Sydney Tower – シドニー・タワー

2006/11/19(日) Sydney Tower に登ってきました。
登るとまずショックを受けることがあります。タワーの
エレベーターの出口は、ハーバーブリッジとオペラハウ
スが見える北方向に向かって降りるように作られている
ので、降りるとまず目の前に見える光景は、タワーから
北方向の展望です。
しかし、シドニータワーのすぐ北側には、オーストラリ
アで 2 番目に高いビル MLC Center (1 番は World
Tower 230.1m、MLC Center は 228.0m) がどど~んと
建っていて、その先にもシドニータワーとハーバーブ
リッジ、オペラハウスの間には高層ビルが建ち並んでい
るため、一番シドニーらしい光景があまりよく見えませ
ん。
私はハーバーブリッジ、オペラハウスがいい感じに見え
ると漠然と期待していたので、そこがあまり良く見えな
いことに結構ショックを受けました。
シドニータワーから最初に見える光景
それでも他の方向はよく見えます。
ロイヤルボタニックガーデン
ロイヤルボタニックガーデン
Queen Victoria Building
Queen Victoria Building
Meriton Pitt Street Apartment (我々の住居)
Meriton Pitt Street Apartment
とあるビルの屋上にあった謎のクレーンらしきもの
謎のクレーンらしきもの
Hyde Park
Hyde Park
St. Mary’s Cathedral
St. Mary's Cathedral
他に、シドニー空港も見えていますし、タスマニア海も
見えます。
シドニータワーは普通は単に展望台に入場するだけなの
ですが、それとは別に展望台の屋上部分にある屋外デッ
キに出るツアー・スカイウオーク Skywalk というのが
あります。タワーの展望台で景色を見ていたら、ちょう
どスカイウオークに参加する人々 (Skywalker と呼ぶら
しいです…) が出てきました。
勇気あるスカイウオーカーの皆様
タワーから降りると、料金に含まれている OzTrek とい
うモーションライドが見れるというので、そちらも見ま
した。これは、すごくつまらなかったです…
ところでシドニータワーのエレベーターはゴンドラが多
層になっているらしく、自分の乗っている部分のドアが
開かないのに停止することがあります。その時、もう一
方のゴンドラ層の様子を見るモニターが出入り口の左上
についています。
多層エレベーターの他の階の様子を見るモニター
これがとてもピンボケで、すごく不思議な感じがしま
した。
この日は、タワーに行く前に、ミセスマックウォーリー
ポイントに行って朝食を食べました。
天気もよくて、いい景色を見ながら食べることができま
した。
ミセスマックウォーリーポイントからの風景
ミセスマックウォーリーポイントで朝食中
その後、ハリーズカフェ Harry’s CAFE de WHEELS へ
行って、この店の名物である、タイガー Tiger という
ものを食べました。ミートパイの上に、グリーンピース
を煮つぶしたもの、マッシュドポテトで土手を作り、そ
の中にグレービーソースが入っているというものです。
ハリーズカフェ・タイガー
名物なのですが、そんなにおいしいものではありません
でした。不味くもありませんし、まぁ、日本に帰れば食
べれないものなので、経験しておけたのは良かったと言
えるでしょう。
ハリーズカフェのあるウルムルーからシドニータワーま
では、ドメインという公園を横切って歩いて向かいまし
たが、その途中でマッチ棒を見つけました。なかなかイ
カした奴です。
イカしたマッチ棒
タワー見学を終えて一度家に帰ってから、夕食に出かけ
ました。この日の夕食はめずらしくダーリングハーバー
です。コックルベイの小さな海面をはさんで反対側に今
日行ったシドニータワーや、高層ビル群をみる、アーバ
ンな (?) 感じのテラス席でのディナーです。
ダーリングハーバーから見るシティ
食べたのはインド料理です。
ロブスターのカレー。メニューではカレーと書いてな
かったのですが、カレーでした。カレーと言っても、
かなり甘めです。
ロブスターのカレー
シーフードカレー。こちらはメニューでもカレーと書い
てありました。少し辛いカレーです。
シーフードカレー
ライス
ライス
ナン
ナン
たまには、こういう優雅な食事もいいですね。

