(速報) 帰省 2、3 日目 – 湯布院・高千穂

帰省 2 日目 2008/12/25(木) です。寝台特急富士で大
分に到着した私は、空路大分入りした妻と、宮崎から特
急にちりんで大分入りした妻の母と合流しました。大分
からはレンタカーを借りて湯布院へ向かいます。湯布
院・泰葉という宿に泊まりました。
泰葉のロビーでくつろぐ
泰葉のロビーでくつろぐ
翌帰省 3 日目 2008/12/26(金) は湯布院の町で少し買
い物をしました。B-speak の P ロールも 1 カット買っ
て、すぐ食べました。写真で見るとなんということない
ロールケーキで、なぜ人気なのかと思うのですが、卵の
風味が生かされた生地がすばらしくて、たしかにおいし
いロールケーキでした。
B-speak
B-speak
そこからは、非常に景色のよい道として有名なやまなみ
ハイウェイを通り、阿蘇を目指します。カルデラと外輪
山を一望できる大観峯という展望台に行きました。もの
すごく寒かったのですが、景色はスバラシイの一言に尽
きます。
大観峯で、奥村と母
大観峯で、奥村と母
そこからは妻の実家のある宮崎市へ向かいます。途中高
千穂峡の真名井の滝のところでボートに乗りました。
高千穂ボート乗場へ向かう妻と母
高千穂ボート乗場へ向かう妻と母
高千穂からさらにドライブして、宮崎へは 20:30 頃に
到着しました。
明日、天理から私の両親も宮崎に到着し、珍道中に合流
します。

