本厚木 B-1 グランプリ

関東では初開催となる B 級ジャンクフードの祭典、B-1 グランプリが本厚木で開催されていたので、妻と行って来ました。
昼ぐらいまで別の予定があったため、小田急本厚木駅に到着したのは 14:00 過ぎです。(この時点では 16:00 終了と気付いていません…)
本厚木駅北口を出ると、3 つの会場を案内する看板がありました。
駅前に合った 3 つの会場の案内看板
駅前に合った 3 つの会場の案内看板
第 1 会場は混雑しているということだったので、第 2 会場へ向かいました。歩いてもいけそうな距離でしたが、駅前にいた案内の人に聞くと、バスターミナル 8 番乗り場から無料シャトルバスが出ているということなので、バスで向かいましたが、これが大失敗です。このバスの会場側の停留所は、第 2 会場をはるかに通りすぎたところにあって、バスを待って渋滞の中のろのろ進んで、会場から離れたバス停へ連れて行かれて、そこから会場までは歩きです。バスターミナルから会場到着まで結局 30 分ぐらいかかったのですが、その時間の半分もあれば十分駅から会場まで歩いて行けていました。
出発点 (バスターミナル)
http://kokomail.mapfan.com/receiven.cgi?MAP=E139.22.12.3N35.26.17.5&ZM=11
第 2 会場 (市営厚木野球場)
http://kokomail.mapfan.com/receiven.cgi?MAP=E139.22.11.6N35.26.47.6&ZM=11
会場側バス停
http://kokomail.mapfan.com/receiven.cgi?MAP=E139.22.18.0N35.27.7.3&ZM=11
地図で調べてみると、バスターミナルから会場まで 900m ぐらい、会場から会場側バスターミナルまで 850m ぐらいです。つまりこのシャトルバスに乗ると、出発点から、会場をはさんでほぼ対称となるような位置まで連れて行かれるのです。あんなところに停留所を作るぐらいならシャトルバスを設定しないでほしいです。
そしてこちらが第 2 会場です。かなり大勢の人がいます。
混雑する第 2 会場
混雑する第 2 会場
早速ジャンクフードに挑みます。まずは足柄まさカリ~ 黄金の POT です。チーズの入ったカレーパンです。
足柄まさカリ~ 黄金の POT
足柄まさカリ~ 黄金の POT
こちらは、オホーツク北見塩やきそば。シーフード焼きそばです。
オホーツク北見塩やきそば
オホーツク北見塩やきそば
オホーツク北見塩やきそば
3 点目は、行田のゼリーフライです。ゼリーの入ったフライというわけではなく、おから入りのコロッケです。元々は地元ではその形から「銭フライ」と呼ばれていたのが、いつのまにか訛ってゼリーフライと呼ばれるようになったらしいです。
行田ゼリーフライ
行田ゼリーフライ
行田ゼリーフライ
会場には各地のゆるキャラが歩いて、それぞれ地元のジャンクフードを宣伝しています。こちらは明石玉子焼きを宣伝するゆるキャラです。
明石玉子焼きを宣伝するゆるキャラ
明石玉子焼きを宣伝するゆるキャラ
こちらは何のキャラクターか忘れてしまいましたが、豚さんです。一緒に記念写真を撮ってもらいました。
豚のキャラクターと記念写真
豚のキャラクターと記念写真
食べ物のお祭りなので、当然 20:00 ぐらいまではやっているものと思い込んでのんびりまわっていたら、次々と「売り切れ」札を出す店が出てきました。売り切れるの早すぎるなぁ、と思っていたのですが、しばらくすると「16:00 で終わりです」という放送があって、そこで初めて終了時間を知りました。結局会場にいれたのは 1 時間ぐらいで、上に写真がある 3 点しか食べられませんでした。
最後に食べるのに使ったお箸を気に入った商品の投票箱に入れます。この箸の重さを量ってグランプリを決定します。我々は足柄まさカリ~に投票しました。
時間をちゃんと調べていなかったためにちょっと不満の残るイベントとなってしまいましたが、帰りに本厚木駅で、これまたジャンクなバーガーキングを食べて満腹になって帰ってきました。
来年 2011 年は姫路で開催ということなので行けそうにありませんが、今回食べられなかった食べ物のうち、三崎まぐろラーメンなどは食べにいける範囲なので、そういったものをボチボチと食べに行くかも知れません。

