2016/08/21(日) もんじぇ at 相模大野中央公園

相模大野駅北口をまっすぐ進むと、伊勢丹があります。その建物の中をまっすぐ抜けていくと、グリーンホール相模大野 (ネーミングライツで現在の名称は、相模女子大学グリーンホール) と、市立図書館があり、さらに進んだところに、相模大野中央公園というそれほど広くない公園があります。広くないと言っても、比較的大きな駅である相模大野駅からそれほど遠くないところにこのぐらいの広さの公園があるのは珍しいという程度の広さはあります。このあたりの一帯は、戦後米軍に接収されていたものが返還されてから整備された市街地で、ちょっと全体に人工的な感じがありますが、まとまって返還された地域であったおかげで、このぐらいの広さの公園が出来たということのようです。

この公園で、2005 年以来、もんじぇというジャス音楽と、食べ物屋台のイベントが行われています。他の予定と重なったりして、毎年は行けていないのですが、今年は特に重なる予定もなかったので、妻と出かけてきました。

イベントは 14:00 からです。多くの人はステージにメインのゲストが登場する夕方ぐらいにやってきて、晩御飯として屋台の食べ物を食べていると思いますが、我々は音楽を聴くつもりがなく、食べ物だけを目当てに行くので、ランチに行きました。

ステージはすでに始まっています。

もんじぇのステージ、始まってました
もんじぇのステージ、始まってました

観客席として区分されている芝生の区画には、あちこちにレジャーシートが広げられたまま放置されています。おそらく場所取りだけ早い時間に来て、もう少し遅い時間になるまで、クーラーの効いた伊勢丹の中ででも涼んでいる人が多いのでしょう。

夜と違って屋台も空いていて、行列もほとんどありません。我々が最初に行ったのは、小田急ホテルセンチュリー相模大野の屋台です。毎年出店してくれていて、屋台には不似合いな立派なコック服、コック帽で、それなりにちゃんとした料理を提供してくれています。

小田急ホテルセンチュリー相模大野の屋台
小田急ホテルセンチュリー相模大野の屋台

我々は、彩り野菜とベーコンのトマトクリームスパゲティを食べました。

彩り野菜とベーコンのトマトクリームスパゲティを食べる妻
彩り野菜とベーコンのトマトクリームスパゲティを食べる妻

特別驚くような点はありませんが、ちゃんとしたレシピでしっかり作ってあるという感じのスパゲティでした。

次は若干名前に釣られた感じもありますが、女子大焼きを買いました。相模女子大学の学生の出している屋台です。

女子大焼き
女子大焼き

名前だけだと何なのか全くわかりませんが、野菜などが入ったおやきのようなものでした。なかなか美味しかったです。

次に購入を決断したのは、まるうさんのお好み焼き (豚玉) です。鉄板で焼いているところがとても美味しそうに見えました。

まるうさんのお好み焼き
まるうさんのお好み焼き

このお好み焼きは、温かければ美味しいんだろうなぁ、と思ったのですが、作り置きしてあったらしく、鉄板で焼いているものがそのまま出てこず、奥の方から出てきたものを渡されました。並ばずすぐ買えるのは良かったのですが、せっかく美味しいであろうお好み焼きが、冷めてしまっていたことでイマイチな味になってしまっていて、もったいないと思いました。隣で焼いてたベーコンも美味しそうだったのですが、他の屋台も食べてみようと思って見送りました。

次に行ったのは、KLASS という店の屋台です。この店は、我々が通う、小田急相模原の、しのはら歯科医院という歯医者さんの、妻の担当をしてくれている歯医者さんの知り合いが働いている店です。ビーフとチキンのシシケバブを焼いていました。見るからに美味しそうです。

KLASS さんの屋台
KLASS さんの屋台

我々は、チキン・ケバブを買いました。

KLASS のチキン・ケバブ
KLASS のチキン・ケバブ

かなり美味しかったです。あと 2、3 品ぐらい食べる気でいたのですが、意外に満腹してしまったので、これで終わりにして帰ることにしました。

あと 2、3 品食べようと思っていたうちの 1 つは、昌龍飯店という中華料理屋さんの屋台です。この店は web site に blog のコーナーがあり、そこで店長の河内文雄さんが書いている食べ歩き日記が、相模原市南部に住む我々にとってとてもすばらしく参考になり、いつも一方的にお世話になっているというつもりになっているので、恩返しに何か買いたいと思っていたのですが、ちょっと満腹になってしまったので何も買えませんでした。テントの中では河内文雄さんがちょうど調理をされていたので、挨拶だけしてきました。

昌龍飯店の河内文雄店長
昌龍飯店の河内文雄店長

なかなか楽しく過ごせました。

音楽は食べてる間に「背景に音楽流れてるな」と聴いてたぐらいで、ご飯だけ食べるとさっさと会場を去ったのでした… 帰宅してから、最後の登場歌手が上田 正樹さんだと知って、だったら残って聴けばよかったと思いましたが、そうだとすると行く時間帯が早すぎますよね。来年以降行くとしたら、一応出場歌手を確認しようと思ったのでした。

2016/08/12(金) ペルセウス座流星群観察会 at ぐんま天文台

昨年は、たんばらに見に行ったものの、曇り空で全く見れなかったペルセウス座流星群、今年は、白馬五竜と、ぐんま天文台のどちらかにしようと思っていたのですが、前日の 2016/08/11(木・祝) に、ぐんま天文台に行こうと決定して、日帰りで行って来ました。

天気予報は午後から夜にかけて晴れの予報でしたが、関越自動車道を走っていると、一応晴れ間も見えるものの、雲がどんどん増えていって、ちょっと心配な感じでした。

高坂 S.A. の売店で柱が南国風になっているのに気づきました。高坂が南国という印象はないのですが、なぜなんでしょう…?

