町田薬師池公園 and ボタン園

ゴールデンウイークの連休もあと 2 日を残すだけと
なった 2008/05/05(月・祝) に、町田薬師池公園という
ところを歩きに行ってきました。
まずは、いつものようにパンを買います。今回は小田急
相模原にあるボナペティで買いました。
ボナペティで買ったパン
ボナペティで買ったパン
薬師池公園の駐車場は満車で、少し離れた臨時駐車場ま
で行くように言われました。かなちゅうバスの野津田車
庫が臨時駐車場になっていました。写真は帰りに撮った
もので他の車はほとんど帰ってしまっていますが、バス
に並んで自家用車が停まっているのは、面白い感じで
す。
臨時駐車場になっていた、かなちゅう野津田車庫
臨時駐車場になっていた、かなちゅう野津田車庫
駐車場から薬師池公園へ向かう途中の鶴見川沿いでは、
鶴見川泳げ鯉のぼりというイベントをやっていて、多数
の鯉のぼりが泳いでいました。
鶴見川泳げ鯉のぼり
鶴見川泳げ鯉のぼり
薬師池公園に到着しました。色々な花が咲いていたり、
池があったり、藤棚があったり、まだ咲いていませんで
したが菖蒲園があったり、思ったより広い公園でした。
中央にあったこの池が薬師池なんでしょうか?
薬師池公園の池
薬師池公園の池
藤棚
藤棚
池には何種類かの鳥がいましたが、この白い鳥は形から
すると鴨のようなのですが、鴨に白い種類があるんでし
たっけ?
白い鴨
白い鴨
この池に少し突き出した半島のようになっている部分に
テーブルがあります。買ってきたパンをここで食べる事
にしました。
池のほとりのテーブルで食べる準備をする妻
池のほとりのテーブルで食べる準備をする妻
今回のメニューはこんな感じです。
豚塩カルビサンド
豚塩カルビサンド
お好み焼きパン
お好み焼きパン
サンドイッチ
サンドイッチ
まっちゃおぐらパン
まっちゃおぐらパン
チョココルネ
チョココルネ
公園の一部には萬葉草花苑という野草園があり、多種の
野草が植えられています。
あまどころ
あまどころ
すずらん
すずらん
古い民家もあります。民家の脇には春なのに紅葉したよ
うになっている木がありました。
旧荻野家住宅
旧荻野家住宅
内部は暗いのですが、その先に見える屋外の光がとても
美しく感じられます。
旧荻野家住宅内部
旧荻野家住宅内部
民家の裏山の方へ登っていける遊歩道があり上って行き
ました。きつい坂もあって運動になります。そこから
下っていくと菖蒲園へ出ました。ぐるりと菖蒲園を一周
していくと、菖蒲園一番下の方の脇にある水車への導水
用の水路がありました。実際に水を流して水車を回して
いました。この日は水車の動力は使っていませんでした
が、水車小屋の中を見ると、製粉などを実際に行ってい
る日もあるようでした。
水車への導水水路
水車への導水水路
公園の一番奥の方には、公園の名前の由来となっている
薬師さんの建物がありました。目の前にはとても立派な
イチョウがありました。
薬師さん
薬師さん
裏口のようなところから、ボタン園はこちらという案内
板があったので、それに従ってやたら狭い道を進みまし
た。途中ちょっとした菜の花畑がありました。
菜の花畑
菜の花畑
ボタン園は季節の末期で、入場無料となっていました。
それでも色々な品種、色のボタンが咲いていました。
ボタン園
ボタン園
ボタン園には芝生の広場があり、そこにも鯉のぼりが何
匹か泳いでいました。
ボタン園の広場
ボタン園の広場