(詳細) 2008-2009 年末年始帰省 2 日目 – 湯布院

2008-2009 年末年始帰省 1 日目 – 寝台特急富士さよなら乗車の続きです。
大分駅で富士を下車してからもしらばくホームで写真を撮ったりしていました。十分堪能したところで駅を出て、妻と母に合流します。
妻は私より 12 時間ほど遅く出発し、2008/12/25(水) になってから、羽田から飛行機で大分へやってきました。大分空港からはホーバークラフトを勧めたのですが、バスで大分駅へやってきました。12 時間遅く出発しても同じぐらいの時間に到着し、チケットを少し早めに予約すれば飛行機の方が安いのですから、寝台特急に勝ち目がないのは仕方がない気がします。JR の料金もせめて飛行機と同じように「早割 21」のような早期購入割引などがあればいいと思うのですが、なぜか料金認可制度は飛行機のように柔軟にならないようです。
母は宮崎から、特急にちりん 6 号で大分へ来て、やはり同じぐらいの時間に大分に到着していました。
3 人揃ったところで日産レンタカーへ行って車を借ります。予約時にキューブを希望すると伝えてあったのですが、残念ながらティーダでした。
今回のレンタカーは日産ティーダ
今回のレンタカーは日産ティーダ
大分、別府にも見所が色々あって寄りたいところですが、今回の目的地は湯布院なので、ナビに目的地を設定してどんどん進みます。途中道の横にとんでもなく高い建物があるのを見かけました。その建物を通りすぎてすぐにローソンに立ち寄って買い物をしたので、振り返って写真を撮ってみました。写真や地図を元に後でしらべてみたところ、グローバルタワーという建物だそうです。なんだか怖そうな展望台があります。
グローバルタワー
グローバルタワー
さらにどんどん進んで、狭霧台というところへ来ました。由布岳が間近に見えて、景色はなかなかよいのですが、なにせ寒いので、写真を 2、3 枚取って退散し、湯布院の街へと降りていきます。
狭霧台から見る由布岳
狭霧台から見る由布岳
街へ入ると、まず駅前へ行ってみました。湯布院の街にあるこの駅は「由布院」駅です。町の名前と駅の名前は同じ読みですが、漢字が違います。駅名が正しい字で、街の名前は政治的に歪められて漢字が変更された結果このようなことになっています。駅舎の姿はちょっと珍しい形をしていますが、異様な感じもしました。温泉地らしいもっとやわらかい姿をしていた方がいいのにと感じます。
由布院駅
由布院駅
湯布院についたら駅の近辺に車を停めて、土産物屋さんなどがある小径を散策するつもりだったのですが、すぐに駐車場が見つけられず、先に妻が行きたがっていた MURATA 蔵拙という、旅館に併設された雑貨屋さんへ行きました。木を多用したいい感じの内装の店です。暖炉が付いた小さなロビーのようなスペースがあり、旅館宿泊の人はそこでコーヒーを飲んでくつろぐこともできるようです。
MURATA 蔵拙
MURATA 蔵拙
思ったより早く湯布院の町に着いたため、まだ宿にチェックインできる時間まで間がありました。そこで、少し戻って道の駅ゆふいんへ行ってみました。面白そうな地元ならではの商品としては「やっこめ」という、玄米をそのまま煎ってつぶした保存食などがあって、そういうものも買いましたが、母がより強く興味をもったのはこちら、焼き芋ソフトクリームでした。
焼き芋ソフトクリームを食べる母
焼き芋ソフトクリームを食べる母
私も少し食べさせてもらいましたが、確かに焼き芋の匂いがします。不思議な感じのソフトクリームでした。
道の駅ゆふいんには、スーパーセブンが停まっていました。小さいです。この日はかなり寒く、周辺の道は町よりさらに標高が高く冷えるので大変だと思いますが、それでもいい感じのワインディングロードが多くて、このあたりは楽しいのでしょう。
スーパーセブン
スーパーセブン
そろそろチェックインできる時間になり、宿へ向いました。今回の宿は、由布院の泰葉という宿です。この直前に落語家春風亭小朝と泰葉が離婚していましたが、この宿の名前とは特に関係ありません。でも宿の人曰く、離婚報道の後、問い合わせが増えたそうです。チェックインは、最近温泉旅館ではよく行われるようになったスタイルで、こちらがカウンターへ行くのではなく、ロビーの椅子に座ったまま、宿の人の方がロビーにきてくれて手続きをします。手続きを行う時には、お茶とお菓子も出てきます。この時のお菓子は、何かの柑橘類の皮を加工したもので、けっこうおいしいものでした。
泰葉チェックイン時に出されたお茶とお菓子
泰葉チェックイン時に出されたお茶とお菓子
泰葉のロビーでくつろぐ
泰葉のロビーでくつろぐ
宿にはいくつかのタイプの客室がありますが、今回予約したのは離れです。チェックインを済ませると玄関から出て、渡り廊下のようなところを通って客室へ案内されました。
離れになっている客室へ移動
離れになっている客室へ移動
一つ一つの離れに、普通の家のような立派な玄関が付いています。
離れ入口
離れ入口
客室自体は 8 畳の和室、洗面所、3 畳ほどの踏込みというシンプルな部屋です。
客室
客室
母はとりあえず踏込みでくつろいでいました。
踏込みでくつろぐ母
踏込みでくつろぐ母
離れには 1 つ 1 つの部屋に露天風呂が付いています。
離れの露天風呂
離れの露天風呂
屋内に洗い場もありますが、シャワーだけで内湯は客室にはありません。
露天風呂の洗い場
露天風呂の洗い場
部屋の窓から露天風呂がまるみえなので、母と一緒に宿泊しているという状況では使いづらいです。また、この日も翌日もすごく寒かったので、内湯なしで露天だけというのも厳しく、結局このお風呂は使いませんでした。
少し落ち着いたところで、別府観光をせずに急いで由布院へ来た理由である街歩きへ出かけました。先ほどは駐車場が見つけられなかったのですが、宿の人に教えてもらって湯坪横町という施設の駐車場に停めて散策開始です。湯坪横町は土産物屋さんやレストランが連なったところです。伊勢のおかげ横丁などと同じ感じで、古い建物風につくってあります。
湯坪横丁
湯坪横丁
湯坪横町が面している道が由布院のメインストリートのようなところで、色々な観光客向けのお店が並んでいます。
象グッズ
象グッズ
母がクラフト館蜂の巣という店に興味を示したので入ってみました。木彫りの SL が展示されていました。こういった木彫りでは珍しくデフォルメした形ではなく、かなり写実的に作られています。いくらぐらいのものか気になったのですが、売り物ではないようで値札はありませんでした。
木彫りの SL
木彫りの SL
さらに歩いていると、焼きかま一億円札というのを売っていました。食べ物です。なんか修学旅行に来た中学生とかが買いそうな商品だなぁと思っていたら、なんと母が買っていました。親戚の子供にあげるつもりのようです。
焼きかま一億円札
焼きかま一億円札
緑色のコカコーラの自動販売機という珍しいものも見かけました。一応環境保護のアピールなのでしょう。実際には緑に塗っても環境保護には特に貢献しないのですが、珍しい物を見せてもらったのでよしとします。
緑色のコカコーラ自販機
緑色のコカコーラ自販機
そして金隣湖に到着しました。ガイドブックには、早朝に湖面から湯気が立ち上る幻想的な写真が載っていましたが、夕方近かったので、ごく普通の池という感じでした。湖と名乗っていますが、こんなに小さくて湖という名前でいいんでしょうか?
金隣湖
金隣湖
来る途中に狭霧台から見た由布岳ですが、由布院の市街地からもよく見えます。この町の象徴の一つなのでしょう。この日は寒かったのですが天気はよかったので山容がよく見え、強く印象に残りました。
由布院市街地から見る由布岳
由布院市街地から見る由布岳
私はもう少し散歩したかったのですが、冬ということもあってか早めの時間に店じまいしてしまうところも多く、さらに母と妻は寒さに音を上げてしまったため、帰ろうということになって、宿に戻りました。
ほどなく食事の時間です。妻と私はアルコールを飲まないので、ジュースで乾杯です。
ジュースで乾杯
ジュースで乾杯
ジュース
ジュース
食事は和食のコース料理です。
えんがわと茸の和え物
えんがわと茸の和え物
南京湯葉の和え物、柿ムース、蟹チリ、赤蕪寿司、ちりめん団子、葱間、蓮根煎餅、青銀杏
南京湯葉の和え物、柿ムース、蟹チリ、赤蕪寿司、ちりめん団子、葱間、蓮根煎餅、青銀杏
蓬麩紅白巻き・畳鰯・木の芽の吸物
蓬麩紅白巻き・畳鰯・木の芽の吸物
旬の魚八重造り・五彩ジュレ添え
旬の魚八重造り・五彩ジュレ添え
上の写真のお作りの右横に写っている細長い小さな羊羹のようなものは、醤油などを煮凝りのようなもので固めたものです。これをお刺身で巻いて食べると、口の中で少し溶けて醤油の味と香りが広がります。
わさびは鮫肌の下ろし金がついてきて、自分で下ろします。ちょっとした遊び感覚で楽しいです。
わさび
わさび
豆乳鍋
豆乳鍋
具はお肉と、水菜、しめじ
具はお肉と、水菜、しめじ
柚子ポン酢でいただきます。豆乳鍋と一緒ににがりが出てきます。鍋の具を食べ終わったら、最後に自分でにがりを入れて豆腐を作ります。これも遊び心のある演出で楽しいです。
自分で作った豆腐
自分で作った豆腐
トロ豚の津軽焼き・アーモンドと松の実ソース
トロ豚の津軽焼き・アーモンドと松の実ソース
海老とスライス餅の湯葉包み・利休餡
海老とスライス餅の湯葉包み・利休餡
ぷりぷり海老と蛸のフリッター・オーロラソース
ぷりぷり海老と蛸のフリッター・オーロラソース
食事・ご飯となめこの赤だし
食事・ご飯となめこの赤だし
ストロベリームース・ドライフルーツジュレ
ストロベリームース・ドライフルーツジュレ
正直言えば味は平凡でしたが、少し多すぎるというぐらいで満腹しましたし、色々遊び心のあるメニューで、非常に充実した食事でした。
明日は母の誕生日です。