高坂 S.A. の南国風柱
高坂 S.A. の南国風柱

道の駅こもち、というところに立ち寄り、この先山道に入るので食事ができるところがなさそうということで、ここで食事をしました。

道の駅こもち
道の駅こもち

カツ丼を撮る私を撮る妻…

カツ丼を撮る私を撮る妻
カツ丼を撮る私を撮る妻

群馬ならでは (?) のお土産を売ってました。

頭文字 D ミルクキャラメル
頭文字 D ミルクキャラメル

ぐんま天文台に近づくと、路肩にずらりと車が駐車していて、その一番手前に係りの人が立っています。窓を開けて状況を聞いてみると「天文台の駐車場は満車なので、一度上まで行って、荷物や、人を降ろして、ドライバーだけ戻ってきて、路肩に順次停めてください」ということでした。こんなに人が来るとはすごいな…

路肩にずら~りと並んだ車
路肩にずら~りと並んだ車

駐車車列の端に到着してから、車を寄せて停めている間にも次々と車がやってきて、あっという間に路肩の車の列が伸びて行きます。

駐車位置に車を寄せて停めている間に、自分より遠い側に 10 台ぐらい停まってました
駐車位置に車を寄せて停めている間に、自分より遠い側に 10 台ぐらい停まってました

車を停めてかな~り歩いて、ぐんま天文台に到着です。一応火星を導入しているらしい 1.5m 反射望遠鏡を見せてもらいましたが、曇り空のため全く火星の像は見えず、視界は真っ白でした。

その後、ペルセウス座流星群観察会の場所として指定されている広場に出ました。ものすごい人数です… 暗闇の芝生の広場に大勢の人がいる様子を見るのは、ちょっと面白い感じでした。

暗闇の中でレジャーシートを広げて星空の観察をする大勢の人々
暗闇の中でレジャーシートを広げて星空の観察をする大勢の人々

なんとか空いているスペースを見つけて、レジャーシートを広げて寝転がって観察開始です。最初はほぼ全天が雲で覆われていましたが、少しすると雲の切れ間が出てきて、夏の大三角形である、ベガ、アルタイル、デネブなどが見えました。そうは言っても、全天の 8 割以上は雲に覆われたままです。しかし、その雲の切れ間の空に、時々流れ星が流れます。大勢が寝転がって空を見上げているので、流れ星が流れると、あちこちから「おぉ~、流れた」という声が聞こえ、それに一瞬遅れて「えぇ~、見えなかった」という声が広がります。結局観察していた 2 時間ほどの間に、7、8 回ほど声があがったので、おそらく、それだけの数の流れ星が流れたのだと思います。私はそのうちの 2 つを見れました。

雲の切れ間を双眼鏡で見ると、かなりの星が見えます。その写真を撮ろうと試みましたが、雲の切れ間にも実際には薄い雲があるため、双眼鏡でないと見えないような星まで写そうと、長時間露光の時間を長めにして明るい設定にすると、こんな感じで、昼間の空を撮ったような白い写真になってしまいます。

うっすらと広がる雲のため長時間露光すると昼間の空のように明るく写ってしまう星空
うっすらと広がる雲のため長時間露光すると昼間の空のように明るく写ってしまう星空

一方、露光時間を少しずつ短くして、夜空っぽく見えるようなぐらいまで暗くしていくと、写真に写る星の数は、双眼鏡で見た時にわかるようなたくさんの星が見える空よりはずっと少なくなってしまいます。

少し暗めにして、ようやく夜空っぽく写った星空
少し暗めにして、ようやく夜空っぽく写った星空

上の写真だと、縮小していて、星空っぽくありませんが、同じ写真の雲の切れ間だけを拡大するとこんな感じです。

雲の切れ間に写った星々
雲の切れ間に写った星々

しばらくすると、また全天を雲が覆ってしまいました。

観測をそのまま続けていれば、また雲に切れ間が出来て、流れ星はまだまだ見れたのではないかと思いますが、雨雲っぽい雲が近づいてきたことと、なんと天文台のトイレが断水で使えない状態になってしまったため、切り上げて帰ることにしました。

帰る直前に「月曜から夜更かし」という番組の取材が入るという予期せぬ出来事もありました。取材に来た人が有名な人ならさらに盛り上がったと思うのですが、私には誰かわからない人でした。周囲の人が話しているのが聞こえてくる内容から判断すると、千葉ローカルのミュージシャン (?) だったようです。

帰りは深夜だったおかげか、渋滞全くなしでスムーズに帰宅できました。流星群は未明の方が観測に向いているので、もっと遅い時間に出発して、22:00 ぐらいから観測開始にした方が、往復とも渋滞がなくていいのかも知れません。

今年は、星空観測をもう 1 度行って見たいなと思っています。流星群とは関係のない時に、山梨など、どこかもう少し近場に行ってみようかと考えています。

2016/08/10(水) 外務省研修所公開講座

相模原市が市内にある公的機関などの協力を得て行っている公開講座の中に、外務省研修所の講座がありました。相模大野駅の北側に外務省研修所という建物があるのは知っていましたが、通常は一般人は入れない施設です。そこで開催されるというのは珍しいなと思い、申し込んでみました。今日はその開催日です。

実は 14 回目ぐらいの開催らしいので、これまで気づいていなかっただけでした。

今回の講師は、前在米日本大使館特命全権公使で、元在中華人民共和国大使館公使であり、現外務省研修所所長の泉 裕泰さんです。

理由はわかりませんが、研修所敷地内での写真撮影は一切禁止ということで、写真はありません。外務省という国の機関の施設が、表現の自由を重要視していないのは本当に大きな問題だと思いますが、とりあえず撮ってはいけないということなので、写真は入り口の写真 1 枚しかありません…

公開講座の看板が立った外務省研修所入り口
公開講座の看板が立った外務省研修所入り口

泉 裕泰さんのお話しは、現在の中国にまつわる問題を、さまざまな観点から読み解く内容で、予想以上に充実した内容でした。JAXA の一般公開で説明員の方に感じるような「天才感」はありませんが、その話し方の端々に、やはり頭の切れる方なんだなと感じました。会場からもけっこう質問が出ました。質疑応答にも真摯に回答してくれました。

なかなか面白かったので、また機会があれば応募してみたいと思いました。

2016/08/01(月) サントリードリームマッチ 2016

毎年夏の恒例行事となっている、サントリーがスポンサーとなって東京ドームでプロ野球の OB チーム同士が対戦するサントリードリームマッチ、今年も見に行ってきました。

サントリードリームマッチ 2016
サントリードリームマッチ 2016

毎年のことなのですが、豪華な顔ぶれです。今年新加入の選手もいます。元近鉄の中村ノリ選手もその 1 人です。

1 塁守備に付く中村ノリ
1 塁守備に付く中村ノリ

始球式に出てきた石原さとみさん、なんとマウンドに上がると、歩数をはかって、その先を少し掘ったりして、マウンドを整えていました。まるでプロのピッチャーです。誰が教えたんでしょう…

マウンドを整える石原さとみさん
マウンドを整える石原さとみさん

そしてその投球フォームは、なんと元近鉄バファローズの野茂投手のフォーム、トルネード投法でした。

トルネードさとみ
トルネードさとみ

試合が始まりました。

元ピッツバーグ・パイレーツの桑田が投げます。球速はこの日はスピードガン表示がなかったので正確なところはわかりませんが、130km/h 弱ぐらいは出ていたと思います。これはプロの打者にとっては打ちごろの球だと思います。