ベイリゾート 91 号に乗りに行く

古い話ですが、今年 2008 年ゴールデンウイークの日記
です。
ゴールデンウイーク後半初日 2008/05/03(土) は、初め
て新木場駅へ乗り入れるロマンスカー、ベイリゾートに
乗りに行きました。ベイリゾートとは、小田急が地下鉄
乗入れ用に作った車両 MSE 60000 形電車を用いて運転
される列車です。普段は千代田線のみ乗り入れで北千住
までを往復しているのですが、年に数度、千代田線~有
楽町線の連絡線を利用して新木場まで行く列車が設定さ
れることとなり、この日、2008/05/03(土) が、初の設
定日なのです。
といっても本当の 1 番列車である上り列車は早朝の運
転なので諦め、下りのベイリゾート 91 号に乗ることに
しました。新木場 20:50 発なので、それまでは都内で
遊ぶことにしました。
自宅を昼過ぎにのんびり出発し、まずは中央林間から渋
谷へ向かいます。渋谷へ立ち寄った目的は VIRON とい
うパン屋さんです。
VIRON
VIRON
商品棚には各種のパンがあります。おいしそうです。
商品棚
商品棚
商品棚
店内からは、パンを焼いている様子が良く見えます。
パンを焼いている様子
パンを焼いている様子
サンドイッチも魅力的です。
サンドイッチ
サンドイッチ
ケーキもあります。
ケーキ
ケーキ
お客さんが多くて注文するのがなかなか大変でした。
この後、ベイリゾートの発車時間まではららぽーと豊洲
で過ごす事にしていたのですが、珍しい交通手段で行き
ます。そのため、まず田町へ移動します。
JR 田町駅は勤務先が 2000/05 に引っ越して行って、そ
こを 2000/12 に退社するまで毎日通った駅です。しか
し当時と比べるとずいぶん改良されて、広い駅になって
いました。
田町駅
田町駅
田町駅から海の方へ歩いていくと、2、3 年ぐらい前
だったかにマンションの TV-CF で有名になった「芝浦
アイランド」があります。大丸ピーコックが入っている
ビルの裏手へ行くと、目指す URBAN LAUNCH の乗り場で
ある桟橋が見えてきました。
URBAN LAUNCH 乗場桟橋
URBAN LAUNCH 乗場桟橋
この桟橋、場所がわかりにくいのですが、以下の地図で
マークされている場所にあります。
URBAN LAUNCH 芝浦桟橋
近所の建物にチケット売り場があるのかと見渡してみま
したが、何もありません。時刻表は貼られていたので、
乗場がここであるのは間違いないと思うのですが、他に
ここが URBAN LAUNCH の乗船場所であることを示す表示
がなくてちょっと不安になります。しかし出航時刻
16:35 の 10 分ほど前に船がやってきて、すぐに桟橋入
口で乗船券の販売が始まりました。固定した出札窓口の
ようなものを作らないことで、コストダウンをはかって
いるようです。
URBAN LAUNCH の船がやってきました
URBAN LAUNCH の船がやってきました
こちらが乗船券です。芝浦からお台場と日の出を経由し
て豊洲まで行きます。大人 1 人 1,000 円です。
チケット
チケット
船はカタマランで、運河内の低い橋の下や水門を通る事
が可能なようにするためか、船の幅に比べとても背が低
い船です。内装は連絡船というよりは、高級クルーザー
という感しです。URBAN です。
URBAN な内装
URBAN な内装
こちらは船尾のデッキ部分です。
船尾デッキ
船尾デッキ
芝浦を出ると、芝浦運河を南へ進みます。ほとんどアイ
ドリングで進んでいるような感じで、引き波もほとんど
ありません。途中の橋をくぐる時、船尾デッキの一段高
いところにいると頭をぶつけることがあるので注意すう
ように言われました。確かにギリギリの高さで通ってい
く感じです。
船から見た芝浦運河
船から見た芝浦運河
芝浦運河を少し進み、高浜水門から東京港へ出て行きま
す。この水門もとても低く見えますが、芝浦運河の橋を
くぐった時よりは、いくぶん余裕がありました。
高浜水門
高浜水門
出てきた所は、レインボーブリッジのループがあるとこ
ろです。
レインボーブリッジ
レインボーブリッジ
ここは京浜運河の入口でもあり、写真の反対側ですが、
運河の対岸には水上安全課 (旧水上署) があり、多数の
警備艇が停泊していました。
東京港に出ると船はスピードを上げます。後部デッキで
海風を感じながら東京港の URBAN な景観を楽しみまし
た。自分や知人の船で何回も走っている場所 (例 1, 2,
3) ですが、自分で操船していると緊張しているためあ
まり景観は楽しめないので、今回は乗客の立場でのんび
り楽しみました。
URBAN な船旅を楽しむ妻
URBAN な船旅を楽しむ妻
船は一度レインボーブリッジの主径間をくぐってから転
進し、台場近くで再びレインボーブリッジをくぐって、
お台場の乗場へ行き、そこから日の出にも立ち寄った
後、最後にららぽーと豊洲に向かうルートです。お台場
と日の出の桟橋は、水上バスと共通の桟橋でした。
豊洲の桟橋はららぽーとの中央部分にあります。日本で
はウオーターフロント開発がされても、このような桟橋
は飾りにすぎなくて実用されない場合がほとんどなの
で、これは珍しい例だと思います。こういう施設が増え
てくれると楽しいですね。VISITOR 着岸を受け入れてく
れるとさらにいいのですが。
ららぽーと豊洲へ到着
ららぽーと豊洲へ到着
上陸して桟橋を振り返るとこんな感じです。跳ね橋がい
い感じです。
ららぽーと豊洲桟橋
ららぽーと豊洲桟橋
ららぽーと豊洲は、いかにも現代的なモールという感じ
のおしゃれな作りでした。
ららぽーと豊洲内部
ららぽーと豊洲内部
ららぽーと豊洲内部
ここにはキッザニア東京という子供向けの職業体験形ア
トラクション施設があります。時間が遅いので、もう入
口は閉まっていましたが、シンボルとなっている ANA
の飛行機は見ることができました。(早い時間に来てい
ても子供連れでなければ入れないのですが…) この飛
行機は模型ではなく、ANA が実際に飛ばしていて引退し
た実物の飛行機です。
キッザニアのシンボルとなっている ANA の飛行機
キッザニアのシンボルとなっている ANA の飛行機
Salon and Spa UNIX という店がありました。ユーザー
インターフェイスが心配です。髪形の指示は専用のスク
リプト言語を用いて行うに違いありません。
UNIX
UNIX
スターバックスでコーヒーを買い、フリースペースにあ
るソファーに腰掛けて VIRON のパンを食べました。
スターバックスのラテ
スターバックスのラテ
VIRON のサンドイッチ
VIRON のサンドイッチ
VIRON のサンドイッチ
フレンチトースト (パン・ペルデュ)
フレンチトースト (パン・ペルデュ)
アップルケーキ (?)
アップルケーキ (?)
VIRON のパンはもちろんおいしかったのですが、期待が
高すぎたのか、ちょっと平凡に感じられまいた。私は勤
務先が渋谷でそれほど遠くないので、何かのついでに買
いに行く事があるかも知れませんが、今回のようにわざ
わざ渋谷に出て行って買うという事はもうないと思いま
す。
締めに MARBLE という店のアイスクリームを食べまし
た。
MARBLE
MARBLE
MARBLE のアイスクリーム
MARBLE のアイスクリーム
この頃には日もすっかり暮れていました。桟橋入口の跳
ね橋は降ろされ、ライトアップされていました。海の向
こうに見える東京のダウンタウンが URBAN です。
桟橋の夜景
桟橋の夜景
列車の出発時間が近づいてきたので、豊洲から新木場へ
移動します。同じ区間を往復するので、一度改札を出ま
す。券売機の 1 台が特急券販売用になっていて、係員
が出て説明していました。
新木場駅特急券出札機
新木場駅特急券出札機
普段通らない連絡線経由のルートで、運賃設定がどのよ
うになっているのかわからなかったので聞いてみました
が、PASMO ならそのまま入ってくれればよいということ
でした。う~ん、この経路の運賃は認可されているので
しょうか? とても不思議です。
ホームに入ると、鉄な感じの濃ゆい面々と、ディズニー
ランド帰りっぽい、地下鉄や小田急が本来ターゲットと
しているっぽい種類の乗客が多数いて、混雑していまし
た。
新木場駅駅名標示板
新木場駅駅名標示板
ホームの出発案内表示にベイリゾート 91 号、本厚木行
の表示がでていました。
ベイリゾート 91 号本厚木行の表示
ベイリゾート 91 号本厚木行の表示
年に数回しか乗入れないのに、ホームにはちゃんと乗車
位置表示が貼られていました。
ロマンスカー乗車位置案内
ロマンスカー乗車位置案内
そして MSE がやってきました。入線は動画で撮ってい
たため写真はありません。
ベイリゾート 91 号列車名サボ
ベイリゾート 91 号列車名サボ
記念すべき特急券と、ベイリゾートの車内です。
ベイリゾート特急券
ベイリゾート特急券
この後、特急に乗って快適に町田まで帰りました。
————————————————–
この先は鉄分が高いので、一部の方を除くと読んでも面
白くないと思います。興味を持てそうだと思う方だけ読
んでください。
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新木場に入ってきた列車は、座席が進行方向に対して後
ろ向きになっています。途中豊洲で停車して乗客を乗
せ、さらそのまま有楽町線を後ろ向きで進みます。
途中有楽町線での停車駅は豊洲だけです。銀座一丁目を
通過してしまうのはもったいない気がしました。
有楽町線の桜田門でしばらく停車してから、再び発車し
ました。桜田門ではドアは開かず、客扱いはありませ
ん。ここから連絡線に入っているようです。少し動いた
ところで再び停車しました。駅ではなく、連絡線の途中
と思われる場所なのですが、なんとここで約 13 分も停
車しました。再び動きだして、千代田線霞ヶ関駅へ入線
していきます。
霞ヶ関駅は北千住方面のホームに入って行きます。この
駅も客扱いはありません。ホームにいる人が珍しそうに
列車を見ていました。ホームで 1、2 分停車した後、さ
らに北千住方面へ少し進んで、ふたたび停車します。そ
こでも少し停車した後、進行方向が変わって動き出し、
再び霞ヶ関駅へ、今度は代々木上原方面のホームへ入り
ます。すこし停車してから発車しました。
ここから先は、普段も MSE がメトロホームウェイ号な
どとして走っている区間です。地下鉄線内としては最後
の乗客扱い停車駅である表参道に停まり、代々木上原で
も運転停車します。ここから小田急線に入り、成城学園
前、新百合ヶ丘にも停まって、町田にはほぼ定刻の
22:09 に到着しました。
有楽町線から千代田線への連絡線の途中で 13 分も停
まったのは、初回であることで何かトラブルがあったの
ではないかと思っていたのですが、事前の車内アナウン
スによると 21:20 に霞ヶ関到着予定ということだった
ところ、21:22 ぐらいに到着していましたし、町田にも
ほぼ遅れなく到着したので、あの場所で 10 分以上停車
するのは予定通りだったようです。
ベイリゾートに乗った感想ですが、新木場や豊洲では始
発駅としての集客力がいまひとつなのかなと感じまし
た。今回は初回ということの物珍しさがあって鉄な人々
が乗りに来ていましたが、本来のターゲットである小田
急沿線から東京湾岸方面への観光客が使うとした場合に
は、JR 京葉線、臨海副都心線、ゆりかもめなどとの連
携が何らかの形で必要だと思います。現在は連絡線がな
くて不可能ですが、新木場からそのまま JR 京葉線に乗
入れて舞浜、もしくは、臨海副都心線に乗入れてお台場
方面から乗り換えなしで帰れるとよいかも知れません。
20:50 新木場発という時間もちょっと中途半端な感じが
します。都心でちゃんと夕食を食べたい人にとっては早
すぎるし、子供連れの人にとっては遅すぎると思えま
す。また 1 本しか設定がないのは利用する側から見て
スケジュールの柔軟性がなさすぎます。できれば新木場
発で 19:30、20:45、22:00 の 3 本ぐらいが設定できる
といいのかなと思いました。少なくとも MSE は 6 両と
4 両に分割して運転できるのですから、20:50 に 10 両
編成で運転するのではなく、時間をずらして 6 両と 4
両を別列車にすることはすぐにできるのではないでしょ
うか。
あと、往路の列車は朝早すぎです。これも 3 本程度設
定されているといいと思いました。
他に気になった点としては、新木場駅はもちろんとし
て、客扱いのない桜田門駅や霞ヶ関駅のホームにも多数
の係員が配置されていました。ベイリゾートの特急料金
はそれほど高くないので、あれだけ人手をかけていると
割りに合ってないのではないでしょうか?
小田急と東京メトロのチャンレンジには拍手を送りたい
のですが、残念ながらこの列車はこのままでは将来がな
さそうに思えます。もうちょっと工夫してがんばってこ
の列車を発展させていって欲しいものです。