(詳細) 2008-2009 年末年始帰省 1 日目 – 寝台特急富士さよなら乗車

# これも長いです…
# このポストは 2009/02/16(月) に書きました。
2008-2009 年末年始帰省は、曜日配置が良く、有給休暇
を使わなくても 9 連休となりました。そこで妻の実家
である宮崎と、私の実家である天理の両方へ行くことに
しました。その後、寝台特急富士廃止のニュースがあっ
たので、有給休暇を 3 日取って 2008/12/24(水) の夜
東京を出発する寝台特急富士で大分まで行き、そこから
湯布院で 1 泊後、宮崎へ移動、その後、私の実家であ
る天理へ帰るというプランにしました。
2008 年に死去した父の納骨の事もあり、今回は私の両
親にも宮崎へ来てもらうことにしました。
妻はシャワーのない寝台特急には乗ってくれず、
2008/12/25(木) 朝の飛行機で大分へ来て、そこで合流
することになりました。また、妻の母も宮崎から一度大
分へ出てきてくれて、湯布院は 3 人で行くことにしま
した。この湯布院旅行は、母への誕生日プレゼントを兼
ねています。
私は相模原に住んでいるので、寝台特急富士に乗るには
横浜から乗る方が近いのですが、できれば全区間乗りた
いということや、写真を撮りたいということがあって、
東京駅から買いました。

東京駅

旅情を感じさせる東京駅の 10 番ホームには、富士の乗
車位置目標がありました。
富士乗車位置目標
富士乗車位置目標
18:03 出発予定なのに、ものすごく早く、17:21 に富士
は入線してきます。はやぶさと併結されて入ってきま
す。以前より入線時刻から出発時刻までの時間差が長く
なっていて、もうすぐ廃止だから鉄オタ向けのサービス
なのかと思っていたのですが、入線してきた列車を見て
理解できました。東京駅から寝台特急が次々と発車して
いた時代には、ある列車の営業運転に使われる機関車
は、その列車の前に入線していた列車を牽引してきてい
て、機回しを終えて待機していました。なので、入線し
てくると、入線時に使った機関車を切り離して、待機し
ていた機関車を連結すれば発車できます。ところが、東
京駅を出るブルートレインが富士・はやぶさの 2 列車
1 編成のみとなった今、入線してきた富士・はやぶさを
牽いていた機関車が、そのまま営業運転で富士・はやぶ
さを牽くため、機回しをしなくてはいけないのです。そ
のため入線時間が早まったのでした。
入線してきた富士・はやぶさ
入線してきた富士・はやぶさ
富士のサボ
富士のサボ
この日の編成は以下の通りです。ハイフンの有無は車体
の番号の表示に準じました。
[はやぶさ]
 1 号車 スハネフ14 101
 2 号車 オロネ15-3002 (シングルデラックス)
 3 号車 オハネ15 2002 (ソロ)
 4 号車 オハネ15 6
 5 号車 オハネ15-1246
 6 号車 スハネフ14-6
[富士]
 7 号車 スハネフ15 2
 8 号車 オロネ15-3005 (シングルデラックス)
 9 号車 オハネ15-2004 (ソロ)
10 号車 オハネ15-4
11 号車 オハネ15-1122
12 号車 スハネフ14 5
入線を牽いてきたカマ EF66 47 は、客車から切り離さ
れてもしばらく 10 番線のところにいました。シャッ
ターチャンスなので、大勢の人が群がって写真を撮って
いました。
機関車の撮影に群がる人々
機関車の撮影に群がる人々
もちろん客車側を撮影する人も大勢いました。
富士を撮影する人々
富士を撮影する人々
しばらくすると 9 番線を通って機関車が機回しされて
いきます。17:42 頃、列車前方で機関車の連結作業が始
まり、ここにも大勢の人が写真やビデオを撮るために群
がっていました。
連結作業に群がる人々
連結作業に群がる人々
富士の車体は、かなりの老体です。整備状況は引退直前
の銀河よりは少しましですが、表面の部材がひび割れて
いる所が多数あり、中には表面部材が剥がれた場所を、
ペイントだけしてごまかしてあるようなところもありま
した。
表面の剥がれをペイントでごまかしただけの箇所
表面の剥がれをペイントでごまかしただけの箇所

富士・はやぶさ車内

編成の大部分は昔ながらの開放式 B 寝台です。どうせ
高い乗車率が見込めないのなら、全部 B 寝台ソロに改
造してしまえばよかったのにと思うのですが、残念なが
らそうはなりませんでした。
開放式 B 寝台
洋式トイレ
私が子供の頃憧れていた寝台特急の「憧れ」の対象と
なっていた部分には、食堂車の存在も大きかったのです
が、現在の富士には食堂車どころか、売店、車内販売さ
えありません。(後述しますが、朝の時間帯には車内販
売があります) 乗車すると唯一車内で買えるのは、この
自動販売機の飲み物だけです。とても寂しいです。
自動販売機
自動販売機
他に、各車両に冷水機がありました。ほとんどの車両の
冷水機は問題なく使えていましたが、故障している車両
もありました。故障した車両は長らく放置されているら
しく、故障を知らせる張り紙は、かなり年季の入ったも
のでした。引退が近いし、今時冷水機を使う人も少ない
ので、修理する気が全くないようです。
冷水機故障中
冷水機故障中
トイレや洗面台は通常の昼行特急列車とは違って、数が
多く設置されています。全部の車両を確認できたわけで
はありませんが、トイレは 1 車両に和式、洋式がそれ
ぞれ 1 つの計 2 つ、洗面台も 2 つずつ設置されてい
ます。
洋式トイレ
洋式トイレ
洗面台は B 寝台個室車両は自動水栓が付いたものに改
装されていました。しかし、改装後の修理の時に同じ部
品が入手できなかったというような適当な理由だと思わ
れますが、2 つある洗面台のそれぞれで自動水栓の形が
違うという、なんともみっともない事になっていまし
た。
B 寝台個室車両の洗面台 1
B 寝台個室車両の洗面台 1
B 寝台個室車両の洗面台 2
B 寝台個室車両の洗面台 2
開放 B 寝台車両の洗面台は改装されておらず、昔なが
らの、バネ式の水栓レバーを押している間だけ、水やお
湯が出るというタイプです。水とお湯の割合を調整する
のが難しく、また、出しっぱなしに出来ないので、手の
平で水を受け止めるのが困難です。
開放 B 寝台車両の洗面台
開放 B 寝台車両の洗面台
富士・はやぶさの編成の連結部は、切り離し後に掲示さ
れるため、トレインマークがついていました。
はやぶさトレインマーク
はやぶさトレインマーク
富士トレインマーク
富士トレインマーク