Explore Bondi – ボンダイ・エクスプローラーでボンダイ方面を巡る

シドニーに来てから一度は行っておきたいと思っていた
ボンダイ Bondai にボンダイエクスプローラー Bondi
Explorer というバスで行ってきました。
ボンダイエクスプローラーは、市内およびごく近郊を巡
回するシドニーエクスプローラー Sydney Explorer バ
スと共通の 1 日乗り放題のパス $39.00- で乗ることが
できます。始発はサーキュラーキー Circular Quay の
バス停を 08:45am に出発します。その後 09:15am、
09:45am と 30 分間隔で 16:15 まで 16 本が運行され
ています。パスを使って途中のバス停で降りては、次の
バスに乗るということを繰り返して観光するわけです。
一番早い 08:45am のバスに乗り出発した我々は、当日
になって計画を見直して、おもったより時間がかかりそ
うだということで、当初予定していたいくつかのストッ
プでの下車をあきらめて、Watsons Bay、Bondi Beach、
Coogee Beach の 3 ヶ所に絞りました。Bondai Beach
から次の Bronte Beach までは歩くので、Bronte Beach
のバス停も使いますが、それでも 18 ヶ所の途中停留所
のうち 4 ヶ所のバス停だけしか使いません。
最初の Watsons Bay は、その次のバス停の名前でもあ
るギャップパーク The Gap Park の北端あたりにありま
す。細い岬状の地形で、外海側がタスマニア海、内海側
がワトソン湾です。
この日は非常に穏やかな感じの日でしたが、それでも
ギャップパークから見た広大なタスマニア海は、それな
りに波もありますし、また、海は断崖絶壁に面してい
て、荒々しい雰囲気の海です。
広大なタスマニア海
転じて、内海側のワトソン湾は、ほとんど波もないおだ
やかな海です。湾内にはヨットやモーターボートが停泊
していて、彼方にはシドニーのスカイラインが遠望でき
ます。岸辺はあまり広くない砂浜があり、その中央ぐら
いにカフェがある桟橋がついています。
おだやかそのもののワトソン湾
1 時間ここで過ごしてからバスに乗り、有名なボンダイ
ビーチへ向かいます。この日は雲一つない快晴で、海も
空も青く、ボンダイはとても綺麗でした。
ボンダイビーチ
ボンダイビーチの水際
建物の中から見たボンダイビーチ
ボンダイは海沿いの道だけが栄えていて、湘南と似たよ
うな雰囲気です。そこにはカフェや、ファストフードの
店が色々あります。我々はボンダイサーフシーフード
Bondi Surf Seafoods という店でフィッシュアンドチッ
プスをテイクアウェイで買い、海辺に設置されている東
屋で食べました。魚のフライが揚げたてでカリカリして
いておいしかったです。できたてのフィッシュアンド
チップスを綺麗な海辺で食べるのは、値段はそんな高い
ものではありませんが、非常に贅沢な気分になれます。
フィッシュアンドチップス
食後は、泳ぎはしないのですが、一応ビーチに下りて、
ボンダイブルーと戯れて、海にも少し触ってきました。
ビーチに不似合いな格好で波と戯れる
ビーチに不似合いな格好で波と戯れる奥村
おなかを満たしてボンダイビーチの水にも触れて満足し
た我々は、予定通り次のバス停 Bronte Beach まで海岸
の道 Coastal Walk を歩き始めました。
この日はこの道で sculpture by the sea というイベン
トをやっていたためか、ものすごい人通りで、海岸沿い
をのんびり歩くつもりで来た我々は少しびっくりしまし
た。イベントは海沿いの自然の中のあちこちに彫刻が展
示されているというものですが、正直言って、自然のま
ま放っといてくれ、という感じもしました。
少し歩くと、ボンダイビーチ全体が見通せるようになっ
ていい感じです。
ボンダイビーチを背景に記念撮影
ボンダイビーチを背景に記念撮影する妻
ボンダイビーチを背景に記念撮影する奥村
さらにこのあたりまで来ると、少し入り江になったボン
ダイビーチとは違って、タスマニア海がどど~んと見渡
せるようになります。
タスマニア海に見とれる奥村
タスマニア海に見とれる奥村
さらに進むと、タマラマ湾 Tamarama Bay が見えてきま
す。ここは少し小さなビーチですが、世界的に有名なボ
ンダイと比べても美しさでは負けていないと思います。
これぞボンダイブルーという感じですが、タマラマ湾
CIMG2432
タマラマ湾を背景に記念撮影
タマラマ湾を背景に記念撮影する妻
タマラマ湾を背景に記念撮影する奥村
歩行者注意の標識がありました。これはイベントの展示
物なんでしょうか?
歩行者注意
海沿いのアップダウンのある道はけっこう疲れますが、
タマラマ湾の次のネルソン湾 Nelson Bay にあるブロン
テビーチ Bronte Beach のバス停まで歩き通しました。
そこからボンダイエクスプローラーに乗り、クージー
ビーチ Coogee Beach に到着です。
空を見ると飛行機が何か字のようなものを空に描いてい
ました。
なにか描いてます
なにか描いてます
さっきより進みましたが、何を描いているのかはわかり
ません…
さっきより進みましたが、何かはわかりません
たくさん歩いたせいもあるのか、クージービーチに到着
した頃にはおなかがすいていたので、バス停から道を
渡った道を少しまっすぐ行ったところにある店で食べ物
を買って、またまたビーチで食べました。妻は CAFE
BOHEMIA という店の BLT を、私は Garlo’s Pies とい
う店のカレーミートパイを買いました。と言っても半分
ずつ分け合って、どちらも両方食べるのですが…
CAFE BOHEMIA の BLT
CAFE BOHEMIA の BLT
Garlo’s Pies のカレーミートパイ
Garlo's Pies のカレーミートパイ
ミートパイは日本はもとより、アメリカやカナダでもあ
まり見かけない料理なので、オーストラリアンフードと
言えるかも知れません。
そんなわけでクージーを後にして市内に戻り、ボンダイ
エクスプローラーの旅は終了です。
サーキュラーキーに戻るとシドニーエクスプローラーに
乗り換え、ハーバーブリッジを渡った北側へ行ってみま
した。
ハーバーブリッジの北側からの風景はあまり見ることが
ないので、少し珍しい感じがしました。この写真の角度
で見るとブルックリンブリッジの反対側から写したマン
ハッタンのようで、ちょっと都会っぽく見えます。
ハーバーブリッジ北側からの風景
そこからは、ハーバーブリッジの歩行者通路 CAHILL
WALK を歩いて戻ってきました。
歩行者通路からブリッジ方向を見る
ハーバーブリッジからサーキュラーキー、オペラハウス
方向を見ると、対岸や船から見るとの違い、高さがある
ので、なかなかいい感じに見えます。
ハーバーブリッジから見るサーキュラーキー、オペラハウス
いっぱい歩いたので疲れましたが、天気がよくて充実感
のある一日でした。

Hamilton Island (ハミルトン島) 強行 1 泊 2 日の旅 (2006/11/13 更新)