2008/04/27(日) パルム・ドール and 相模原北公園

ゴールデンウイーク 2 日目、といっても他の休みと連続していないので、単なる週末土日の 2 日目だった 2008/04/27(日) に、相模原北公園へ行ってきました。
まずは我々の公園散歩では恒例となっているパン屋での昼食買出しです。今回行ったのは城山町向原のカインズホームのすぐ近くのブーランジェリー・パルムドールというパン屋です。南欧風のおしゃれな外観です。
ブーランジェリー・パルムドール
ブーランジェリー・パルムドール
店内も魅力的です。
パルムドール店内
パルムドール店内
パルムドール店内
お昼を仕入れた後、相模原北公園へ移動しました。この公園は周囲を住宅地や清掃工場に囲まれていて、山深いわけではないのですが、保存緑地のようになった林が整備されていて、とても遠くへ来た気分になれます。
整備された林
整備された林
林の中には多数の遊歩道があります。道は舗装されておらず、ウッドチップが敷き詰められていて、フカフカしており、脚にあまり負担をかけずに歩ける感じです。
林の中の遊歩道
林の中の遊歩道
この林自体は 30m x 50m ぐらいしかありませんが、写真でみるとわかるように、とても広い感じがします。レイアウトなどの妙なのでしょう。
あじさい園があるのですが、当然まだ咲いていませんでした。
あじさい園の中に 1 本だけ遅咲きの桜がありました。
説明板によると松月 (ショウゲツ) という品種だそうです。よく見かけるソメイヨシノとは違う、ちょっとぼってりした重厚な感じの花を咲かせていました。
桜 (ショウゲツ)
桜 (ショウゲツ)
あじさい園は小高い丘のようになっています。その中の遊歩道のベンチで、お昼にしました。先ほどのショウゲツを少し離れて見ながら食べれるという良い場所でした。
これが今回食べたパルムドールのパンの数々です。
おぐらパン
おぐらパン
ねぎカルビバーガー
ねぎカルビバーガー
ほうれん草パン (やったかな?)
ほうれん草パン (やったかな?)
カレーパン
カレーパン
城山クリーム
城山クリーム
園内には他にもバラなど色々な花が咲いていました。
花
花
花
花
公園にはアスレチックのような遊具がある一角もあり、子供がたくさん遊んでいました。池には、岸から伸びた支点部分が自由に動くロッドの先にイカダが固定されているという形の、見たことがない遊具がありました。イカダ部分にはパドルが積んであり、桟橋のようなところから漕ぎ出して、ロッドが設置されているところを支点に半円を書いて反対側の岸まで乗って遊ぶもののようです。男の子が熱心にパドルを漕いで遊んでいました。
池に浮かぶ珍しい遊具
池に浮かぶ珍しい遊具
あじさいの咲く季節に来れば綺麗そうでした。
# そして 1 ヵ月半後にあじさいを見に行きました

2008/03/29(土) 西平畑公園お山のポッポ鉄道

2008/03/29(土) に、神奈川県松田町にある西平畑公園というところと、そこから少し山を登ったところにある最明寺史跡公園というところへ行ってきました。
まずは、いつものように昼食の調達です。JR 松田駅と小田急新松田駅の間にあるサントノレというパン屋をガイドブックで見つけていて向かったのですが、その途中で小田急新松田駅の近くで Bake House B is (ベークハウス ビィズ) というパン屋を見つけました。そこも良さそうなパン屋だったので、サントノレへ行った後、そちらにも立ち寄りました。結局この日の昼食はほとんどがベークハウス ビィズのパンとなりました。
Bake House B is (ベークハウス ビィズ)
Bake House B is (ベークハウス ビィズ)
パンを調達したところで公園へ移動です。西平畑公園は松田駅からそれほど遠くなく、国道 246 号を車で走っていても見えるのですが、どの道からいけるのかがわかりにくく、ちょっと迷ってしまいました。結局河南沢という交差点を北に進み、246 号と東名高速の下をくぐって行く事ができました。
駐車場から階段を上がると、お目当てのお山のポッポ鉄道の出札口がありました。
お山のポッポ鉄道出札口
お山のポッポ鉄道出札口
お山のポッポ鉄道
この鉄道は看板などによって名前が色々で、「お山のポッポ鉄道」以外に「松田町ふるさと鉄道」、「山岳鐵道」とも書かれていました。
乗車券は往復のみで大人 1 人 300 円です。車両は SL とロマンスカーがあり、1 日 14 本も運転されています。
お山のポッポ鉄道発車時刻表

車両 発車時刻
ロマンスカー 10:40
SL 11:10
ロマンスカー 11:20
SL 11:50
ロマンスカー 12:00
SL 13:00
ロマンスカー 13:10
SL 13:40
ロマンスカー 13:50
SL 14:20
ロマンスカー 14:30
SL 15:00
ロマンスカー 15:10
ロマンスカー 15:35