東京国際空港 (羽田空港) D 滑走路ウォーキング・イベント

空の日のイベントとして開催された、東京国際空港 (羽田空港) の、もうすぐ利用開始となる D (05/23) 滑走路を歩けるというイベントに行ってきました。
集合場所はモノレールの新整備上駅を降りたところです。私は降りるのは 2 度目ですが、普通は降りることのない駅ですよね…
モノレール新整備上駅
モノレール新整備上駅
駅は地下駅となっていて、通路から地上に出ると、見慣れたリムジンバスが停まっていました。このバスが参加者を D (05/23) 滑走路まで連れて行ってくれます。
D (05/23) 滑走路行きバス
D (05/23) 滑走路行きバス
受付を済ませると、定規をくれます。これは D 滑走路ウォーキングイベントの参加記念品であると同時に、バスの乗車証となります。
D 滑走路ウォーキング参加記念定規
D 滑走路ウォーキング参加記念定規
自分のバスの時間が来て出発です。バスは通常の車も通れる道をしばらく走ります。以前 D (05/23) 滑走路を見るための展望台があった場所へ続く道です。(展望台の公開は終了していましたが、展望台の建物は残っていました) そして全日空が B-787 導入に備えて新しくつくった格納庫の前あたりにあるゲートからセキュリティエリアへと入っていきます。ここから先は通常は一般人立ち入り禁止の区域です。
セキュリティーゲートにさしかかるバス
セキュリティーゲートにさしかかるバス
こちらが B-787 用に作られたという全日空の新しい整備用格納庫です。B-787 専用というわけではなく、既に機体を入れて整備に利用していました。
全日空の整備用格納庫
全日空の整備用格納庫
こちらは消防署です。D (05/23) 滑走路が出来たことで従来の位置から D (05/23) 滑走路が遠すぎるということで、D (05/23) 滑走路も完成した状態で、空港全域にすぐに出動できるような位置に新たに建設されました。
新しい消防署
新しい消防署
こちらは D (05/23) 滑走路から見たランプウェイの橋です。飛行機は東京国際空港本体の島から、この橋を渡って D (05/23) 滑走路島へ渡ってきます。左手奥に管制塔が見えています。右手にランプウェイの橋から少し離れてもう 1 つ橋があるのがわかるでしょうか? こちらの橋は管理用の自動車などが走る橋で、バスはそこを渡ってきました。ランプウェイ橋自体往復それぞれに 1 本づつの計 2 本ありますが、この管理用通路の橋も、同じような橋が、ランプウェイ橋の反対側にももう 1 つあります。
D (05/23) 滑走路から見たランプウェイ橋
D (05/23) 滑走路から見たランプウェイ橋
ランプウェイ橋と、上で説明したもう 1 つの管理用自動車のための橋の間の部分です。
ランプウェイ橋と管理用通路橋の間の部分
ランプウェイ橋と管理用通路橋の間の部分
ほどなくバスは D (05/23) 滑走路に到着です。
滑走路には、利用していない滑走路であることを示す X マークが複数描かれています。そのうち一番ランウェイエンドに違いマークは、ペイントではなく、ごらんのように白い布のようなものを水を使ったバラストをたくさん乗せて風で飛んでいかないようにしただけのものでした。
水バラストで押さえた布で描かれた X マーク
水バラストで押さえた布で描かれた X マーク
滑走路の X マークは複数描かれていましたが、こちらの X マークはちゃんとペイントされていました。
ペイントされた X マーク
ペイントされた X マーク
X マークペイントと、センターラインのペイントの交わっている部分です。近くでよく見ると、センターラインは本当にペイントですが、X マークの方は、シール状のもののようで、剥がすことができるようです。
X マークペイントとセンターラインの交点付近
X マークペイントとセンターラインの交点付近
これらの写真を見ると気づく人は気づくと思いますが、通常空港の滑走路の舗装面には細かい溝が刻まれていますが、この滑走路にはそれがありません。なぜか聞いて見たところ、滑走路の舗装がある程度落ち着かないと、あの溝をほる作業 (グルービングと言うらしいです) はできないのだそうです。2 ヶ月ぐらいすればグルービングできるはずとのことでした。
滑走路の夜間の標識灯なども既に設置済みです。
滑走路の標識灯
滑走路の標識灯
こちらも滑走路の標識灯です。上の写真の標識灯と違って、上を飛行機が通る場所にあるので、踏んでも大丈夫なような構造となっています。
飛行機に踏まれてもよう構造になっている滑走路標識灯
飛行機に踏まれてもよう構造になっている滑走路標識灯
滑走路から少し離れた海の近くの部分に、なんだかよくわからない航空標識らしき施設がありました。私はパイロットなので一応航空標識は一通り知っているはずなのですが、これが何かはわかりませんでした。まぁ、計器飛行証明持ってないので、そういった関連の施設だと知らないのですが。
謎の航空標識らしき施設
謎の航空標識らしき施設
この標識が立っている場所は桟橋工法部の滑走路の外です。見た感じでは滑走路内と同じように舗装されています。上空から見て区別がつきにくそうです。ドバイかどこかの空港で、芝生が育たないために滑走路周囲のグラスエリアは舗装した上で緑に塗っている空港があるとかいう事を聞いたことがあったので、ここは塗らないのかと思って聞いてみたところ、やはり人工芝とするか、ペイントするかしたいと考えているようですが、実際にどうするかは未定なのだそうです。
こういう謎の標識はありましたが、PAPI がありません。多摩川河口 (05) 側からは離陸するだけで、着陸には使わないので、こちら側に PAPI はつけなかったのだそうです。しかし、沖合い (23) 側から進入してきた飛行機が go around する可能性はあるので、多摩川河口 (05) 側にも進入平面の設定はあり、それにひっかかってしまった浮島のピラミッドは、上部がカットされました。
新しい滑走路ができて形を変えなければいけなかったのは浮島ピラミッドだけではありません。東京国際空港の本体側の空港島の多摩川河口付近には、航空燃料を運ぶタンカーが荷揚げをするための桟橋がありました。その先に D (07/23) 滑走路が出来てしまったため、この桟橋は従来の形状のままだと使えなくなることがわかり、少し曲げた形に変更されました。
滑走路を人がワラワラと歩く光景は、なかなか不思議です。その上空を A (16L) 滑走路へ着陸していく飛行機が通りすぎていきます。
A (16L) 滑走路へ着陸していく機体と D (05/23) 滑走路を歩く人々
A (16L) 滑走路へ着陸していく機体と D (05/23) 滑走路を歩く人々
完成したばかりの滑走路のはずなのに、なぜか既に補修の跡らしき部分がありました。滑走路に設けられた航空標識などの設備の確認のために、国土交通省の飛行機などが既にこの滑走路で離着陸していたはずなので、実はその時に何かしらのアクシデントが発生していたのかも知れません。
なぜか既に補修の跡が…
なぜか既に補修の跡が...
こちらは黒い布状のものが、やはり多数の水バラストで押さえてあります。何かを隠してあるようなのですが、謎でした。
水バラストで押さえられた黒い布状のもの
水バラストで押さえられた黒い布状のもの
近寄ってみると水バラストといい、黒い布状のものといい、なんとも不思議な感じです。
水バラストと黒い布状のもの (クローズアップ)
水バラストと黒い布状のもの (クローズアップ)
参加者には親子連れも多くいました。取材のテレビカメラがセンターライン付近で遊ぶ子供の姿を撮っていました。
滑走路センターラインで遊ぶ子供を取材するテレビクルー
滑走路センターラインで遊ぶ子供を取材するテレビクルー
滑走路を歩けるのは 05 側 (多摩川河口に近い側) のエンドから全体の 1/4 ぐらいのところまでで、その先は立ち入り禁止でした。そこに帰り用のバスが待っています。歩けた範囲はすべて桟橋工法の部分で、埋立工法部分へは入れませんでした。
帰りのバスに乗る場所付近から、立ち入れない区間を見る
帰りのバスに乗る場所付近から、立ち入れない区間を見る
せっかくなので他の参加者に D (05/23) 滑走路上に立っている記念写真というか、証拠写真を撮ってもらいました。
D (05/23) 滑走路に立つ奥村
D (05/23) 滑走路に立つ奥村
帰りのバスで、桟橋工法部分と埋立工法部分の接続部の近くを通るので、その部分の写真を撮ってみました。温度変化による桟橋部分の伸び縮みや、経年変化による高さの変化などを吸収しつつ、飛行機のランディングに耐える強度が必要ということで、今回の工事における技術的には最大のチャンレンジだった部分だそうです。写真ではわかりにくいのですが、けっこう幅があります。(5, 6m ぐらい?) この長さ方向のズレを調整する接続部は、新規に開発したわけではなく、イタリア製の既存のものだそうです。
桟橋工法部分と埋立工法部分の接続部
桟橋工法部分と埋立工法部分の接続部
上記のような接続部があったとしても、おそらく沈下していくであろう埋立部と、ほとんど沈下しないと思われる桟橋部で高さの差がだんだん出てきそうな気がするので聞いて見ると、なんと埋立部の舗装を必要に応じて厚くしていくことで対応する予定なのだそうです。
ランプウェイ橋の取り付け部付近には建設を記念して工法などの説明が書かれたプレートが設置されています。写真はランプウェイ橋取り付け部の沖合い側付近に設置されたプレートです。バスで一瞬で通過してしまったため写真を撮れませんでしたが、取り付け部の反対側 (多摩川河口側) 付近には、「新滑走路建設記念」というような感じの事が書かれたプレートが設置されていました。
D (05/23) 滑走路建設記念プレート
D (05/23) 滑走路建設記念プレート
ということで、実際に運用開始となるとおそらく二度とできないと思われるランウェイウォークイベントに参加してきました。今後一般人が東京国際空港のランウェイを歩ける機会はおそらくないので、貴重な経験ができました。