桑田投手の投球
桑田投手の投球

元阪神タイガースのバース議員が打ちます。最初の打席で、外野犠牲フライで両チーム通じての初得点となる打点を記録しました。バース議員は今年は好調で、2 打席目以降は全打席ヒットでした。4 ~ 5 年前ぐらいは、ものすごく太っていて、お腹が出ていて全然バットも振れていない感じでしたが、今年はトレーニングしてきたのか、体も絞り込まれているし、スイングもかなりよい感じで振れていました。

バース選手の打撃
バース選手の打撃

元近鉄バファローズの中村ノリも打ちました。桑田投手から 2 点タイムリーツーベースを打っていました。再就職活動となったでしょうか。報道されているような性格の問題がなければ、まだ使ってくれる球団があってもおかしくない感じなのですが…

中村ノリの打席
中村ノリの打席

元西武ライオンズの東尾が 1 人だけ投げ、味方のエラーで出塁を許しました。そこで山本浩二監督に背負われてマウンドを降ります。

打たれ (?) て、マウンドを降りる東尾投手
打たれ (?) て、マウンドを降りる東尾投手

トレンディーエース、日本ハム西崎が投げます。この人、見た目がかっこいいとは個人的にはあまり思わないのですが、なんでトレンディーエースって呼ばれていたんでしたっけ?

西崎投手のトレンディー投法
西崎投手のトレンディー投法

元読売ジャイアンツの槙原投手がバース議員との対決のために出てきます。去年までは掛布、岡田と 3 連続ホームラントリオがいて、そこで槙原投手との対戦だったのですが、今年はバース 1 人だけです。

バースとの対決のために出てきた槙原投手
バースとの対決のために出てきた槙原投手

槙原選手は練習してきている感じで、なかなか良い投球をしていましたが、バース議員にはヒットを打たれました。

槙原投手の投球
槙原投手の投球

回は進んで、元阪神タイガースの下柳が投げます。

下柳投手の投球
下柳投手の投球

下柳投手の時までに打順が一回りしていて、打者はバース議員でした。下柳投手はバース議員にピッチャー強襲ヒットを打たれて、その打球に当たって痛そうでした。その後バース議員が下柳投手に打球を当ててしまったことを謝るため 1 塁からマウンドへ歩み寄って下柳投手とハグと、握手をしていました。さすが政治家っぽい動きです。

ピッチャー強襲ヒットを打ったバースが、打球を当ててしまったことを謝りにマウンドへ来て、下柳投手とハグして握手
ピッチャー強襲ヒットを打ったバースが、打球を当ててしまったことを謝りにマウンドへ来て、下柳投手とハグして握手

この日の試合では、バース議員が塁に出ると、なぜか毎回元中日ドラゴンズの山本マサ投手が代走に起用されていました。山本マサ投手は、どうもこの日は肩を痛めていて投球が難しい状況だったので、出場機会がないはずだったので、代走要員として使われていたようです。

バースと交代する代走の山本マサ投手
バースと交代する代走の山本マサ投手

元広島東洋カープの大野投手が、途中腰掛けるように低い姿勢になる現役時代さながらの独特のフォームで投げます。

大野投手の投球
大野投手の投球

甲子園のヒーロー荒木大輔投手が投げます。

荒木投手の投球
荒木投手の投球

出番になって登場する代打の切り札、元阪神タイガースの川藤選手が、打席に向かう前にダッグアウト前で口に含んだサントリーモルツをバッドに吹きかけて、場内は 「川藤出さんかい!」 など、色々な声が飛び交い大歓声です。

バットにビールを吹きかける川藤
バットにビールを吹きかける川藤

打席ではお約束どおり 3 球三振に倒れると、3 球目の空振りの後から打席でぐるぐる回って倒れていました。全く打てる気配を感じませんが、場内は 1 振りごとに盛り上がりました。野球のバッターというより、宗教のようなものです。スタンドからはもちろん 「ホンマに出してどないすんねん」 の声援 (?) が飛びます。

スイングアウトの三振の後、ぐるぐる回って倒れる川藤
スイングアウトの三振の後、ぐるぐる回って倒れる川藤

縁起物の川藤の次には、村田 兆治投手が登場しました。現役時代と変わらない大きく足を上げる独特のフォームを、いまだに変わらぬ姿勢で見せてくれました。

村田兆治投手の投球
村田兆治投手の投球
村田兆治投手の投球
村田兆治投手の投球
村田兆治投手の投球
村田兆治投手の投球

2014 年は直球勝負を挑んで打たれまくった村田兆治投手ですが、昨 2015 年も今年 2016 年も、フォークを交えて投げていました。残念ながら 130km/h は出せなくなってしまったようですが、変化球も混じると、ちゃんと元プロの、それも古田など、比較的若い選手をちゃんと抑えることができるようです。観客からは「1 イニング限定なら、現役復帰できるんじゃないの?」 というような会話があちこちから聞こえてきていました。

真剣勝負だった村田兆治投手がイニングを抑えると、ピッチャーに「ゴールデンクラブ」を手にした佐野投手が登場です。キャッチャーも同時に交代して、小田選手になりました。意図は明らかです。

金色のグラブをはめて妖しく登場した佐野投手の投球練習
金色のグラブをはめて妖しく登場した佐野投手の投球練習

すると、なぜか打順が変更になり、バッターに和田選手が出てきました。もうはっきりわかると思いますが、ハゲバッテリーに、ハゲバッターという凄い組み合わせです。

ここから毎年おなじみハゲコントがスタートです。まず佐野投手がバッターの後ろに飛んでいく大暴投をします。

佐野投手が暴投
佐野投手が暴投

これに怒った和田選手が、ヘルメットを投げ捨てて怒りをあらわにします。

ヘルメットを投げ捨てる和田選手
ヘルメットを投げ捨てる和田選手

投手へ向かおうとする和田選手を押しとどめている小田捕手も、いつのまにかヘルメットが脱げています。流れるような動き…

いつの間にかヘルメットが脱げている小田捕手
いつの間にかヘルメットが脱げている小田捕手

佐野投手に、帽子を脱いで謝れと小田捕手がジェスチャーで伝えます。

佐野投手に謝るよう促す小田捕手
佐野投手に謝るよう促す小田捕手

ふてくされたような態度で和田選手の方に近づいてきていた佐野投手ですが、ついに帽子を脱いで謝ります。

帽子を脱いで謝る佐野投手。ハゲ三人がそろい踏み
帽子を脱いで謝る佐野投手。ハゲ三人がそろい踏み

後ろで見ている、この時点ではショートを守っている桑田選手が、むちゃくちゃ笑ってます。そして和解した 3 人が肩を組んで歩きます。いったい何のシーンなんだ…? 佐野投手のどや顔が笑えます。