こちらがロマンスカーの先頭車両です。名前の通り小田急ロマンスカーを模した車両です。元となっている車両形式は HiSE 10000 形ですね。
ロマンスカー
ロマンスカー
こちらは SL 車両です。この山岳鉄道の主役です。ライブスチーム車両で、本当にカマで火を焚いて作った蒸気で走っています。この車両は特にモデルとなった実在の車両はなく、この大きさで新規に設計された車両だと思われます。
SL
SL
ご覧のように石炭をくべて走る本物の蒸気機関車です。
炎の上がる釜
CIMG5190
日本の一般的な蒸気機関車とは違い、上下方向に動くピストンが車体の右側面に付けられていて、車体の前後方向に伸びたシャフトを駆動しています。このシャフトが歯車を介して車輪を回しているという形式です。この車両を見るまで知らなかったのですが、このような駆動形式は「シェイギヤード」と呼ぶそうです。
SL のピストン周り
SL のピストン周り
上の写真でわかるように車体の右側面に駆動装置が集中しているので、左側にはなんにもありません。
SL の左側面
SL の左側面
駅からは富士山が見えていました。
駅と富士山
駅と富士山
肉眼では良く見えていたのですが、写真だとどこに富士山があるのかよくわからないので、ちょっと解説付きにしてみました。これを見てから上の写真を見れば、富士山に気付くでしょうか?
駅と富士山 (稜線解説付き)
駅と富士山 (稜線解説付き)
我々が乗ったのは SL 列車です。沿線の菜の花が綺麗です。
出発
出発
この鉄道は、見た目は人が上に座って乗る、昔の百貨店の屋上にあった遊具のようで馬鹿にしてしまいそうですが、車両も路線も本格的です。
例えば、鉄橋があります。といっても下に川が流れているわけではないので、景観上のアクセントとして作られたもののように思えます。しかし見た目や構造は立派なものです。
鉄橋 (復路で撮影)
鉄橋 (復路で撮影)
踏切もあります。列車が近づくと、ちゃんと警報機が鳴ります。
踏切
踏切
路面 (道路併用軌道) 区間もあります。
路面区間
路面区間
路面区間は SL よりロマンスカーが似合う感じがします。この写真は SL を降りてから撮った、路面区間を走るロマンスカーの写真です。
路面区間を走るロマンスカー
路面区間を走るロマンスカー
路面区間の途中では、道路を横切る排水路を越える部分があり、そこには本物 (?) の鉄橋があります。
本物 (?) の鉄橋
本物 (?) の鉄橋
路面区間を過ぎると複線区間があり、さらにその先ではスイッチバックで急勾配を上っていきます。写真はスイッチバックに入っていくところで、この先で一時停車してからポイントを切り替え、その後バックで写真右手に写っている線路へと進んでいきます。
スイッチバック
スイッチバック
これがスイッチバック入口のポイントの転轍機です。
転轍機
転轍機
ここからはバックで坂を登り、少し先にもう一箇所スイッチバックがあり、そこからまた前向きに進みます。スイッチバックのあたりから勾配がかなりきつくなっているらしく、機関車から噴き出す蒸気が勢いを増し、蒸気の排気から復水した水が我々の方にまで飛んでくるほどでした。
一番標高の高い地点はループ線になっていて、そこをまわって戻ります。ループの途中にはトンネルもあります。
トンネル
トンネル
トンネルと言っても写真でわかるように建物の中を通過するものです。中を通過中に見た感じでは、車両の保管に使われる建物のようです。
ここから来たルートを下り、再びスイッチバックを 2 つ通過します。下りは機関車も楽そうで、ほとんどアイドリングで惰行している感じでした。
往路では単に通過した複線区間ですが、帰りは一時停車して、対向列車を待ちます。すると 10 分後に下の駅を出発したロマンスカーがやってきて、行き違いとなりました。
複線区間でロマンスカーと行き違い
複線区間でロマンスカーと行き違い
その先、路面区間のあたりが一番標高が低いため、そこからは出発駅に向けて再び上りです。下り区間では楽そうにしていた SL が、また苦しそうに煙と水を吐き出しながら最後の力走です。
駅に着くと SL の向きを変えて、列車の反対端に連結しなおさなければなりません。どうやってやるのか見ていたら、なんと駅の端にある線路部分がターンテーブルになっていました。
ターンテーブル
ターンテーブル
お山のぽっぽ鉄道を楽しんだ後は、もう一つの目的である花見をすべく、最明寺史跡公園へ移動します。歩いて 1 時間ほどで行けるということで、山の中の散策路のような道なら楽しいかと歩き始めたのですが、途中から舗装された車道になってしまってあまり面白くなかったし、距離もけっこうありそうなので、駐車場に戻って車で行きました。
山道をまだ歩いている途中でお腹が空いてきたので、昼食に買ってきたベークハウス ビィズのパンを少しだけ食べることにしました。
チキンカツサンドイッチ
チキンカツサンドイッチ
コロッケパン
コロッケパン
最明寺史跡公園までは車で移動してもけっこう距離があったので、車で行って正解でした。歩くつもりならもっと早朝に来た方がよさそうです。実際我々が歩いて上っていた 14:00 ぐらいに、下りてくる集団とは何度かすれ違いました。この時間には下りてくるぐらいの行動計画でないといけないようです。
桜が咲いていると期待していた最明寺史跡公園ですが、チラホラとしか咲いていません。Blog 用に写真を小さくしたら、たくさん桜が咲いているように見える写真になってしまいましたが、写真の左手の方にたくさんある木は、花も葉っぱもついていない裸の木です。標高が少し高いので、ちょっと早かったのかも知れません。でも、逆にひっそりしていて自然を楽しむにはいい感じでした。
最明寺史跡公園
最明寺史跡公園
少しですが桜も咲いていました。

桜
数少ない咲いている桜の木を妻も激写しています。
桜を激写する妻
桜を激写する妻
この公園で自然を愛でながらパンを食べます。
豚のパンは、見た目がブタなだけでなく、中身も中華風豚マンのような具が入っています。
豚のパン
豚のパン
コロッケパンは特製ソース付きです。
コロッケパン
コロッケパン
こちらはきな粉パンです。きな粉味のペーストが入っています。
きな粉パン
きな粉パン
アンパン
アンパン
公園を楽しんだ後は、なんと夕食です。早い…
これまたガイドブックで調べた足柄古道万葉うどんへ行きました。
足柄古道万葉うどん
足柄古道万葉うどん
私はとろろうどんを、妻はカレーつけ麺うどんを食べました。
とろろうどん
とろろうどん
カレーつけ麺うどん
カレーつけ麺うどん
昼食のパンを食べ終わったのは 15:30 ぐらいなのに、夕食のうどんは 17:00 ぐらいにはもう食べてました。食べてばっかりです…
帰りの東名高速でも海老名サービスエリアでデザートを食べてしまいました。
妻のソフトクリーム
妻のソフトクリーム
私のアイスサンドチョコレートクッキー
私のアイスサンドチョコレートクッキー
アイスサンドはサーティーワンアイスクリームの商品です。ガワもチョコレートクッキーですが、私が選んだ中身のアイスクリームのフレーバーもクッキー・アンド・クリームでした。甘さとサクサクした食感の組合せで美味しかったです。
今回の旅は、目的の一つであった桜はあまり楽しむ事ができませんでしたが、お山のぽっぽ鉄道は最高でした。
運営しているのは松田町生きがい事業団ということでしたが、いわゆるシルバーセンターのようなところだと思います。引退したらこういう所で働きたいなぁと思いました。

柳津まんじゅうツアー (その 7)

柳津まんじゅうツアー (その 1)柳津まんじゅうツアー (その 2)柳津まんじゅうツアー (その 3)柳津まんじゅうツアー (その 4)柳津まんじゅうツアー(その 5)柳津まんじゅうツアー (その 6) の続きです。
復路は JR 只見線です。只見川沿いに走るローカル線で、車窓には美しい只見川の渓谷と、すばらしい雪景色が広がります。

只見川
只見川

JR 只見線は全線を走り通す列車は 1 日 3 往復しかないという超ローカル線ですが、青春 18 切符のシーズンであったためか、けっこう混雑していて、会津柳津から乗った時点では完全に空いているボックス席はなく、立っている人もけっこういました。

只見線車内
只見線車内

会津柳津から乗った時は人が多くてボックス席を 2 人で占有できないぐらい混んでいたのですが、途中から人が減ったので、空いたボックスへ移動しました。
今回はデジカメ以外に CONTAX 139 に、TOKINA の 17mm のレンズというセットを持っていきました。安物でも 17mm の超広角だと、車内の雰囲気全体を撮ることができます。空いたボックス席に移動してからローカル線の旅を楽しむ様子を撮って見ました。

只見線を楽しむ奥村
只見線を楽しむ奥村
只見線を楽しむ妻
只見線を楽しむ妻

JR 只見線は単線なので、途中何駅か対向列車との行き違いのため、けっこう長時間停車する駅があり、そういう駅では多くの人がホームや、改札外に出て写真を撮っていました。私も当然撮ります。

