2008/03/20(木・祝) 柳津まんじゅうツアー (その 1)

もうずいぶん前のことになってしまいましたが、2008/03/20(木・祝)~03/21(金) に、春分の日と、翌日は有給休暇を取って、栗 (くり) まんじゅうを食べるだけのために 1 泊 2 日で出かけてきました。
行先は福島県の会津柳津という町で、その町にある岩井屋というまんじゅう屋さんが今回の旅の目的地です。

あこがれの岩井屋
あこがれの岩井屋
岩井屋の後ろ姿
岩井屋の後ろ姿

このまんじゅう屋さんは、探偵! ナイトスクープというテレビ番組で「お土産に持って帰ることができない栗(くり) まんじゅうを持って帰りたい」という依頼で紹介されていました。この番組を見て以来、妻と 2 人で「これは行かねばならない」とずっと言い続けていたまんじゅう屋さんなのです。
柳津までの往復などは、その 2 以降で紹介し、ここでは岩井屋について中心的にとりあげます。
岩井屋に到着すると、妻は興奮して熱心に品定めしていました。と言っても売っている商品の種類は 3 種類ぐらいしかないので、お土産にするのはどの大きさの箱にするか、中身の組合せをどうするか、誰に送るか、というような事を決めていただけです。

岩井屋店頭で品定めする妻
岩井屋店頭で品定めする妻

店頭には人形がいて出迎えてくれます。

店頭で迎えてくれるお福ちゃん
店頭で迎えてくれるお福ちゃん

なぜお福ちゃんとわかるかというと、ちゃんと書いてあるからです。

名前
名前

初日に岩井屋へ行った時は動いていなかったこのお福ちゃんですが、実は動きます。2 日目に再び岩井屋へ行くと、元気に動いていました。上の写真と向きが違うので、動きがなんとなくわかってもらえるのではないかと思います。左右に体全体を振りながら、頭を上下する動きです。

お福ちゃんは動きます
お福ちゃんは動きます

もちろん記念写真を撮りました。お福ちゃんの持つ盆に積み上げられている黄色いまんじゅうは、粟 (あわ) まんじゅうです。実はこの地域のまんじゅう屋の看板商品は、番組で取り上げられていて、私もそれを買いに来た栗 (くり) まんじゅうではなく、このお福ちゃんが持っている粟 (あわ) まんじゅうなのです。ここまで栗 (くり) まんじゅうと書くたびに一々読みを書いていたのは、栗 (くり) と粟 (あわ) の漢字が似ていて、そこを読み違えるとわかりにくくなってしまうので、全ての栗(くり) と粟 (あわ) に読みをつけたためです。
写真でお福ちゃんが持っている粟 (あわ) まんじゅうはもちろんニセモノですが、私が手に 1 つだけ持っているのは、本物の粟 (あわ) まんじゅうです。

お福ちゃんと記念撮影
お福ちゃんと記念撮影

お店には豪快な大きさの栗 (くり) まんじゅうの試食がありました。もちろん早速いただきました。中には栗が丸々 1 個入っていて、それもすばらしいのですが、餡が白餡であるために、しつこすぎることがなく、いくらでも食べられるという感じです。あとでわかったのですが、栗 (くり) まんじゅうの餡が白餡であるのは、岩井屋だけでなく、この地域の栗 (くり) まんじゅうの一般的な姿のようです。

栗 (くり) まんじゅうの試食
栗 (くり) まんじゅうの試食

注文して待っていると、お茶を出してくれた上に、さらに粟 (あわ) まんじゅうを妻と私に、しかも試食用に切ったものではなく、丸々のものを、なんと 2 個づつくれました。上のお福ちゃんとの記念撮影で私が持っている 1 個は、このもらったもののうちの 1 つです。
また、店内には古い店らしく雑多なものが置いてあって非常に面白いのですが、待ち時間に店内を見ていると、レジの横に 10 枚ほどの色紙が立てかけられているのを見つけました。お店の人に言って見せてもらうと、その中に探偵! ナイトスクープの色紙を発見しました。

探偵! ナイトスクープの色紙
探偵! ナイトスクープの色紙

色紙とも一緒に記念写真を撮ってみました。

探偵! ナイトスクープの色紙と記念撮影
探偵! ナイトスクープの色紙と記念撮影

最後に、お土産の箱詰めもしてもらいって、戦利品を手にお店の前で記念撮影です。

岩井屋前で記念撮影
岩井屋前で記念撮影

もらった粟 (あわ) まんじゅうは、店の前で食べました。炊き立てのご飯のような匂いがして、おいしくいただけました。

粟 (あわ) まんじゅうと岩井屋
粟 (あわ) まんじゅうと岩井屋

栗まんじゅうももちろん早速食べました。上述した白餡とともに、上に乗ったナッツが特徴です。白餡のおかげで、連続して食べられる感じで、そのため一つ食べるとついつい次、次、と食べてしまい、気付くと箱が空になってしまうので、「お土産に持って帰ることができない」のです。我々帰路でいくつか食べましたが、自宅まで持ち帰り、会社までお土産に持って行くことに成功する程度の自制心はありました。

栗 (くり) まんじゅうと岩井屋
栗 (くり) まんじゅうと岩井屋

我々はそれを知った上で、あえて旅行の目的地にここを選んだのですが、わざわざ店まで行かなくても、楽天で通販もやってます…

柳津まんじゅうツアー (その 2) へ続きます。


2010/08/11(水) 追記
国立国会図書館の IP アドレスからアクセスがありました。1 ページ目から 7 ページ目まで読んでいただいたようです。就業時間中のアクセスということは、業務調査でしょうか。ありがとうございます。
訪問日時:
2010-08-09 15:09:03
IPアドレス:
202.221.41.1
Host Name 202.221.41.1
Country Japan
Network(ASN) NDLNET
IP Prefix 202.221.41.0 – 202.221.41.255
Description National Diet Library (国立国会図書館)
国:
日本
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奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 1)
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1. 奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 1) 2010-08-09 15:09:03
2. 奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 2) 2010-08-09 15:13:17
3. 奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 3) 2010-08-09 15:14:01
4. 奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 4) 2010-08-09 15:19:17
5. 奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 5) 2010-08-09 15:19:47
6. 奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 6) 2010-08-09 15:20:51
7. 奥村の貧乏暇なし Blog: 柳津まんじゅうツアー (その 7) 2010-08-09 15:24:52
参照元:
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%B2%A9%E4%BA%95%E5%B1%8B%E3%80%80%E6%A0%97%E9%A5%85%E9%A0%AD&hl=ja&lr=lang_ja&tbs=lr:lang_1ja&ei=KJtfTISaBo3ZceLx9dkO&start=10&sa=N
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岩井屋 栗饅頭
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2008 年 (2007 年度) 全日本学生グライダー競技選手権大会

今年も母校が出場するので、第 48 回全日本学生グライ
ダー競技選手権大会
を見に行きました。
相模原から八王子へ行き、中央道、圏央道、関越道を
通って、合併によって熊谷市の一部になった旧妻沼町の
利根川河川敷にある妻沼滑空場へ行ってきました。
途中高坂 S.A. で休憩したのですが、圏央道の関越道か
ら北の部分が少し開通するという掲示がありました。な
かなか進捗しませんね。
圏央道鶴ヶ島 JCT. ~ 川島 I.C. 間開通のポスター
圏央道鶴ヶ島 JCT. ~ 川島 I.C. 間開通のポスター
昨 2007 年の学生選手権見学では出発が遅すぎて、到着
した時には全てのイベントが終わっているという悲しい
状況だったので、今年は早起きして 11:30 には滑空場
に到着しました。開会式は 12:00 から、ミニモアの 2
回目のフライトは 13:30 からの予定なので、余裕の到
着だったはずです。
開会式まで時間があるので、妻が早起きして作ってくれ
たサンドイッチでブランチです。
お弁当らしくボックスに納まったサンドイッチ
お弁当らしくボックスに納まったサンドイッチ
ベーコン・レタス・薄焼き卵サンドイッチ
ベーコン・レタス・薄焼き卵サンドイッチ
ゆで卵・レタスサンドイッチ
ゆで卵・レタスサンドイッチ
サイドメニューのこめ油ポテトチップス
サイドメニューのこめ油ポテトチップス
相模原を出た時はそんなことは全くなかったのですが、
妻沼滑空場に近づく頃から風が強くなってきて、食事を
する少し前からは何と雨まで降ってきました。天気予報
は晴れで、雨の予報は全くなかったのですが… 駐車し
た車の中でサンドイッチを食べていたのですが、風があ
まりに強いため、フロントガラスと右側のガラスは全く
濡れず、リアガラスと、左側のサイドガラスだけが雨を
受けて濡れているという不思議な状態でした。しかし食
べ終わる頃には雨は上がり、日も差してきました。とい
うことで開会式を見ようと河川敷へ下りて行きました。
ところが 12:00 が近づいているのに、開会式が始まる
という雰囲気が全くありません。売店に至っては片付け
をしています。何の説明もないのでイベント本部っぽい
テントで聞いてみると「あ~、風が強いから、全部中で
やることになったから」とそっけない返事です。
イベント本部っぽいテントには学生選手権のポスターが
貼ってありました。2、3 年前も同じように天地がひっ
くり返ったような落ち着かない写真で、知人の間ではか
なり不評だったのですが、今年も写真が 90 度ひっくり
返ってました。
学生選手権のポスター
学生選手権のポスター
ということで、再び土手を越えて宿舎の方へ移動します
が、どこで何が行われているか全く不明です。格納庫前
では 13:30 からフライトするはずのミニモアをバラし
ていました。その辺にいた強烈な東北訛りの人が電話で
知人に話していた内容から、強風のためミニモアのフラ
イトは午前も午後も中止になった事を知りました。今日
の風だとフライト中止は当然の判断だとは思ったのです
が、案内なさすぎです。ちょっと掲示してくれればいい
だけなのにと思うのですが…
ミニモア格納中
ミニモア格納中
ミニモアのトレーラーの格好いいミニモアロゴ
ミニモアのトレーラーの格好いいミニモアロゴ
同様に、まわりの人がなんとなく話している内容などか
ら、格納庫の建物 3F の会議室で開会式をやっているら
しいことがわかりました。中に入ってって見ていいのか
どうか全く案内表示がなく、誰に聞いていいかもわから
ないので、ミニモアの分解を見て、学生が出てくるのを
待っていました。
そんなわけで結局今年も飛んでいるグライダーは見れま
せんでした。かわりに、格納庫前のグライダーの絵で記
念撮影してきました。
格納庫前で記念撮影
格納庫前で記念撮影
この大会は朝日新聞の後援を受けているので、毎年テレ
ビ朝日系列で取材があります。NHK が取材に来ることも
ありますが、基本的には毎年来るのはテレビ朝日だけの
ようです。今年もテレビ朝日の取材車が停まっていたの
で、取材があったと思います。でも飛んでいるグライ
ダーの絵がないので、放送には使われないでしょう。
テレビ朝日の取材車
テレビ朝日の取材車
格納庫前でうだうだしていると、ようやく見知った立命
館の学生を見つけました。学生にお願いして、立命ディ
スカスを見せてもらいました。今日は組んでないので、
こんな姿です。
立命ディスカス
立命ディスカス
という感じで、全然グライダーイベントっぽくなく帰っ
てきました。
帰路、道の駅妻沼に立ち寄りました。MENUMA AGRI PARK
Menupal (めぬぱる) という建物と、農産物を売る別棟
と、休憩部屋とトイレだけの建物があります。めぬぱる
の入口には “グライダーのまち” と書いてあります。写
真では少しわかりにくいですが、入口のガラスの上の部
分にグライダーのマークがあって、それに続いて “グラ
イダーのまち” と書かれています。
道の駅妻沼めぬぱる入口
道の駅妻沼めぬぱる入口
ここでは他では見ないちょっと面白いお菓子をいくつか
見ました。
これは上から見ると赤飯団子のようなのに、裏からみる
と破れ饅頭に赤飯が乗っている構造であることがわかる
という不思議な饅頭です。
つぶあん饅頭赤飯乗せ?
つぶあん饅頭赤飯乗せ?
こちらは色、形としてはかまぼこのようなお菓子。うい
ろのようなものなのでしょうか?
一見かまぼこのようなお菓子
一見かまぼこのようなお菓子
そして去年気になりながら買わなかった、埼玉の伝統的
なお菓子らしい五家寶 (ごかぼう) を、今年は買ってみ
ました。パッケージは何種類かありましたが、お土産と
して綺麗に包装されているものは必要ないので、自分で
食べる廉価版っぽいものにしました。該当するのは写真
の 2 種類でしたが、小さい方を買いました。
五家寶
五家寶 (ごかぼう)
五家寶 (ごかぼう)
基本的には米菓子にきな粉がかかったものです。米菓子
はちょっと固いのですが、カリッとしているというわけ
ではなく、しんなりしています。味は… 不味くはない
です。でも美味しいのかと言われると微妙です。昔のお
菓子なので、こんなものなのでしょう。
農産物を売っている建物は、大和芋、白菜、ねぎなどが
100 円ぐらいから売っていて、とても安いので、妻が
色々買っていました。なぜか金魚やめだかも売っていま
した。普通の大きさの金魚もいたのですが、巨大な金魚
も売っていてびっくりしました。
でかい金魚
でかい金魚
帰りも高坂 S.A. で休憩です。今年 2008 年の夏頃に
は、圏央道にも P.A. が出来るそうですが、それまでは
圏央道には全く P.A.、S.A. がないので、このルートで
立ち寄れるのは高坂 S.A. だけなので、毎回ここに来る
ことになります。
高坂 S.A. 上り線には、もうすぐ雛祭りということで、
雛人形が飾られていました。目がいい感じです。
高坂 S.A. の雛人形
高坂 S.A. の雛人形
高坂 S.A. 上り線のレストランのサンプルショーケース
をなんとなく見ていたら、不思議なメニューがありまし
た。とんかつスパゲティーです。まぁ、かつカレーなど
があるのだから、とんかつ + 洋食の組合せはまだまだ
埋もれているものがあるのかも知れません。しかし、こ
のメニューの面白い所は「イタリア風」と名乗っている
ところです。とんかつなのに、イタリア風。なかなか面
白いセンスです。写真だと光ってしまっていて見づらい
ですが、”とんかつスパゲティー” のすぐ下に “イタリ
ア風” と書いてあります。
とんかつスパゲティーイタリア風