和解した 3 人のハゲ
和解した 3 人のハゲ

いつもながら楽しい茶番です。そして続いての佐野投手の投球では、投球動作中に帽子を飛ばしてハゲ頭を見せることにより打者を惑わすとされる、ピッカリ投法が炸裂します。

でた! 佐野ピッカリ投法
でた! 佐野ピッカリ投法

ピッカリ投法でけっこう抑えていた佐野投手は、ランディバース議員に対してもピッカリ投法で挑みます。

バースにピッカリ投法で挑む佐野投手
バースにピッカリ投法で挑む佐野投手

しかしバース議員は全く惑わされず、強烈な打球を打ち返しました。

ピッカリ投法、破れたり!
ピッカリ投法、破れたり!

その後、バース議員の代走で出た山本マサ選手が 3 塁から本塁を狙ったところで、佐野投手、小田捕手のピッカリ侠殺プレーでアウトになるという、今年新たに登場したピッカリコントの披露もありました。

ピッカリ侠殺プレーでアウトになった山本マサ選手に迫る、二人のハゲ
ピッカリ侠殺プレーでアウトになった山本マサ選手に迫る、二人のハゲ

佐野投手は 2 年ぐらい前だったかには、本人も練習してきたと発言していて、いつものようにコントをしつつも、実はかなりいい投球をしていましたが、今年は練習してないのか、球が全然走っていませんでした。ともあれ、これでコントは終了で、試合が続きます。

東京ドームに久しぶりに帰ってきた元日本ハムのガンちゃんも投げました。

変わらぬ投球フォームのガンちゃん
変わらぬ投球フォームのガンちゃん

終盤にはパンチ佐藤選手が登場。ウェイティングサークルでバットをたくさんもって素振りをして、打席に向かう前に 1 本も残さず投げてしまうのが毎年の恒例です。

パンチ佐藤選手の素振り
パンチ佐藤選手の素振り

全部投げちゃいます。

素振りしていたバットを全部投げてしまうパンチ佐藤選手
素振りしていたバットを全部投げてしまうパンチ佐藤選手

お年寄りの時間帯というのもあります。池谷投手が出てきて、捕手は大矢捕手に代わりました。そしてバッターは監督の山本浩二選手です。池谷投手は、なんとマウンドからホームプレートまで投球が届きません。

池谷投手の投球。ヘロヘロです。
池谷投手の投球。ヘロヘロです。

そのため山本監督がバッターボックスを投手側に半歩ほどはみ出して構えたりしてました。

半歩前で構える山本監督
半歩前で構える山本監督

続いての打者は、張本選手です。打席での力の抜けた感じの構えは現役のときさながらですが、スイングはヒドい… まぁ、御年なので仕方ないですが、自分が日本プロ野球史上最高の打者だと言い張るのなら、少しは練習してきてもらいたかったところです。

張本選手のヘロヘロなスイング
張本選手のヘロヘロなスイング

この日は先発投手、ショートの守備と魅せてくれた桑田選手が、打者としても出てきましたが、結果は出ませんでした。

桑田選手の打撃
桑田選手の打撃

ピッチャーは野口投手です。この 2 人の対戦は、ピッカリ 3 人組のようなシナリオなしで、本当に勝負している感じでした。

野口投手、本気の投球
野口投手、本気の投球

その後、なぜか佐野、小田ピッカリコンビが、それぞれ 1 塁、3 塁のコーチボックスに出てくる謎の演出がありました。

なぜか帽子をかぶらず、ゴールデングラブを持って 1 塁コーチボックスに立つ佐野投手
なぜか帽子をかぶらず、ゴールデングラブを持って 1 塁コーチボックスに立つ佐野投手

最後の打者となった時点で、この日は投げないと思われていた山本マサ投手がマウンドに上がりました。マウンドを整える姿が現役時代と同じ動きでした。

マウンドを整える山本マサ投手
マウンドを整える山本マサ投手

肩の怪我か何かで、この日はマウンドに立たない予定だったはずなのですが、結局出てきました。しかし 1 球も無駄にできないということらしく、投球練習なしで、いきなり打者に向かいます。そして 1 球目でアウトにして試合終了となったので、結局 1 球しか投げませんでした。

山本マサ投手の投球
山本マサ投手の投球

試合後、いつもの半額 400 円でチャリティーとして販売されていたサントリーモルツの売り上げが 59,940 杯、ソフトドリンク 10,293 杯が売れたという発表がありました。

MVP は、中村ノリ選手でした。観客はもちろん、本人も予想していなかったようで、かなり驚いていました。

MVP は中村ノリ選手
MVP は中村ノリ選手

毎年楽しみにしているサントリードリームマッチ、今年も楽しく観戦できました。こういう選手が試合をしていたマスターズリーグが復活してほしいですね。

2016/07/30(土) JAXA 相模原キャンパス一般公開

JAXA 相模原キャンパスの一般公開に行ってきました。

今年は午前中腰痛治療で病院に行っていたため、午後からしか行けず、時間が全然足りませんでした。6 つある会場のうち、第 5 会場しか見れませんでした…

スクーターで行ったので、西門から入り、西門内側の駐輪場にスクーターを停めました。公共交通機関だと、私の家からだと小田急相模原→(小田急)→町田→(JR 横浜線)→淵野辺→(バス)→JAXA 相模原、とすごく大回りになってしまうため、ものすごく時間がかかってしまいます。また、車で行くと駐車場が満車で入れないことなどもあるので、JAXA 相模原キャンパスの一般公開へは、スクーターや自転車で行くのが一番よいような気がします。

西門を入ってすぐのところに会場マップやスケジュールを書いた案内看板がありました。

JAXA 相模原キャンパス一般公開案内看板
JAXA 相模原キャンパス一般公開案内看板

いつも西門から入った時でも、正門方向へ進んで第 1 会場から見ていたのですが、今回は第 5 会場から見てみることにしました。

最初に気になったのは再使用観測ロケットです。展示されているこの写真のロケットエンジンは、試験機ですが、燃焼試験を実際に行ったモデルです。しかも元々はフライトモデルとはならないはずだったのに、全体のスケジュールが伸びたことで、このエンジンそのものが、最初のフライト試験に用いられることになったそうです。