# 2006/11/13(月) 更新 – 水中カメラの画像を追加
この週末は 2006/11/11(土)~11/12(日) の 1 泊 2 日の強行日程でグレートバリアリーフ Great Barrier Reef 近くにあるハミルトン島 Hamilton Island というリゾート地へ行ってきました。
シドニー Sydney からは飛行機で 2 時間強です。なにせ 1 泊 2 日なので、早朝 06:55 Sydney 発の便を予約しました。
タイムゾーンは同じですが、シドニーと違って夏時間を採用していないのでその分 1 時間の時差があることもあり、08:20 には到着してしまいます。写真はハミルトンアイランド空港のダウンウインドを飛ぶ飛行機から見た島の全景です。一番手前の島は別の島で、その一つ奥に見えるのがハミルトン島です。島の手前の低くなっているところに空港の滑走路が左右に延びているのがわかるでしょうか。海をはさんでさらに先にも島があります。これらの島々がウイットサンデー諸島です。
ハミルトンアイランド
Jet Star というカンタス系の格安航空会社を使って行ったのですが、シドニー空港ではターミナルの目の前に駐機しているのになぜかタラップです。ハミルトンアイランド空港にはそもそもボーディングブリッジはありませんので、やはりタラップです。そして、どちらでも、憧れの屋根なしタラップでした。
憧れの屋根なしタラップ
屋根なしといっても、本当に格安航空会社用に作ったタラップなので屋根がないというだけで、ちょっと「憧れの」屋根なしタラップとは違いますが…
到着するとホテルの日本人の係りの人が迎えに来てくれていました。荷物をバスに積んでホテルに行くと、ホテルには日本人専用のチェックイン・チェックアウトなどを行うカウンターがあり、全て日本語で対応してくれます。楽チンでいいです…
到着時点では部屋はまだ使えませんでしたが、アライバル & デパーチャーラウンジというところを使わせてくれるので、そこでバゲッジアップしてもらう荷物と、チェックインまで持ち歩く荷物を詰め替えたりできます。ホテルの部屋についているようなバスルーム (シャワーとトイレが 1 つになった部屋) も 4 つほどあり、そこで着替えて出かける準備をしました。
10:00 からウィットサンデーフライ & クルーズというグレートバリアリーフまでの日帰りツアーに参加します。行きはヘリコプター、帰りはフェリーというツアーで、ヘリコプターでは、ホワイトヘブンビーチ White Heaven Beach の上空と、有名なハートリーフ Heart Reef の上空を飛んでくれます。どちらでも、まず左旋回して左側の乗客に、次に右旋回して右側の乗客に見えるようにしてくれるので、左右どちらに座ってもちゃんと見れます。ただし左右三人掛けなので、中央に座ると良く言えばどちらも見える、悪く言うと、どちらも隣の人越しにしか見えないという状況になります。
これがホワイトヘブンビーチです。たぶん 1,500feet (450m) ぐらいの高度です。
ホワイトヘブンビーチ 1
ホワイトヘブンビーチ 2
ホワイトヘブンビーチ 3
そしてこれがハートリーフです。こちらはすごく低空飛行しています。たぶん 500feet (150m) ぐらいだと思います。ガイドブックの写真とかではわかりにくいのですが、ハートリーフは、そんなに大きなものではないので、1,500feet とかの高度だと、見え方が小さすぎるのでしょう。
ハートリーフ
そして目的地のポンツーンに到着です。ポンツーンにヘリポートがあり、そこへ着陸すると思っていたのですが、ポンツーンから少し離れたところにヘリパッチがあり、そこに降りました。すごい小さなところに降りていくので、けっこうどきどきしました。ポンツーンへ行ってからヘリコプターのいるヘリパッチを見るとこんな感じです。ヘリパッチが小さいので、ヘリコプターがそのまま水に浮いているみたいです。
ヘリパッチ
ヘリパッチからは、筏に手すりとエンジンがついただけのような船でポンツーンへ移動します。写真は、この筏からみた今回の目的地、ファンタシーのポンツーン、リーフワールド Fantasea Reefworld です。
ファンタシー・リーフワールド
到着すると別途到着しているフェリーで簡単な説明を受け、あとは帰りの時間まで自由行動です。バッフェの食事、スノーケリングの用具貸し出し、半潜水艦乗船、更衣室の利用などが追加料金なしで行えます。リーフワールドにはロッカーがないので、スノーケリング中など、カバンは適当にそのあたりに置いておくことになります。そのためホテルで貴重品はなるべく預けていった方がいいと言われてそうしたのですが、実際には、土産物屋さんがありますし、スノーケリング用具でも、度付 (Optical) ゴーグルを借りるにはデポジット $80.00- が必要だったりするので、ある程度現金は持って行った方がいいと思います。また、タオルを貸してくれないので、自前か、ホテルで借りたタオルを持っていく必要があります。
我々の場合、ついたらすぐに食事をしました。
昼食はリーフワールドのバッフェ
その後、スノーケリング用具を借りて、グレートバリアリーフまで泳ぎました。このあたり、デジカメは持ち歩けないので写真なしです。リーフワールド自体は珊瑚礁を傷つけないためだと思いますが、グレートバリアリーフの珊瑚礁自体からは 20 ~ 30m ほど離れた、かなり深度のあるところに浮かんでいます。グレートバリアリーフの珊瑚礁部分は、我々がいた時間帯で水深 2 ~ 5m ぐらいの浅いところなのですが、そこまで泳いで行く必要があります。私は泳げないので、スノーケリング装備 + ライフジャケット (これも追加料金なしで貸してくれます) で行きました。他に棒状のスポンジのような浮きも貸してくれるので、泳ぎが苦手でも珊瑚礁まで行けないことはありません。
—– 2006/11/13(月) 追加 —– ここから ———
水中撮影可能なレンズ付きフィルムの現像ができてきたので、その写真を追加します。
まずライフジャケットを着て華麗 (?) に泳ぐ私です。
スノーケリング中の奥村
そして妻。妻は水泳をやっていたので、ライフジャケットのために潜れなくて残念だったようです。
スノーケリング中の妻
そして魚です。けっこうたくさんいたのですが、写真に綺麗に撮るのはなかなか難しいです。
珊瑚礁を泳ぐカラフルな魚
小魚がたくさん