A 寝台個室シングルデラックス

今回は B 寝台個室を取ろうと思っていたのですが、発
売初日だったのに私が買いに行った時は売り切れてい
て、A 寝台個室シングルデラックスに乗ることになりま
した。A 寝台個室も私が買おうと JTB に行った時点で
既に最後の 1 室でした。
A 寝台シングル DX 車両入口
A 寝台シングル DX 車両入口
個室は暗証番号式の電子ロックがついているので便利で
す。ただし 2 室ほど、電子ロックが取り外されて、普
通の鍵がついている部屋もありました。電子ロックが故
障すると、修理せずに、普通の鍵に取り替えてしまって
いるようです。
A 寝台個室電子ドアロック
A 寝台個室電子ドアロック
室内はこんな感じです。枕木方向 (進行方向に対して直
角方向) にベッドがあり、窓側には洗面台にもなるテー
ブルがあります。室内には電気かみそり用の 100V 電源
コンセントもあります。洗面台があるためか、ペーパー
タオルホルダもついています。また、小さいゴミ箱も設
置されています。暖房、冷房の調整ノブ、床燈、室内
灯、読書灯があります。また、ハンガーが備え付けられ
ていて、ハンガーをかけるフックもあります。入口の上
に荷物棚があります。
A 寝台個室室内 (入口から奥を見る)
A 寝台個室室内 (入口から奥を見る)
A 寝台個室室内 (奥から入口側を見る)
A 寝台個室室内 (奥から入口側を見る)
A 寝台個室のテーブル
A 寝台個室のテーブル
洗面台を使う時の注意書き
洗面台を使う時の注意書き
A 寝台個室の洗面台
A 寝台個室の洗面台
上の洗面台の写真を見ると、不思議な事に気付きません
か? 水が出る蛇口が見当たりません。実際に水を出して
みるまで、私はどこから水が出てくるかわかりませんで
した。下の写真は実際に水 (正確には、お湯) を出して
いるところです。洗面台の中に蛇口があります。高さが
低すぎてかなり使いにくかったです。
A 寝台個室の洗面台で水を出しているところ
A 寝台個室の洗面台で水を出しているところ
ベッドは座席としても使います。乗車した時点では座席
の設定になっていました。設定と言っても、掛け布団や
枕をセットすれば基本的にベッドとして使えます。それ
でも一応設定できる部分はあります。まず、両端にある
肘掛を立てることができます。また、寝台全体の幅を広
げる (テーブルのある側にずらす) ことができます。こ
の装置は場所がわかりにくいので、気付かずに広げない
で寝ている人も多いのではないでしょうか。
A 寝台個室寝台の幅を変える装置 (展開前)
A 寝台個室寝台の幅を変える装置 (展開前)
操作レバー自体が折りたたまれているので、それを伸ば
して、それを下の方へ倒すと、ベッドが引き出されてき
ます。
A 寝台個室寝台の幅を変える装置 (展開後)
A 寝台個室寝台の幅を変える装置 (展開後)
また、転落防止柵もついています。これも自分で引き出
して、起こして設定する必要があります。ベッドの高さ
が低いので、出さずに寝ている人が多そうな気がします
が、揺れる列車で寝るので、装置としては備え付けなけ
ればならないもののような気がします。(でもインディ
アン・パシフィック号の寝台には付いてませんでし
た…)
転落防止柵
転落防止柵
室内には浴衣が用意されている他、さくら、はやぶさ、
富士のヘッドマークをプリントしたハンドタオルをもら
えます。この富士のヘッドマークは、少し前のヘッド
マークなので、このタオルのデザイン自体、ずいぶん長
い間変更されていなさそうです。
ヘッドマーク柄入りタオル
ヘッドマーク柄入りタオル