2010/09/12(日) 大山千枚田稲刈り

2010/09/12(日) 大山千枚田に稲刈りに行ってきました。
前回の千枚田作業だった2 回目の草刈りの時はまだまだ軽かった稲穂に、身が詰まって重くなっています。
棚田は手作業での稲刈りの準備として一方向に少し倒されています。稲刈り作業を簡単にするためにわざと倒されているのです。この作業は現地の農家の方が終わらせてくれています。
稲が実って稲刈り準備が整った棚田
稲が実って稲刈り準備が整った棚田
続いて稲刈りの方法を、地元の農家のおばあちゃんから教えてもらいます。
稲刈りの方法を説明する農家のおばちゃん (動画)

稲を刈るには、まず稲を束ねるためのロープを地面に置き、2 ~ 4 株を刈って片手にまとめて握って束にして、それをロープの上に置きます。
同じように 2 ~ 4 株を刈って次の束を作り、先ほどの束と X (エックス) 字に、刈った根元部分から 10 ~ 15cm ぐらいのところを重ねて置きます。
同じようにあと 2 束刈って、順次重ねていきます。
その後、ロープを締めて、ねじって、ロープのねじった部分を締めたところに押し込むようにして留めにします。
X 字型にまとめられた稲の束
X 字型にまとめられた稲の束
このように X 字型にするのは、このあと、”おだ掛け” と呼ばれる稲を干すための木に稲をかける時に、この形でないと掛けられないからです。
説明を聞いてやり方がわかったら、稲刈り開始です。この日はけっこう気温が高く、日差しも時々出てきていたので、汗が噴出してきます。稲をしばらく刈っては、お茶を飲んで休憩という感じで進めていきますが、時々木陰に行って休みたくなるぐらいの暑さです。実際木陰で休んでいる人もたくさんいました。
稲刈りの光景
稲刈りの光景
私はこの日の午後別の用事があって途中で帰らなければならなかったため、開始から 1 時間ほどで田んぼをあとにしました。帰る直前に、自分が稲刈りをしてきたところを振り返って撮ったのが下の写真です。田んぼの中に積まれた 7 つぐらいの山が私が刈った分です。畦道に積まれた分は、別の人が刈った分です。
自分で刈った稲
自分で刈った稲
この田んぼにも、このあと農家の方がおだ掛けを立ててくれて、これらの稲の束をかけていくわけです。私が帰る時点では、我々が稲刈りをしていた田んぼのおだ掛けはまだ出来ていませんでしたが、他の稲刈りが終わった田んぼにおだ掛けがあったので、写真を撮ってきました。
おだ掛け
おだ掛け
1 週間ほど天日で干すと、いよいよ脱穀です。だんだん食べられるお米に近付いてきました。