あとは貝です。見た目で 2m ぐらいはある巨大な貝で、アフロディーテが出てきそうです。博物館とか、置物でこのぐらいの大きさの貝殻を見たことは何度かありますが、活きている状態で見たのははじめてです。これって、他の 2 枚貝みたいに貝をバタバタさせながら水を吐き出して泳ぐことができるんでしょうか? もし移動してたら、かなり怖いですよね。
2m はある巨大な貝
—– 2006/11/13(月) 追加 —– ここまで ———
水に入った時はそれほど感じなかったのですが、水から上がってくると体が冷えていてかなり寒かったです。11 月は北半球で言えば 5 月なので、暖かい場所とは言え、泳ぐには本来は少し早すぎるのかも知れません。
珊瑚礁まで行くと魚がたくさんいたし、他に水族館でしか見たことがないような大きな貝もいて、あっという間に時間が過ぎていて、水から上がるともう 14:00 でした… あわてて半潜水艦の最終便に乗りました。
半潜水艦
半潜水艦は水面下にロングシートが左右それぞれ外側に向かって 2 列あり、その前は透明な窓になっていて水中が見えます。出発して少し速度を上げて走り、その間は窓は泡だらけですが、珊瑚礁までたどり着くと速力を落として、あとは珊瑚礁沿いにものすごくゆっくり走ります。潮の干満にもよるのでしょうが、我々が乗った時は珊瑚礁の上に入れないようで、珊瑚礁の左端の部分を延々進んでいくので、向かって右側だけに珊瑚礁がある状態で進みました。我々はそうとは知らずに進行方向向かって左に座ったので、珊瑚礁はほとんど見れませんでした… それでも復路は反対向きに進むだろうと思ってのうのうと座っていたのですが、なんと帰りは珊瑚礁から離れて深いところをスピードアップして戻っていき、結局反対側の列の人の間から少し見ただけでした。それだけでも十分楽しめましたが、向かって右に座っておけば、もっとよかったと思います。(英語のガイドをちゃんと聞いていれば、右に座った方がいいと言っていたのだかも知れませんが、我々は気づきませんでした。出発してまもなく左から右に座りかえる人が何人かいたので、その時に言っていたのかも知れません)
帰りは 14:35 ポンツーン発のフェリーでハミルトンアイランドへ戻ります。
フェリーでは子供にフェイスペイントをしたり、PADI のダイビングコースを取った人に賞状のようなものを渡したりというようなイベントがありましたが、私も妻もほとんどの時間寝てました。
ちょっとしたお菓子と、自分で入れるインスタントコーヒーは無料です。他に売店でスナック類や、お酒なども売っています。
フェリー
ハミルトンアイランドに戻るとホテルにチェックインし、さらに島内での移動手段であるバギーをレンタルしに行きました。
泊まったのはリーフビューホテル Reef View Hotel というところです。目の前には海が広がっていて、景色はすごくいいです。(ただし、名前と違って目の前にあるのは Reef ではなく、砂浜です)
リーフビューホテル客室
リーフビューホテル客室ラナイからの眺め
島内では普通の車はほとんど走っておらず、代わりにゴルフ場で使われるようなバギーが使われています。そのためレンタカーはなく、レンタバギーがあります。ホテルにも駐車場はなく、バギー置き場があります。
ホテル前はバギーがいっぱい
我々も 24 時間 $80.00- + 保険 $10.00- で借りました。
バギー
その後、夕日を見にワンツリーヒル One Tree Hill というところへ行きました。夕日が見える方向だけ木が少し伐採してあり、夕日が綺麗に見えます。
ワンツリーヒルからの夕日
ここは夕日が綺麗と紹介されているのですが、なぜかほとんどの人は、少し先の天文台があるところで見ていました。私が地図を見間違えていて、あちらが One Tree Hill だったのでしょうか…? 謎です。
夕食はフィッシュアンドチップスです。先々週フリーマントルで食べたフィッシュアンドチップスが非常に美味しかったのですが、ここのフィッシュアンドチップスもかなりいけました。
夕食はフィッシュアンドチップス
夕食後、ワンツリーヒルの先にある天文台のところへ星を見に行きました。まさに満天の星空で、久しぶりに天の川を見ることができました。また、流れ星も妻と一緒に見ることができました。写真は一応撮影を試みたのですが、コンパクトデジカメでは無理があり、真っ暗でした…
2 日目はその名もベーカリーというパン屋さんでサンドイッチとコーヒーを買って、小高い見晴らしのいい所にあるベンチで朝食をとりました。
ベーカリーで朝食を買って満足の妻
朝食のベーカリーで買ったサンドイッチ
天気が良くて、綺麗な海を見ながらの食事は爽快な気分でした。
次にコアラギャラリー koala gallery という小さな動物園へ行きました。ここではコアラを抱っこして写真を取らせてくれます。
コアラを抱く奥村
コアラを抱く妻
この動物園は非常に小さいのですが、カンガルーもいます。イースタングレイカンガルー Eastern Grey Kangaroo という種類で、かなり体の小さなカンガルーでした。
カンガルー
次にホテルの客室から見えたビーチを歩いてみました。椰子の並木があり、非常にいい感じのビーチです。
ホテル前のビーチ 1
すごい遠浅で、少し潮が引くと、ず~っと先まで波打ち際が遠ざかっていきます。この写真は波打ち際からさらに 10m ぐらい沖へ行って撮っているのですが、まだ水深 15cm ぐらいで、さらにずっと先で普通に歩いている人がいて、遠くまで浅いのがわかると思います。
ホテル前のビーチ 2
最後に妻のリクエストで教会を見に行きました。ホテルのある場所から、教会やワンツリーヒルがある方へ行く道は急な登り坂です。ちょうど坂の上に雲があっていい感じでした。
坂の上の雲
そしてこれが教会です。小高いところにあり、ビーチが見下ろせて (天気がよければ) 素晴らしいロケーションです。
教会
飛行機までもう少しだけ時間があったので、ワンツリーヒルの先の天文台まで行ってみました。この島はほとんどどこへ行っても綺麗な景色が楽しめる感じです。
天文台からの眺め
そして帰りです。のどかな空港ビルでチェックインします。
ローカル空港感ただようチェックインカウンター
昼食は空港のセキュリティーエリアに入ってからあるカフェでサンドイッチを買って食べました。オーストラリアでもこんな小さなサンドイッチを売っているんですね。シドニーでもこういうのを売っれば昼食にちょうどいいと思うのですが…
昼食は空港で買ったトースティーサンドイッチ