再使用観測ロケット実験機
再使用観測ロケット実験機

エンジン本体はなんと銅で出来ているそうです。耐熱温度が低いので、エンジン自体に水素を通す配管が多数通っていて、燃料の水素の一部をそこに通すことで冷却しているそうです。逆にそこで加熱された水素は、その力を利用して、ターボのタービンを回す動力源となっています。すごい絶妙なバランスで出来ているエンジンという感じでした。

観測用ロケットなので、宇宙まで飛んでいくものではなく、大気の高層まで飛んで、観測を終えると戻ってくるというものです。着陸場所ですが、離陸場所の近くに、学校の運動場のような広さの土地があれば十分戻ってこれ、精度は 10m 以内というような単位で余裕で制御できるそうです。パラシュートではなく、逆噴射して軟着陸します。

推力の大きさの調整は、燃料である水素の流量を調整するバルブがあるそうです。

燃調は、そもそも必要なのかどうかもわかりませんでしたが、ちゃんと調整機構があるそうです。O2 センサーがあるんですか? と聞いてみたら、そんなものはなく、水素と酸素の流量計の差で調整しているとのことでした。

燃料はどこで気化するんですか? と聞いてみたら、そもそも Mega バールの圧力が燃料にも酸素にもかかっているので、状態として「液体」とか「気体」というような圧力ではないらしいです。知らなかった。ターボと言われると、車のターボのような 1.5 倍とか 2 倍とかいうような圧力だと思っていたのですが、全然違う世界なのでした。

燃料タンク、酸素タンクからどんどん燃料や酸素を消費していくと、最後には燃料や酸素が出てこなくなりませんか? と聞いてみたところ、燃料タンクや酸素タンクには、燃料の一部を気化したものを戻して圧力を保っているのだそうです。

推力方向の調整は、エンジン自体を支えるジンバルで行うそうです。ジンバルのアクチュエーターがロケットエンジンの巨大な推力に耐えてその向きを変えたり、向いた方向を保ったりできるのが不思議だったので質問してみましたが、担当していた方がエンジン本体の担当者だったため、わからないということでした。勉強しておくので来年同じ質問をしに来てください、と言われました。

続いて、ちょうどイプシロンロケットプロジェクトマネージャー森田 泰弘さんの講演が始まるところだったので、聴いてみました。椅子は埋まっていて、20 ~ 30 人ぐらいが立ち見していました。私も開始ぎりぎりぐらいに偶然ここへ来ただけなので、当然立ち見です。

イプシロンロケットプロジェクトマネージャー森田 泰弘さんの講演
イプシロンロケットプロジェクトマネージャー森田 泰弘さんの講演

あまりハードな内容ではなくて、「固体燃料ロケット大好き」という感じの、ちょっとほんわかした講演でした。面白かったのですが、今回は午後に来ていて時間がなかったので、講演聴くより、色々な展示を見てまわった方が良かったかも… とも思ってしまいました。

次に気になったのはスロットアレイアンテナです。

スロットアレイアンテナ (部分)
スロットアレイアンテナ (部分)

普通はアレイアンテナというと、それぞれのアンテナ素子に、何らかのデバイスがついていて、そのデバイスが細かくタイミングを調整して電波を出すことで、全体の合成された電波が一定のビームを作る、というようなものですが、このアレイアンテナは、幾何学的に計算されたスリットの位置だけで、そのようなアレイアンテナの機能を果たしてしまおうというものです。用途はレーダーなので、周波数は 1 つの周波数だけにチューニングしてしまえばよく、そんなことが可能なようです。この写真の枠外の板状に見えるアンテナの左端に導波管があり、その導波管に、精密に計算された穴が開けられていて、そこから漏洩した電波が、右方向に進みます。その電波が、この写真に見える T 字形に組み合わされたスリットから漏洩するのですが、位置が絶妙に計算されているため、その漏れ出た電波がうまく円偏波となって、この板状のアンテナに対して垂直方向に出て行くのだそうです。説明聞いても「ほんとかよ…」と思ってしまうような技術です。

もっとびっくりしたのは、当たり前と言えば当たり前なのですが、このアンテナはレーダー用なので、送信した電波が何かに当たって戻ってきた電波の受信にも使います。戻ってきた電波は上記の説明の逆に、スリットから入り込んで、合成されて導波管に開いた穴に入って行き、導波管根元の受信素子に着信するんだそうです。そりゃ、送信できるんだから、受信もできるんだろうと思いますが、どうも納得できません。

あとはおなじみ太陽発電衛星です。

太陽発電衛星
太陽発電衛星

以前質問した時には、その場に立っていて私が質問をした説明員の人が実は担当者ではなくて、ほとんど答えを得られませんでしたが、今回は色々答えてくれました。

まず、焼き鳥問題ですが、電磁波の密度がすごく低いため、受電アンテナ上空を飛ぶ鳥が焼き鳥になることはないそうです。

衛星の位置ですが、静止軌道になるそうです。遠くないですか? と聞いてみましたが、距離的には問題ないとのことです。

衛星の大きさですが、発電パネルは 2km 四方程度だそうです。静止軌道のスロットに収まるのは間違いないのですが、例えば現在の原子力発電 (が 2010 年までのように本来の稼動状況だった場合) の発電量を置き換えるには、この 2km 四方の発電パネルが 40 ~ 50 個ぐらい必要なのだそうです。日本だけで。日本から見える静止軌道に、40 ~ 50 個もスロットをもらうことはできるはずがないので、どうするんですか? と聞いてみましたが、「政治的な問題になるので、答えはない」ということでした。1 つの衛星位置に、2km 四方の発電パネルを連結して、衛星をどんどん大きくする、という方法も検討はしているそうです。

2km 四方の衛星を打ち上げられる輸送手段はないという質問には、もちろん細かく打ち上げて上空で組み立てるという話でした。自動的に組み立てる技術は? と聞いてみましたが、大丈夫なはず、ということでした。しかし国際宇宙ステーション ISS の組み立て時には、実際には宇宙飛行士がハンマーをふって押し込む、というようなローテクの極みのような方法で組み立てられた箇所も多数あるので、無人で 2km 四方などという巨大な衛星を組みたてられるのかは、正直疑問です。

これだけ大きいと故障の確率も高まりますが、細かなモジュールに分かれていて、故障した場合は、モジュールごとに機能を停止させるそうです。それによる出力低下は、可能ならば追加のモジュールを打ち上げて、自動的に連結させて復旧させるということでした。