結婚 5 周年ディナー at レガート渋谷 Legato Shibuya

結婚記念日のディナーは例年結婚記念日に近い週末に、結婚式会場である横浜うかい亭に行っていたのですが、今年は今週末稲刈りであることや、横浜うかい亭には別の日程で行こうという計画があることなどもあって、他のレストランへ行くことにしました。
私の勤務先が渋谷にあるので、結婚記念日当日の 2010/09/10(金) に、妻に渋谷まで出てきてもらってそこで何か食べようということに決まり、レガート Legato という店を予約しました。
この店は夜景が売りのひとつなので、電話で予約した時になるべく窓側の席で、とお願いしてみたのですが、電話した時には窓側の席は予約で埋まっているという話でした。しかし当日行ってみると、ちゃんと窓側の席が準備されていました。東京タワーなどメジャーな建物が見えない方向ですが、きれいな夜景が見える席でした。
席からの夜景
席からの夜景
夜景と奥村
夜景と奥村
夜景と妻
夜景と妻
席についてメニューを見ると、なんと名前が印刷されていました。店の人に聞いてみると、予約した場合には、メニューに名前を印刷して待っていてくれるのだそうです。このメニューは我々が席に案内される前から置いてあったので、まさにこの席は我々のために用意されていたという証拠でもあります。
注文をしてからワクワクしながら料理を待ちます。注文したのは 9 月のコースと Lovely コースです。
食事を待つ妻
食事を待つ妻
食事を待つ奥村
食事を待つ奥村
我々は 2 人ともお酒を飲まないので、飲み物はスパークリングウオーターと、オレンジジュースです。スパークリングウオーターはボトルの栓を目の前で開けてくれました。スパークリングウオーターは栓を開けてから時間が経っていると気が抜けてしまっていることもあるので、「あなた方の前で開けましたよ」と示す意味があるのだと思います。
スパークリングウオーターと、普通の水
スパークリングウオーターと、普通の水
前菜は何かフルーツのジュレのようなものです。すっぱくて爽やかな感じです。決してまずいわけではないのですが、すっぱいものが苦手な私にはちょっと難しい味でした。
前菜とオレンジジュース
前菜とオレンジジュース
パンは、ちゃんと温かい状態でサーブされ、おいしかったです。食べきると、おかわりを持ってきてくれました。
パン
パン
9 月のコースのマグロのカルパッチョには、なんとアイスクリームが付け合せに乗ってます。ガラムが使われていてクセがあるので、それをやわらげるためなのだそうです。
マグロのカルパッチョ
マグロのカルパッチョ
こちらは Lovely コースの鯛のカルパッチョです。
鯛のカルパッチョ
鯛のカルパッチョ
9 月コースのパスタ。食べる前は鹿肉なのでクセがあるだろうと予想していたのですが、全然そんなことはなくておいしかったです。
鹿肉のパスタ
鹿肉のパスタ
Lovely コースのシーザーサラダを持ってきてくれた時、「胡椒をかけますか?」とやってきた店員さんが持ってきた胡椒挽きがこれです。軽く 1m を超える巨大サイズです。ここまで大きいと、ある意味アトラクションのような要素があります。
巨大胡椒挽き
巨大胡椒挽き
シーザーサラダ
シーザーサラダ
Lovely コースのメインは肉系、魚系が選べますが、今回選んだのは魚、サーモンソテーです。
サーモンソテー
サーモンソテー
9 月のコースの魚料理もソテーなのですが、何の魚だったか忘れてしまいました。表面にアラレのようなものがついていてカリカリして、しっとり焼けた魚の身との対比が面白い食感でした。
白身魚のソテー
白身魚のソテー
9 月コースの肉料理は 1,000 円追加で 55 日熟成ステーキを選べます。熟成がどのぐらいいいものなのかとか、55 日がどのようにいいのかとか、全然わかっていませんが、それを選んでみました。味オンチの私でも、このステーキが美味しかったことはよくわかりました。
55 日熟成牛サーロインステーキ
55 日熟成牛サーロインステーキ
9 月のコースのデザートは、なんとブドウのスープです。こういうデザートは初めて食べました。おいしかったです。
ブドウのスープ
ブドウのスープ
Lovely コースのデザートはほうじ茶のアイスクリームです。
ほうじ茶のアイスクリーム
ほうじ茶のアイスクリーム
最後にコーヒーか紅茶が付きます。妻はこのような場合紅茶を選ぶことが多いのですが、この日は珍しく妻もコーヒーを選んでいました。
コーヒー
コーヒー
このレガート Legato というレストランは内装はなかなかユニークですが、トイレだけはなんとも平凡なつくりでした。その平凡なトイレの中、カランだけがユニークさを主張しています。アンティーク調のスタイルです。蛇口のひねる部分がずいぶん高い位置についているため最初目に入らず、ひねる部分がないから自動水栓だと思って手を差し出して 10 秒ほど待つ、という間抜けなことをしてしまいました。
トイレのカラン
トイレのカラン
最後に店員さんにお願いして、席とは別方向、東京タワーの見える方向の窓を背景に写真を撮ってもらいました。この時の東京タワーは普段と違う青い光になっていました。妻と私の中間に、東京タワーが写っているのがわかるでしょうか?
奥村と妻と東京タワー
奥村と妻と東京タワー
ということで我々の結婚生活は 6 年目に突入しました。