乗車記

既に書いたように、富士には食堂車も車内販売もないの
で、夕食は事前に済ませるか、駅弁などを買って持ち込
む必要があります。私は本当は鉄子の旅プロデュース駅
弁を買おうと思っていたのですが、東京駅の NRE の駅
弁売店で聞いてみると売り切れていて買えず、仕方なく
味噌カツ・ひつまぶし風弁当という弁当を買って持ち込
みました。
味噌カツ・ひつまぶし風弁当
味噌カツ・ひつまぶし風弁当
列車が発車するとすぐに浴衣に着替えて寛いでいたので
すが、横浜駅に停車中、普通に通勤の帰りの列車を待っ
ている人の列の目の前に停まるので、かなり気恥ずかし
かったです。
名古屋に到着しても 22:47 なのでホームはまだまだ通
勤客であふれていて、なんだかすごく不思議な感じで
す。
名古屋駅停車中
名古屋駅停車中
大阪までは順調に来たこの日の富士・はやぶさですが、
山陽本線で事故があったため、しばらく大阪駅で発車を
見合わせるという放送が入りました。ついてないなぁと
一瞬思ったのですが、ホームを見ると乗客が何人か外に
出て写真を撮っています。それを見て「あ、これは撮影
チャンスだ」と気付き、私も外に出て写真を撮りまし
た。通常だと乗車していてはタイミング的に困難な、大
阪駅に停車中の富士・はやぶさの写真を撮れました。
大阪駅での富士・はやぶさ (編成の前方から)
大阪駅での富士・はやぶさ
はやぶさトレインマーク
はやぶさトレインマーク
富士トレインマーク
富士トレインマーク
大阪駅での富士・はやぶさ (編成の後ろから)
大阪駅での富士・はやぶさ (編成の後ろから)
編成最後尾から、後ろを望む (写っているのは大阪駅ホーム)
編成最後尾から、後ろを望む (写っているのは大阪駅ホーム)
結局大阪駅からは約 30 分遅れで出発しました。寝台特
急に乗っているということに興奮して一睡もできないか
もと思っていたのですが、大阪を出てしばらくすると眠
くなってきて、神戸の街明かりを見る前に寝入ってしま
いました。
翌朝起きると、ちょうど徳山への到着直前でした。
徳山
徳山
07:41 に到着したので、寝ている間に遅れは約 50 分に
拡大していました。
徳山からは、車内販売が乗ってきます。車内販売ははや
ぶさの 1 号車から乗り、順次富士の最後尾までまわっ
てくるのですが、多くの乗客は、徳山あたりではやぶさ
の 1 号車へ買い物に行きます。駅弁などが売り切れた
場合は車内販売の人が下関などの駅に連絡して補充分を
積み込むため、終点まで乗る人が買えないことはないの
ですが、それでもほとんどの人は補充分を待つのが面倒
ということで、1 号車へやってくるようです。私も 1
号車へ行きました。私は少し遅れたようで、1 号車の通
路には待ち行列が出来ていました。
車内販売待ち行列
車内販売待ち行列
しばし並んで、車内販売員にたどり着きました。朝食用
に幕の内弁当と、昼食用にサンドイッチを買いました。
車内販売
車内販売
個室に戻って顔を洗ってから、幕の内を食べます。箱に
は幕の内と印刷されているのですが、ラベルにはのりま
き弁当と書いてありました。中身は確かに幕の内でもあ
り、のりまき弁当でもあったので、どちらの名前も正解
でした。
徳山幕の内 (のりまき) 弁当
徳山幕の内 (のりまき) 弁当
下関に到着すると、東京からずっとこの列車を牽いてき
た機関車 EF66 47 が切り離され、関門海峡トンネル用
の機関車に付け替えられます。下関についてからのんび
り歩いて行ったら機関車の切り離しには間に合わず、既
に切り離された機関車が離れていくところでした。
下関駅で機関車が離れていくところ
下関駅で機関車が離れていくところ
そして関門海峡トンネル用の EF81 410 が連結されま
す。
下関駅で機関車の連結作業中
下関駅で機関車の連結作業中
下関駅には富士 8 号車の前あたりにある売店で「ふく
てんうどん」(フグの天麩羅の乗ったうどん) を売って
いるらしいのですが、連結作業などを撮影していると買
いに行くことはできません。うどんを取るか、撮影を取
るか、事前に決めて行動しなければいけません。私は撮
影優先で行動したのですが、下関を出発して自分の個室
へ戻る途中で、ふくてんうどんらしきものを持った人と
通路ですれ違い、あれはあれでいいなぁと思ってしまい
ました。
関門海峡トンネルを抜けるとすぐに門司駅です。ここで
はやぶさは富士と別れて先に熊本方面へ出発して行きま
す。ここまでの駅では富士・はやぶさと 1 本で書かれ
ていた発車時刻表の表記が、ここでは別の時間になって
います。方面が違うので、そもそも載っている時刻表の
セクション自体が別の表でした。
門司駅発車時刻表 (はやぶさ)
門司駅発車時刻表 (はやぶさ)
門司駅発車時刻表 (富士)
門司駅発車時刻表 (富士)
門司駅のホーム上屋は非常に雰囲気のあるもので、なか
なかいい感じでした。
門司駅ホーム
門司駅ホーム
はやぶさの牽引機が連結され、編成の分割作業が行われ
ます。貫通幌がたたまれ、ブレーキの連動ホースなどが
外され、連結器のピンが抜かれて作業完了です。
分割作業中
分割作業中
はやぶさの乗客はホームから分割作業を見ていると置い
て行かれてしまうので、列車の中から見ることになりま
す。そのためはやぶさ側の最後尾の車内は人で一杯に
なっていました。富士の乗客で分割作業を見ている人は
ほとんどがホームから見ているので、富士側の車内はガ
ラガラでした。
富士側の車内からはやぶさを見る
富士側の車内からはやぶさを見る
分割作業が終り、はやぶさが出発していきます。定刻
08:59 ですが、09:49 出発なので、50 分遅れです。
出発していくはやぶさ
出発していくはやぶさ
そして富士が置いていかれます。ちなみに徳山から乗っ
てきた車内販売は、はやぶさの編成に乗っていってしま
うので、富士はここからまた車内販売なしとなります。
富士
富士
そこに門司から富士を牽引する ED76 69 がやってきて
連結されます。
門司からの牽引機
門司からの牽引機
東京出発時につけていたヘッドマークは富士・はやぶさ
を一緒にしたものですが、ここからは富士単独のヘッド
マークで、通常のヘッドマークと異なり、富士山の形を
したものです。
富士山形のヘッドマーク
富士山形のヘッドマーク
門司を出発すると、時々特急電車に追い越されたりしな
がらのんびり走っていきます。
最後尾からの光景
最後尾からの光景
先頭車両から、牽引機を見る
先頭車両から、牽引機を見る
お昼が近くなってきたので、車内販売で買っておいたサ
ンドイッチを食べました。
サンドイッチ
サンドイッチ
左手に別府湾のすばらしい風景が終わると、まもなく終
点の大分に到着です。大分には定刻 11:17 のところ
12:20 に到着しました。門司からは、遅れを取り戻すど
ころかさらに遅れが広がり、1 時間 3 分遅れでの到着
でした。
別府湾
別府湾
大分に到着して車外に出ると、すでにサボは回送になっ
ていました。
回送サボ
回送サボ
大分駅に到着した富士
大分駅に到着した富士
大分駅は終着なので、この到着列車は発車時刻表には
載っていません。変わりに、大分発の上り列車の発車時
刻表を記念に撮影しておきました。
大分駅の発車時刻表
大分駅の発車時刻表
富士はしばらくホームに留まっていました。あまり鉄オ
タっぽくない家族連れなども、編成の前で記念撮影をし
ていました。私もしばらく撮影していましたが、12:30
にホームから出て行ってしまいました。写真はホームか
ら出て行く富士の姿です。
富士ちゃんバイバイ
富士ちゃんバイバイ
子供の頃の憧れの列車であった寝台特急富士の初乗車で
したが、これが最後の乗車となってしまいました。

(速報) 寝台特急富士乗車中

帰省で妻の実家宮崎へ向かっています。交通手段は廃止
が正式発表されてしまった寝台特急富士です。
富士と奥村
富士と奥村
なんと A 寝台個室 (シングルデラックス) です。B 寝
台個室 (ソロ) を取ろうと思っていたのですが、発売初
日に JTB に行ったのにソロは売り切れていて、シング
ルデラックスも 1 室しかあいていませんでした。切符
を買いに行った時点では廃止はうわさで正式発表前だっ
たのですが、人気がなくなったので廃止と聞いていたの
にびっくりです。
A 寝台個室シングル・デラックス
A 寝台個室シングル・デラックス
廃止の発表があったためか、車内放送によると、開放 B
寝台も売り切れていて満席だそうです。いつもこれだけ
人が乗っていれば廃止にはならなかったはずです。JTB
に切符を買いに行った時に聞くと、開放 B 寝台は売れ
残るが、ソロは廃止発表になるずっと前からすぐに売れ
てしまって取りにくかったのだそうです。だったら、ソ
ロを 1 両、シングルデラックス 1 両、開放 B 寝台 4
両という構成から、少しずつ開放 B 寝台車両を、ソロ
に改造していっていれば、もっと乗客の多い列車になっ
ていたのではないかと思うのですが…
子供の頃あこがれだった A 寝台個室に乗れたのはうれ
しいのですが、これが最初で最後になってしまいまし
た。
現在滋賀県内を走行中の富士から速報でお送りしまし
た。