夕食は相模原に戻ってから、なんかれというカレー屋さんに行きま
した。以前本か何かで調べていて行きたいと思っていた
ところなのです。なかなか美味しくて、家からも遠くな
いし、また行こうと思いました。
チキンカレー
チキンカレー
サグチキンカレー
サグチキンカレー
マンゴーラッシー
マンゴーラッシー

河津桜まつり

まだまだ寒い日が続いていますが、伊豆の河津という所
では、冬桜として有名な河津桜が見頃を迎えているとい
うことで、河津桜まつりに行ってきました。
今回は列車の旅です。小田急で小田原まで移動し、そこ
から新幹線こだま号と、スーパービュー踊り子号を乗り
継いで、伊豆急河津駅を目指します。
食事は小田原駅か熱海駅で駅弁を買う予定だったのです
が、小田原駅であまり良いものがなく、かわりに新幹線
改札前にある箱根ベーカリーでパンを買うことにしまし
た。
箱根ベーカリーでパンを物色する妻
箱根ベーカリーでパンを物色する妻
スーパービュー踊り子号は、小田原も通るのですが、な
ぜか通過してしまうため、停車駅である熱海まで 1 区
間だけ新幹線で移動します。初代のぞみとしてデビュー
した 300 系がやってきました。東海道新幹線からは 0
系も 100 系も既に引退してしまったので、300 系が各
駅停車として使われています。なんだかもったいない感
じがします。
300 系新幹線
300 系新幹線
熱海からはスーパービュー踊り子号です。指定券は 1
週間ほど前に買ったのですが、なんと普通席は売り切
れ、グリーン席も 3 席しか残っておらず、ぎりぎりで
買えました。ということで、豪華に、というわけではな
く、仕方なくグリーンです。
スーパービュー踊子号
スーパービュー踊子号
スーパービュー踊り子号は、全席指定席で、乗車時に検
札があります。
乗車検札
乗車検札
グリーン車でくつろぐ奥村
グリーン車でくつろぐ奥村
乗車すると車内販売の人が、「飲み物が無料で付きます
が、何にするかと」聞きに座席へ来てくれました。(グ
リーン車にしか乗った事がないのでわかりませんが、た
ぶんグリーン車のみのサービスだと思います) 今回はパ
ンを食べるつもりだったので、コーヒーをいただきまし
た。
コーヒー
コーヒー
正直言って列車や飛行機で出てくるホットコーヒーは大
して美味しくない事が多いのですが、この時出てきた
コーヒーは非常にいい香りがして、美味しく飲めまし
た。
落ち着いたところで、先ほど小田原駅で買った箱根ベー
カリーのパンを食べました。
プチアボガドサーモン
プチアボガドサーモン
ピタパンサンド
ピタパンサンド
ベーコンエッグサンドイッチ
ベーコンエッグサンドイッチ
豆乳メロンパン
豆乳メロンパン
ピタパンサンドはとても美味しかったです。豆乳メロン
パンもかなりイケてます。海老名サービスエリア下り線
のメロンパンが最近とても有名ですが、はっきり言って
海老名のメロンパンより、この箱根ベーカリーの豆乳メ
ロンパンの方が、かなり美味しいです。推薦です。
今回は上記の他にセーグルレザンというパンも買ってい
ましたが、上記でかなりお腹が膨れたので、セーグルレ
ザンは食べずに置いておきました。(このパンは復路で
熱海でも小田原でも駅弁を買うことができず、夕食まで
のつなぎとして、帰りの小田急ロマンスカーで食べまし
た。
セーグルレザン (帰りのロマンスカー内で)
セーグルレザン (帰りのロマンスカー内で)
話を往路に戻して、パンを食べておなかも落ち着いたの
で、車内探検をしてみました。
先頭車両からの眺め
先頭車両からの眺め
この列車は外見から見ると先頭の展望席からの眺めが非
常に良さそうに見えます。しかし実際にこの場所へ行っ
てみた感想としては、いまいちだなぁ… というのが正
直なところでした。運転席上部に斜めになっている部分
のガラスが汚れているためか、あるいは日差しを和らげ
るためにわざとそうしてあるのか、透明度が低く、その
部分を通してはほとんど前が見えません。そして運転席
と客席の仕切りガラスの下半分には、なぜか目隠しをす
るような模様が入っていて、やはり前がよく見えませ
ん。ちょっと疑問の残る構造でした。
この列車のグリーン車は先頭 (伊豆方) から 2 両で、
その車両は 2 階建になっています。先頭車両の 1F 部
分は車内販売基地を兼ねている小さな売店と、その前の
部分はロビーとなっていました。
ロビー
ロビー
我々の乗った 2 両目の 1F 部分は、個室となっていま
した。豪華列車っぽくていい感じです。
個室前廊下
個室前廊下
熱海から 1 時間ほどで、目的地の河津に到着しまし
た。河津駅はホームからもたくさんの桜が見渡せせまし
た。駅に降り立った瞬間からお花見気分が盛り上がりま
す。
河津駅ホームから桜並木を見る (右は出発していくスー
パービュー踊り子号)
河津駅ホームから桜並木を見る (右は出発していくスーパービュー踊り子号)
駅から河津川沿いの道へ出ると、そこは桜並木が延々と
続いています。川にいくつかかかる橋から川沿いの土手
を見ると、下半分に黄色い菜の花が、上半分は河津桜が
咲いていて、とても綺麗です。
桜と菜の花に彩られた河津川の土手
桜と菜の花に彩られた河津川の土手
桜の花
桜の花
桜と奥村
桜と奥村
桜と菜の花と妻
桜と菜の花と妻
駅から川沿いの道に入ったすぐのところにある何かのタ
ンクには、桜と菜の花と伊豆の踊り子の絵が描かれてい
ます。この地域にとって、この桜並木はかなり自慢であ
るという事なのだと思います。
桜と菜の花と伊豆の踊り子
桜と菜の花と伊豆の踊り子
我々は一度河口まで歩いてから、海側から川沿いの遊歩
道を歩きました。駅の近くでは鉄橋が並木のすぐ上を
通っています。神奈川方面から来ると河津駅はこの鉄橋
の直前にあるので、列車からはこの景色を見ることはで
きませんでしたが、下田まで行く列車は、車窓からこの
景色を見ることができます。
桜と伊豆急電車
桜と伊豆急電車
1km ぐらい歩いたあたりで、川と桜の位置関係や、その
時刻の太陽の位置がよく、キラキラ光る水面を背景に、
桜の花が映える姿を見ることができます。
桜と河津川
桜と河津川
さらに上流の方では、遊歩道沿いの花壇にも花が咲いて
いて、桜との対比が綺麗でした。また、途中からは出店
も減って、純粋に桜を楽しむことができます。
花壇と桜並木
花壇と桜並木
途中川原へ降りることができる階段などもあり、下の方
から写真を撮ることができました。
菜の花と桜並木
菜の花と桜並木
桜並木は河津川に沿って 3km ぐらい続いていますが、
ほとんどの人は途中で折り返していくため、上流に行く
につれて、人はどんどん減っていきます。
延々続く桜並木
延々続く桜並木
そしてついに桜並木が途切れるところまで到着しまし
た。並木は下流では左岸にしかありませんが、来宮橋
という橋あたりから右岸にも並木が現われ、右岸の方
が少しだけ上流まで続いています。
並木の終点部
並木の終点部
並木はほぼ全て河津桜なのですが、まったくつぼみが開
いていない桜も数本あったので、それらはソメイヨシノ
など別品種なのかも知れません。また、桜並木からは土
手の反対側 (川から遠い側) に、梅らしき白い花が咲い
ている木が 2 ヶ所にありました。白い花の木と、桜の
ピンクの並木の組合せもまたいいものでした。
梅らしき花
梅らしき花
上流から戻ってくる途中、河津桜の原木を見に行きまし
た。原木ということで、もう少し古木を予想していたの
ですが、他の木に負けないぐらい立派に花を咲かせてい
て、非常にしっかりした木で、見ていると元気になれる
感じがします。
河津桜原木
河津桜原木
原木は川沿いからは少し離れた民家の庭にあります。そ
こから川沿いに戻る途中で「組合員以外の入浴はお断り
します」という看板のついた温泉を見かけました。組合
員の方をお断りする看板は温泉でよく見ますが、組合員
以外の方の入浴をお断りする看板を見たのは私としては
初めてです。まぁ、この組合は「田中温泉組合」なので
すが…
組合員以外入浴お断り
組合員以外入浴お断り
今回もたくさん写真を撮りましたが、最近は妻もかなり
写真を撮るようになりました。以前はそんなことはしな
かったと思うのですが、いい構図のために、けっこう
色々動き回ってみたりするようになりました。
桜の写真の構図を考える奥村 (妻撮影)
桜の写真の構図を考える奥村 (妻撮影)
いい構図を求めて移動する妻
いい構図を求めて移動する妻
メインの被写体とは別に、手前に別な被写体を入れて、
奥行き間のある構図が気に入っているようです。
菜の花と桜 (妻撮影)
菜の花と桜 (妻撮影)
菜の花と桜 (同じ場所で奥村撮影)
菜の花と桜 (同じ場所で奥村撮影)
河津桜まつりは祭りなので、当然出店もたくさん出てい
ます。どの店も不思議なぐらい試食に対する気前がよく
て乾燥トマト、きな粉草餅、さくら餅 (3 ~ 4 種類ぐ
らい)、しじみスープ、さくらようかんなど、色々なも
のを試食しました。以下の写真はちゃんと買って食べた
ものです。
河津駅下りると駅の中で桜まんじゅうをふかして売って
いました。
桜まんじゅうを食べる奥村
桜まんじゅうを食べる奥村
駅から出て線路沿いの道を歩いていてサザエの串焼きを
見つけました。サザエは食べにくいのが苦手なのです
が、こうしてあると食べやすくていいですね。磯の香り
がして美味しかったです。
サザエの串焼き
サザエの串焼き
川沿いの遊歩道の 1 筋横の道に、すごく豪快にお好み
焼きを作っている屋台があって、人が並んでいました。
お好みもんじゃという名前の通り、食べるとなんとなく
もんじゃの味がするお好み焼きです。味はまぁまぁで
す。
お好みもんじゃ屋台
お好みもんじゃ屋台
お好みもんじゃ
お好みもんじゃ
駐車場へ向かう道沿いにも出店が出ています。そこにさ
くらの焼だんごという不思議な団子を見かけました。
さくら焼だんご
さくら焼だんご
さくら焼だんごは、甘いのかなと思って買ったら、甘辛
味噌を塗って手渡されました。もち自体はさくらが練り
こまれているようなのですが、あまり桜の味が生かされ
ていない感じでした。おいしいのですが、餡を入れて甘
い餅にした方が私の場合は好みです。
さくら焼だんご
さくら焼だんご
売店には陽気なクマのプーさんがいました。着ぐるみは
かわいいですが、おにいさんの顔はちょっといかつくて
怖いです。
陽気なプーさん
陽気なプーさん
露店の多いエリアで、伊豆の踊り子さんを見かけまし
た。観光客から声をかけられてツーショットで写真に収
まったりして大忙しでした。
伊豆の踊り子
伊豆の踊り子
トイレは川沿いに何箇所もありましたが、下流の方は人
が多すぎて行列になっていました。
桜のマークがついたトイレ
桜のマークがついたトイレ
上流の方のトイレは人がほとんど並んでいなくて、すぐ
利用できました。協力金を募金する箱が置いてあったの
で、2 回利用して、それぞれ 10 円を寄付させていただ
きました。
川沿いには駅からちょっと下流、右岸に「河津三郎の足
湯」、中流の荒倉橋~来宮橋の中間ぐらいの左岸に「さ
くらの足湯」、豊泉橋のすこし上流右岸に「豊泉の足
湯」と 3 箇所の足湯があります。河津三郎の足湯は近
くへ行かなかったのでわかりませんが、他の 2 ヶ所は
無料です。
さくらの足湯
さくらの足湯
豊泉の足湯
豊泉の足湯
途中、なぜかステンレス槽に興味を示す一団がいまし
た。新種のオタクなのか… と思って興味深く見ていた
ところ、写真を撮りながらグループ内でしている話の内
容からして、ステンレス槽を作る会社に勤めていて、自
社の製品が実際に使われているのを見て興奮していたと
いうことのようでした。
ステンレス槽愛好家の皆様
ステンレス槽愛好家の皆様
桜並木には、緑色の小鳥がよくとまっていました。たぶ
ん花の蜜を吸っていたのだと思います。また、川には白
いけっこう大きな鳥と、カモがいました。白い鳥はサギ
かなと思ったのですが、あまり詳しくないのではっきり
とはわかりませんでした。
白鷺かな?
白鷺かな?
カモは人に慣れているのか、かなり近くまで行っても逃
げずに悠々とエサを探していました。おかげでこんなに
大きく写真を撮れました。
カモ
カモ
個々までの話と全然つながりがありませんが、伊豆急の
マークって、東急と同じなんですね。(もちろん
“TOKYU” ではなく “IZUKYU” と書いてあるのですが…)
まぁ、グループ会社なんだからこれでもいいのかも知れ
ませんが、通勤で使う列車についているマークを、遠く
へ旅行に来た時に見ると、なにかちょっと違和感を感じ
ます。もう少しリゾートっぽいマークにしてほしいです
よね。
伊豆急マーク
伊豆急マーク
こんな感じで、数年前にオートバイのツーリング雑誌で
見て以来、いつか行きたいと思っていた河津桜見物がで
きました。途中で雨が降ってきた時はどうしようかと思
いましたが、その後急速に天気は回復し、いい感じで花
見ができました。心残りは、帰りの列車がリゾート 21
ではなくて普通の電車だった事ぐらいです。