横須賀美術館映画「赤い風船」野外上映イベント

# 2010/08/29(日) の話の続きです。
横須賀にある築地 銀平鮨へ行った日、主目的はお寿司を食べることではなく、横須賀美術館で行われた映画の屋外上映イベントを見に行くことでした。
横須賀美術館は海の見えるとてもいいロケーションにある美術館です。2007 年にできたばかりの美術館でとても綺麗で、レイアウトなども現代的です。建物の前には広い芝生の庭があり、そこに仮設のスクリーンを立てて映画が上映されます。
到着したのはまだ明るい時間だったので、美術館を見学しました。建物内の各所にある案内表示が、美術館らしくておしゃれです。
トイレの案内表示
トイレの案内表示
階段の案内表示
階段の案内表示
展示は、企画展、常設展のどちらももうひとつな感じでした。展示の中には作品が楽器のようになっているものがあったのですが、それらの一連の作品のうちの 1 つだけは屋外に設置されています。屋外に設置されたものも含めて、それらの作品の近くにはバチが用意されていて、実際に演奏して楽しむことができるようになっています。
屋外に設定された楽器になっている作品で遊ぶ奥村
屋外に設定された楽器になっている作品で遊ぶ奥村
この美術館は展示室の撮影は許可されています。国立博物館などと同じ方向性でそのこと自体は素晴らしいことだと思うのですが、なぜか、作品の撮影は許可されていません。これはちょっと意味がわかりません。展示室内で作品を撮影しないように写真を撮るのはとても困難で、どうしても写ってしまうと思うのですが… 撮られると困るような作品があるということは、作品の物理的な保護という意味ではわかるのですが、この美術館で展示されていた作品にはそういったものはありませんでした。権利的な意味でも、目録にあるようなスタジオで撮影したり、人払いをして撮影したりしたものに、素人がさまざまな悪条件下で撮った写真がかなうはずがなくて、撮影を禁止する意味はよくわかりません。絵画は近接撮影されると素人でもコピーに近いものが撮れてしまう問題があるということはまだ理解できますが、立体作品や、「自由にさわって演奏してください」とされている作品も区別されることなく撮影禁止です。逆に、展示室外の作品が撮影禁止でないのは何故なのでしょう…
芝生広場には、V 字谷のような地形になったところに鉄板を敷き詰めたようになっている部分があります。何を表現しているのかわたしにはよくわかりませんでしたが、これ自体も「ヴァリーズ」という名前の美術作品であるようです。
ヴァリーズ (鉄板敷き詰め V 字谷)
ヴァリーズ (鉄板敷き詰め V 字谷)
こちらも芝生広場にあるハエのオブジェです。
ハエのオブジェ
ハエのオブジェ
展示を見終えてから、屋上に行ってみました。屋上へ出るエレベーターを降りたエレベーターホールには双眼鏡と、もう一つなぞの機械が設置されていました。何かと思って除いてみると、万華鏡でした。窓の外、海の方向をのぞくような感じで設置されていたので、外の景色と関連するようなものかと思ったのですが、普通の万華鏡です。
万華鏡
万華鏡
この美術館の屋上は恋人の聖地の 1 つに選定されています。そのプレートがありました。
恋人の聖地のプレート
恋人の聖地のプレート
美術館は傾斜地に建っていて、屋上はそのまま奥の方の地面につながっていて、その部分は芝生の広場になっています。
屋上から続く芝生広場
屋上から続く芝生広場
逆に海側を見ると、美術館の屋根の上にあるガラスのパッチワークのようなオブジェ越しに海が見えます。このガラスのパッチワークは、横須賀美術館の web site の写真などを見ると、美術館の建物の屋根のように見えますが、実際には屋根から 2、3m 高い位置に設置されていて、屋根ではありません。
美術館屋上からの海の眺め
美術館屋上からの海の眺め
さらにそのまま三軒家園地という公園へ続く遊歩道につながっています。時間があったのでその遊歩道も歩いて三軒家園地へも行ってみました。三軒家園地にはカッパのオブジェがあったので、仲良く記念撮影してきました。
カッパと握手する奥村
カッパと握手する奥村
カッパの姿勢を真似する妻
カッパの姿勢を真似する妻
三軒家園地は横須賀美術館より少し標高が高いので、海の眺めがいいです。ただ、園地と海の間に木々が茂りすぎていて見通しがいまいちでした。
三軒家園地からの海の眺め
三軒家園地からの海の眺め
この日は野外上映イベントのためだと思いますが、野菜ソムリエのスープ屋さん・くるみ kurumiハイジピッツェリア heidi pizzeria という、簡単な食べ物を売る屋台が 2 台出ていました。
野菜ソムリエのスープ屋さん・くるみ kurumi
野菜ソムリエのスープ屋さん・くるみ kurumi
ハイジピッツェリア heidi pizzeria
ハイジピッツェリア heidi pizzeria
映画まではまだまだ時間があります。屋台で食べてもよかったのですが、映画の時間までとっておこうと思ったことと、お寿司がまだお腹に残っている感じだったので、美術館併設のレストラン、アクアマーレのテラス席で、お茶を飲むことにしました。
アクアマーレのテラス席でお茶 (とケーキ…)
アクアマーレのテラス席でお茶 (とケーキ...)
気候もよくケーキもおいしくてよい気分です。お茶を飲みながらかなりのんびりしたのですが、それでもまだ日没になりません。
さらに時間が余っていたので、美術館の近くを散歩してみました。
横須賀美術館のすぐ前は海です。観音崎ボードウォークという遊歩道があるので歩いてみました。
観音崎ボードウォーク
201010CIMG6358
横須賀美術館にあった地図で近くに走水神社という神社があるのを見つけていたので、ボードウォークの先をさらに進んで行ってみました。階段がけっこう急角度できつかったです。神社には不釣合いなほど現代的なデフォルメされたかわいいカッパの置物がお社に置かれていたのにびっくりしました。ここに祭られている二柱の神様のうちの一柱が水神様であるので、カッパが神社や、この地域全体のマスコット的な役割を果たしているようです。三軒家園地にカッパのオブジェがあったのもそういうわけなのでしょう。
走水神社
走水神社
神社から横須賀美術館へ戻ると、芝生広場に設置されたスクリーンの前に、人々が集まりはじめていました。
芝生広場のスクリーン前に集まる人々
芝生広場のスクリーン前に集まる人々
我々も持ってきたレジャーシートを広げて映画が始まるまでしばしくつろぎます。空が青空から夕焼け、そして暗い青から、さらに暗闇へ、刻々と変わっていく様がとても綺麗でした。
夕焼け空
夕焼け空
夕焼け空
空に残るうっすらとした明かりがほとんどなくなり、一番星から三番星ぐらいまで見つけた頃、イベントがスタートしました。主催者や美術館による説明があった後、映画の上映です。
映画「赤い風船」上映中
映画「赤い風船」上映中
この先、映画「赤い風船」のネタバレとなる内容があるので注意してください。
マニアックな作品でネタバレになってもあまり問題ないと思うので書いてしまいますが、映画のタイトル通り、赤い風船が生き物のように少年との時間を過ごす様子を描いた、ちょっと SF チックな映画です。終盤で赤い風船がしぼんでいくとき、無機質であるはずの赤い風船に対して感情移入していたのか、とても悲しいと感じました。さらにその後、最後のシーンでは多くの風船と一緒に少年が飛んでいきます。これはおそらくハッピーエンドを表現しているのだと思いますが、私はとても不安になりました。
私は子どもの頃から、体一つで空を飛ぶ夢をよく見ます。その夢では、飛び上がってしまうと自分の意思では降りられなくなります。その時、高所恐怖症的な意味での怖さはないのですが、とても悲しいような不安なような気持ちになります。映画の最後のシーンで不安になったのは、その夢の事を思い出してしまったからです。
この日は屋外イベントにはちょうどよい気温で、雨にも降られませんでしたし、お昼のお寿司から、楽しく過ごせた 1 日でした。