衛星自体の制御は、もちろん何らかの燃料を積んで、ロケットエンジンで調整するようです。2km 四方ともなると質量が大きいので、燃料も大量に積んでおかないと、すぐに制御不能になりそうですが、そのことは今の時点ではあまり考えていないそうです。

検証は、地上での電力送受信試験はもうできているそうです。宇宙からについては、国際宇宙ステーション ISS に送信機を置いて試験をしてみようと考えているそうです。90 分で地球を 1 周する国際宇宙ステーションからだと、きちんと電力の送信方向を細かく制御したりしないと行けませんが、大丈夫ですか? と聞いてみたところ、そこはけっこう技術的に確立しているような話でした。

意図的に電力の密度を下げて送信しているけど、一箇所に集中させれば、兵器になり得る装置ですよね? という話については、その通りなので、そうなってしまわない方策を考えなければならない可能性はあるそうです。(逆に言うと、まだ考えていないらしいです)

静止軌道だとすると、地上局は赤道付近に置く必要があるのですか? と聞いてみましたが、日本ぐらいの緯度でも大丈夫だそうです。

夢のあるプロジェクトだとは思いますが、課題が多すぎるとも感じました。

ここで早くも終了時間になってしまいました。

キャンパス内をすこし歩いて、多くの人が「M-V ロケットの実物大模型」だと思っている M-V ロケット 2 号機の実物のところまで行ってみました。

M-V-2 (事情により打ち上げられなかった M-V ロケット 2 号機の実物)
M-V-2 (事情により打ち上げられなかった M-V ロケット 2 号機の実物)

すると以前はたぶん林になっていたはずの、M-V-2 の後ろ側が整地されていました。整地された周囲には工事囲いがあり、宇宙探査実験棟 (平成 29 年 春 完成予定) の看板が設置されていました。新しい建物が建つようです。

宇宙探査実験棟 (平成 29 年 春 完成予定) の看板
宇宙探査実験棟 (平成 29 年 春 完成予定) の看板

ロケットが展示されている付近では、帰宅しようとする人の流れの中に、高下駄、うさ耳、後頭部に白仮面、という謎の人物がいて、今日も平和だなぁ、と思いました。

高下駄、うさ耳、後頭部に白仮面、という謎の人物
高下駄、うさ耳、後頭部に白仮面、という謎の人物

そんな感じで、毎年時間が足りず欲求不満となるイベントですが、今年はいつもよりさらに欲求不満な感じで終わってしまったのでした。

2016/07/18(月・祝) 小型船舶操縦免許更新講習 at 江ノ島・湘南ライセンス

私は 1 級小型船舶操縦免許というものを持っていますが、これは有効期限が 5 年で、5 年に 1 回更新講習を受けて、更新の手続きをしなければ行けません。免許を取得した時にお世話になった湘南ライセンスという江ノ島にあるボートライセンス屋さんから、期限が近づくと案内が送られてくるので、忘れずに更新することが出来ています。今年が更新の年で、今回も案内をもらって更新講習に行ってきました。

まずは小田急で片瀬江ノ島へ移動します。ご存知と思いますが、竜宮城のような面白い形の駅舎です。

小田急片瀬江ノ島駅
小田急片瀬江ノ島駅

講習会は 13:30 からだったので、江ノ島に少し早めに行ってランチをしようと思っていました。無計画だったのですが、片瀬江ノ島駅の目の前に、クアアイナがあるのを発見しました。以前この場所に何があったか覚えていませんが、クアアイナがあった記憶は全くないので、たぶん最近できたのだと思います。暑くてあまり歩きたくない感じの天候だったので、クアアイナに決めて、ここで食べることにしました。

クアアイナ片瀬江ノ島店
クアアイナ片瀬江ノ島店

モッツァレラアボカドバーガーのセットを食べました。写真の色がおかしいのは、このテラスの屋根がオレンジ色の半透明のビニールシートのようなもので、その色のためです。

クアアイナのモッツァレラアボカドバーガーのセット
クアアイナのモッツァレラアボカドバーガーのセット

片瀬江ノ島駅から湘南ライセンスまでは橋を渡ってすぐなのですが、この橋が架かっている川、境川という川です。武蔵野の国と、相模の国の国境の川なので、境川で、うちの近所の、相模原市と町田市の市境の川でもあります。この川の河口付近は、以前は違法係留したボートがいっぱい並んでいたのですが、この日みたらほぼいなくなっていました。取り締まりが厳しくなったのでしょうか…?

違法係留が減ってすっきりした境川
違法係留が減ってすっきりした境川

湘南ライセンスは、この境川の橋を渡ってすぐ目の前の江ノ島ビュータワーという建物にあります。関東に住んでいれば、ほとんどの人は 1 回や 2 回は江ノ島へ行ったことがあり、この特徴のある八角柱の形をした建物にも見覚えがあると思いますが、この建物にはしっかり名前が表示されているのに、この建物を江ノ島ビュータワーというということを知っている人はほとんどいないという不思議な建物です。

江ノ島ビュータワー
江ノ島ビュータワー

ビュータワーというだけあって、江ノ島の景色が綺麗です。

江ノ島ビュータワーから見た景色
江ノ島ビュータワーから見た景色

時間になると講習スタートです。

小型船舶操縦免許講習会のテキスト
小型船舶操縦免許講習会のテキスト

最初の受付時に視力検査などの身体検査があります。その後講義が 30 分ほど、主に法律の最近変更になった部分などについての内容であり、その後、30 分ほどの、主に安全についてのビデオを見て、更新講習は終わりです。一応ずっと眠らずに講義を聴いて、ビデオも見ました。

ちなみに小型船舶操縦免許は、有効期間を過ぎて失効してしまっても、今回の講習にプラス 1 時間ほどの追加講習と、到達度確認試験のような簡単な試験 (結果による合否はなく、答案を出せば必ず合格する) で、有効な免許が復活するそうです。

新しい免許証は 1 週間ほどで送られてくるそうです。

2016/07/16(土) ブルーインパルス at 横浜・臨港パーク

サマーコンファレンス 2016 というイベントの関連行事として、ブルーインパルスの展示飛行が横浜で行われると聞いて、見に行ってきました。

宣伝らしい宣伝は見かけなかったので、そんなに見物客はいないだろうと思ったのですが、横浜駅からのシーバスからパシフィコ横浜の前を見ると、すでに大勢の人が集まっていました。