世界一大きな花

予期せぬ形でインディアンパシフィック号の旅が早めに
終わり 2006/11/03(金) にシドニーに戻ってきた我々
は、予定のない週末を迎えることになりました。
そこで王立植物園 Royal Botanic Garden で滅多に咲く
ことがない花が咲いたという、世界一大きな花を見に行
くことにしまいした。
日本でも報道されていたようなので知っている人もいる
かも知れませんが、タイタン・アルムTitan Arum とい
う花で、世界一大きいことや、滅多に開花しないことで
も知られていますが、強烈に臭いことでも有名な花で
す。
花は植物園の中でもトロピカルセンター Tropical
Centre (英式綴りなので Center ではなく、Centre で
正しい綴りです) という温室のある施設で開花していま
す。
2006/11/04(土) に最初行ったのですが、のんびり歩い
て行って 15:45 頃到着したら「16:00 閉館だから、も
う入れないよ」と言われてスゴスゴ帰ってきました。
翌 2006/11/05(日) に再び行って、料金を払って入館す
ると、なんと入ったところ (料金を払うところから見え
るところ) に展示されていました。「この場所にある事
に気づいていたら、昨日も見れてたやん…」と思いつ
つ、まず 2 度と見ることができないであろう花をじっ
くり観察しました。
写真で私の後ろに移っている白い花びらから、ベロのよ
うに黄色いものが突き出しているのが、タイタン・アル
ムです。(後ろの緑の葉っぱの木は単なる飾りの造花
で、タイタム・アルムとは関係ありません) 本当に大き
なものだと 3m ぐらいにもなるそうですが、今回咲いた
花は 1m ぐらいの大きさです。でも「メートル」単位で
大きさが語られるのですから、尋常ではない大きさであ
ることはわかると思います。
タイタン・アルム
後ろに回ると、小さな切込みがあり、雄しべ、雌しべが
見えていました。学芸員の方に聞いてみると、植物園で
は昆虫などがいないため、人間が受粉してやる必要があ
り、その作業をするための穴なんだそうです。ちょっと
グロテスクな感じがしました。
雄しべ、雌しべ
問題の匂いは、全然しませんでした。これも学芸員の方
の説明によると、最初に咲いた日の夜間はすごく匂うら
しいですが、この状態ではすでに匂わなくなっていると
いうことです。
せっかく入場料を払ったので、トロピカルセンターの温
室も入ってみました。その名の通り熱帯雨林のカラフル
な花などが展示されていました。写真の葉っぱは童話の
主人公が傘の代わりに持っていそうな形をしています。
巨大葉っぱ
あと全然関係ありませんが、アップルマーク。
アップルマーク
ウールワースというスーパーで見かけた、本当の果物の
リンゴの箱です。このマークは権利的に OK なんでしょ
うか?

Indian Pacific (インディアン・パシフィック号) の旅 (Perth へ帰着編)