築地 銀平鮨

私の夏期休暇ももうすぐ終わろうとしていた 2010/08/29(日)、横須賀市立博物館の野外映画イベントに行って来ました。
横須賀市立博物館へ行く前に、お昼ご飯を食べに馬堀海岸にある築地 銀平鮨というネタが大きいことで有名なお寿司屋さんへ行ってきました。
地図で見ると、馬堀海岸駅近くの線路沿いの細い道と、馬堀海岸駅からもう 1 本離れた、西友などが面している大きな道の間に建物があり、どちらに面して入口があるのかがわかりませんでした。最初大きい道側から行ってみましたが、それらしい店がありません。そこで一方通行になっている馬堀海岸駅近くの線路沿いの細い道へ入っていくと、そちらに店がありました。
駐車場は店より少し手前にあります。私はほとんど偶然、駐車場自体にあった小さな「銀平鮨駐車場」という看板に気付きましたが、ちゃんと見ていないと通り過ぎてしまうと思います。車で行って、通り過ぎて店を先に見つけると、その道は一方通行なので戻ってこれず、大きな道へ出て駅側へ戻ってまわってこないといけません。
築地 銀平鮨駐車場の場所
http://kokomail.mapfan.com/receiven.cgi?MAP=E139.42.42.5N35.15.23.3&ZM=12
駐車場は 3 台分で、私が到着した時には 3 台停まっていたのですが、連れ同士なのでしょうか、縦に 2 台並べて停めている人がいたおかげで、自分の車を停めることができました。
築地 銀平鮨駐車場
築地 銀平鮨駐車場
そしてこちらがお店の外観です。普通の民家っぽくて、駐車場だけでなく、店の方もうっかりすると見過ごしてしまいそうです。
築地 銀平鮨
築地 銀平鮨
店内は 4 名が座れるカウンターと、小上りに 2 席のテーブルがあるだけで、かなり小さな店です。予約時に注文しておいた「銀平」という、にぎり 11 個のセットを食べました。
まぐろ赤身、中トロ
まぐろ赤身、中トロ
海老の味噌汁
海老の味噌汁
カンパチ
カンパチ
玉子
玉子
アジ
アジ
甘エビ
甘エビ
帆立 (左)、アオヤギ (右)
帆立 (左)、アオヤギ (右)
ウニ (奥)、イクラ (手前)
ウニ (奥)、イクラ (手前)
写真では大きさがわかりにくいのですが、最後の軍艦寿司 2 つは海苔の大きさが決まっているためか、他の店とほぼ同じ大きさです。お皿の大きさとの対比でマグロやカンパチのお寿司を見なおしてください。大きさがわかってもらえるでしょうか? シャリ自体はそれほど大きくないので、ネタでシャリをぐるりと巻いて、まだ余るぐらい大きなネタでした。
カウンターで食べたので、お店の人と少し話をしました。馬堀海岸の海近くにある店なので、地元のネタを使っているのかと思って、「これは地元で獲れるのですか?」と聞いてみたら「ちゃんと考えてみろ、そんなわけない」と返されてしまいました。東京湾などの地元のネタは全然よくないので、ネタは北海道、九州など、全国から良いものを探してくるのだそうです。マグロに関しては 1 本まるごと買って、よい部分だけを自分の店で出し、他の部分は買い手がついているので売ってしまうのだそうです。「なのでうちのマグロは一番いいところだけを使っていて、ウマい」と言っていました。
馬堀海岸にあるのに店名で築地と言っているのは、予想通りの答えでしたが、築地で修行したからだそうです。修行していた店は江戸銀別館というところで、その「銀」と、ご主人の名前の 1 文字の「平」をとって店名にしているそうです。江戸銀には本店、新館、別館があるそうですが、別館は他より高級な扱いだったらしく、ジョン・レノン John Lennon やオノ・ヨーコ Yoko Ono が来日した時など、色々有名な人に銀平のご主人がお寿司をにぎったりしたそうです。
事前に見ていた Blog などで 11 個のセット銀平でも食べきれないぐらいのボリュームという情報を得ていたのですが、実際に食べると、カウンターで 1 つずつ出てくるのを順次食べていたためか、あまりボリューム感を感じることなく食べきれました。
妻は非常に気に入ったようで、また横須賀へ行く機会があれば立ち寄ることがあるかも知れません。

サイクリング部活動

私の自転車はすべてリペアムゲル加工 (パンクしないようにチューブ内にゲル状のものを詰める加工) をしてあります。多少重くなりますが、実際に走るとそれほど気にならない一方、パンクの心配が一切なくなるのは大きなメリットです。そのことを紹介したら、会社のサイクリング部 (?) の人が乗りたいということだったので、リペアムゲル自転車試乗会ということで鶴間公園発着のショートツーリングを企画しました。
9:30 という休日の私としては画期的に早い集合時間に、鶴間公園に集合です。輪行で来た他のメンバーは南町田駅側の入口にいるということなのでハンディ・バイク Handy Bike に乗って迎えに行きました。駐車場に来てもらったところでロードレーサーを組み立て、ビンディングペダルを外して普通のペダルにして試乗してもらいました。
リペアムゲルロードレーサー試乗中
リペアムゲルロードレーサー試乗中
リペアムゲルロードレーサー試乗中
ついでに迎えに行った時に乗っていた Handy Bike にもみなさん興味をもたれて、試乗会となりました。この Handy Bike もリペアムゲル加工済です。
リペアムゲル Handy Bike 試乗中
リペアムゲル Handy Bike 試乗中
リペアムゲル Handy Bike 試乗中
不安定というのが一致した見解でしたが、君島さんの旦那さんの方はけっこう興味を示していたような感じがしました。きっと 8 インチの Handy Bike を買うでしょう。
その後、境川サイクリングロードを川下へ少し走りました。
境川サイクリングロード
境川サイクリングロード
サイクリングの後、サン・ポタマージュ St. Potamage でランチです。この店ではパンを食べたことはあったのですが、今回初めてレストランメニューのサンドイッチを食べました。
サン・ポタマージュ St. Potamage でランチ
サン・ポタマージュ St. Potamage でランチ
私が頼んだサンドイッチは海老とアボカドサンドイッチです。
海老アボカドサンドイッチ
海老アボカドサンドイッチ
サンドイッチは美味しくて、ボリュームもあり、なかなかよかったです。
食事後も少し 16 号を南へ走りました。東名高速道路の入口近くは町田立体交差の工事が行われていて、工事現場マニアとしてはダイナミックな光景が見れて楽しいです。
町田立体交差工事現場
町田立体交差工事現場
このあたりは開発が進んだ場所のように見えますが、国道 16 号からでも時々唐突にものすごい田舎のような風景が垣間見えます。
国道 16 号沿いの田舎っぽい風景
国道 16 号沿いの田舎っぽい風景
国道 16 号沿いの田舎っぽい風景
横浜総合卸センターにあって、気になっていた丼屋さん、丼藩ですが、どうも閉店してしまったようです。結局一度も行けませんでした。残念です。
閉店したっぽい丼藩
閉店したっぽい丼藩
他のメンバーは国道 246 号で帰宅していき、私だけで鶴間公園駐車場へ戻ってきました。この日は暑くて自転車をバラしていたら汗だくになってしまいました。
鶴間公園駐車場
鶴間公園駐車場
え~、業務連絡です。これは七島計画には含みません。そろそろ秋なので、計画しないと行けませんね…