会津宮下駅
会津宮下駅

会津川口駅ホームは上田ダムのダム湖が目の前にあり、とても景色のよい駅です。

会津川口駅ホーム
会津川口駅ホーム
会津川口駅ホーム
会津川口駅ホーム

途中の駅はほとんどが無人駅です。会津柳津は無人駅ながらストーブ番のおばちゃんが居るし、立派な駅舎がありますが、このような駅は少数派で、簡素な待合室しかないような駅がほとんどです。

簡素な駅の例: 本名 (ほんな) 駅
簡素な駅の例: 本名 (ほんな) 駅

会津柳津を出てしばらくはそれほどの雪ではありませんでしたが、峠に近づくにつれて雪はものすごい事になっています。3 月とは言っても、もう終りに近い 21 日でこの積雪です。

雪景色の車窓
雪景色の車窓
只見川を渡る列車の影
只見川を渡る列車の影

この日は天気はすごくいいという感じではありませんでしたが、風がなくて川面に映る景色が綺麗でした。

只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿
只見川に映る山姿

ところで、全線を走り通す列車が 1 日 3 往復しかない JR 只見線がなぜ廃止にならないのかというと、豪雪地帯を走っているため、平行して走っている国道 252 号線が 1 年のうち半分近く雪のため通行止めになってしまうためです。JR 只見線の車窓から見ていても、国道 252 号が時々見えますが、写真の橋のように、ものすごい積雪です。

雪に埋もれる国道 252 号の橋
雪に埋もれる国道 252 号の橋

この写真はこれだけ見てもよくわからないと思いますが、実は踏切です。走る列車からなのでうまく撮れていませんが、この写真で映っている範囲のもうすこし右に警報機があります。踏み切りの作りからして写真向かって右奥の方に向かって道があるはずなのですが、周囲は一面の雪原で、どこが道なのか全くわかりません。こういう踏切が何箇所もありました。

雪に埋もれた踏切
雪に埋もれた踏切

会津柳津から終点の小出までは、時刻表通りに走ったとしても 3 時間 28 分もかかります。しかもこの日は雪対策の工事か何かがあったらしく一部徐行区間があり、途中かなり遅れがでていました。一番遅れていたのはたぶん会津塩沢あたりですが、駅の時刻表では 15:58 発となっているのに時計では 16:19 だったので、20 分程遅れていました。途中でかなりがんばって回復運転をしたようですが、小出到着は 5 分ほどの遅れとなりました。

3 時間 35 分ほどを過ごした只見線車両のボックス席
3 時間 35 分ほどを過ごした只見線車両のボックス席

小出駅はそれなりに大きな駅なのですが、只見線のホームは他のホームから少し離れた場所にあり、ホームの幅も狭く、上屋もいかにもローカル線チックなものとなっていました。

小出駅只見線ホーム
小出駅只見線ホーム

小出駅の只見線の線路と、上越線の線路の間には除雪車が積み上げたと思われる雪が大量に残っていました。

小出駅の雪
小出駅の雪

ここからは、上越線で浦佐まで行き、さらに新幹線で東京駅へ向かいます。
この日の夕食は新幹線で駅弁を食べようと思っていたのですが、この夕食の調達に苦労しました。
小出駅の売店は只見線の列車がついてすぐ 18:00 に閉まってしまいました。閉まっていなかったとしても、パンぐらいならありそうでしたが、弁当を売っている感じではありませんでした。
浦佐駅には駅弁屋さんの店舗はあったのですが、到着した時にはとっくに閉店時間を過ぎていました。
ということで仕方なく浦佐駅の駅前にあるセブン・イレブンでパンを調達してきました。旅先でコンビニのご飯を食べるのは、仕方ない場合もあるのですが、どうも「負けた」という感じがしてしまいます。何に負けてるのかわかりませんが。
浦佐から我々と同じ新幹線「とき 346 号」に乗ったのは 10 人弱ぐらいで、駅弁屋さんとしては開けていられないのかも知れませんが、新幹線の停まる駅で駅弁も買えないなんて… 鉄道の旅をもっと楽しいものとしたいと思っている私としては、ちょっと寂しく感じました。
そうは言ってもセブン・イレブンのパンもけっこういけてました。

セブン・イレブンで買った、たれカツバーガー
セブン・イレブンで買った、たれカツバーガー
セブン・イレブンで買った、ほうれんそう目玉焼トースト
セブン・イレブンで買った、ほうれんそう目玉焼トースト

そしてお土産にできないといわれている栗 (くり) まんじゅうも、当然食べました。

岩井屋の栗 (くり) まんじゅう 8 個入り
岩井屋の栗 (くり) まんじゅう 8 個入り
栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村
栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村
2 つ消費された栗 (くり) まんじゅうの箱
2 つ消費された栗 (くり) まんじゅうの箱

8 個入りの栗 (くり) まんじゅうの箱に、帰宅した時にいくつまんじゅうが残っていたのかは秘密です。でも、我々は 3 箱も買ってきたので、大丈夫なのです。
東京駅からは、中央線で新宿、最後に小田急と乗り継ぎ 23:00 過ぎに帰宅しました。
楽しい旅でした。車の旅もいいですが、鉄道の旅もやっぱりいいですね。

柳津まんじゅうツアー (その 6)

柳津まんじゅうツアー (その 1)柳津まんじゅうツアー (その 2)柳津まんじゅうツアー (その 3)柳津まんじゅうツアー (その 4)柳津まんじゅうツアー(その 5) の続きです。
今回の旅行先、会津柳津の街は、散歩していてなかなか面白いところでした。
虚空蔵尊の駐車場を案内する標識です。一休さんです。駐車場へ続く道への交差点の左右に 1 体ずつおられました。

一休さん
一休さん

我々が行った時はちょうど選挙期間中だったようです。全然気合の入っていないポスターがあるのが田舎の選挙っぽくてステキです。

選挙ポスター掲示板
選挙ポスター掲示板

只見川にかかる観月橋という吊橋です。主塔のコンクリートは補修されているのかかなり新しそうな部分もありましたが、全体的な見た感じや、意匠から判断すると、大正末期から昭和初期に架けられたものではないかと思います。柳津の駅舎もそうなのですが、こういった時代の建物は、必要以上に豪華に作られているものが多くて、それぞれの地方の当時の方々が、「文明」への強い憧れをもって建てたのだろうということがしのばれて感動します。

観月橋
観月橋

観月橋のすぐ横の只見川本流には、ウグイのいる淵があり、天然記念物となっています。そちらへ降りていく階段から、観月橋の側面も撮ってみました。橋桁は、主塔の古い意匠とは全く違い、ごく現代的なもので、比較的最近架け替えられたものと思われます。これだけ大々的に改修したのに、主塔を残したということは、この橋は地域の人に愛されているのでしょう。

観月橋側面
観月橋側面

只見川をもう少し上流へ行くと、遊覧船乗り場がありました。冬季だったためか営業している感じはありませんでしたが、面白い形の遊覧船が泊まっていました。

SL 型遊覧船
SL 型遊覧船

さらに進んで「ほっと in やないづ」というドライブインへ行きました。この時既に街中の食堂は閉まっていて食堂を探すのが目的でした。

ほっとinやないづ
ほっとinやないづ
ほっとinやないづ前の赤ベコ
ほっとinやないづ前の赤ベコ

赤ベコは可愛かったのですが、粟 (あわ) まんじゅう屋さんがあるだけで、レストランはありませんでした。
最初ここが道の駅だと勘違いしていたのですが、よく見るとすぐ隣に似たような施設があります。そちらの駐車場に道の駅の看板が出ていました。そちらの建物にはそば屋がありましたが、我々が到着した 16:00 すぎには既に閉店していました。
さらに国道沿いを見渡すと、スーパーの看板がありました。そして見つけたのがこのノボリです。