パシフィコ横浜前でブルーインパルスの登場を待つ大勢の見物客たち
パシフィコ横浜前でブルーインパルスの登場を待つ大勢の見物客たち

パシフィコ横浜の前の部分は階段上になっていて見やすそうなのですが、人が多すぎるので臨港パークの沿岸部分を北上します。臨港パークの沿岸部も人が大勢いて、空いている部分があると思ったら、通路として確保されている場所なので、ここでは立ち止まらないでください、と言われたりして、どんどん北の方へ行かなければなりませんでした。

途中でブルーインパルスの方を発見。サイン会とかも行われていたようです。

臨港パークで見かけたブルーインパルスの方
臨港パークで見かけたブルーインパルスの方

オリジナルグッズ販売をサンドイッチマンが宣伝していました。こんな昭和なスタイルの宣伝を見たのは久しぶりです。

ブルーインパルスのグッズを宣伝するサンドイッチマン
ブルーインパルスのグッズを宣伝するサンドイッチマン

11:25 頃でしょうか、背後の横浜市街地側の上空にブルーインパルスの編隊がやってきました。

ブルーインパルス登場
ブルーインパルス登場

アナウンスも開始されました。まずは雲が多いので天候調査を行うというアナウンスが行われ、しばらくすると 5 番機が天候調査飛行で上空にやってきました。

天候調査飛行を行うブルーインパルス 5 番機
天候調査飛行を行うブルーインパルス 5 番機

さらに待つことしばし、ついに展示飛行開始です。

パシフィコ横浜前の臨港パークで待つ大勢の観客に向かって、スモークを引き、フォーメーションを組んで飛来するブルーインパルス
パシフィコ横浜前の臨港パークで待つ大勢の観客に向かって、スモークを引き、フォーメーションを組んで飛来するブルーインパルス
フライバイ 1 回目
フライバイ 1 回目
フライバイ 2 回目
フライバイ 2 回目
フライバイ 3 回目
フライバイ 3 回目
フライバイ 4 回目
フライバイ 4 回目

フライバイ 5 回目は、会場から見えるあたりまでアプローチしてきた段階で、アナウンスが入り 「空域内に進入した他の航空機があるため、このフライバイはキャンセルします」 ということで、ブレイクしていき、我々の前まで飛んできてくれませんでした。

フライバイ 6 回目
フライバイ 6 回目

結局、この日の演目は、これら、色々なフォーメーションでのフライバイ計 6 回だけでした。近くに居た子どもが、お母さんに 「もう終わりなの?」 と聞いてました…

予定では 「さくら」 などの演目も行われるはずだったようなのですが、この日は雲が多くて、そういった課目はできないという判断だったのだと思います。仕方ないですが、ちょっと残念でした。

会場でしばらくうだうだしていたら、目の前の海上で消防艇が放水をしていました。特に近くに燃えている船がいるというわけではなかったので、訓練だったようです。

放水訓練を行う消防船「ひりゆう」
放水訓練を行う消防船「ひりゆう」

写真を tweet したところ、「消防艇ではなく、消防船ですよ」 という tweet をくれた人がいました。調べてみるとこの船は 「ひりゆう」 という大型の船で、このぐらいの大きさの船は「消防艇」 ではなく 「消防船」 と呼ぶそうです。

消防船を見てたら、なんと雲が切れて青空が広がってきました。

青空が見えてきた臨港パーク前の海上
青空が見えてきた臨港パーク前の海上

このぐらいの天候だったら、ブルーインパルスはもう少し色々な演目をやってくれたかも知れないし、仮にフライバイのみだったとしても、背景が青空で見える瞬間が出来て、かなり見栄えがしたはずです。晴れ間が出てきたまでは、30 分ぐらいの時間差だったので、ほんとうにおしかったです。

その後臨港パークにあるカフェでお茶を飲み…

臨港パークのカフェでお茶
臨港パークのカフェでお茶

臨港パークを北上して、そのまま横浜駅方面へ歩いて帰りました。

臨港パークを横断して横浜駅方面へ
臨港パークを横断して横浜駅方面へ

途中貨物線の上を越える陸橋を初めて渡ってみました。ここはなかなかいい場所ですね。

貨物線を越える陸橋から撮影した貨物線の線路
貨物線を越える陸橋から撮影した貨物線の線路

その先の日産自動車グローバル本社のギャラリーで少し涼みつつ、展示されている自動車を見ました。

日産自動車グローバル本社ギャラリーの展示車の 1 台 「ダットサン 16 型クーペ」
日産自動車グローバル本社ギャラリーの展示車の 1 台 「ダットサン 16 型クーペ」

ブルーインパルスの演目がフライバイだけだったのが少し残念ですが、天候的に全く飛ばないという可能性もあるな、と思っていたので、制限のある気象条件の中で少しでも飛んでくれたのは良かったです。あと、久しぶりに横浜みなとみらい地区を散策できて、なかなか楽しい 1 日でした。

2016/06/30(木) 富士山の山開き日に富士登山 at 入谷 (下谷) 小野照崎神社

毎年 07/01 に富士山は山開きですが、その日に合わせて富士山に登ってきました。

と言っても、本物の富士山ではなく、入谷 (正確にはその中でも下谷という地域のようです) にある、小野照崎神社という神社の境内に、富士山 (富士塚) があり、本物の富士山の山開きの日に合わせて、毎年 06/30 と 07/01 に山開きが行われています。

小野照崎神社「お山開き」のポスター
小野照崎神社「お山開き」のポスター

数年前にこの行事を知り、毎年行きたいと思っていながら行けていなかったのを、今年ついに行ってみました。地下鉄入谷駅から徒歩 3 分程度で神社に到着すると、境内には茅の輪がありました。作法がよくわからなかったのですが、茅の輪の近くに説明があったので、それにしたがって左回り、右回り、左回り、直進と 4 回輪を抜けてからお社にお参りしました。

 

小野照崎神社の茅の輪
小野照崎神社の茅の輪

で、こちらが富士山です。

小野照崎神社の境内にある富士山 (富士塚)
小野照崎神社の境内にある富士山 (富士塚)

入口がありますが、実はこの入口、普段は閉まっていて、この先まで入れるのは 1 年のうちで山開きの 06/30 と 07/01 の 2 日間だけなのです。

途中には 3 合目、5 合目と書かれた石碑も立っていたりして、気分だけは本格登山です。

富士山五合目の石碑
富士山五合目の石碑

苦しかった本物の富士山とは違い、すぐに登頂できました。

富士山山頂にて
富士山山頂にて

標高はわかりませんが、神社境内の平地部分からの獲得高度はせいぜい 6m 程度です。

境内には、他にも稲荷神社、御嶽神社・三峰神社もあったのでそちらにもお参りして、ご朱印もいただきました。

小野照崎神社山開きご朱印
小野照崎神社山開きご朱印

2016/06/19(日) ティアナ先生のセルビア料理教室

4 回目 (かな?) のセルビア料理教室に行って来ました。

先生の自宅で開催されているのですが、先生が引っ越したため、前回までとは部屋が違います。今回のアパートの方が、以前までのアパートよりキッチン前が広くて、生徒が多くても問題なく使えるようになった気がしました。