世界最速フェリー・ナッチャン World

夏季休暇 2 日目、今回の旅の 2 つ目の目的である世界最速フェリー・ナッチャン Worldに乗っています。オーストラリアの Incat という造船会社が製造した船で、2008 年に、姉妹船のナッチャン Rera の好評を受けて増備された船ですが、同じ年のものすごい原油高によって走れば走るほど赤字になる状態になってしまい、デビュー同年の 2008 年に引退に追い込まれたという不幸な船です。現在別のフェリー会社が借り受けて、北海道の観光シーズンに合わせて夏季限定で運航されています。
この船は屋外に出れるのは船尾の小さなデッキだけです。出航時はデッキで様子を見ていたのですが、青森を出てしばらくは港内であるためか速度は控えめで、あまり面白くありませんでした。
青森を出たすぐの波の立ち方
青森を出たすぐの波の立ち方
客室に戻ってくつろいでいましたが、しばらくするとエンジンのうなりが明らかに高くなりました。あわててデッキに出てみると、エンジンによる波の立ち方が全然違う状態になっています。
フルパワーになってからの波の立ち方
フルパワーになってからの波の立ち方
船はとても大きいのに、乗っていると速さが明らかに実感できます。こんな速い速度は船では経験したことがありません。デッキが後方にしかない理由もわかりました。屋外に出れるデッキの中でも、後ろの方へ突き出した部分では風があたるのですが、最大速力になると、ものすごい強風です。36 ノット (時速 70km/h 弱) なので、当然です。これで普通の船のように船の上面や側面に屋外に出れるデッキがあると、物を飛ばされる人とか、もしかしたら強風で転倒する人も出るかも知れません。そのぐらい速いのです。
船の速さを伝えられるような写真を撮れないかとがんばったのですが、写真では無理でした。ビデオも撮ってみましたが、再生すると、普通の船にしか見えません。速力を体感するには、ぜひ青森まで来て乗ってみてください。来年も運航するかどうかは不透明ですが… ちなみに今 2010 年の運航も、6 月にようやく正式決定となったので、来 2011 年も夏がかなり近づくまで運航は正式には発表されないと思います。
売店に飲み物を買いに行ったら、なっちゃんを売っていたので買いました。
ナッチャンでなっちゃん
ナッチャンでなっちゃん
お昼を食べてなかったので、売店で弁当も買いました。ホタテ炙り串弁当 (840 円) です。
ホタテ炙り串弁当
ホタテ炙り串弁当
2 時間 45 分の乗船時間はあっという間で、函館に到着です。フェリーターミナルで、湯の川温泉の花火のポスターを見ました。うまく行けば函館山の上から見れそうな時間です。
フェリーターミナルから函館駅へ連絡バスで移動すると、ちょうど駅前から函館山山頂行きの登山バスが出発するところでした。荷物が多かったのですが、一度ホテルへ戻ると時間が遅くなりすぎると思い、そのまま乗車して函館山の山頂へ向かいます。バスを降りて展望台へ行くと、すでに花火大会は始まっていました。夏場のこの展望台はそうでなくてもものすごい人数の人なのだと思いますが、花火のために、前の方の人がなかなかどいていきません。手を伸ばして撮っていたりしたら、偶然前の方の人が大勢帰っていってくれたので、柵のところまで出ることができました。しかし、柵を三脚がわりに使って撮っても湯の川は遠いのでズームにする必要もあって、全然きれいに撮れませんでした。
函館山山頂から見た湯の川温泉の花火
函館山山頂から見た湯の川温泉の花火
函館は 1 泊だけで、明日もナッチャン World に乗って青森に戻ります。その後青森に 1 泊するのですが、青森で何を観光すべきか何も調べていないままなのでした…
帰宅したらもう少し詳細な記事を書く予定です。
# この記事のジャンルは「鉄道」にしてみました。

寝台特急あけぼの

夏季休暇 1 日目は、2010/08/20(金) に仕事を終えてから、上野駅に向かい、そこから寝台特急あけぼの号に乗車です。
東北新幹線が青森まで開業すると、ほどなく消えてしまうと言われている列車です。
上野駅 13 番線にあけぼのが入ってきました。大勢の人があけぼの写真を撮っていました。
上野駅 13 番線に入ってきたあけぼのに群がる人々
上野駅 13 番線に入ってきたあけぼのに群がる人々
一番前まで行って編成写真も撮ってみました。
あけぼの編成写真
あけぼの編成写真
この日のあけぼの (下り) の列車編成です。
EF64 1053
カニ24 102
オハネフ25 201
スロネ24 553
オハネ24 554
オハネ24 552
オハネフ24 27
オハネ24 20
オハネ25 147
オハネフ24 25
上野を出発してしばらくしてベッドメイクをして、浴衣に着替えてくつろぎます。
浴衣でくつろぐ奥村
浴衣でくつろぐ奥村
食堂車もない、ロビーカーもない、シャワールームもない、ないないづくしの列車である上、電源がなくて電池が弱っているパソコンではインターネットにもアクセスできず、早い時間に寝てしまいました。
秋田県内走行中に目が覚め、窓の景色を楽しんでいると、青森到着です。なんだかあっと言う間のように感じました。
青森駅に停車中の寝台特急あけぼの
青森駅に停車中の寝台特急あけぼの
しばらくするとディーゼル機関車 DE10 (DE10 1536) がやってきて連結されました。
ディーゼル機関車 DE10 (DE10 1536)
ディーゼル機関車 DE10 (DE10 1536)
ほどなく、DE10 に引かれて、あけぼの号であった客車たちは静かに出線していきました。バイバイあけぼのちゃん。
出線するあけぼの
出線するあけぼの
帰宅したらもう少し詳しく書きます。