# この記事で書いている内容自体は 2006/11/02 ~
# 2006/11/03 の出来事です。

列車が Perth に近づいてきました。何とも悲しい気分
になってきます。
車内でお仕事 (?)
車内でお仕事 (?)
最後になって、我々の乗っていた D 号車の担当乗務員
の方が、乗車証明書を配りに来てくれました。残念なが
ら全区間を通して乗れませんでしたが、よい思い出にな
ります。
乗車証明書をもらって喜ぶ奥村
乗車証明書をもらって喜ぶ奥村
そして East Perth 着。到着前にアナウンスがあり、
今日中に Sydney へ向かう飛行機に残席がいくつかある
ので、急ぐ人は申し出るようにとのことでした。我々は
急いでいないので、その日はパースに泊まり、翌日の飛
行機で Sydney へ戻る選択をしました。
列車が到着しても、当日の飛行機を選択した人や、自分
で帰れる人以外は、Perth での宿の手配、Sydney へ向
かう飛行機の手配などができ次第案内するので、列車内
で待つようにとの指示がありました。
とりあえず、チェックインしていた荷物が帰ってくると
いうことだったので、取りに向かいます。
ホームの駅舎のある方へ向かうと、チェックインしてい
た荷物を載せた台車が、列車のように何両もつながって
置いてありました。この台車にも “INDIAN PACIFIC” と
1 つ 1 つに書いてあるのがちょっと面白かったです。
チェックインしていた荷物を載せた台車
チェックインしていた荷物を載せた台車
Indian Pacific 号には、自家用車を積める車両が 2 両
連結されています。ここに車を積んでいた人達の車を下
ろす作業もしていました。日本でも自家用車を積んで一
緒に旅行できる列車が一時期あったのですが、今はなく
なってしまったので、日本では見れない光景です。
自家用車を下ろしているところ
自家用車を下ろしているところ
Perth の宿、East Perth 駅から宿までの移動手段、
Perth → Sydney の飛行機、宿から空港までのタクシー
は全て Indian Pacific 号を運行する鉄道会社である
Great Southern Railway が手配してくれました。その
うち、Perth → Sydney 飛行機代以外は支払いも Great
Southern Railway 持ちでした。飛行機代がいくらにな
るのかはこの時点ではわかりませんでしたが、後ほど列
車の料金から飛行機代を差し引いた金額がクレジット
カードに戻ってくるということでした。もちろんチケッ
トの手配をした ATS (Australian Tour Specialist) 社
経由で連絡があり、実際に返金があったのですが、
Perth → Sydney の飛行機は、自分では買わないような
かなり高い料金でした。当日手配なので仕方ない点もあ
りますが、もう少し安い飛行機を手配して欲しかったで
す…
また、行使できる可能性はほとんどありませんが
2007/12/31(月) まで有効な、次回の Great Southern
Railway での旅行が半額になる権利をもらいました。
携帯電話の電話番号を聞かれたので伝えておきました。
その日のうちに翌日の飛行機の時間や、空港まで行くバ
スについて連絡があるということで、まずホテルへ移動
します。
鉄道会社が手配してくれた Perth の宿は、Medina とい
うホテルです。我々が泊まっていた Aarons よりかなり
高級なホテルで、しかもスイートルームでした。
(Aarons もホテル側の事情でアップグレードされてス
イートでしたが、豪華さが全然違いました)
Medina Hotel の客室 (リビングとキッチン)
Medina Hotel の客室 (リビングとキッチン)
Medina Hotel のベッドルーム
Medina Hotel のベッドルーム
食事は miss maud という Perth 2 日目の朝食を食べた
のと同じ Buffet へ行きました。
miss maud のバフェはこんな感じです。
サラダコーナー
サラダコーナー
チキン
チキン
暖かい料理のコーナー
暖かい料理のコーナー
カレー
カレー
お魚 (日本のようなお酢の利いた味でした)
お魚 (日本のようなお酢の利いた味でした)
私のお皿 (trip 1)
私のお皿 (trip 1)
妻の皿 (trip 1)
妻の皿 (trip 1)
デザートコーナー
デザートコーナー
2 人とも 3 ~ 4 回料理を取りに行き、さらにデザート
も食べて、満腹でレストランをあとにしました。ホテル
まで帰る途中、カンガルーの親子を見つけました。
Perth の街中で見かけたカンガルーの親子
Perth の街中で見かけたカンガルーの親子
結局この日のうちには鉄道会社から電話はかかってきま
せんでした。翌日の飛行機の時間がわからないまま、若
干不安に思いつつ寝床に就きました。
翌朝起きて、朝食を取りにおりていくと、ロビーに
Indian Pacific 号で見かけた覚えのある他の乗客の人
がいて、フロントの人となにやら深刻そうに話をしてい
ます。聞いてみると、鉄道会社からホテルのフロントに
連絡があり、その時間からでは明らかに間に合わない時
間の飛行機の時間を伝えられて、それに乗るようにとい
う案内があったそうです。我々を含め 3 組の乗客が同
じ状態になっていました。前日夜に連絡があれば、それ
に合わせて早く起きたかも知れませんが、3 組とも朝に
なってから伝えられたので、空港へ行くのは不可能で
す。ホテルの人も同情してくれて鉄道会社との交渉を引
き受けてくれて、午後の便に変更してくれました。
また、ホテルまでバスが迎えにくるということだったの
ですが、タクシーチケットをそれぞれの家族がもらい、
自分で行くということになりました。
最後までドタバタしつつ、タクシーで、今度こそ本当に
Perth の街をあとにします。
同じホテルでは先ほどの 3 組のゴールドカンガルーク
ラスの乗客しか見かけませんでしたが、空港に行くと同
じ便を待っている乗客の中に、レッドカンガルークラス
の車両で見かけた人が何人かいました。レッドカンガ
ルークラスの人にもホテル、飛行機の手配は行われたよ
うですが、やはり元の料金に応じたクラスわけがあった
ということなのでしょう。
離陸した飛行機から見た Perth の街
離陸した飛行機から見た Perth の街
機内食
機内食
Perth への往路でもそうでしたが、Perth → Sydney の
便でも、機内食の他に、アイスクリームが出ました。
機内アイス
機内アイス
ということで 3 泊 4 日大陸横断の鉄道旅行となるはず
が、1 泊 2 日でカルグーリまで、片道約 10 時間を往
復しただけで終わってしまいました。
費用、必要な時間の面で、二度と乗車チャンスがないか
も知れない旅行だったので、本当に残念です。特にこの
旅のハイライトと言うべきナラボー平原 Nullabor
Plain へ入らずに戻ってしまったことが非常に心残りで
す。
いつかまた乗りに来て、全線乗車したいと思いつつ、今
回の旅は終わりを告げたのでした。

Indian Pacific (インディアン・パシフィック号) の旅 2 日目 (2007/04/04 更新)

# 2006/11/05 更新 (記事、写真追加)
# 2006/11/06 更新 (2 日分に分割、記事追加)
# 2006/11/07 更新 (カルグーリの記述、写真追加)
# 2007/04/04 更新 (車窓の写真を追加)
# 2007/04/06 更新 (Perth 帰着編を独立)
# 写真は大量にあるため、記事の追記とともに徐々に追
# 加します。
# この記事で書いている内容自体は 2006/11/02 の出来
# 事です。

(この部分、まだまだ書く予定です…)