恒例道志道ツアー 2008

今年 2008 年も、恒例道志道ツアーに行ってきました。
————————————————–
ちなみに…
2007 年の道志道ツアー
2006 年の道志道ツアー
————————————————–
今年も道志道を山梨方面へ向かい、例によって道の駅ど
うしで昼食です。
道の駅どうしでは今年はポトフをやっていなくて、かわ
りにクレソンシチューを出していました。これを 2 つ
買って、妻が作ってくれたおにぎりと一緒に食べまし
た。
おにぎりとクレソンシチュー
おにぎりとクレソンシチュー
シチューは思いのほか美味しく、家でもたまにはシ
チューを作ろうという話になりました。
雪景色を見ながらおにぎりを食べる奥村
雪景色を見ながらおにぎりを食べる奥村
食後、昨 2007 年に来た時は工事中だったとうふ屋さん
を覗いて見ました。写真で湯気が出ているのがわかると
おり、ここで作っているようなのですが、店の構造がよ
くなくて、とても入りづらいです。このあと 1 泊する
旅行の途中でもあるので、購入はしませんでした。しか
しこの日のような状態が続くと、来年来た時にはもう閉
まっているかも知れません。
とうふ屋
とうふ屋
そして、道志道を通って、山中湖北岸の長池親水公園へ
到着です。山中湖は見えている範囲は全て氷結してい
て、それなりに綺麗でした。しかしこの日は視界が悪
く、目の前に見えているはずの富士山は全く見えません
でした。
氷結した山中湖
氷結した山中湖
天気が良ければ、河口湖まで行ったり、景色の良い公園
をまわったりしたかったのですが、富士山が見えないと
つまらないし、雪が降っていて寒いこともあったので、
ガイドブックに乗っていた雑貨屋さん、グーシーハウス
へ行ってみることにしました。我々が来た道である道志
道を少し戻ったところにあります。
グーシーハウス
グーシーハウス
看板の下の木が、アヒルの形に刈り込まれていて、なか
なかかわいかったです。犬のぬいぐるみのカバーがつい
た湯たんぽとか、いくつか気になった商品があり、
ちょっと買い物をしました。
グーシーハウスを出ると、そろそろ宿にチェックインで
きる時間でした。まだ 15:00 で、かなり早い時間でし
たが、天気が悪いとやることもないので、宿へ向かうこ
とにしました。
今回の宿は、ペンションまりもという宿です。
客室が 3 室しかないという小さな宿です。シングル
ベッド 2 台の部屋でもよかったのですが、既にその部
屋は予約が入っていて、ダブルベッド 2 台の部屋にな
りました。休前日追加 1,000 円があって、1 泊 2 食付
で 1 人 12,000 円でした。
まりも外観
まりも外観
まりも客室
まりも客室
3 つある客室は、母屋とは別棟になっていて、短い渡り
廊下でつながった構造になっています。廊下には休憩所
のようなものがあります。初夏とかに来れば爽やかな感
じでくつろげそうですが、この日は寒くて、ここでくつ
ろぐのは厳しかったです。
廊下の休憩所 (?)
廊下の休憩所 (?)
中央には小さな庭があり、庭木は夜間ライトアップされ
ていました。
まりも客室外観夜景
まりも客室外観夜景
チェックイン後、早速お風呂を使わせてもらいました。
お風呂は貸切で、最近のペンションでは一般的なシステ
ムだと思いますが、特に予約などをするのではなく、お
風呂前に入浴中かどうかを示す札がついていて、空きに
なっていれば入ってよく、自分で札を裏返し、内側から
カギをかけるという方式の貸切風呂です。
お風呂自体は檜の浴槽です。水はアクトという会社の軟
水器を使った超軟水だそうで、アルカリ温泉に入ったよ
うに肌がすべすべした感じがしました。窓の外には小さ
な庭があり、雪が積もっていました。
とても気持ちのいいお風呂でした。
まりも浴室
まりも浴室
入浴すると、気持ちよくなって、部屋に戻ってベッドに
横になっていると、しばらくして寝入ってしまいまし
た。時間はそれほど長くありませんが、非常によい睡眠
がとれました。
18:30 から夕食です。
前菜の盛り合わせ
前菜の盛り合わせ
右の方に見える御餅のようなものは、ジャガイモ粉 75%
と小麦粉 25% を練って作ったパスタのようなものに、
たまねぎのバター炒めが乗った料理で、この宿に手伝い
に来ているポーランド人の人の家庭料理なんだそうで
す。料理名も聞いたのですが、覚えられませんでし
た… ポーランドではもっと大きなサイズで作るらしい
ですが、日本の感覚にあわせて小さく作って見たと言っ
ていました。
スープ
スープ
カジキマグロのソテー
カジキマグロのソテー
サラダ
サラダ
ビーフシチュー
ビーフシチュー
デザート
デザート
プリント、マンゴーアイスの盛り合わせ。どちらも私の
好きなものでした。
コーヒー
コーヒー
カップがかわいいです。

2 日目 2008/02/10(日)