到着すると AJBAR というセルビアや周辺国では一般的らしいパプリカのスプレッドを塗ったパンと、レモンなどを使ったウェルカムドリンクが用意されていました。

ウエルカムドリンクと AJBAP パプリカスプレッドを乗せたパン
ウエルカムドリンクと AJBAP パプリカスプレッドを乗せたパン

この教室では、セルビア人のティアナ先生が、英語と、ちょっと日本語交じり、さらにほんのちょっとセルビア語交じりで、セルビアの料理の作り方を実演しながら教えてくれます。所々作業を生徒も実際にやってみながら、最終的に出来上がった料理をみんなで食べます。

セルビア料理に使う材料を説明するティアナ先生
セルビア料理に使う材料を説明するティアナ先生

写真はいっぱい撮ったのですが、面倒なので料理の過程は省略します。

で、出来上がってみんなでテーブルセットをして食べます。

出来上がった料理
出来上がった料理

デザートもみんなで作ってあり、メインの料理を食べ終わったところで、セルビアコーヒーをいただきながら食べました。

セルビアのデザートと、セルビアコーヒー
セルビアのデザートと、セルビアコーヒー

料理が余れば持ち帰ってよいということで、これまで参加した時はタッパーを持って来ていたのですが、初回以外は作った分はほぼ食べきってしまっていたので、今回はタッパーを持って行きませんでした。ところが今回は料理もデザートもけっこう大目に作ったようで、けっこう余りました。美味しかったので持ち帰りたかったのですが、タッパーないなぁ… ということで、ラップにくるんで持ってかえってきました。

来月 7 月は、海の日の週と、7 月末頃の日曜に開催らしいですが、予約が一瞬で埋まってしまうので、日程が公開されたのに気づいてすぐに予約できるかどうかが勝負です。果たして来月は予約が取れるのでしょうか…

2016/06/05(日) Red Bull Air Race 千葉・幕張

昨年に引き続き 2 回目となる千葉・幕張での Red Bull Air Race を見に行ってきました。

前日 2016/06/04(土) は、強風のため予選は中止となっています。実は昨年同様、予選日は船で見に行こうとしたのですが、強風のため荒川放水路河口を出たところで波高 1m ぐらいあり、そこであきらめてお台場へダイバート… そもそも会場にたどりつけませんでした。

決勝日はもともと陸から見る予定でしたが、朝は雨も降っていて微妙な天気… でも会場に着くとフライトは行われていました。

去年でも十分高すぎると思っていたのに、今年はさらに暴騰したチケット、あんな値段で集客できるのか? と思いましたが、不思議なことに客は入ってます。公式発表では 9 万人だとか。自衛隊や米軍の基地祭りとか、福島スカイパークのイベントなど、飛行機関係のイベントに行くと、「いかにも」なマニアの方々と、子どもに見せるために来ているであろう親子連れという対照的な 2 種類の人々を見かけますが、Red Bull Air Race の会場では、そのどちらでもない感じの若い観客が多くて、「君ら、飛行機なんか興味ないでしょ? なんで見に来たの?」と 1 人 1 人にインタビューしたくなるぐらいです。ものすごく不思議です…

で、フライトですが、写真はたくさん撮りましたが、やはり日本人パイロットの室屋義秀さんの写真を…

室屋義秀選手のフライト
室屋義秀選手のフライト

日本初開催だった昨年は、最速ラップを記録したフライトがありながらも、オーバー G で失格になってしまった室屋選手、この日は最初のフライトではスモークが出ずに 1 秒のペナルティがありましたが、なんとか勝ち上がり、その後の 2 回のフライトは順調なフライトを続けて、なんとキャリア初優勝を、日本で成し遂げました。会場は盛り上がりましたし、私も少し泣いてしまいました。

思えば、室屋さん自身が Red Bull Air Race を日本に持ってくるため開催地の開拓を自ら行って、横浜港では複数年デモフライトをやったのに色々反対が発生して横浜での開催は無理となって、千葉幕張でのデモフライトを数年間繰り返して地元自治体の理解を得て、ようやく日本に持ってきた Red Bull Air Race。そこで優勝できたのは本当にうれしかったと思います。

優勝が決定した直後、少し離れた浦安にある Air Port の室屋選手の様子が会場の大型スクリーンに写し出されました。涙ぐんでいるように見えました。

会場の大型スクリーンに表示される優勝を知った室屋選手の Air Port での様子
会場の大型スクリーンに表示される優勝を知った室屋選手の Air Port での様子

会場の幕張海浜公園からは珍しく富士山が見えていました。日本人パイロットである室屋選手の優勝を祝っているようでした。

Red Bull Air Race 会場の幕張海浜公園から見えた富士山
Red Bull Air Race 会場の幕張海浜公園から見えた富士山

その後、浦安市総合公園の海側護岸に設けられた臨時 Airport (場外離着陸場) に行ってみました。部外者お断りの雰囲気なのかと思いきや、「Air Port →」というような看板もあって意外に見学者を歓迎してくれている感じでした。ハンガーではすでに輸送のために飛行機の解体作業が始まっていました。

解体作業中の室屋選手のピット
解体作業中の室屋選手のピット

しばらく浦安の場外離着陸場を見ていましたが、室屋選手は見かけなかったので、おそらく祝勝会のようなものに行ってしまったのだろうと思って諦めて帰宅しました。しかし、その後のインターネットでの情報などを見ていると、かなり暗くなってから室屋選手は Air Port に戻ってこられたようです。優勝した当日の室屋選手を少しでも直接見たかったなぁ、という思いはありますが、あの時点ではまさか優勝パイロットが戻ってくるとは思えないので、帰宅してしまった判断は仕方ないですよね…

チケットが高すぎるので Red Bull Air Race 千葉大会の観戦は今年で最後にしようと思っていたのですが、来年も室屋選手が戻ってくるなら、連覇のかかった大会はやっぱり見てみたい気がしてきました。どうしよう…? 悩みどころです。

今年は、ひだエアパークスカイホリデーも見に行ってみようかな…