弁当 280 円
弁当 280 円

無事食料を入手して柳津の街へ戻ります。途中大清水という弘法大師ゆかりの名水がありました。

柳津の大清水
柳津の大清水

こちらは、虚空蔵尊の駐車場にある柳津温泉の源泉です。とても近代的な井戸でびっくりです。掲示されていた説明看板によると、なんと昭和 62 年に湧出したという新しい温泉なのでした。

柳津温泉源泉
柳津温泉源泉

街中を歩いていると、こんな看板も目にしました。我々が行った時にもまだ田畑には雪が残っていましたが、建物の屋根には雪はなく、危険を感じることはありませんでしたが、1、2 月には、この看板の注意が重要な意味を持つような状況になるのでしょう。

屋根のナダレに注意
屋根のナダレに注意

こちらの建物は、民宿そめやさん。とても古い建物をそのまま使っている感じでした。

民宿そめや
民宿そめや

地図によると柳津の町の中心近くにある丘の上に、良寛像があるという事だったので、見に行きました。地図では場所が明確にはわからなかったのですが、つきみが丘町民セナーへ上っていくと、その駐車場脇に良寛様はいらっしゃいました。

つきみが丘町民センター
つきみが丘町民センター
良寛様
良寛様

良寛様の立っておられる場所には、駐車場から除雪された雪が積もっていて、積雪時の雪止めとして使っていたらしい木枠なども放置されていて、すぐ前までは近寄ることができませんでした。ちょっと残念です。
2 日目の昼食は「かあちゃんのまんまや」という店へ行きました。「海洋センター」の近くにあるということでした。1 日目にほっとinやないづへ行った時、そこに海洋センターという建物があったので、そのあたりにあるのかと思っていて、そこへ行ってみたのですが見当たりません。電話して説明を聞いてみると、どうもかなり違う場所を言っているようです。言われたとおりに道の駅会津柳津から 252 号を南下し、2, 300m 進んだ信号のある交差点を過ぎてすぐに左を見ると、そこにも「海洋センター」がありました。どうもほっとinやないづの近くにある海洋センターは昔の建物で、こちらが現役の建物であるようです。そこを奥に進んでいくと、まんまやがありました。

かあちゃんのまんまや
かあちゃんのまんまや

ここは、農家のおばちゃんがやっている郷土料理の店です。食べ放題なので色々なものを食べることができます。食材は山菜が中心で、煮物やてんぷらなど 15 品目ぐらいのおかずと、ご飯や、ご飯につけて食べるとおいしい味噌などがあります。

まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの陳列台
まんまやの食事 (奥村の 1 回目)
まんまやの食事 (奥村の 1 回目)
まんまやの食事 (妻の 1 回目)
まんまやの食事 (妻の 1 回目)

まんまやから駅へは、国道ではなく、まんまやの人に裏道を教えてもらって、そちらに行きました。
途中で小さな滝があり、修験行場であるという看板があったので、ここで滝に打たれる人がいるのでしょう。

修験行場の滝
修験行場の滝

その先には公園があり、シマウマ、ゾウ、ワニ、クマなどの遊具があり非常に興味をひかれたのですが、遊んでいると列車の時間に間に合わないので泣く泣く通り過ぎました。

どうぶつの森ちびっこ広場
どうぶつの森ちびっこ広場

この標識は踏切注意の道路標識なのですが、絵柄が電車です。踏切は JR 只見線の踏切なので、走っているのはもちろん気動車です。都心の踏切についている標識でもSL の絵柄のものが多く残っているのに、電車が走っていない只見線では新しい電車の絵柄というのが面白いです。

前方踏切注意標識
前方踏切注意標識

道端に 1, 2m ほどのポールを立てて、テレビアンテナが設定されていました。なにかと思ったのですが、この先は崖になっていて、その下に家が何軒かあり、そこにつながっているようです。家が建っているあたりは電波の影になっているので、稜線にある道路脇にテレビのアンテナだけ立てているというわけです。

テレビアンテナ
テレビアンテナ

次回 柳津まんじゅうツアー (その 7) は復路の JR 只見線です。

柳津まんじゅうツアー (その 5)

柳津まんじゅうツアー (その 1)柳津まんじゅうツアー (その 2)柳津まんじゅうツアー (その 3)柳津まんじゅうツアー (その 4) の続きです。
今回の旅行では旅館内田屋というところに泊まりました。虚空蔵尊への正面入口の階段の上がり口すぐ横にあります。目の前には只見川の大きく蛇行した部分が広がっています。写真で向かって左手にある石灯籠から左上へのびているのが虚空蔵尊の入口です。写っていませんが、写真の右手には只見川が流れています。

旅館内田屋
旅館内田屋

部屋は 2F の一番虚空蔵尊側でした。窓を開けると、虚空蔵尊へ続く階段が見えるというところです。部屋は何と 6 疊と 8 疊の部屋が 2 間続きになって、さらにそれぞれの部屋に 2 疊、3 疊の踏込があり、他に 3 疊ほどの玄関とトイレがついているという広い部屋でした。
2 人で泊まるには広すぎる部屋でもったいない感じです。

宿の奥の部屋から入口側の部屋を見る
宿の奥の部屋から入口側の部屋を見る
宿の入口側の部屋から奥の部屋を見る
宿の入口側の部屋から奥の部屋を見る

今回、まんじゅう + 列車の旅ということで、宿にはあまりお金をかけないでおこうと思っていたため、夕食なしのプランでお願いしてありました。夕食は現地で郷土料理の店のようなものを探せば、宿の夕食付きプランより安いだろうという心積もりだったのです。
ところが宿で一息ついてから街に出てみると、夕食を食べれるところが全然見当たりません。食堂はないことはなかったのですが、なぜかどこもランチの時間帯を中心に営業いているようで、16:00 頃で終わってしまっていて、どこも開いてません。道の駅へ行けばレストランがやっているだろうと思って行って見たのですが、道の駅と同じ敷地にある施設内のそばメニューを中心にした食堂も 16:00 で終了していて、夕食なしという最悪の事態も考えられる状況となってきました。
そんな感じで国道を歩いていると、「かねか」というスーパーを発見しました。「郷土料理がいい」とか言っていられる状況ではなく、このスーパーで弁当を買ってこの日の夕食としました。
ところが、このスーパーの弁当が激安です。店の前にはオリジナル弁当 280 円というのぼりが出ていたのですが、我々が行った時間はまだ 17:00 前だというのに、既に見切り処分をしていて、半額の、なんと 140 円でした。

日替わり弁当 280 円、さらに半額
日替わり弁当 280 円、さらに半額

中もけっこう充実してました。

140 円の弁当
140 円の弁当

ちなみに、宿でも栗 (くり) まんじゅうを食べました。

栗 (くり) まんじゅうを食べる妻
栗 (くり) まんじゅうを食べる妻
栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村
栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村

お風呂は写真はありませんが、檜風呂と思われる内風呂と露天風呂がありました。内風呂は熱すぎてつかっていられないほどでしたが、露天はぬるすぎて首までつかっていても温まりません。あと、露天は男湯と女湯がつながっていました。どこにも混浴という注意書きがなかったのですが、あれでいいんでしょうか?
朝食は付けておいたので、宿で食べます。部屋食かと思っていたら、別の部屋に移動しての朝食でした。いちおう食堂なのだと思いますが、部屋自体の感じは食堂用に作ったというより、元は客室だったところを、今は食堂専用に使っているという感じでした。畳敷きなのですが、なぜかテーブルに椅子でした。

食堂
食堂

朝食はこんな感じです。品数が多くてなかなか豪華な食事です。

朝食
朝食

次回 柳津まんじゅうツアー (その 6) は、柳津の街で紹介できていなかったところと、2 日目の昼食です。その次 柳津まんじゅうツアー (その 7) が復路編で、只見線の車窓を中心にお送りします。