夜の間雪は降り続いていたようです。私の愛車ビッキー
は、ごらんのような姿になっていました。
大量の雪が積もったビッキー
大量の雪が積もったビッキー
宿の前には、鳥のエサ台があります。宿の人がエサを出
してあるため、ヤマガラ、シジュウカラなどの鳥が頻繁
にやってきます。
鳥のエサ台
鳥のエサ台
時々、でかい鳥もやってきます。
でかい鳥 (名前不明)
でかい鳥 (名前不明)
朝食は 4 種類のパンに、バター、自家製りんごジャ
ム、サラダ、オムレツ、ハム、リンゴ、コーヒーという
シンプルなもの。パンが焼きたてで美味しかったです。
朝食
朝食
朝食後、部屋で少し休憩し、チェックアウト時間ぎりぎ
りになって出発しました。天気は薄曇ぐらいですが、昨
日と違って雪ではないので、まぁまぁいい感じです。
宿の前で記念撮影
宿の前で記念撮影
車の雪は宿の人がかなり降ろしてくれていましたが、ま
だ残っていました。特にフロントのワイパーまわりに固
くなった雪が着いていて、ワイパーが動かない状態だっ
たので、エンジンをかけて室内から暖めつつ、スクレイ
パーで取り除きました。
車体の雪かき中
車体の雪かき中
宿から北岸道路へ下りていく道です。自宅のある相模原
市から直線だと 60km ぐらいしか離れていないところと
は思えません。
雪深い道路
雪深い道路
昨日に引き続き、長池親水公園へ来ました。昨日は道路
自体には全く積雪がなかった山中湖北岸道路ですが、今
日 2008/02/10(日) は雪が一面に積もって真っ白です。
積雪した長池親水公園前の北岸道路
積雪した長池親水公園前の北岸道路
空は曇天で、決していい天気という感じではないのです
が、不思議なことに富士山はくっきりと見えていまし
た。
富士山とビッキー
富士山とビッキー
昨 2007 年は凍っていなかった山中湖も今年は凍ってい
て、冬らしい景色になっていました。
氷結した山中湖と富士山
氷結した山中湖と富士山
山中湖と富士山を背景に、妻と記念撮影
山中湖と富士山を背景に、妻と記念撮影
ふじちゃんと富士山 2008
ふじちゃんと富士山 2008
山中湖からの富士山の景色を堪能した後は、妻のリクエ
ストでというパン屋さんへ向かいました。
パン工房砧外観
パン工房砧外観
パンを選ぶ妻
パンを選ぶ妻
パン購入後、すぐ近くにある大石公園に移動して少し食
べました。
大石公園から見た富士山
大石公園から見た富士山
写っている水面は河口湖です。
チーズブレッド
チーズブレッド
少し食べてお腹が落ち着いたところで、西湖野鳥観察公
園へ移動します。樹氷祭りという催しがあるのを見に行
くのです。樹氷と言っても、本来の定義通りの、蔵王な
どで見られる樹氷ではなく、木組みの上に、人工的に水
を掛けて凍らせたオブジェのことです。一応テーマを決
めて作っているらしいのですが、見ただけではテーマは
わかりませんでした。
樹氷と富士山
樹氷と富士山
樹氷と富士山
樹氷と富士山 (妻が撮影)
樹氷と富士山 (妻が撮影)
樹氷前で、落ちていた氷のカケラを持って記念撮影
樹氷前で、落ちていた氷のカケラを持って記念撮影
「祭り」というだけあって、食べ物を売る店などが出て
いて賑やかです。売店の並びの前には、なぞの木が立て
てありました。人の姿をしている、ということのようで
す。
人の姿をした木 (と言っても、加工されてます…)
人の姿をした木 (と言っても、加工されてます...)
食べ物は色々売っていたのですが、暖かいものが欲し
かったので、豚汁を買いました。しかし吹きさらしの東
屋で食べていたので、寒さはあまり変わりませんでし
た。
豚汁を食べる奥村
豚汁を食べる奥村
さらに、放送で盛んに「ここでしか食べれない。一般に
は売られていない幻の魚」と宣伝しているので、ヒメマ
スの塩焼きを買って食べました。以前香嵐渓で食べた鮎
の塩焼きが美味しかったので、このヒメマスも期待して
いたのですが、以前食べた鮎の方が美味しかったです。
もちろん不味かったわけではありませんが、放送で「忘
れられない美味しさ」というような事を言っていて、期
待が高くなりすぎていたのでしょう。
ヒメマスの塩焼き
ヒメマスの塩焼き
イベントとして餅つきを行っていました。富士山を背景
に餅をつく絵は、けっこう珍しいのではないでしょう
か。
富士山 (わかりますか?) を背景に餅つき
富士山 (わかりますか?) を背景に餅つき
他にも色々売店などを見ていると、鳥のえさを売ってい
るのを見つけました。本来「野鳥観察公園」なので、野
鳥を見るための公園なのですが、餌付けもできるので
す。早速買って試してみました。
エサを手のひらに置いて、林の近くに立って、あとはひ
たすら待ちます。すると、人に慣れやすいというヤマガ
ラが手の上にとまって、エサをついばんで行きます。辛
抱強く待っていると、何羽も来てくれました。
手のひらにヤマガラを乗せた奥村
手のひらにヤマガラを乗せた奥村
手のひらに乗るヤマガラ
手のひらに乗るヤマガラ
手のひらに乗るヤマガラ
手のひらにヤマガラを乗せた妻
手のひらにヤマガラを乗せた妻
上の写真の手元の拡大
上の写真の手元の拡大
ずっと立っているのは寒かったのですが、ヤマガラはか
わいかったです。他にもシジュウカラも近くの木の枝な
どにはとまっているのですが、人を怖がっているのか、
手の上に来てくれるのはヤマガラだけでした。
樹氷と富士山の景色を楽しみ、野鳥とのふれあいも楽し
んだ後、駐車場に戻って砧で買ってきたパンで昼食の続
きです。
スコーン
スコーン
ナッツショコラ
ナッツショコラ
ナッツショコラはテレビでも取り上げられていて、お勧
めのパンらしいです。おいしくいただきました。
その後、西湖を後にして、富士山の西側をまわって帰り
ます。昨 2007 年は精進湖を見たので、今年は本栖湖を
見ていくことにしました。湖岸道路の途中に 10 台ほど
車が停められるスペースがあり、撮影している人が何人
かいたので、そこでまず本栖湖と富士山の写真を撮って
みました。
本栖湖と富士山
本栖湖と富士山
本栖湖湖岸から富士山を撮影する奥村
本栖湖湖岸から富士山を撮影する奥村
さらに少し進んで中之倉トンネルと、湖周回道路との分
岐あたりには、さらに多くの人がカメラを構えていまし
た。どうやら、お札の裏面の富士山の絵とほとんど同じ
構図が見えるポイントであるようです。そこで 1,000
円札と一緒に撮ってみました。右側手前に迫っている山
や、左手間の小高い山など、確かに近い構図のようで
す。
1,000 円札と、本栖湖と富士山
1,000 円札と、本栖湖と富士山
本栖湖の景色も十分見たので、さらに富士山の西の方へ
と進みます。昨 2007 年は、道の駅朝霧へ行ったのです
が、今年は富士ミルクランドへ立ち寄って見ました。
富士山と富士ミルクランド
富士山と富士ミルクランド
富士ミルクランドは道の駅ではないのですが、「まちの
駅」であり、かつ、「まきばの駅」なんだそうです。道
の駅になると、それなりの集客力があるということで、
~の駅という名前を付けてみたのでしょうが、道の駅ほ
ど知られているわけではないので、集客効果はどうか
な~と思いました。
まちの駅、まきばの駅
まちの駅、まきばの駅
ミルクランドには、スカイラブ 3 号の着陸船が展示さ
れていました。説明版を読むと、本物のようです。人類
の文化遺産とも言うべき貴重な史料だと思うのですが、
雨ざらしで置かれていて、ボロボロになっていました。
こんなことでいいのでしょうか? せめて屋根をかけてあ
げて欲しいです。
アポロ宇宙船、スカイラブ 3 号
アポロ宇宙船、スカイラブ 3 号
ミルクランドに来たのは、妻にソフトクリームを食べて
もらうためです。お店でメニューを見るとジェラートし
かなかったので、ソフトクリームではなく、富士ミルク
と、チョコチップのジェラートを食べました。
富士山を背景にジェラートを持つ妻
富士山を背景にジェラートを持つ妻
富士山を背景にジェラートを食べる奥村
富士山を背景にジェラートを食べる奥村
しかし、この後お土産を買うため別の建物へ行く途中に
別の売店があり、そこでソフトクリームを売っているの
に気付いたのでした。ミルクランドへ到着した時点では
まだ開いていたのに、ジェラートを買おうとしていた時
点では、こちらの店は既に閉まっていたために気付かな
かったのです。どちらかといえばジェラートよりソフト
クリームを食べたいと思っていた妻は、ちょっと残念
がっていました。
ミルクランドを出てからは、さらに富士山をまわって富
士山スカイラインを走り、御殿場方面へ抜けて、東名で
帰宅する計画です。
富士山スカイラインから見上げる富士山
富士山スカイラインから見上げる富士山
富士山スカイラインの入口あたりでは路面には全く雪が
なかったのですが、どんどん高度を稼いで行くうちに路
面はだんだん雪が増えて行きます。途中からはかなりの
雪道でした。そして水ヶ塚の駐車場へ到着しました。夕
日に照らされた富士山が綺麗です。
最初このポストを書いた時、水ヶ塚を水ヶ窪と間違えて
書いていました。もちろん私自身が水ヶ窪と間違えて覚
えていたのでそう書いたのですが、インターネットで検
索すると、このパーキングエリアを水ヶ窪と誤って書い
ている人は私だけでなくけっこういます。私がここに初
めて行ったのは 2002 年のことなのですが、その時何か
の理由でここを水ヶ窪と覚えてしまいました。ほかにも
同じように間違えている人の多さを考えると、当時の現
地の看板か何かで「水ヶ塚」が「水ヶ窪」と見えるよう
な表示があったりしたのでしょうか?
水ヶ塚からの富士山
水ヶ塚からの富士山
この駐車場で駐車場所に入れるために方向転換している
途中、車体の下に雪のかたまりが入って乗り上げたよう
になってしまい、スタックしてしまいました。スタッド
レスなので車重がかかれば走れるのですが、車体の重さ
がちゃんとタイヤに伝わっていないようです。積んで
あったスコップで車体の下の雪を掻き出したりしても、
意外に強固に車体と地面の間に挟まっていて車体の両脇
部分は取れたのですが、中央部分が取れません。
地面と車体の間に雪が詰まってしまった
地面と車体の間に雪が詰まってしまった
スタックしたビッキーと富士山 (手前にスコップ)
スタックしたビッキーと富士山 (手前にスコップ)
スコップで掘っては、前輪をキュルキュルと滑らせると
いうことを繰り返していると、周囲の人がスタックして
いる事に気付いて、押してくれました。親切な方々の協
力のおかげで無事脱出することができました。スタッド
レスでも車高が普通の高さしかない車では、雪塊への乗
り上げに注意しなければならないという教訓を学びまし
た。
その後、夕食をどうしようかということになったのです
が、私も妻もとくにアイデアがなく、アウトレットモー
ルに何かないかと行って見ました。
駐車場からモールへ行く通路の所から、ほとんど日が沈
んだ暗い空に、さらに真っ黒な富士山のシルエットが浮
かんでいました。
御殿場アウトレットモール駐車場から見た、夜の富士山
御殿場アウトレットモール駐車場から見た、夜の富士山
アウトレットモールは新棟が出来ていると思って行った
のですが、まだ工事中でした。2008 Spring と書いて
あったので、そろそろ完成のはずですが、この日の時点
ではまだでした。御殿場アウトレットモールは食事をす
るスペースが少なすぎると思うのですが、新しく追加さ
れた部分にはレストランが少しは入るのでしょうか?
御殿場アウトレットモールのマクドナルドで、ドナルドと記念撮影
御殿場アウトレットモールのマクドナルドで、ドナルドと記念撮影
時間もけっこう遅くなったので、帰宅することにして東
名に乗り、夕食は足柄 S.A. で豚汁うどんを食べまし
た。
豚汁うどん
豚汁うどん
東名高速は珍しく渋滞もなくスムーズに帰宅することが
できました。
こんな感じで、今年も楽しく道志道ツアーが完了しまし
た。
毎年同じ時期に行っているので、このあたりは何度も来
ているのに、雪で行けない所や、冬場は営業していない
施設など、行けていないところがいくつかあります。妻
と話し合い、今年は夏場にも一度行ってみようかと思っ
ています。

2008/01/21(月) さよなら銀河 and 余部鉄橋ツアー

寝台急行銀河が廃止になるというニュースを聞いて、2008/01/19(土) ~ 01/21(月) に乗り納めに行って来ました。往復銀河の 0 泊 3 日旅行です。
まずは相模原から東京駅へ行きます。銀河は 23:00 発ですが、明るいうちに移動して色々写真を撮ったりしました。
その後、上野駅へも移動して写真を撮りました。
銀河で大阪に到着後は、帰りの銀河までの時間を利用して、余部鉄橋を見に行ってきました。
むちゃくちゃ長いですが、銀河、余部鉄橋、東京駅、上野駅、大阪駅という順番で書いてみました。
実際に廃止される 2008/03/14(金) までには、この日記を書き上げたいと思っていたので、なんとか間に合ってよかったです。
銀河 (往路)
そんなわけで、東京駅から銀河に乗車です。23:00 発なのに 22:27 にホームに上がっていくと、なんと既に入線していて、入線時の写真を撮ることができませんでした。以前は同じ出発時刻でももっと遅い時間に入線していたはずなのですが、少し前に 22:23 に変わったんだそうです。22:00 には一度ホームに上がって、サンライズ出雲の写真を撮ったりしてたのですが、まだ時間があると思って食料調達に行ってて、入線を見逃してしまいました。入線の様子も見たいと思っていたのに、失敗しました。
もうすぐ廃止される銀河は、いまや鉄道ファンにとってのスターなので、ホームには私のように実際に乗車する人だけでなく、写真撮影だけを目的にしていると思われる人も多数詰め掛けていました。最終日が近づくにつれて、さらにものすごい事になっていくのでしょう。

銀河に群がる人々
銀河に群がる人々
下り銀河のテールマーク
下り銀河のテールマーク

このテールマークを入れた編成写真を撮る時も左右は同じように写真を撮る人でいっぱいです。少し後ろに下がるとこんな感じです。

銀河に群がる人々
銀河に群がる人々

北斗星同様、銀河の車体もボロボロです。JR はブルートレインの車両に関しては、運行に耐えるぎりぎりの線以上には整備する気がないようです。可哀想な銀河ちゃん…

 ボロボロの車両
ボロボロの車両
 ボロボロの車両
ボロボロの車両

入線後機関車が回送されて連結されます。東京駅は機関車との連結部より前は立ち入り禁止なので、後ろの柵に大勢の人が群がって連結作業を見守ります。

機関車連結作業
機関車連結作業

北斗星同様銀河の電源車の荷物車兼用ですが、荷室には何もありませんでした。

荷物室は空っぽ
荷物室は空っぽ

入口は昔の車両っぽい段差があります。銀河は車両の償却コストは 0 円で、単独では決して赤字ではないと思うのですが、銀河を存続させるには、バリアフリー関連の規制が法制化されて対応を進めなければならないため、そのための車両更新のお金を出せるほど儲かってもいないというような事も、廃止の判断につながっているものと思われます。

入口の段差
入口の段差

B 寝台車の通路は、昭和の薫りが漂っています。まぁ、この通路に限らず、銀河は全て昭和の薫りに包まれています。

B 寝台の通路
B 寝台の通路

今回お世話になる B 寝台下段です。今回は座席の状態のままシーツなどは畳んで置いてありました。かなり前に乗った時は、乗車した時点でシーツ、ふとんが広げられて寝台の状態に既になっていたような記憶があるのですが、私は何かと混同しているのでしょうか?

B 寝台下段寝台
B 寝台下段寝台

B 寝台上段は、折りたためる構造の車両もありますが、この車両の形式は、折りたたむ事ができない構造です。このタイプの寝台は、上段からは窓の外の景色が全く見えません。

B 寝台上段寝台
B 寝台上段寝台

B 寝台の通路には簡易座席があります。

通路席 (たたんだ状態)
通路席 (たたんだ状態)
通路席 (広げた状態)
通路席 (広げた状態)
通路席でくつろぐ人々
通路席でくつろぐ人々

座席として使う時は肘掛になっている部分は、机として使う事もできます。

枕元机 (たたんだ状態)
枕元机 (たたんだ状態)
枕元机 (広げた状態)
枕元机 (広げた状態)

寝台列車なのでトイレは普通の特急車両より数が多く、各車両毎にあります。和式でしたが、個室は 2 つあったので、もう 1 つは洋式になっているのかも知れません。

和式トイレ
和式トイレ
トイレの網棚
トイレの網棚

トイレ内も昭和そのままという感じなのですが、なぜかトイレットペーパーホルダーだけが妙に新しくなっていました。もしかして以前はペーパーが設置されていなくて、自分でティッシュを持ち込まないと行けなかったんでしたっけ?

妙に新しいペーパーホルダー
妙に新しいペーパーホルダー

洗面台も車両に 2 つづつあります。朝はそれなりに込み合います。蛇口は車両に積まれている水の量に限りがあることから、流しっぱなしにできないタイプになっていて、さらにお湯の方はそれなりに熱いので、なかなか操作が難しいカランです。

使いにくいカラン
使いにくいカラン

東京駅で駅弁を食べてあったのですが、お腹が減ると思って軽食を買っておきました。肉の万世のかつサンド、その名も「万かつサンド」です。シンプルながらなかなか美味しくいただけました。

万世の万かつサンド
万世の万かつサンド

朝食も東京駅のサンピエロで買っておいたパンです。

サンピエロのポティッテェ
サンピエロのポティッテェ

興奮して寝れないかと予想していましたが、意外にちゃんと寝れました。大津の少し前で目が覚めました。京都をすぎたあたりで身支度を整え定刻どおりに大阪到着。乗車時間が短くて、さよなら乗車には物足りない感じが残ります。

お世話になった寝台
お世話になった寝台

大阪駅でも大勢の人が写真を撮っていました。

銀河に群がる人々
銀河に群がる人々

大阪駅の出発案内板には、到着列車である銀河の名前がちゃんと書いてありました。普通到着列車は「当駅止まり」ということだけ書かれて、列車名は出ていないと思うのですが、大阪駅は全部の列車がこうなのでしょうか?

