いは、すごく間近で見ることができるということです。CPU ユニットの前に立って記念撮影なんてこともできてしまうわけです。

スパコン 「プラズマシミュレータ」 の前で記念撮影
スパコン 「プラズマシミュレータ」 の前で記念撮影

一度見に行きたいと思っていた LHD を実際に見れて、しかも真空容器内まで直接見れて、なかなか満足の行く一般公開見学でした。

2016/10/02(日) おださがロードフェスタ

私は、皆さん憧れの街、住みたい街 No. 1 (私調べ) である小田急相模原、通称 「おださが」 に住んでます。今日は、その小田急相模原の北口で 「おださがロードフェスタ」 というお祭りがあったので行ってきました。

おださがロードフェスタの様子
おださがロードフェスタの様子

ヤクルトのゆるきゃら (?) が今年もいました。

ヤクルトのゆるきゃら (?) がいました
ヤクルトのゆるきゃら (?) がいました

e-Tax のゆるきゃら、イータ君もいました。たぶんイータ君は世間的には嫌われ者だと思いますが、私も妻も、仲良くツーショットを撮ってもらいました。

イータ君とツーショットを撮る妻
イータ君とツーショットを撮る妻

ゴジラもいたので、ツーショット。ゴジラはパチンコ屋さんが呼んだようなので、パチンコ屋の風船を持ってのツーショットです。

ゴジラとツーショット
ゴジラとツーショット

お祭りの屋台でランチにするつもりだったのですが、それほどひかれるものがなく、軽く 2 点ほど食べただけになりました。1 点目はラサニという駅の北口にあるインド料理屋さんの屋台で売っていた、ラサニロールです。

ラサニロール
ラサニロール

2 点目はイエスマンという駄菓子屋さんの屋台で売っていた「おださが焼き」です。

イエスマンのおださが焼き
イエスマンのおださが焼き

今年のおださがロードフェスタでは、お肉と卵を使った料理を「おださが焼き」という名前でいくつかの屋台が出していて投票で 1 位を決める、おださが焼きコンテストが行われていました。なので、いくつかの屋台で「おださが焼き」という同じ名前で売っていますが、内容はそれぞれに違います。イエスマンのおださが焼きは、モナカの皮を使っているのが特徴で駄菓子屋さんらしいのですが、食べるとお菓子ではなく、ちゃんと料理になっていて、なかなか良い感じでした。私はイエスマンに投票しましたが、投票シールのボードを見ると、東海大相模への投票が飛びぬけて多かったです。地元の高校なので、組織票とは言いませんが、関係者が投票して押し上げてしまっているのかな… という感じで、これだと公平な投票にはならないなぁ、と感じました。

おださが焼きコンテスト投票シール貼付ボード
おださが焼きコンテスト投票シール貼付ボード

写真だとパブ 21 世紀、イエスマン、東海大相模の順に見えると思いますが、パブ 21 世紀、イエスマンは 2 ページ目なのに対して、東海大相模は 3 ページ目なので、かなりリードしています。(他の 3 つは、まだ 1 ページ目でした)

座間郵便局が、ざまりんバイクを出していました。座って写真を撮れるので、撮ってみました。

座間郵便局のざまりんバイク
座間郵便局のざまりんバイク

最後に K ポッシュでバナナ・オムレツを買って帰りました。バナナ・オムレツは、コンビにで売ってる 「まるごとバナナ」 とそっくりですが、スポンジのふわふわ具合が全く違っておいしかったです。

来年は 2017/10/14(土)、10/15(日) の開催を予定しているそうです。毎年行われる行事は、このように来年の開催日を、当年の開催日以前に決定しておいて、「来年は〇〇日です。また来てね」 というようにアナウンスするべきなのは当然だと思えるのに、ほとんどのイベントで行われていないのを不思議に思っていたのですが、こんなマイナーで、かつ、まだ 3 回目の開催にすぎないイベントで実施されているのはうれしい驚きでした。