しかし、旅は思わぬ形で終わることになってしまいまし
た。
初日の夕食を食べ終わって、そろそろ最初の停車駅カル
グーリ Kalgoorlie へ着くという頃、Gold Kangaroo
Manager の人がレストランにやってきて、説明を始めま
した。それによると、この先の線路上で事故があったた
め、Adelaide や Sydney まで行くことは現在はできな
い、状況はまだわからないが、オプションとしては、1.
行けるところまで行って、反対側から来た列車とバスで
乗客を交換するか、あるいは 2. Perth へ戻るかにな
る。カルグーリまで行ってからそこで停車したまま 1
泊し、翌朝までの状況により決定する、ということでし
た。私は最初深刻な事態だなぁと思って聞いていたので
すが、説明するマネージャーがカルグーリという地名を
何度も間違えるのを他の乗客が笑っているし、乗務員も
「3 番目のオプションについて説明しなくていいんです
か? ラクダに乗っていくというのを」というようなこと
を言ったりしていたので、私の英語力の問題で Joke を
真剣に受け止めてしまったのかと思いました。しかし同
じ席に座っていた乗客が説明をしなおしてくれて、やは
り実際の事故であることがわかりました。
説明してくれた乗客の話によると、事故があったところ
は Tarcoola というところだそうで、カルグーリからは
1,500km ぐらい先のところですが、途中に設備の整った
駅がないためカルグーリで停車したまま夜を明かすこと
になったようです。
カルグーリには予定通り 21:50 に到着しました。駅の
ホームでおどける乗務員の方々です。
愉快な乗務員の方々
夜の到着ですがカルグーリの街とスーパーピットという
露天掘り金鉱山を見学するバスツアーがあり、それに参
加しました。
列車を降りてホームを歩きます。夜の駅は独特の雰囲気
があり、とても綺麗に感じました。
夜のカルグーリ駅
夜のカルグーリ駅
駅を出ると、駅前のロータリーにツアーバスが停車して
いました。事前に購入しておいたチケットをバスの運転
手に渡して乗り込みます。
カルグーリ駅前からツアーバスに乗り込む
バスツアーは正直言っていまいちな内容です。カルグー
リの街を、時にすごくゆっくり、時には停車しつつ、ド
ライバーが道の左右にある色々な建物の歴史を紹介して
くれます。カルグーリ初のホテルとか、銀行とか、色々
な建築物が残っていて、それが今は別の用途で現役で使
われていたりするのですが、なにせ夜なので肝心の建物
がよく見えません。
紹介された建物は例えばこんな感じの西部劇に出てきそ
うなホテルだったりします。
紹介された建物の一つ
また、こちらの赤くライトアップされたタワーは、金鉱
を掘るためのヤグラだということですが、現在は使われ
ておらず、下に建物が作られて鉱山博物館になっている
そうです。といっても、もちろん夜中なので閉まってい
て、バスに乗ったまま遠くから眺めるだけです。
昔の鉱山のヤグラ
ある程度紹介が終わるとバスはスピードを上げ、少し郊
外にあるスーパーピット SUPER PIT という現在掘削中
の露天掘り金鉱山へ向かいます。ここは金鉱山ですが、
現在は金以外の鉱物の生産が金を上回ることもあるそう
です。
12 時間毎の交代制で人々が働き、24 時間ノンストップ
で操業しています。なので、夜中のツアーでも実際に
掘っているところを見ることができます。
露天掘りの現場
観光客向けの展望施設もあり、バスはそこへ乗りつけま
す。ツアー中唯一下車して見学するところです。
観光客向けの展望台前で
展望台の中ではバスのドライバーが色々説明をしてくれ
ますが、英語で聞くのが面倒なので外に出て写真を撮っ
たりしていました。展望台前の広場には、実際に鉱山を
掘っているものと同じサイズと思われるショベルが展示
してあります。高さ 5m ぐらいあり、非常に大きなもの
です。
巨大ショベル
スーパーピットを出るとまたバスに乗り、街に戻りま
す。街に戻ると、さっきとは別の道をまたゆっくり走り
ながら、さらに建物の説明が続きます。私は途中で寝て
しまいました。

(この部分、まだまだ書く予定です…)

その後、寝ようとしているとアナウンスがあり、Perth
に戻る決定をしたということでした。
翌 2006/11/02(木) 朝起きてカルグーリの駅を出発する
までの間に、ものすごい長大編成の貨物列車がパースに
向けてカルグーリの駅を追加していきました。
コンテナ 2 段積… 車両限界の大きさが日本とは根本
的に違います
コンテナ 2 段積...
車載車。3 段積みです…
3 段積み車載車
しばらくすると列車は説明どおり反対方向、パースへと
戻り始めました。インド洋にほど近い街 Perth から太
平洋側の Sydney まで行くために Indian Pacific 号と
名づけられたこの列車ですが、今回は Pacific へ到達
することができなかったので Indian Indian 号となっ
てしまったわけです。
踏切通過中
踏切通過中
かなり走ったところで、先ほどカルグーリの駅で
Indian Pacific 号の停まっているところを通過して
いった貨物列車が待避線に入っているところを追い越し
ました。
追い越した瞬間に撮影した貨物列車の機関車
追い越した瞬間に撮影した貨物列車の機関車
————————————————–
1 つの Blog エントリとしては大きすぎるので、内容別
に分けました。
Perth に帰着編
————————————————–

Indian Pacific (インディアン・パシフィック号) の旅 (食事編)