2010/08/15(日) 千枚田草刈り 2 回目

昨日 2010/08/14(土) に千葉に来ていたのは、前回に引き続き、大山千枚田の草刈りに参加するためです。
宿は今回もじゃらんnet で場所と値段優先で決めたホテルロイヤルガ-デン木更津というビジネスホテルです。
朝食は 6 種類のメニューから選べるのですが、カフェパンというメニューにしてみました。
カフェパン
カフェパン
食事を終えて大山千枚田に移動しました。棚田倶楽部の建物前では、案山子コンテストのようなイベントが行われているのでしょうか、色々趣向を凝らした案山子が立っていました。
アンパンマン案山子
アンパンマン案山子
山崎直子宇宙飛行士案山子
山崎直子宇宙飛行士案山子
ゲゲゲの鬼太郎案山子
ゲゲゲの鬼太郎案山子
本物のバッグを持つ案山子
本物のバッグを持つ案山子
カマを自宅に忘れてきてしまったので、300 円で貸してもらって作業する棚田トラストの田んぼへ向かいます。
棚田トラストの田んぼで草刈り中
棚田トラストの田んぼで草刈り中
地元の農家の方々がエンジンカッターであらかじめかなり刈ってくれていたため、すぐに終わってしまいました。あまりに時間が早かったので、「川向こう」と呼ばれる、そちらも棚田トラストの田んぼなのですが、トラストのメンバーが普段は作業せず、地元の農家の方でほとんど面倒を見てくれているところがあり、そこの草刈りも行いました。
川向こうの田んぼの畦道の雑草は、なかなかの茂り具合で刈りがいがあります。
川向こうの畦道の雑草
川向こうの畦道の雑草
11:20 まで刈って上がりにしますと言われ、時間まで黙々と駆り続けました。他の人が刈っている横を通って少し前の方へ行って、そこから刈り進みます。時間まで刈って振り返ると、さきほど追い越した人は私が刈り始めた場所まで刈り終えていたので、畦道の端の方からずっと刈り終えてすっきりした状態になっていました。
自分で刈り進んだところを振り返る
自分で刈り進んだところを振り返る
自分で植えた稲の気になる現状ですが、専門家ではないし、農家の方に聞くのも忘れたのですが、見た感じでは、花が咲き終わってこれから実が出来てくるところ、という感じでした。
稲の状況
稲の状況
写真で見ると、穂が完全に出来ていて、もう稲刈りしても良さそうな感じもするかも知れませんが、実物をさわるととても軽くて、実は全く入っていませんし、まだ花の名残を残した穂も少なくありません。米というのは稲の果実ですから、これから実ってきて、どんどん重くなっていくのだと思います。
稲の状況
稲の状況
草刈りを終えて棚田倶楽部の建物に戻り、昼食です。今回もカレーライスです。前回同様、棚田を見渡せる東屋で食べました。
棚田を見ながら食べるカレーライス
棚田を見ながら食べるカレーライス
前回はこのまま汗ぐっしょりの服で帰ったのですが、今回は棚田倶楽部の建物にあるシャワールームを初めて使ってみました。浴槽のあるお風呂ではなく、シャワーだけなのですが、汗を流して、乾燥した新しい服に着替えるだけで、ずいぶんすっきりした気持ちになれました。
これで作業は終わりで後は帰るだけなのです。今回は大山不動尊というお寺に立ち寄ってみました。大山千枚田の近くに看板が出ていて以前から気になっていたのです。大山不動尊というと、地元神奈川にも同じ名前のお寺があり有名です。それに比べてこちらの大山不動尊はあまり知られていないように思います。それほど大きな寺ではないだろうと思って立ち寄って見たのですが、予想よりずっと立派なお寺で驚きました。
立派な大山不動尊の本堂
立派な大山不動尊の本堂
比較するものがなくて大きさがわかりにくいのですが、写真右手の赤い屋根の建物は鐘楼です。この写真で見ると、鐘楼の建物が小さいように感じるかも知れませんが、この鐘楼は普通のサイズです。本堂がかなり大きな建物であることがわかるでしょうか?
入口の唐破風様になった部分には立派な彫り物がありました。
龍の彫り物
龍の彫り物
狛犬と思われる彫り物もありました。こちらは、柱の 2 面にそれぞれ前半身、後半身があって、前後で一体となっているおもしろい構造になっていました。
狛犬の彫り物
狛犬の彫り物
本堂に入ると、建物の中に、さらに建物があって、その建物の前にお不動様が立っていました。こちらもちょっとおもしろい構造です。
大山不動尊の裏手の小高い山の上には高蔵神社 (たかくらじんじゃ) という境内社があります。長い階段と坂道を登った上にあって大変でしたが、せっかくなので高蔵神社にも参らせてもらいました。
高蔵神社
高蔵神社
高蔵神社への参堂は 2 つのルートがありますが、ひとつは大山不動尊本堂のすぐ裏の斜面を斜めに上がっていくようになっています。途中からは遠景に房総半島の山々と、田んぼを従え、大山不動尊本堂の大きな屋根が見えるところがあって、景観を楽しめます。
大山不動尊本堂の大屋根
大山不動尊本堂の大屋根
帰りも往路同様、東京湾フェリーです。
東京湾フェリーで金谷港を出航
東京湾フェリーで金谷港を出航
金谷港を出発すると、フェリーの後ろの方のデッキから子供がかっぱえびせんを投げ続けていたため、かなりの数のカモメが、フェリーを追いかけてきます。
フェリーを追ってすぐ近くを飛ぶカモメ
フェリーを追ってすぐ近くを飛ぶカモメ
カモメの群れは、最初は投げられたエサを空中でキャッチしたり、水面に落ちたエサを拾ったりしていたのですが、しばらくするとカモメがどんどん人になれてきた感じで、ついに人の手から直接エサを食べはじめました。
人の手からエサを食べるカモメ
人の手からエサを食べるカモメ
人の手からエサを食べるカモメ
人の手からエサを食べるカモメ
何枚か撮ったところで、自分のカメラには高速連写機能があった事を思い出して撮って見ました。
高速連写シリーズ 1 (1 枚目)
201008CIMG0364
高速連写シリーズ 1 (2 枚目)
201008CIMG0367
高速連写シリーズ 1 (3 枚目)
201008CIMG0370
高速連写シリーズ 1 (4 枚目)
201008CIMG0373
高速連写シリーズ 2 (1 枚目)
201008CIMG0430
高速連写シリーズ 2 (2 枚目)
201008CIMG0433
高速連写シリーズ 2 (3 枚目)
201008CIMG0436
高速連写シリーズ 2 (4 枚目)
201008CIMG0439
高速連写シリーズ 2 (5 枚目)
201008CIMG0442
高速連写シリーズ 2 (6 枚目)
201008CIMG0445
高速連写シリーズ 2 (7 枚目)
201008CIMG0448
高速連写シリーズ 2 (8 枚目)
201008CIMG0451
高速連写シリーズ 2 (9 枚目)
201008CIMG0454
高速連写が初めて役に立った気がします。
動画も撮ったので、ビデオでもご覧ください。

次の農作業は、いよいよ稲刈りです。楽しみです。