銀河の当駅止到着表示
銀河の当駅止到着表示

銀河 (復路)
大阪へ銀河で到着した日の夜、大阪から再び銀河で帰ります。大阪駅に入線してきた時も銀河は大人気で、大勢の人が写真を撮るために群がっていました。
銀河に群がる人々

銀河に群がって撮影する人々
銀河に群がって撮影する人々

発車 40 分ぐらい前に入線してくる東京駅と違って、入線するとすぐに発車してしまいます。乗車する人が写真を撮るのはなかなか大変ですが、私も群がる人々に混じり、これから最終乗車となる銀河ちゃんの勇姿を撮りました。写真はコンパクトデジカメなので大した写真が撮れるわけでもなく、こんな程度です。

上り銀河のテールマーク
上り銀河のテールマーク
もうすぐ見れなくなる急行銀河東京行きのサボ
もうすぐ見れなくなる急行銀河東京行きのサボ
この日の銀河のカマは EF 65 1106
この日の銀河のカマは EF 65 1106

復路は A 寝台下段を奢りました。通路の左右に寝台が並んでいます。

A 寝台車の通路
A 寝台車の通路

往路の B 寝台はシーツが敷かれていませんでしたが、こちらはシーツが掛けられた敷布団のようなものが既に敷かれていました。これは A 寝台だからなのか、大阪発の列車だからなのかは不明です。

A 寝台下段寝台
A 寝台下段寝台

私は A 寝台は上段には乗ったことがありますが、下段は初めてです。B 寝台に比べると、A 寝台はベッド幅が広くてなかなかいい感じです。A 寝台下段は向かい合わせの椅子をそれぞれ引き出して、座面だった部分と背もたれだった部分を平らにしてベッドにしているので、完全な平面ではなく少しデコボコしていますが、思ったほどではありませんでした。上段には小窓しかないのに、下段は大きな窓を独占できます。

A 寝台でくつろぐ奥村
A 寝台でくつろぐ奥村

入口側 (2 号車側) の車端には、ミニ・ロビーがあります。前回銀河の A 寝台 (上段ですが…) に乗った時もこのロビーに来るのを忘れていて、下車間際に見て「次回はここも使うぞ」と思っていたのに、今回も結局乗る時に見てたのに、使わず仕舞いでした。しまった…

A 寝台車車端のミニ・ロビー
A 寝台車車端のミニ・ロビー

A 寝台車の洗面台は、使いにくい旧式の蛇口のままだった B 寝台車と違い、自動水栓になっていました。

A 寝台車の洗面台
A 寝台車の洗面台

洗面台のあるデッキ部分には、水量計がありました。ほぼ満タンです。

水量計
水量計

帰りも意外によく寝れて、起きてしばらくすると大船でした。横浜を過ぎたあたりで身支度して、ほどなく東京到着です。あっと言う間の、さよなら銀河乗車でした。
東京駅で銀河のサボが回送になるまで回している途中で、あさかぜの文字が一瞬見れました。

東京駅で一瞬見れたあさかぜサボ
東京駅で一瞬見れたあさかぜサボ

2008/01/20(日) 夜出発の銀河で帰ってきたということは、この日は 2008/01/21(月) で平日です。このまま会社に行ける時間ですが、銀河では興奮して寝れないだろうと思っていたので有給休暇を取ってありました。ラッシュには少し早いのですが、東京駅近辺は金融系の会社も多いためか、けっこうな混雑でした。丸の内オアゾの地下を歩いていたら中華粥屋を見つけたので、そこで軽く朝食を食べてから帰りました。

中華粥で朝食
中華粥で朝食

こんな感じで、さよなら銀河の旅は終わりました。銀河ちゃん、バイバイ。

余部鉄橋
往復銀河に乗ることだけが目的のこの旅行ですが、大阪でまる一日時間があります。どこで時間を潰そうかと考えた結果、餘部駅まで往復して、余部鉄橋を見に行く事にしました。新しい橋の工事が始まっていますが、まだ基礎などの工事だけなので、全体が見れる最後のチャンスでもありました。
大阪からは北近畿で城崎温泉へ向かいます。行先別にどんどん新造車を作っている JR 東日本と違って、JR 西日本は物持ちが良いというか、ケチというか、エコロジーというか、国鉄時代の特急電車 183 系がバリバリ活躍中です。(エコロジーという点では、エネルギー効率は最近の車両より悪そうですが)

北近畿 183 系電車
北近畿 183 系電車

北近畿の 183 系電車には、日本国有鉄道のプレートがついたままでした。

日本国有鉄道のプレート
日本国有鉄道のプレート

車内に入ると、1 席ごとについているヘッドレストカバーに「北近畿ビッグネットワーク」のロゴが入っています。

北近畿ビッグネットワークのロゴが入ったヘッドレストカバー
北近畿ビッグネットワークのロゴが入ったヘッドレストカバー

このヘッドレストカバーは、チケットホルダにもなっています。ここに特急券をはさんでおけば、寝てしまっても検札時に邪魔されないというわけです。盗まれちゃいそうな気も少しします。

チケットホルダ
チケットホルダ

北近畿はけっこうたくさん走っていて、何度もすれ違います。乗客も多く、儲かってそうな感じです。

別の北近畿と行違い
別の北近畿と行違い

城崎温泉へ到着する直前、山陰本線は円山川という川の左岸を走りますが、川の大きさにしては大きな土砂運搬船が走っていました。流れのある川で、こんな重そうなものを曳いて走るタグボートの操船は難しそうです。スゴいなぁ…

円山川を行く土砂運搬船と、それを曳くタグボート
円山川を行く土砂運搬船と、それを曳くタグボート

城崎温泉からは気動車 (ディーゼルカー) の普通列車に乗り継いで餘部駅を目指します。

浜坂行き普通列車
浜坂行き普通列車

ローカル線でほとんどが無人駅であることもあり、路線バスのように整理券発行機がついたワンマン運転です。入口はローカル線であることに加え、北国なので、当然のドアボタン付きです。

ワンマン、かつ、ドアボタン付の列車
ワンマン、かつ、ドアボタン付の列車

車内は意外に込み合っていて座れませんでした。どうせ前方の景色を見るため立っているつもりだったのですが、構造的に前方が見にくい車両である上に、先頭のいわゆる「かぶりつき」の場所には既に先客がいたため、横の窓から時折見える日本海などを眺めていました。そうこうするうちに、餘部駅の 1 つ前の鎧駅に到着です。

鎧駅
鎧駅

鎧駅を出て 2 つほどトンネルを抜けると、そこは余部鉄橋の上です。
余部鉄橋の上から撮った写真を後で見返して見ると、後で鉄橋の全景写真を撮影する時にどうしても写りこんでしまっていた小学校や、新しい鉄橋の工事現場などが見えていました。

余部鉄橋上の車両からの風景
余部鉄橋上の車両からの風景
余部鉄橋上の車両からの風景
余部鉄橋上の車両からの風景

進行方向左手前方の山の中腹には、余部鉄橋撮影ポイントとして知られるお立ち台があり、カメラを構える人が数人いるのが列車から見えました。

 余部鉄橋上を走る車両から見た鉄橋撮影ポイント
余部鉄橋上を走る車両から見た鉄橋撮影ポイント

鉄橋はあっという間に通過し、餘部駅に到着です。ローカル線のひなびた駅なのに、けっこうな人数が降りました。

餘部駅
餘部駅

駅舎は、いかにも地方の無人駅という感じの掘っ立て小屋だけで、昭和の残像のような感じです。ゴミ箱がちゃんと分別回収対応になっているのが不思議に感じられるほどでした。

餘部駅のゴミ箱
餘部駅のゴミ箱

餘部駅ホームから来た方向を見ると、そこに余部鉄橋があります。こうやって見るとあまり鉄橋があるという感じがしませんが、ホームの尽きたあたりから先はすぐに鉄橋です。

餘部駅ホームから見た余部鉄橋
餘部駅ホームから見た余部鉄橋

駅から出て少し下ったところから撮った余部鉄橋です。鉄骨トラスがステキです。

余部鉄橋
余部鉄橋

余部鉄橋
余部鉄橋
駅の山手側には、先ほど列車から見た有名な撮影ポイントへの上り口があります。

余部鉄橋撮影ポイントへ登り口
余部鉄橋撮影ポイントへ登り口

撮影ポイントへ上っていくと、ちょうど特急はまかぜが通過するところでした。私は餘部駅の時刻表しか把握していなくて、この 30 分ぐらい後にくる普通列車を撮影するつもりだったのでのんびりしていたら、餘部駅を通過する特急列車が来たので、あわてて撮りました。なので、この写真は撮影ポイントまで上りきれておらず、少し下の上り道の途中から撮影しています。あと、駅の近くで 50 歳代ぐらいのサラリーマン風の人に「もうすぐ列車が通過するんですか?」と聞かれて、「いえ、30 分ぐらいは来ませんよ」って答えてしまいました。その人は車でたまたま通りがかって、駅まであるいて上がってきたようなのですが、そんなに待てないという感じで、そのまま余部の街へ下りていってしまいました。たぶん下りる道の途中で特急列車の通過を見て「だまされた」と思ったはずですが、私は本当にこの列車の通過の事は知らなくくて、次の列車は 30 分後の普通列車だと思っていたので、だましたわけではないのです。ごめんなさい。

余部鉄橋を通過する特急はまかぜ 181 系気動車
余部鉄橋を通過する特急はまかぜ 181 系気動車

はまかぜが通過すると、撮影ポイントにいた人々は全員降りてきて、その人々と入れ替わりで撮影ポイントへ上がりました。撮影ポイントには誰が作ったのか木製のテラスのような構造物があり、そこに三脚を立てていい感じで余部鉄橋の写真が撮れます。

鉄橋撮影ポイントのお立ち台
鉄橋撮影ポイントのお立ち台

しかも親切な事に、通過する列車の時刻表が掲示されています。

鉄橋撮影ポイントにある便利な時刻表
鉄橋撮影ポイントにある便利な時刻表

そして、撮影ポイントから撮った写真です。この構図はとてもスバラシイのですが、あまりにも見たことがありすぎて、はじめてここに来たのに、まったく新鮮に感じられませんでした…

鉄橋撮影ポイントから見た余部鉄橋
鉄橋撮影ポイントから見た余部鉄橋

有名な構図を撮影したところで、余部の街へ下りてみます。駅へは車でこれるような道はなく、簡単に舗装されてはいるものの、登山道といってよいような小道があるだけです。

餘部駅から集落へ下りる道
餘部駅から集落へ下りる道

この道は余部鉄橋の下をぬうように下っていき、途中からも鉄橋の姿が良く見えます。

餘部駅から集落へ下りる道の途中から見る余部鉄橋
餘部駅から集落へ下りる道の途中から見る余部鉄橋
餘部駅から集落へ下りる道。くねくねと橋の下を 2 回くぐる
餘部駅から集落へ下りる道。くねくねと橋の下を 2 回くぐる

余部鉄橋の真下をくぐる場所から橋を見ると、その構造が非常にいい感じで見れます。

幾何学的な模様が美しい橋脚
幾何学的な模様が美しい橋脚
餘部駅から集落へ下りる道をさらに進んだ所から見た余部鉄橋
餘部駅から集落へ下りる道をさらに進んだ所から見た余部鉄橋
餘部駅から集落へ下りる道をほぼ下りきった所から見た余部鉄橋
餘部駅から集落へ下りる道をほぼ下りきった所から見た余部鉄橋

下りきると、余部鉄橋の基部を見ることができます。

余部鉄橋の基部
余部鉄橋の基部

鉄橋の構造はボルト締めとなっているところもありますが、リベット打ちの部分もかなりありました。当時はリベットの方がおそらく一般的だったと思うのでボルト締めの部分は、後年の補強工事によるものなのかなというのが私の推測です。本当のところはどうなんでしょうか?