(速報) 甲子園ボウル

母校立命館大学が甲子園ボウルに出場したので、応援に
行ってきました。
甲子園ボウルといいながら、甲子園が野球のシーズンオ
フを利用して改修工事をしているため、今 2008 年は昨
2007 年に引き続き長居競技場での開催です。
相手はまたまた法政大学です。
で、勝ちました!
優勝立命館大学パンサーズ
優勝立命館大学パンサーズ
とりあえず 2009/01/03(金) の予定が決まりました。
ということで、寝るので、こんだけです。

誕生日ランチ

今年も妻がレストランを予約してくれて、誕生日ランチ
に行って来ました。今年は、誕生日当日が金曜日だった
ので、翌日 2008/12/13(土) のランチにしました。場所
は、相模大野にある BAN というレストランです。この
レストランは、我々が結婚式を挙げた、うかい亭に勤め
ていた人が開いた店です。
BAN の前で記念撮影する奥村
BAN の前で記念撮影する奥村
BAN の前で記念撮影する妻
BAN の前で記念撮影する妻
料理のスタイルは、うかい亭と同じく鉄板焼きですが、
価格的にはかなりリーズナブルです。とは言っても、も
ちろん建物や調度品の違いは大きくて、雰囲気はかなり
カジュアルです。料理は、妻が予約時にコース料理を頼
んでおいてくれていました。
1 品目はサラダです。見たこともないような野菜が使わ
れていて、食器のガラス皿もいい感じで、この後の展開
に期待が高まります。
サラダ
サラダ
2 品目は、マッシュルームのスープです。マッシュルー
ムは全く形が残っていない状態になっていて、茶色い、
濃厚な感じのスープになっています。上にメレンゲのよ
うなものがかかってサーブされました。
マッシュルームのスープ
マッシュルームのスープ
メインのステーキです。今回のテーブルは普通の席で、
鉄板はカウンター席の方にあるため、焼くところは見れ
ませんでした。
ステーキ
ステーキ
ステーキは十分おいしいのですが、うかい亭よりはやは
り落ちます。まぁ、BAN さんがよくないというより、や
はり、うかい亭が別格なのかも知れません。
最後は食事 (ご飯と味噌汁) です。ご飯の盛りがいくら
上品にしているとしても少ない、と思いましたが、食べ
てみると意外に満腹になりました。
食事
食事
デザートは、いちごにゼリーのようなものがかかったも
のと、シャーベット、クリーム・ブリュレです。クリー
ム・ブリュレを作るタイミングを間違えたらしくて、食
事が終わってから少し間が開いてしまいましたが、途中
で、少し時間がかかりますと言いに来てくれました。
デザート 3 種盛
デザート 3 種盛
クリーム・ブリュレの表面がパリパリしていておいし
かったです。
毎年誕生日が近づくと、レストランを予約してくれる妻
に感謝です。来年行きたい店も、今から検討しておかな
いと…

全日本ロードレースライダー関口太郎 2008 年忘年会

横須賀へ行った同じ日 2008/12/06(土) の夜、東京の六
本木で開催された全日本ロードレースの 250cc クラス
ライダー、関口太郎選手の忘年会に参加してきました。
忘年会が始まると関口選手は各テーブルを回ってくれま
した。
2007 年までは MotoGP 250cc クラスに参戦していた関
口選手ですが、怪我で満足な走りができないシーズンが
続いて 2008 年は、全日本を走りながら、世界への復帰
を模索しています。そういった状況で今年は全日本を
走っていたとはいえ、昨 2007 年までは世界選手権を
戦っていた一流ライダーと、直接会話をしながら食事が
できるというのは滅多にない機会です。そういえば、
せっかくの機会なのに、怪我の話ばっかりしてて、オー
トバイの話をほとんどしませんでした。しまった…
私のテーブルに来た関口選手
私のテーブルに来た関口選手
忘年会ではビンゴゲームが行われました。私は 2 枚
カードをもらったのですが、穴はかなり開いていくのに
リーチがかかるばかりで全然ビンゴになりません。
効率の悪い穴の開き方をする私のビンゴカード
効率の悪い穴の開き方をする私のビンゴカード
そうこうしているうちに主要な商品は出払ってしまい、
私のカードがビンゴになった時は、T シャツと、携帯ス
トラップしか残っていませんでした。
ビンゴが終わると、ヘルメットをかけたジャンケン大会
です。こちらでも、私はすぐに負けてしまいました。
ジャンケン大会商品のヘルメットを見せる関口選手
ジャンケン大会商品のヘルメットを見せる関口選手
忘年会前日の 2008/12/05(金) は関口選手の 33 歳の誕
生日でした。忘年会では、関口選手に、1 日遅れのお祝
いのケーキが贈られました。
誕生日ケーキと関口選手
誕生日ケーキと関口選手
最後の方で、他の人がサインをもらいに行っていたの
で、私もビンゴの景品の T シャツと、忘年会参加の記
念品である帽子にサインをもらってきました。
関口選手と一緒にサインをもらったグッズを持って記念撮影
関口選手と一緒にサインをもらったグッズを持って記念撮影
来 2009 年は、参戦体制がまだ決まっていないようです
が、全日本で走るようです。来年は全勝して、また世界
へ戻れるようがんばってもらいたいと思いました。

(速報) 横須賀基地で原子力空母ジョージ・ワシントン見物

横須賀基地の公開情報を検索して来る人が多いようなので、最新情報についてのメモを追記します。
最新情報は横須賀基地公開フレンドシップデーのページを見てください。基地公開について情報が得られた場合に、その情報を追記しています。
2009/06/30(火) 追記