柳津まんじゅうツアー (その 4)

柳津まんじゅうツアー (その 1)柳津まんじゅうツアー (その 2)柳津まんじゅうツアー (その 3) の続きです。
会津柳津駅の駅守のおばちゃんに観光で来た事を告げると、まさかまんじゅうを買うためだけに来たとは思っていなくて、「虚空蔵さんに参りに来たの?」と聞かれました。まんじゅう屋と、昼食、夕食を食べる場所ぐらいしか下調べをしていなかったので、駅でそう言われるまで、柳津では虚空蔵尊が有名であるということ自体知りませんでした。
駅からまんじゅう屋を何軒も見かけながら坂を下って行くと、やがて只見川が見えてきて、坂を下りきります。
そのあたりの左手に虚空蔵尊圓蔵寺があります。

虚空蔵尊圓蔵寺
虚空蔵尊圓蔵寺

本堂は、せり出した崖の上にあって、見た感じがすごく迫力があります。崖の下には大日堂が、崖に張り付くように建てられています。

大日堂
大日堂

この大日堂は大日様の像があるのではなく、岩肌にそのように見える部分があって、その前に建てられています。
虚空蔵尊圓蔵寺へは駅に近い裏手から上がる道と、正面側の石段がありますが、我々は正面側の石段から上りました。この石段は上りはじめから最後まで、すぐ横を流れる只見川を見渡すことができ、なかなか景色のいい道です。

圓蔵寺へ上る石段途中から見る只見川
圓蔵寺へ上る石段途中から見る只見川

石段の途中には三門があります。かなり歴史がありそうな立派な門でした。三門の建っている場所も、崖が少し張り出しています。

圓蔵寺三門
圓蔵寺三門
圓蔵寺三門の天井画
圓蔵寺三門の天井画

本堂の前には、撫牛がありました。撫でるとご利益があるということなので、たくさん撫でてきました。撫でる人が多いためか、少し古そうな、おそらくコンクリート製の撫牛と、新しそうなおそらく銅製の撫牛の 2 頭がいました。もちろん両方撫でてきました。

開運撫牛 (古そうな撫牛)
開運撫牛 (古そうな撫牛)
開運撫牛 (新しそうな撫牛)
開運撫牛 (新しそうな撫牛)

そしてこちらが本堂です。三門だけでなく、こちらも非常に立派な建物でした。こんな小さな町に、このような立派なお寺があるのが不思議な感じがするほどでした。

虚空蔵尊本堂
虚空蔵尊本堂

柳津まんじゅうツアー (その 5) へ続きます。

柳津まんじゅうツアー (その 3)

柳津まんじゅうツアー (その 1)柳津まんじゅうツアー (その 2) の続きです。
柳津は車でも行けなくはないのですが、探偵! ナイトスクープの番組中では鉄道で訪問していたことと、JR 只見線という車窓の景観がすばらしいことで有名な路線沿いにある町ということもあり、往復は鉄道を利用しました。
柳津のある会津地方へのアクセスとしては、JR 只見線の他に東武から、野岩鉄道 (やがんてつどう)、会津鉄道、JR 只見線を経由して会津若松へ至るルートにも以前から興味があり、そこも乗ってみることにしました。
このルートですが、東武が日光まで通じていることは関東在住であれば知っていると思います。日光の少し手前の今市市から分岐して鬼怒川温泉へ続く路線がある事も、それなりに知られていると思います。しかしその先があることはあまり知られていないような気がします。
地図で見ると東武は鬼怒川温泉の 2 駅先の新藤原が終着ですが、線路はそのまま鬼怒川、男鹿川の渓谷沿いを北に伸びているのがわかります。これが野岩鉄道で、さらに会津鉄道に続き、途中 JR 只見線に合流し、線路としては会津若松まで続いているのです。大学を卒業して関東へ出てきたばかりの頃なので、ものすごい昔の話ですが、地図でこの路線を見つけた時は「よくこんな山の中を線路が続いているなぁ」と感激して、いつか乗りに行こうと思ったものです。で、17 年も経過して、ようやく実際に乗れるチャンスがやってきました。
往復の計画は、JR 只見線は全線を走り通す列車が 1 日に 3 往復しかないので、それにどのように乗って、目的地である柳津での滞在時間を確保するかという普通とはちょっと違う感じで計画を立てなければいけませんでした。その結果、往路は東武→野岩鉄道→会津鉄道で、復路は JR 只見線で、上越線まわりで帰ってくることにしました。
往路は最近新宿発着の列車が出来たスペーシア日光という列車を検討していました。連絡時間も調べて問題ないということで JTB に切符を買いに行ったら、なんと 3 月のダイヤ改正で日光の時間が遅い時間に変更になっていて、乗ろうと思っていた野岩鉄道の列車に間に合いません。途方にくれていると、JTB の人が、浅草発の「スペーシアきぬ」なら変更後の時刻でも連絡している事を見つけてくれました。しかし私の住む相模原からだと浅草へ朝の早い時間に行くのはけっこう大変です。むむ、どうしようと「きぬ」の時刻表を見ていたら、途中停車駅に北千住があるのを発見。北千住なら小田急から千代田線乗り入れで直通で行ける、と思って JTB の人に「きぬ」には北千住から乗ることにしますと言いました。すると JTB の人が「それならロマンスカーが使えますよ」とナイスなアドバイスをくれました。上記の日光の時間が変わってしまったのと同じ 3 月のタイミングで小田急のダイヤ改正もあり、その時デビューした日本初の地下鉄を走る有料座席指定特急であるロマンスカー MSE のうち、メトロさがみ 80 号が、「きぬ」が北千住を発車する時間 08:10 の、9 分前、08:01 に北千住に到着するのです。
ということで、往路は、町田からロマンスカー MSE で北千住、北千住からスペーシアで鬼怒川温泉、その先は東武、野岩鉄道、会津鉄道、JR 只見線を直通する快速 AIZU マウントエクスプレスで行くこととなりました。
まずは小田急町田駅から、デビューして 1 週間しかたってないロマンスカー MSE に乗ります。

MSE のロゴ前で記念撮影
MSE のロゴ前で記念撮影

朝ごはんは、町田駅構内にあるパン屋さんで買いました。

町田駅のパン屋さんで買ったサンドイッチ
町田駅のパン屋さんで買ったサンドイッチ

MSE は新車なのでやはり車内設備が現代的です。トイレなどがある部分は、通路が曲線になっていて、トイレのスペースは、車椅子でも使える広さが確保されています。

 MSE 通路
MSE 通路
MSE 多目的トイレ内部
MSE 多目的トイレ内部

北千住からは東武の看板列車であるスペーシアに乗車します。
東武の特急車両と言えば、私が子供で、もっと濃い「鉄」であった頃の 1720 系「デラックス・ロマンスカー」の時代に、鉄道関係の雑誌などで最も評価の高い特急車両であり、今回乗る 100 系「スペーシア」も、1991 年にスーパービュー踊り子に使われている JR の 251 系電車とトップを争ってブルーリボン賞を受賞しています。なのでとても期待していました。