リベットも使用されている余部鉄橋の基部
リベットも使用されている余部鉄橋の基部

こちらは餘部駅の自転車置き場です。坂の上に作ると、上っていくのがあまりに大変だということなのでしょうか、坂を下りきった場所に設置されていました。

餘部駅の自転車置き場
餘部駅の自転車置き場

余部の集落を歩くと、街の上に鉄橋があり、とても不思議な印象です。

集落から見上げる余部鉄橋
集落から見上げる余部鉄橋
真下から余部鉄橋を見上げる
真下から余部鉄橋を見上げる
建物のすぐ近くに建つ余部鉄橋
建物のすぐ近くに建つ余部鉄橋

橋の全景を撮りたくて、国道 178 号を内陸側へかなり歩いてみました。しかし小学校の校舎で隠れてしまう部分が大きく、橋全体を上手く撮ることができません。

内陸側から見る余部鉄橋
内陸側から見る余部鉄橋

田んぼの中にも舗装路が続いていたので、そこも歩いてみました。圃場整備記念という碑があるところまで行ってみましたが、やはり写真撮影をすると小学校の校舎でかなり広い部分が隠れてしまいます。

内陸側から見る余部鉄橋
内陸側から見る余部鉄橋

少しまわりこんでみましたが、あんまり橋の全体がわかる写真にはなりません。

内陸側、小学校上手から見る余部鉄橋
内陸側、小学校上手から見る余部鉄橋

小学校の校庭に二宮金次郎像がありました。余部鉄橋とこの像はどちらが先にできたのでしょうか。

小学校校庭の二宮金次郎像と余部鉄橋
小学校校庭の二宮金次郎像と余部鉄橋

余部鉄橋の近くへ戻り、余部鉄橋列車転落事故の慰霊碑を見つけました。国道 178 号に面したところにあります。現在の余部鉄橋のすぐ南側にあるので、新しい鉄橋の工事区域に入ってしまうのではないかと思います。工事は慰霊碑を避けるようにも実施できそうですが、移転になるのかも知れません。ソフトウェアを扱う情報工学は実際にモノを作る人に比べると本当に「ソフト」で、いい加減な学問ですし、私が扱うような種類のソフトウェアは人の生死に関わるようなことはありませんが、仮にも工学を学んだものとしては、こういった事故の慰霊碑は、見かければなるべく参拝しておくようにしています。事故の犠牲となった方々の冥福をお祈りしました。

余部鉄橋列車転落事故慰霊碑
余部鉄橋列車転落事故慰霊碑

この時点で 14:00 をまわっています。お腹もそこそこ空いてきたので、慰霊碑の横に「cafe de かあら」という喫茶店があったので、そこに入ってみました。この店では無理を言って電源を貸していただき、かなり電池残量が心もとなくなっていたデジタルカメラを充電させてもらうことができました。ありがとうございました。この店では余部鉄橋物語という駅弁を売っています。喫茶店っぽい軽食でも、と思って入ったのですが、これは記念になると思って駅弁のセットを頼みました。

余部鉄橋物語弁当 ランチ 1,250 円 (弁当 999 円 + コーヒー)
余部鉄橋物語弁当 ランチ 1,250 円 (弁当 999 円 + コーヒー)

余部鉄橋のすぐ近くにあるので、窓からは外を見上げると、そこに「でで~ん」と余部鉄橋があります。

cafe de かあら店内から見る余部鉄橋
cafe de かあら店内から見る余部鉄橋

昼食を終えてさらに鉄橋見物を続けます。ご存知の方も多いと思いますが、余部鉄橋は架け替えが決定していて、既に新しい橋の建設工事が始まっています。橋のすぐ南側では、新鉄橋の基礎工事をやっていました。

新鉄橋工事現場
新鉄橋工事現場

余部の街には、永尾山長橋寺という、集落の大きさのわりにはかなり立派なお寺があります。ここの三門は小ぶりですが、なかなか見ごたえのある彫り物がされていました。

永尾山長橋寺三門の見事な彫り物
永尾山長橋寺三門の見事な彫り物

三門のある場所からも余部鉄橋が見えます。

永尾山長橋寺三門と余部鉄橋
永尾山長橋寺三門と余部鉄橋

長橋寺の横には墓地が広がっています。ここからも橋が見えます。地元の人の想いは簡単にはわかりませんが、ここに住む人にとって、橋は常にそこに存在するものなのでしょう。

墓地前の通路から見る余部鉄橋
墓地前の通路から見る余部鉄橋

墓地には、墓地の上の方へ続く道がありますが、そこに立ち入っての写真撮影はしないようにとの掲示がありました。先ほどから橋の全景を撮ろうとすると小学校の建物がどうしても入ってしまうということを書いていますが、この道の上からならば、角度的に橋のほぼ全景を撮れそうです。私は正直言って少し悩みましたが、写真を撮ることだけでなく、この先へ進むこと自体を遠慮することにしました。

墓地の上へ続く階段からの写真撮影を遠慮するよう求める掲示
墓地の上へ続く階段からの写真撮影を遠慮するよう求める掲示

Wikipedia には余部鉄橋の全景写真があります。その写真はおそらくこの上から (当然許可を得てのことと思います) 撮影されたもののようです。この上に行くと、こんな感じで見えるようです。(下記のリンク先に写真があります)
余部鉄橋全景写真 (Wikipedia)
その後、さらに全景を撮影できるところがないかと歩きまわって、海側の堤防の先へも行って見ました。海側からだとあまり大きな建物はないのですが、堤防より下がることはできないので、私のコンパクトデジカメのレンズでは全景を入れることはできませんでした。

堤防から海越しに見る余部鉄橋
堤防から海越しに見る余部鉄橋

ただ、海側から見るとちょっとした発見がありました。発見と言っても考えてみれば当たり前の事なのですが、余部鉄橋につながる線路が、山の中腹に続いているのが見えるのです。この写真だとかなりわかりにくいのですが、橋の延長線上にコンクリートの構造物があるのが、何とかわかるかと思います。

余部鉄橋の鎧駅側
余部鉄橋の鎧駅側

こんな感じで余部鉄橋を撮るためだけに半日歩き回りました。銀河に乗るために帰らなければならない時間となり、餘部駅をあとにしました。

餘部駅駅舎内で記念撮影
餘部駅駅舎内で記念撮影

大阪への帰りは、往路と違い、鳥取経由でスーパーはくとで帰ります。餘部駅から再び気動車の普通列車に乗り、浜坂駅で乗り継いで、鳥取駅へ向かいます。

浜坂駅で乗継
浜坂駅で乗継

鳥取駅からは気動車特急スーパーはくとに乗車です。

スーパーはくと
スーパーはくと

特急車両とはいえ、気動車の車内はやはりディーゼル排気で臭いのでは、と思って乗ったのですが、意外なことに、排気のにおいが全然しません。ディーゼルエンジンの音がむちゃくちゃやかましい以外は、振動もにおいも電車並みでした。気動車も進化してるんですね。
乗ったのは普通指定席なのですが、なぜか 2 列目だけ大きな椅子がついていました。なぜなのかはわかりませんでした。

少し大きいスーパーはくと 2 列目の座席
少し大きいスーパーはくと 2 列目の座席
少し大きいスーパーはくと 2 列目の座席
少し大きいスーパーはくと 2 列目の座席

また、禁煙席に乗ったのですが、座席には灰皿がついていました。車両の新しさや、車内にタバコ染みが全くないことから、この車両は新造時から (あるいはアコモデーションの全面改装を行っていたとしたら、その時から) 禁煙だったはずなのに、なぜ灰皿をわざわざ設置したのでしょうか。もしかすると、見た目では新しくみえた椅子ですが、JR から古い特急列車の椅子を払い下げてもらって、表面だけ張り替えて使っているのかも知れません。

灰皿付きの座席
灰皿付きの座席

東京駅
銀河に乗るまでに東京駅で駅舎や列車を見物しました。
中央線ホームから見る丸の内駅舎北口の仮屋根です。仮と言っても戦後はずっとこの姿で、私にとってはこれが東京駅の姿なのです。今さら元に戻すといわれてもなじめないし、この形はけっこう好きだったりもするのですが、復元工事はもう始まってしまいました。このシンプルな屋根は、もうしばらくすると見れなくなってしまいます。

丸の内駅舎北口仮屋根
丸の内駅舎北口仮屋根

駅舎の内側でも工事をしていました。

丸の内駅舎ドーム内で開始された復元工事
丸の内駅舎ドーム内で開始された復元工事

駅舎の前の広場もかなり広い範囲が囲われて工事中でした。全然関係ありませんが、駅前ロータリーって、左側通行の日本では普通右回りで、駅を背にして立つと、車は右から来るのが普通ですが、なぜか東京駅の駅前ロータリーって、左側から車が入ってくる構造になっていますよね。そこまでオランダの真似をしたっていうことなんでしょうか?

工事中の東京駅
工事中の東京駅

中央線ホームの真下の通路には CD ショップがありますが、ここには場所柄か、鉄道 DVD & CD コーナーがありました。とても充実しています。

鉄道 DVD & CD コーナー
鉄道 DVD & CD コーナー

だいぶ時間に余裕があるので、東京駅に残る歴史の跡も少し見物してきました。原首相と浜口首相遭難現場の碑です。原首相遭難現場は、東京駅丸の内南口ドーム内 (改札外)、浜口首相遭難現場は、コンコースの中で、新幹線への乗り換え改札へ向かう幅の広い階段状の部分の近くにあります。
どちらも現場の床は茶色い床材がはめ込まれていて、近くに由来を書いたプレートがあります。

原首相遭難現場
原首相遭難現場
浜口首相遭難現場 (新幹線改札側の幅の広い階段の途中 から撮影)
浜口首相遭難現場 (新幹線改札側の幅の広い階段の途中 から撮影)

東京駅の東海道線 10 番ホームは、行先には遠くの地名が並び、旅情を感じる、やはり特別なホームです。

大阪・出雲市・高松・大分・熊本方面
大阪・出雲市・高松・大分・熊本方面

今回 2008/03/15(土) のダイヤ改正で銀河が廃止となるわけですが、寝台特急富士とはやぶさも、次回 2009/03 のダイヤ改正で廃止になるとのもっぱらの噂です。旅への期待を感じさせるこれらの乗車位置標識も、もうすぐ見納めとなります。

寝台特急富士の乗車位置標識
寝台特急富士の乗車位置標識
寝台急行銀河の乗車位置標識
寝台急行銀河の乗車位置標識

このホームからはかつては、さくら、あさかぜ、富士、はやぶさ、出雲といった寝台列車が次々と出発して行っていたのですが、現在は併結されて 1 本の列車になってしまった富士とはやぶさ、サンライズエクスプレス、そして廃止の決まった銀河の 3 本しかありません。その最初の列車、富士・はやぶさが入線してきました。

はやぶさのテールマーク
はやぶさのテールマーク
はやぶさの行先表示板
はやぶさの行先表示板
富士の行先表示板
富士の行先表示板
富士のテールマーク
富士のテールマーク

富士のテールマークの写真に写っている EF 65 は入線時に富士・はやぶさを曳いてきた機関車です。
そして東海道寝台列車唯一の希望、サンライズ瀬戸・出雲 285 系電車です。JR は 285 系の予備編成で臨時列車サンライズゆめを時々走らせています。285 系を増備して、サンライズゆめを、現行銀河のダイヤで走らせてくれるのではないかというのは、多くの鉄道ファンが持っている希望だと思います。

サンライズ瀬戸・出雲 285 系寝台電車
サンライズ瀬戸・出雲 285 系寝台電車

10 番ホームの向かい側は東北・上越・長野新幹線のホームです。10 番ホームで東海道線の列車を撮っている間に新幹線の車両も色々出入りしていましたが、やはり気になるのはこの電車です。

200 系新幹線電車
200 系新幹線電車

200 系もだんだん廃車されていっているですし、このカラーリングは確か復活させたものだったと思いますが、これもまもなく見れなくなってしまうのでしょう。
銀河には食堂車はもちろん、車内販売も、自動販売機もありません。出発するとすぐに減灯してしまうという事もあるので、駅弁を買って、東京駅で食べてしまう事にしました。今回買った駅弁は、「鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当~まるごと北海道編~」です。

鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当~まるごと北海道編~
鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当~まるごと北海道編~
日本縦断弁当の中身
日本縦断弁当の中身

駅弁なのに漫画付きです。

日本縦断弁当付録の漫画
日本縦断弁当付録の漫画

上野駅
銀河が出発するまではかなり時間があったので、上野駅でも列車見物をしてきました。
上野駅といえば、パンダと石川啄木の碑です。
————————————————–
ふるさとの 訛なつかし
停車場の 人ごみの中に
そを 聴きにゆく
啄木
————————————————–
私は東北出身ではありませんが、奈良出身の田舎者なので、この故郷を想う詩を見ると、なんとなくじ~んとしてしまいます。

石川啄木の詩碑
石川啄木の詩碑

他の駅ではあまり見ませんが、上野駅の 16、17 番ホームは特急専用で、特急券を見る改札が付いています。ホームの上には飾りのアーチがあり、ちょっと立派な感じになっています。

特急専用 16、17 番ホーム
特急専用 16、17 番ホーム

ここから、常磐本線、上越本線 (高崎線) 方面へと色々な特急列車が出発して行きます。JR になってから行先別に色々な特急車両が作らるようになりましたが、ひたちに使われている 651 系電車はその端緒となった電車で、この列車の写真を見た時は「国鉄ではなくなったんだなぁ」と強い印象を受けた事を覚えています。

フレッシュひたち 651 系電車
フレッシュひたち 651 系電車
スーパーひたち 59 号勝田行?
スーパーひたち 59 号勝田行?
スーパーひたち 653 系電車
スーパーひたち 653 系電車

一方こちらは 185 系電車です。特急から各駅停車まで使いまわせる車両というのは運用側には都合がいいのでしょうが、やはり内外装とも見劣りします。JR になってから急行が削減されて特急化されたり、逆に廃止されたりしていますが、このような中途半端な特急は急行に戻して料金を安くすればいいと思います。