横須賀基地でクリスマスイルミネーションのイベントがあり、それに伴って朝から米軍基地公開がありました。艦船公開もあり、今年横須賀に配備されたばかりの原子力空母ジョージ・ワシントンも公開対象予定との事で、見に行ってきました。
基地公開では三笠ゲートが使われる事が多かったのですが、今回の入口は正面ゲートです。コーンを並べて間にロープを張って行列がかなりできてもいいように準備されていましたが、それほど並んではいませんでした。
正面ゲート
正面ゲート
グッズ販売や、飲食物の売店も出ていますが、空母の公開は時間が限られていたので、先に空母へ行きました。
これまでインディペンデンス、キティー・ホークの時に使われていた埠頭ではなく、その向い側にあたる場所に停泊していました。この部分の埠頭は、ジョージ・ワシントンの配備予定に合わせて改修された部分で、コンクリートの色もまだ白く、クレーンも新品のように見えました。
空母の前にはさすがに行列ができていましたが、それでも列に並んで 15 分ほどで空母に入ることができました。入口は下げた位置に固定されたエレベーターに、埠頭から階段とタラップで入れるようになっていて、そのまま格納庫部分へと入ります。
ジョージ・ワシントンの格納庫
ジョージ・ワシントンの格納庫
上り用、下り用に、それぞれ 1 つの機体運搬用の大きなエレベーターが、見物客運搬用に頻繁に上下しています。格納庫からは、それに乗って飛行甲板へ移動します。
飛行甲板
飛行甲板
周囲の人は「大きい」、「広い」と言っていますが、一応パイロットである私の眼には「グライダーなら降ろせるかなぁ… セスナ 152 で着陸するのは無理だろうなぁ…」としか思えない狭さです。着艦フックを引っ掛けるアレスティングワイヤは 5m 間隔ぐらいで 4 本ありますが、私の着陸精度では、あれに毎回引っ掛けるなんて不可能です。
飛行甲板から再びエレベーターで格納庫へ戻ります。格納庫の見物にも満足して船を出ようかと思っていると、袖に 4 本も金帯の入った、いかにも上級士官っぽい服装の人がいたので、一緒に写真を撮ってもらいました。写真を撮ってもらう時に「誰かにシャッターを押してもらわないと」と言うと、その人が近くにいた兵隊さんを呼んでお願いしました。すると、兵隊さんが気を付けの姿勢で敬礼して「イエッサー」と答えて、あぁ、軍隊なんだなぁと思いました。
写真を撮ってもらってから「あなたはキャプテンですか?」と聞いてみると、キャプテンかどうかという事は答えず、艦の No. 2 のポジションで、エグゼクティブ・オフィサーというタイトルだと言っていました。帰宅後調べてみると、Executive Officer Karl Thomas という人だという事がわかりました。ジョージ・ワシントンにはキャプテンというタイトルの人が 2 人いるようで、この人はそのうちの 1 人でもあるようです。
エグゼクティブ・オフィサーの方と記念撮影
エグゼクティブ・オフィサーの方と記念撮影
原子力空母と言っても、当然の事ですが、見た目には全くわかりませんでした。良く見ると煙突がないなぁ、ぐらいの違いです。ひとたび事故を起こせば普通の船とは発生する被害が全然違うのですが、横須賀には既に原子力空母が日常的に出入りしているので、リスクはあまり変わらないでしょう。
後日もう少し写真を追加したエントリを書く予定です。

「それほど真っ暗の中を歩いたのが印象に残った。」

ルール:
○ たった今、いちばん手近にある本を手に取る
○ 56 ページを開く
○ 5 つめの文を探す
○ その文を、新しい mixi 日記のタイトルに入力する
○ このルールを、日記の本文に入力する
○ 一番好きな本や、自分の持っている一番良さ気な本
ではなく、一番手近にある本を取ってください

Rules:
* Grab the book closest to you. Now.
* Go to page 56.
* Find the 5th sentence.
* Write that sentence as your status.
* Copy these instructions as a comment to your
status.
* Don’t go looking for your favourite book, or the
coolest one you have — just grab the closest one.