スペーシア車両
スペーシア車両

しかし… 乗ってみて正直言ってがっかりです。外見のモダンさからは想像できないぐらい内装は古さが目立ちます。シートピッチが広かったり、背もたれに若干工夫があったりはしますが、つい先ほど乗った小田急ロマンスカーと比べてももちろん、同じ年にデビューしているはずの JR 251 系電車と比べても設計思想に古さが感じられます。また乗った車両は禁煙だったのですが、かつて喫煙車両であったと思われ、内装にヤニの汚れが残っていましたし、シートのタバコの臭いも落ち切ってはいませんでした。
鬼怒川温泉からは、AIZU マウントエクスプレスに乗車です。この列車は乗車券以外の特別料金が不要の快速列車なのですが、使われている車両は実は名鉄が特急用に作った気動車で、「鉄」にとっては「豪華な列車」に属します。
以前「鉄」ではない友人とムーンライトながらに乗った時、事前に「豪華な列車だよ」と言っておいたら、当日
「全然豪華じゃない。普通の電車やん」と言われた記憶があります。しかしこの日の妻は、この AIZU マウントエクスプレスに乗ると「豪華な列車だね」と言ってました。この豪華さが理解できるとはなかなか、と、ちょっ
と嬉しかったです。

AIZU マウントエクスプレス
AIZU マウントエクスプレス

AIZU マウントエクスプレスは鬼怒川、男鹿川と渓谷沿いを走ります。トンネルを抜けて会津に入ってからも荒海川、阿賀川沿いとしばらくはやはり渓谷沿いで、車窓はなかなか綺麗です。途中標高の高い区間では、何と雪が降っていました。

雪景色
雪景色

このように、3 本の列車を乗り継いで会津若松に到着しました。
実は柳津へ行くには西若松で JR 只見線の小出方面へ乗り継げばよいのですが、1 時間半ほどの乗継待ちになるので、駅のまわりに何もなさそうな西若松ではなく、会津若松まで乗ることにしました。
会津若松駅では、会津鉄道の普通列車の車両も見かけました。会津は野口英世の出身地であるためか、1000 円札発行記念と書かれ、野口英世と母シカの肖像が塗装された車両がいました。地方の鉄道にしては、かなりいい感じの塗装なのではないかと思います。

新 1000 YEN 札発行記念塗装 (野口英世と英世の母シカの塗装) 列車
新 1000 YEN 札発行記念塗装 (野口英世と英世の母シカの塗装) 列車

会津若松では、583 系電車も見かけました。予期していなかったのでうれしかったです。普通車改造されていなくて、座席のコンフィギュレーションの状態の 583 系電車を見たのはこれが初めてです。快速あいづライナーに使用されていたようです。

583 系電車あいづライナー
583 系電車あいづライナー

駅には赤ベコの張りぼてがありました。イカしてます。

赤ベコの張りぼて。かわいいです。
赤ベコの張りぼて。かわいいです。

赤ベコは会津地方のイメージキャラクターのような存在らしく、あちこちでその姿を見かけました。

改札口にも赤ベコ
改札口にも赤ベコ

お昼をどうするか検討するため駅を出ると、顔ハメ発見! もちろん写真を撮りました。

会津若松駅前の顔ハメ
会津若松駅前の顔ハメ

せっかくなので郷土料理をと思ったのですが、駅前は意外に何もありません。駅舎内に郷土料理をうたったレストランが入っていましたが、あまりひかれるメニューがありません。さらに、列車の乗り継ぎまでは時間はあるものの、駅周辺を食堂を探して散策するほどの時間はなかったので、駅弁を買って駅のベンチで食べることにしました。

会津若松駅のベンチで弁当を食べる
会津若松駅のベンチで弁当を食べる

買ったのは、私も妻も同じ弁当で、伯養軒「会津のおばあちゃん」弁当です。その名の通り、野菜の煮物やてんぷらなど、素朴な感じの弁当でした。

伯養軒「会津のおばあちゃん」弁当
伯養軒「会津のおばあちゃん」弁当

1:11 の待合せで JR 只見線に乗車です。会津若松から会津柳津までは 1:05 かかり、14:13 に到着しました。

柳津へ到着した只見線列車
柳津へ到着した只見線列車

会津柳津駅は無人駅ですが、駅番をするおばあちゃんが居てストーブで駅舎内を暖めていてくれます。写真に写っているのはそのおばあちゃんです。柳津の町について少し聞いたのですが、とても親切に教えてくれました。

会津柳津駅舎内
会津柳津駅舎内

歴史を感じさせる、いい駅舎です。鉄道開通時の、地元の人々の期待の高さが感じられます。
駅舎には当然発車時刻表が掲示されているのですが、この写真がそれです。都心の発車時刻表しか見たことがない人がみたらびっくりするようなもので、往復合わせても 12 本の列車の時刻しか書かれていません。基本的に 2 分 30 秒毎に列車が走る山手線なら、15 分間分の時刻表に過ぎないことになりますが、ここでは、これが丸々 1 日分なのです。

会津柳津駅の発車時刻表
会津柳津駅の発車時刻表

駅前には C-11 と、腕木式信号機が展示されています。
SL の展示は雨ざらしで、非常にもったいないと感じるところが多いのですが、ここの C-11 には、覆屋根がありました。保存状態は中の上といった感じでした。

会津柳津駅前の C-11 244 と記念撮影
会津柳津駅前の C-11 244 と記念撮影

分割して 1 つ 1 つは短く、と思っていたのですが、思わず長文になってしまいました…
柳津まんじゅうツアー (その 4) は、柳津随一の観光ポイント、虚空蔵尊圓蔵寺を取り上げる予定です。

2008/03/20(木・祝) 柳津まんじゅうツアー (その 2)

柳津まんじゅうツアー (その 1) の続きです。
柳津は粟 (あわ) まんじゅうが町の名物なので、岩井屋だけでなく、他にもまんじゅう屋さんがたくさんあります。岩井屋が探偵! ナイトスクープで有名になっていますが、元々は小池菓子舗という店が一番有名だったようです。ちなみに粟 (あわ) まんじゅう、栗 (くり) まんじゅう以外に、茶まんじゅうと、うぐい最中も町の名物
で、以下で出てくるまんじゅう屋は、ほとんどの店がこれらの商品を売っています。そして、多くの店はこれら
の 4 つの商品の他には、2、3 種類の商品しか売っていません。それで成り立つほど売れているというのは、ある意味すごい話です。
我々は今回 JR 只見線で柳津へ来たので、駅に近い方から紹介していきます。
柳津の駅から柳津の中心地へ坂を下っていくと、左手に小池菓子舗があります。なかなか立派な店構えです。小池菓子舗は、ここ以外にも、国道 252 号沿いにある「ほっと in やないづ」というドライブイン施設にも店舗を出しています。

小池菓子舗
小池菓子舗

粟 (あわ) まんじゅうを作っているところが外から見えるようになっています。窓近くの棚には、できたての粟
(あわ) まんじゅうが並べられていました。おいしそうです。

小池菓子舗の粟 (あわ) まんじゅう
小池菓子舗の粟 (あわ) まんじゅう

粟 (あわ) まんじゅうと、栗 (くり) まんじゅう、それに茶まんじゅうを、それぞれ 1 個ずつ買って、その場
で食べました。岩井屋だけでなく、小池菓子舗のまんじゅうも美味しかったです。

粟 (あわ) まんじゅうと小池菓子舗
粟 (あわ) まんじゅうと小池菓子舗
小池菓子舗前で栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村
小池菓子舗前で栗 (くり) まんじゅうを食べる奥村

さらに坂を下っていくと、稲葉屋菓子店があります。

稲葉屋菓子店
稲葉屋菓子店

さらに坂を下った所に、はせ川があります。小池菓子舗もそうですが、まんじゅうを蒸かしている合図なのか、店頭に湯気が出ています。

はせ川
はせ川

さらに進んで、虚空蔵尊圓蔵寺前を通りすぎ、今回泊まった宿、内田屋の近くに香月堂があります。

香月堂
香月堂

ここからさらに進んだところに岩井屋があります。もっと先にも 2 店舗ほどありました。柳津は小さな町なのに、まんじゅう屋だらけの町でした。

柳津まんじゅうツアー (その 3) へ続きます。