あかぎ 185 系電車
あかぎ 185 系電車

上野駅の 13 番ホームもまた特別なホームです。カシオペア、北斗星、あけぼの、北陸といった長距離夜行列車が出発していくこのホームには独特の雰囲気があります。ホームそのものが持つ雰囲気や、あまり列車が出入りしない事などもそうなのですが、やはりそのホームに居る人が、遠くへ行くという「旅」の雰囲気を作っているのだと思います。この日はカシオペアは札幌発が運行されている日だったので見れず、北斗星とあけぼのだけを見てきました。

北斗星 1 号 (JR 北海道編成)
北斗星 1 号 (JR 北海道編成)

いまや絶滅危惧種となってしまった食堂車が連結されています。かつては東京駅発の九州方面寝台特急も食堂車が連結されていたのですが、利用率が低いということでメニューがどんどん簡略化されて、そのためさらに利用率が下がる悪循環の末に完全廃止されてしまいました。北斗星の食堂車は高級化することで生き残ったわけです。こうやって見るとやはり夜行列車に食堂車は似合うなぁと思います。出発時に食堂車の従業員の人が車内に並んでホームに向かって挨拶をしてくれるのも非常に雰囲気があります。

北斗星 1 号 (JR 北海道編成) 食堂車
北斗星 1 号 (JR 北海道編成) 食堂車

憧れの列車だったはずの北斗星ですが、車体のメンテナンスはいい加減なもので、塗装がはがれてボロボロのまま運用されています。それなりに高い料金を取る列車なのですから、こういう部分はちゃんと塗装し直して、よい車体状態を維持してもらいたいものです。

ボロボロの北斗星 1 号 (JR 北海道編成) 車両
ボロボロの北斗星 1 号 (JR 北海道編成) 車両

こちらは北斗星 3 号の食堂車です。ちょっと現代的な感じの内装で、北斗星 1 号の食堂車とは雰囲気が違います。JR 北海道の車両である北斗星 1 号の方がいい感じがします。

北斗星 3 号 (JR 東日本編成) 食堂車
北斗星 3 号 (JR 東日本編成) 食堂車

北斗星の電源車は荷物車でもあります。かつては実際にそれなりに荷物を運んでいたそうですが、現在はこれらの列車で運ばれる荷物はほとんどありません。でも少しは残っているようです。

ちゃんと荷物も運んでいるカニ 24
ちゃんと荷物も運んでいるカニ 24

上野駅 13 番ホームはカシオペアや北斗星の出発ホームということで、列車を待つためのスペースがあります。五ツ星広場という立派な名前とは裏腹に、吹きさらしの場所に椅子が並んでいるだけで、豪華列車の旅に出かける気分を盛り上げるどころか、台無しにしてしまうような寂しい施設です。ガラスで仕切って駅弁やお茶を売る売店を併設するなど、改善してもらいたいものです。

五ツ星広場
五ツ星広場

北斗星の後には、あけぼのが出発して行きます。この後北陸も発車するのですが、北陸を見ていると銀河に間に合うように東京駅へ行くことができないので、今回の上野での列車見物はあけぼのが最後です。

あけぼのテールマーク
あけぼのテールマーク
あけぼのヘッドマーク
あけぼのヘッドマーク

あけぼのはガラガラなんだろうなと予想していたのですが、不思議なことに、8 割程度の乗車率でした。大宮あたりから乗ってくる人もいるはずなので、ほぼ満席だったようです。寝台特急がどれもいつもあんな調子なら廃止論なんて出てこないはずなのですが、なぜこの日のあけぼのはあんなに混んでいたのでしょうか。不思議です。
あけぼのには「ゴロンとシート」という車両が連結されています。以前鉄道関係の雑誌で見ていたはずなのに、実物を見るまでなぜかお座敷列車のような車両と勘違いしていました。実際は 2 段式 B 寝台そのものです。でも寝台用のシーツ、掛け布団、枕などが準備されていません。なので名目上は「座席」なのですが、実際の形状は B 寝台なので、横になって寝れるという車両です。この車両もほとんど満席でした。

あけぼのゴロンとシートマーク
あけぼのゴロンとシートマーク
あけぼのゴロンとシート
あけぼのゴロンとシート

横になれるのはいいかも知れませんが、なんとなく寒そうな感じです。
あと、13 番ホームは昼間は通常の東北本線 (宇都宮線)、上越本線 (高崎線) の列車も発車するので、他のホーム同様所要時間案内表示があります。でも不思議なことに全く同じ内容の表示板が 2 枚ずつセットで掲示されています。よく見比べてみましたが、2 つの内容に違いは見つけられませんでした。非常に不思議です。

上野駅の所要時間案内表示板
上野駅の所要時間案内表示板

大阪駅
銀河の到着駅、大阪駅も少し見物してみました。
大阪駅は見慣れない列車が多くて面白いです。こちらは臨時特急「かにカニエクスプレス」です。列車名がイカしすぎです。みどりの窓口で「かにカニエクスプレス」の指定券くださいって言うのは、けっこう恥ずかしいかも知れません。

かにカニエクスプレス 181 系気動車
かにカニエクスプレス 181 系気動車

こちらは雷鳥です。

雷鳥 485 系電車
雷鳥 485 系電車

大阪駅では途中下車して駅周辺を少し歩いてみました。駅の北口には梅田貨物駅の一部が廃止され、再開発工事がスタートしています。駅の北口も同時に再開発されるようで、工事をしていました。

工事中の JR 大阪駅北口
工事中の JR 大阪駅北口
工事中の JR 大阪駅北口
工事中の JR 大阪駅北口

梅田貨物駅側の工事囲いは、いたずらされて壊れているのかと思いましたが、わざとこうしてあるようです。

不思議な工事現場囲い板
不思議な工事現場囲い板
不思議な工事現場囲い板
不思議な工事現場囲い板

駅から少し西の方へ歩くと大阪動物専門学校があります。窓から犬が顔をだしています。

大阪動物専門学校
大阪動物専門学校

でかい…

でかい犬
でかい犬

かわいいけど、ちょっと怖くもありました。

2008/01/03(木) 2007 – 2008 年末年始帰省 6 – 新穂高ロープウェイ

帰省最終日は、新穂高ロープウェイで西穂高口へ登って景色を楽しんだ後、松本へ抜けて帰るという予定です。中尾高原ヒュッテの朝食は、かなり充実した内容でした。
中尾高原ヒュッテの朝食
中尾高原ヒュッテの朝食
夜の間雪がかなり降っていて、ビッキーには雪が積もっていました。屋根がほとんどまったいらであるため、雪が積もりやすいのです。
雪に埋もれたビッキー
雪に埋もれたビッキー
宿の前はこんな感じで、まさに雪国です。綺麗です。
大雪
大雪
宿を後にして、新穂高ロープウェイへ向かいます。宿がある中尾高原地区への分岐には、「ゆ」の大きな暖簾があります。宿の案内地図に「のれん」とか書いてあって何の事かと思ったのですが、これのことでした。
新穂高温泉「ゆ」の暖簾
CIMG8667
新穂高ロープウェイの駐車場では、お年賀として飴を配っていました。正月らしい感じです。
駐車場でもらったお年賀
駐車場でもらったお年賀
新穂高ロープウェイは、あまり長くない第 1 ロープウェイと、一気に標高 2,156m まで連れて行ってくれる長~い第 2 ロープウェイがあります。第 2 ロープウェイのゴンドラは、なんと 2 階建てです。
新穂高第 2 ロープウェイしらかば平駅
新穂高第 2 ロープウェイしらかば平駅
第 2 ロープウェイの上りは、2 階建てゴンドラの 2 階しか開けてくれませんでした。乗客はそこそこいたので、ご覧のような大混雑でした。
通勤電車のような混雑となったゴンドラ内
通勤電車のような混雑となったゴンドラ内
そして山頂駅 (西穂高口駅、標高 2,156m) に到着です。ロープウェイ駅の屋上が展望台になっています。しかし、この日は天気がすごく悪いというわけでもなかったのに、山頂駅付近は霧のような感じでガスがかかっていて見通しはよくなく、遠くの山並みや、西穂高の山頂などをの展望を楽しむことはできませんでした。しかし、すぐ近くの雪をまとった美しい林が見えます。
西穂高口駅屋上からの眺め
西穂高口駅屋上からの眺め
上の写真を見ると歩いている人がいるのがわかると思いますが、ロープウェイ駅から雪の回廊周遊コースという 8 の字形の遊歩道が林の中へ続いています。その先は本格的な登山装備がなければ入るのが危険な登山道です。この日の天気なら、遊歩道は普通のコートなどを着ているぐらいでも行くことができたため、妻と歩いてみました。
雪の回廊周遊コース
雪の回廊周遊コース
雪の回廊周遊コースを歩く妻
雪の回廊周遊コースを歩く妻
新穂高ロープウェイのおかげで、本来なら大変な装備をして、厳しい山道を歩いてこなければ見れないこのようなすばらしい景色を簡単に楽しむ事ができました。
雪景色を楽しんだ後、再び第 2 ロープウェイに乗り山をおります。第 2 ロープウェイの山麓駅である、しらかば平駅には、昔使われていた (2 階建てになる前の) 新穂高第 2 ロープウェイの車体が保存されていました。建物を良く見ると、実は建物の 1/3 ほどは新しいロープウェイ用に作られたもののようですが、2/3 ほどは旧ロープウェイの駅をそのまま使っているようで、この以前のロープウェイの車体が展示されている場所は、まさに旧ロープウェイの乗り場であったようです。
保存されている、昔の新穂高第 2 ロープウェイの車体
保存されている、昔の新穂高第 2 ロープウェイの車体
しらかば平駅には、その名も「アルプスのパン屋さん」と言う名前のパン屋さんがあります。
妻が見過ごすはずがなく、ロープウェイを下りたら、そのままパン屋さんの列に並んでいました。
しらかば平駅のパン屋「アルプスのパン屋さん」
CIMG8764
待合室の大きな焚火の前で食べました。
アルプスのパン屋さんのパン
アルプスのパン屋さんのパン
アルプスのパン屋さんのパン
アルプスのパン屋さんのパン
アルプスのパン屋さんのパン
アルプスのパン屋さんのパン
待合室には、スノーシューとネイチャースキーが展示されていました。レンタルや、教室、ツアーなどもあるようです。私は興味津々ですが、残念ながら妻は全く関心がないようでした。1 人で来る機会があれば遊んで見れるかも知れません…
スノーシューとネイチャースキー
スノーシューとネイチャースキー
パンを食べ終えて第 1 ロープウェイでさらに下ります。新穂高温泉駅 (第 1 ロープウェイ山麓駅) 駅前には、温泉玉子屋さんがありました。温泉に浸かっている玉子を自分ですくいあげて買うという、ちょっとしたアトラクションになっています。面白そうなので買ってみました。
新穂高温泉駅駅前にある温泉玉子屋さん
新穂高温泉駅駅前にある温泉玉子屋さん
ロープウェイを下りたら後は相模原へ帰るだけです。新穂高へのアクセスは以前はずっと山道だったのですが、今回は途中から蒲田トンネルという立派な道ができていました。それほど長いトンネルではありませんが、以前の道がくねくねしていただけに時間短縮効果はかなりあります。また、当然ですがトンネル内は雪が積もらないので、安全面もかなり向上したのではないかと思います。
蒲田トンネル
蒲田トンネル
平湯から安房トンネルを通り、野麦街道を通って松本へ向かいます。途中風穴の里に久しぶりに立ち寄りました。風穴の里から道をはさんだ反対側に「乗鞍高原パン工房ル・コパン」という店があるのを見つけて妻が駆け寄って行きましたが、残念ながら閉まっていました。
閉まっているル・コパンへ駆け寄る妻
閉まっているル・コパンへ駆け寄る妻
松本からは高速道路です。夕食は中央道の双葉サービスエリアで食べました。
豚キムチラーメン
豚キムチラーメン
シュリンプカレー (ナン付)
シュリンプカレー (ナン付)
さらに進んで談合坂サービスエリアで最後の休憩です。往路の富士川サービスエリアでやっていたのと同じようなライトアップを、談合坂サービスエリア上り線でもやっていました。
談合坂サービスエリアライトアップ
談合坂サービスエリアライトアップ
こちらは緑色のライトアップ
こちらは緑色のライトアップ
21:00 過ぎに帰宅しました。