大山紅葉狩り

神奈川県伊勢原市の大山という山の中腹にある大山寺
(大山不動尊)、阿夫利神社下社へ、紅葉狩りに行ってき
ました。
まずは伊勢原へ行くということで、ブノワトンへ寄って
昼食のパンを買います。
そして大山ケーブル近くの駐車場へ向かいます。ところ
が紅葉シーズンのためか、大山ケーブルの駐車場まであ
と 4km ぐらいの、東名高速の下をくぐったあたりから
大渋滞で、そこからの 4km を進むのに、何と 1 時間
40 分ほどかかりました… 歩くより遅いペースで、実
際何人ものハイカーに追い越されました。
ブノワトンのパンは、紅葉を見ながら食べようと思って
買ったのですが、待ちきれずに渋滞で停まっている間に
少しずつ食べました。
ポークストロガロフ
ポークストロガロフ
クレープの手づくりタルタルエッグサンド
クレープの手づくりタルタルエッグサンド
シーフードスパニッシュオムレツのサンド
シーフードスパニッシュオムレツのサンド
ブルーベリークリームチーズタルト
ブルーベリークリームチーズタルト
気まぐれカスター
気まぐれカスター
途中大山小学校グランドが臨時駐車場になっていました
が、その駐車場へ入るところにもすごい車の列が出来て
いました。臨時駐車場へ入れる交差点に立っていた係り
の人に「臨時駐車場は空きが出ますか?」と聞いたとこ
ろ「どこも同じ。地獄やわ」という返事だったので、同
じなら近いところまで行くかと、臨時駐車場は見送っ
て、市営駐車場を目指しました。しかしすぐにこれは間
違いだと気付きます。なぜなら大山小学校の臨時駐車場
からバスの終点大山ケーブルまではシャトルバスが往復
していて、そのバスは、交通整理により対向交通を一時
的に止めて確保された右側車線を走って行くのです。
我々が駐車場へ着くまでに何台かのシャトルバスに追い
越されてしまいました。
そうはいいながらも第一駐車場まで到着しましたが、な
かなか出てくる車がなくて、駐車場入口で待っている
と、おばちゃんがトコトコ寄ってきて、「うちの駐車場
は停められるけど、使う?」と話しかけてきました。旅
館目黒というところの人でした。いくらか聞くと 1 回
1,000 円でした。市営駐車場でも 600 円取られるの
で、待つよりいいかと思って旅館目黒さんの駐車場にお
世話になることにしました。
旅館目黒駐車場
旅館目黒駐車場
そこから車道を 500m ほど歩くと大山ケーブルバス停で
す。そこからはさらに参道の階段が続きます。参道の両
側には昭和の薫り漂うお土産物屋さんや、名物の豆腐や
ぼたん鍋 (いのしし鍋) などを売りにする食堂や旅館が
建ち並んでいます。
昭和の薫り漂う参道
昭和の薫り漂う参道
幅のあまり広くない階段の多い参道ですが、人が一杯い
て大混雑でした。
混雑する参道
混雑する参道
ようやく大山ケーブル駅に到着しましたが、ケーブル
カーの入口も大行列です。駅の人に聞くと 30 分待ちと
言うことだったので、歩くと 20 分ほどという大山寺ま
で歩いて登ることにしました。途中男坂と女坂の分岐が
あり、「らくらく女坂」という道を進んだのですが、決
して「らくらく」ではなくて、けっこう大変な坂道や、
急な階段が続きます。かなりへばったのですが、大山寺
まであと少しというところの階段の所まで来ると、すば
らしい紅色に染まった紅葉の並木が、トンネルのように
なっていて、来た甲斐があったと思わせてくれました。
紅葉のトンネル
紅葉のトンネル
階段を登らず、階段に向かって少し右手の方へ行くと、
紅葉を背景に撮影しやすい良いポイントがありました。
紅葉と妻
紅葉と妻
紅葉と奥村
紅葉と奥村
大山寺に参拝後、2 枚 300 円のかわら投げをしまし
た。
かわら投げに挑む奥村
かわら投げに挑む奥村
上の写真の場所から見下ろすと、少し離れた、下の方の
木の間に茅ノ輪があり、かわらを投げて、その中を通す
と願いがかなうそうです。
目標の茅ノ輪
目標の茅ノ輪
奥村のかわら投げの結果は、2 枚とも茅ノ輪より遠くへ
は飛ばせましたが、左の方へ大きくはずれてしまいまし
た。
大山寺からは、ケーブルカーで阿夫利神社下社を目指し
ます。
ケーブル乗場へ向かう途中、「いいじゃん大山」という
イカした幟を見つけました。「じゃん」ってことは、ハ
マっ子ってことなんでしょうか? それとも神奈川では横
浜以外でも語尾に「じゃん」と付けるのが一般的なので
しょうか?
いいじゃん大山
いいじゃん大山
大山寺駅は中間駅なので、さすがに行列にはなっ
ていませんでした。
大山ケーブル大山寺駅
大山ケーブル大山寺駅
大山寺駅へ到着するケーブルは通路にも人が立っている
ような乗車率ですが、大山寺駅でけっこう降りるおかげ
で、駅で待っていた人は乗ることができます。しかし、
駅で待っていた人が乗りが終わると、やはり通勤電車の
ような混雑に戻ってしまいます。
通勤電車のように混雑する大山ケーブル車内
通勤電車のように混雑する大山ケーブル車内
時期にもよるのでしょうが、私が行った今日
2008/11/23(日) に関して言えば、阿夫利神社周辺の紅
葉は、大山寺の階段付近と比べると正直大したことはな
くて、紅葉狩り目的なら、大山寺まで上がれば OK で、
阿夫利神社まで上がってくる必要はなかったような気が
しました。しかし、これは来て見なければわからなかっ
たことなので仕方ありません。
あと、阿夫利神社付近には、少し下ったところにしかト
イレがないのですが、私が行った時には水が全く流れな
くなっていて、かなりヒドい状態になっていました。水
洗の水だけでなく、手洗い場の水も出なかったので、機
械的な故障ではなく、水の供給源がおそらくタンク式
で、それを使い切ってしまっていたのではないかと思い
ます。たぶん普段はこんなに人が来るところではないの
で、想定外の利用頻度で使い切ってしまったのだと思い
ます。今後行かれる方は、上ではトイレに行けないと
思って、ケーブルカーに乗るまでにトイレを済ましてか
ら行った方がよいと思います。
阿夫利神社にお参りをしていると、もう暗くなってきま
した。今週、来週と大山寺と阿夫利神社付近の紅葉のラ
イトアップが行われます。ライトアップまで見ていくつ
もりはなかったのですが、渋滞で到着が遅くなった事
や、ケーブルにすぐ乗る予定だったのが、大山寺まで歩
いた事などで、ライトアップされる時間まで居残ってし
まうことになりました。
ライトアップされた紅葉
ライトアップされた紅葉
下りのケーブルカーは 20:00 までやっているので最終
に乗り遅れるというような心配をする時間では全くない
のですが、登ってくる時の駅以上の大行列になっていま
す。駅から続く行列が、阿夫利神社正面の大階段の登り
口にまで続いていました。我々が並んだ後も列は伸びて
いて、途中で振り返ると、階段の登り口からさらに先
の、中段ぐらいまでになっていました。我々は、並び始
めてから 1 時間弱ぐらいで、ようやくケーブルカーに
乗ることができました。
ケーブルカーを降りて、来た参道の階段を下ります。土
産物屋などがある参道の途中から、行列が出来ていま
す。この大行列は、なんと、伊勢原駅北口行のバスを待
つ人の列でした。ここから待つとすると、バスに乗るま
で 1 時間以上かかるのではないでしょうか…
参道の途中から続くバス待ちの大行列
参道の途中から続くバス待ちの大行列
私は最初、渋滞するだろうし、小田急の往復とバス、
ケーブルを含んだ安くなる切符もあることから、電車 +
バスで行こうと考えていたのですが、妻がブノワトンに
寄りたいということで車に変更しました。往路で駐車場
までの渋滞はありましたが、この列を見て車で来ておい
て正解だったと思いました。大山小学校の臨時駐車場に
停めておけば、もっとよかったと思います。ちなみに大
山小学校の臨時駐車場行きシャトルバスには、全く行列
はありませんでした。
ということで、紅葉を見に行ったというより、大渋滞に
ハマりに行って、さらに人の行列を見に行ったという感
じの 1 日でした。