2007 – 2008 年末年始帰省 5 – 新穂高温泉へ

年始帰省も 2008/01/02(水) には天理を出発します。昨
年は往路に寄り道をしましたが、今年は復路に寄り道を
しました。
朝食はトーストにハムエッグ、ブロッコリー、そして、
かまぼこでした。かまぼこは私の好みに合わせて薄く切
られています。私は反対側が見えるほど薄く切られたか
まぼこが好きなのです。
朝食
朝食
姉のデザートストックから、SO プリン (だったかな?)
が出てきました。
SO プリン
SO プリン
ということで、出発です。写真は、出発間際、見送りに
出てきてくれた両親です。
両親と実家前で
両親と実家前で
名阪国道から、東名阪へ進みます。御在所サービスエリ
アで休憩しました。近くの桑名がはまぐりで有名という
ことからか、はまぐりマンというキャラクターを打ち出
していました。なかなかいい味を出しています。
はまぐりマン
はまぐりマン
御在所からは、東名阪を進むと、木曽三川を渡ります。
ここの橋はとても綺麗なトラス橋です。
東名阪道のトラス橋
東名阪道のトラス橋
今回の寄り道先は新穂高温泉です。東名阪から、名古屋
高速 16 号線、名神、東海北陸道と進みます。この途中
で経由する名神道は、下り線です。なので、行先として
京都とか大阪といった地名が出てきます。天理から離れ
ていこうとしているのになんとも不思議な感じです。
東海北陸道をしばらく進むと、川島パーキングエリアが
あります。ここにはハイウェイオアシス川島が併設され
ています。観覧車があったり、売店などの建物が南欧風
のおしゃれな感じだったりと、華やかな感じのところで
す。東海北陸道にはパーキングエリアやサービスエリア
が少ないので、ここで昼食を食べることにしました。
OASIS PARK
OASIS PARK
OASIS Cafe / OASIS Mart
OASIS Cafe / OASIS Mart
食事をしたのは「水中探検レストラン」という謎のレス
トランです。
水中探検レストラン
水中探検レストラン
本物の大水槽を目の前にして食事ができるのかなぁ、と
思って入ってみたのですが、実際は写真のような巨大ス
クリーンが 3 面あって、ここにあまり写実的ではない
CG で、熱帯の海底のつもりらしい映像が延々流れてい
ます。一生懸命考えたのかも知れませんが、企画倒れで
すね…
料理ですが、私は飛騨牛カレー、妻はキムチのき餅っ
(キムチのきもち) というドリアっぽい料理です。
飛騨牛カレー
飛騨牛カレー
キムチのき餅っ
キムチのき餅っ
個々のテーブルには端末があり、大スクリーンに登場す
る魚をリクエストしたり、ゲームとかクイズができま
す。私はおさかなクイズに挑んで、見事免許皆伝をいた
だきました。
おさかなクイズ免許皆伝
おさかなクイズ免許皆伝
この川島パーキングエリアには、11:30 過ぎに到着しま
した。09:00 過ぎに奈良県を出発して、三重県、愛知県
を経由して既に今日の目的地である新穂高温泉と同じ岐
阜県に入っています。距離も半分以上進んでいます。
食事を終えて川島パーキングエリアを 12:30 頃には出
発できました。今日の予定は宿について食事をするだけ
なので、この時点では時間的には余裕だと思っていまし
た。
ところがこの後 30 分ほど走ると、道の両側は完全な雪
景色に変わり、さらに 15 分ほど進むと渋滞に入ってし
まいました。片側 1 車線区間がずっと続くことと、
チェーン・スノータイヤ規制が出ていたことによる渋滞
のようですが、一度停まるとそのまま 10 分も 20 分も
全く動かないという強固な渋滞で、時間だけが過ぎてい
きます。完全に止まっているので、車から降りて前の方
を見物している人がいるほどでした。
大雪で大渋滞の東海北陸道
大雪で大渋滞の東海北陸道
さらに進むと路面は完全に雪の覆われるようになってき
ました。
大雪の東海北陸道
大雪の東海北陸道
15:30 頃、まだまだ渋滞の途中ですが、ぎふ大和パーキ
ングエリアにトイレ休憩に寄りました。川島パーキング
エリアから、ぎふ大和パーキングエリアまでは 55km ほ
どしかないのに、3 時間かかりました。平均時速 18 km
と、自転車並みの速度で進んでいることになります。
ぎふ大和パーキングエリアから宿に遅れることを電話し
確認すると 20:00 ぐらいまでに到着すれば夕食は用意
できるということでした。しかし宿の人によると渋滞し
ていなくても、ぎふ大和パーキングエリアから宿までは
3 時間程度かかるということなので、渋滞なしで 18:30
到着の計算です。ナビは一部新しくできた道を知らない
ためか、到着予定時刻は 21:00 とか 22:00 とかを表示
しています。それを見たり、渋滞が激しいことなども
あって、夕食に間に合わないかも、と妻がすごく心配し
ていました。
上の写真にあるような雪が路面が覆われた状況では、物
凄く遅い車と、そこそこの速さで走れる車の差が激し
く、極端に遅い車を追い越すと、その車がブロックして
いるために、その前は空いているということが良くあり
ます。今回もインターチェンジ付近の片側 2 車線の追
い越し可能区間で何台か追い越すということを 2 回程
繰り返すと、その前は時速 50 km 程度ですが、飛騨清
見まで順調に流れていました。といっても渋滞を抜けた
のは既に 16:30 過ぎです。
飛騨清見を下りてからは、中部縦貫道のトンネルを進み
ます。ナビはこの区間を途中までしか知らなくて、一般
道経由で時間計算していたため、この区間を走っている
間に到着予定時間がどんどん早まります。
終点の高山インターチェンジで中部縦貫道路を降りてか
ら県道 89 号、国道 158 号、平湯から 471 号と進みま
す。この区間も観光バスや地元ナンバーの車について
走っていましたが、ナビの計算より速いらしく、到着予
定時間はどんどん早まり、新穂高温泉には 19:00 前
に、宿を探すのにちょっと手間取りましたが、宿には
19:00 ちょうどぐらいに到着できました。
今日の宿は、奥飛騨温泉郷・新穂高温泉にある、中尾高
原ヒュッテです。宿の人に予定より遅れたことを詫び、
夕食の用意をしてもらいました。
中尾高原ヒュッテの夕食
中尾高原ヒュッテの夕食
夕食に臨む妻
夕食に臨む妻
岐阜県に入ってから宿に到着するまで 7 時間半かかっ
たわけです。岐阜県は広いですね。

2007 – 2008 年末年始帰省 4 – 元旦

私の父は昔、三重県伊勢市で「富喜寿司」(ふきずし)
という名前ですし屋をやっていました。30 年ほど前に
体を壊して店はやめてしまったのですが、今でも帰省す
ると握ってくれます。今回の帰省では、元旦のお昼にお
すしを作ってくれました。
寿司ネタ色々
寿司ネタ色々
マグロ、タイ、イカ、中トロ、ハマチ (かな…?)
マグロ、タイ、イカ、中トロ、ハマチ (かな...?)
サーモン、ウニ
サーモン、ウニ
握った状態の写真があるもの以外のネタは、うなぎ、イ
クラ、海老があったと思います。他に母が茶碗蒸しを
作ってくれました。
父がテーブルの前に立って握ってくれます。母、姉、
妻、私の 4 人はテーブルに座ったまま、あれを握れ、
これを握れと言うだけです。考えてみれば、なんという
家族でしょう… 妻と私はそれぞれ 15 ~ 20 個ぐらい
食べました。ありがたい話です。
ちなみに父が食べる分は、我々が食べ終りそうになって
ペースが落ちてきたところで多めに握り、家族が食べ終
わってからおもむろに食べ始めます。
お腹を満たしたところで、年始恒例の家族写真を撮りま
した。
恒例家族写真
恒例家族写真
今年は年越し参りに行かなかったので、昼食後に初詣に
行きました。今年は、天理教教会本部、東大寺、三輪明
神をまわりました。
天理教教会本部
天理教教会本部
出発した時間が遅かったことと、奈良までの道が混雑し
ていたこともあって、東大寺の大仏殿は閉門に間に合い
ませんでした。
東大寺南大門 (前方に小さく見えているのは大仏殿の屋根)
東大寺南大門 (前方に小さく見えているのは大仏殿の屋根)
東大寺の参道では、以前見かけて気になっていたのに買
わなかった、ソースせんべいを買いました。せんべいの
上にソースを塗り、目玉焼きを置いて、天かすをかけ、
さらにマヨネーズをかけたものです。
ソースせんべい
ソースせんべい
味は… ジャンクな感じで楽しげな味ですが、期待して
いたほど美味しくはありませんでした。
東大寺大仏殿に入れなかったので、姉の提案で昨年に引
き続き桜井にある三輪明神 (みわみょうじん、別名大神
神社の読みも「おおみわじんじゃ」) へ行きました。
三輪明神 (大神神社)
三輪明神 (大神神社)
三輪明神には、なでうさぎがあったので、妻と二人でな
でてきました。
なでうさぎ
なでうさぎ
元旦の夕食は鍋煮込みうどんです。名古屋風の味噌煮込
みではなく、普通のうどん出汁ですが、寒かったので暖
まって良かったです。
鍋煮込みうどん
鍋煮込みうどん
食後には姉が最近買ったらしい電動ミルで挽きたての豆
を使って、コーヒーを入れてくれ、さらに姉の謎のス
トックから、3 種類のデザートが出てきました。
コーヒーとデザート
コーヒーとデザート
大晦日に引き続き、元旦も、だらだらして、食べてばか
りの、スバラシイ 1 日でした。

2007 – 2008 年末年始帰省 3 – 大晦日

大晦日 2007/12/31(月) の朝食は、姉がパンケーキを焼
いてくれました。
朝食のパンケーキ
朝食のパンケーキ
母が作ってくれたマヨネーズを丸々一本使ったポテトサ
ラダもあります。
ポテトサラダ
ポテトサラダ
さらに、妻が宮崎から買ってきたお土産、からいも団子
もあります。
妻の宮崎土産、からいも団子
妻の宮崎土産、からいも団子
年末休暇でダラダラしているだけなのに、こんなに食べ
てばかりでいいのでしょうか。
その後、私が普段使っているランチョンマットがボロボ
ロになってきたという話が出て、それでは買いに行こう
ということで、いくつかの店をまわりました。関西はラ
ンチョンマットを使う家庭が多いのか、関東に比べると
スーパーやディスカウントストア、100 円均一ショップ
でのランチョンマットの品揃えが段違いに良いので、帰
省の機会に買っておこうというわけです。最終的に 100
円均一ショップで見つけた、しんかんせんのランチョン
マットを購入しました。
しんかんせんランチョンマット
しんかんせんランチョンマット
夜は、フライングでおせち料理です。今年は作るのが面
倒ということで、母が作ったものではなく、買ってきた
お重です。
おせち料理のお重
おせち料理のお重
そして年越しそばを食べました。
年越しそば
年越しそば
あとは家族で紅白歌合戦などを見ながらダラダラと過ご
し、新年を迎えました。
家族同士で新年の挨拶をしてから、私は毎年恒例の年越
し参りに行く気満々だったのですが、妻も母も姉も寒い
から嫌だということで、結局そのまま就寝です。
2007 年は総じて良い年でした。2008 年もよい年になり
ますように。と書いている今日は既に 2008/06/20(金)
なんですが…

2007 – 2008 年末年始帰省 2 – 天理初日

2007/12/30(日) に天理に到着です。今回は母へのお土
産として携帯電話を買ってきました。機械が苦手な母は
かなり苦労していました。
携帯電話を使う母
携帯電話を使う母
この日、妻が宮崎から飛行機で大阪へ、そこからバスで
奈良へやってきます。バスは奈良駅に到着するので、迎
えに行くことにしました。それまで少し時間があったの
で、母が昼食にトーストと、ハムエッグを焼いてくれま
した。
トースト
トースト
ハムエッグ
ハムエッグ
今回の帰省では、家族ディナーとして、香芝市のマガジ
ーノ
というイタリアンレストランに行きました。そ
れほど高価ではなく、おいしい料理が楽しめました。
生ハム盛り合わせ
v
サラダ
サラダ
マーレ・エ・モンテ (だったと思う…)
マーレ・エ・モンテ (だったと思う...)
マルゲリータとカルツォーネのハーフアンドハーフピザ
マルゲリータとカルツォーネのハーフアンドハーフピザ
このピザの、カルツォーネ側が特においしかったです。
チーズが濃厚な感じで、たっぷりした感じが口の中に広
がります。
アサリの蒸し物
アサリの蒸し物
また、以前別のレストランで食べておいしかったバー
ニャカウダを注文しました。
バーニャカウダ
バーニャカウダ
この店のバーニャカウダの野菜は、軽く炙って焦げ目が
ついています。これがまた美味しさを引き出していま
す。
バーニャカウダの野菜
バーニャカウダの野菜
バーニャカウダソースは、アンチョビとオイルがベース
になったもので、クセがありますが、野菜と良く合いま
す。
バーニャカウダのソース
バーニャカウダのソース
ソースはコンロで温められていました。
バーニャカウダソースのコンロ
バーニャカウダソースのコンロ
海老クリームパスタ
海老クリームパスタ
ホタテとウニのパスタ
ホタテとウニのパスタ
デザート
デザート
デザート
デザート
両親も楽しんでくれたようでよかったです。
デザートを楽しむ母
デザートを楽しむ母