インディアンパシフィック号の最大の楽しみは大自然の
車窓だと思いますが、次に大きな楽しみは、やはり食事
です。
乗車中は風景を楽しむ以外には特にやることもなくほと
んど座ったままです。そこにゴールドカンガルークラス
では 1 日 3 食の食事が出るので、ブロイラーのように
運動せずひたすら食べ続けているような錯覚にとらわれ
ます。
食事は基本的に食堂車で取ります。列車がシドニーまで
行っていれば、予定では客室で食事を取る回もあったよ
うですが、我々はパースに戻ってしまったので、全ての
食事を食堂車で取りました。車内設備編でも説明しまし
たが、インディアンパシフィック号の食堂車には車両毎
に名前がついていて、我々の食堂車は Queen Adelaide
Restaurant という名前でした。
Queen Adelaide Restaurant ロゴ
Queen Adelaide Restaurant ロゴ
初日 2006/11/01(水) 昼食
まずは初日 2006/11/01(水) の昼食です。East Perth
を出てしばらくすると昼食時間です。しばらくと言って
も私が乗りたかった列車に乗ったことで興奮していたの
で短く感じただけで、実は出発してから 2 時間以上
たった 14:00 に昼食開始です。
メニュー表紙
メニュー表紙
メニュー中表紙
メニュー中表紙
メニューメインのページと 1 ページ目の飲み物ページ
メニューメインのページと 1 ページ目の飲み物ページ
メニュー 2 ページ目の飲み物ページ
メニュー 2 ページ目の飲み物ページ
メニュー裏表紙
メニュー裏表紙
メニューは上の写真のようなものです。このうちメイン
のページのみ食事の度に差し替えになります。
食事には 1 回 1 回名前がついていて、最初の昼食は
Avon Valley Lunch (Perth ~ Kalgoorlie) という名前
がついています。メニューはこんな感じです。
Avon Valley Lunch メニュー
Avon Valley Lunch メニュー
テーブルセッティングはこんな感じです。ゴールドカン
ガルーのナプキンが用意されています。
テーブルセッティング
テーブルセッティング
ゴールドカンガルーナプキン
ゴールドカンガルーナプキン
最初の食事では、食事の進め方について少し説明があり
ます。まずバーの係の人が各テーブルをまわって、飲み
物の注文を取りにきます。アルコールなどは別料金で
す。ただし、最初の食事では、多くの乗客が、直前に行
われていた説明会で出されたシャンパンを持ち込んでい
ました。我々は 2 人ともアルコールを飲まないので、
毎回水だけでした。水は何も言わなくても出てきます。
次にメニューの中にある選択できる部分でどれを選ぶか
を聞きにきます。
メインの食事が終わるとデザート後に出る飲み物として
コーヒーか紅茶の選択を聞きにきます。
食事の進め方といっても、それだけのことですが、ちゃ
んと説明してくれます。
食堂車には専任のウエイター/ウエイトレスが乗ってい
るわけではなく、客室係の方々が食事の世話もしていま
す。そのため、食事時間中は他の車両には客室係の人が
ほとんどいません。(実は食事時間中以外でもテーブル
の準備、後片付けや掃除など色々やることがあるらし
く、各車両の乗務員室に客室係がいることはほとんどあ
りません)
そんなことがあってから、最初の食事がはじまります。
食事には毎回パンが付きます。温めてサーブされます。
我々は食べるたびにちぎって、少しバターを塗って食べ
ていました。日本でレストランへ行ってもほとんどの人
がそうやって食べていると思うのですが、それを見た同
席の人に「パンは暖かいうちに半分に切って、バターを
塗っておくと、溶けて美味しいのよ」というような趣旨
のアドバイスをもらいました。ちょっと不思議だったの
ですが、乗客のほとんどがそうしていたので、オースト
ラリアではそういう食べ方が一般的なのかも知れませ
ん。
パン
そしてメインの料理です。
2 つの選択肢があったので、妻と 1 つずつ注文して、
半分ずつ分け合って食べました。どちらもとてもおいし
かったです。
Roasted Pumpkin, artichoke, Goat Cheese, Red
Pepper & Olive Tart
Mesclun Salad
Roasted Pumpkin, artichoke, Goat Cheese, Red Pepper & Olive Tart / Mesclun Salad
Herb & Black Lime Crusted Chicken
Herb & Black Lime Crusted Chicken
最後にデザートとコーヒーが出ます。このデザートも
オーストラリアとしては画期的なぐらい甘さ控えめで、
日本人にも食べやすいデザートでした。特にアーモンド
が入った少し酸味のあるクリームが非常によかったで
す。
Peach & Almond Tart
Double Cream
Peach & Almond Tart / Double Cream
初日 2006/11/01(水) 夕食
我々は遅い回の食事をするブルーカード組なので、初日
2006/11/01(水) の夕食は、20:00 からです。この食事
は Southern Cross Dinner (Perth ~ Kalgoorlie) と
いう名前です。ちなみに、早い回の食事をするマルーン
カードをもった人の夕食は 18:00 からで、食事の名前
も “Sunset Dinner” という違う名前になっています。
我々の場合は星空が見えるということなんでしょうか。
Blue Card
Blue Card
Southern Cross Dinner メニュー
Southern Cross Dinner メニュー
Southern Cross Dinner メニュー Entree
Southern Cross Dinner メニュー Entree
Southern Cross Dinner メニュー Main Course
Southern Cross Dinner メニュー Main Course
Southern Cross Dinner メニュー Dessert
Southern Cross Dinner メニュー Dessert
まずパンがサーブされます。このパンは実は配りに来た
時に「2 つちょうだい」と言うと 2 つもらえます。
パン
パン
テーブルセッティングも、昼食時にくらべるとカトラ
リーが多くて、ディナーっぽい感じです。
テーブルセッティング
今回の夕食の前菜は 2 種類から選べます。昼食同様、
妻とは別々のものを注文して、両方を食べました。最初
の写真にあるメニューの “Ponzu” とは「ポン酢」のこ
とです。しかも上に乗っている黄色いものは、見た目か
らわかるように、タクワンです。見た目で「タクワンに
似てるなぁ」と思ったのですが、食べるまでは別のもの
に違いないと思っていたので、ちょっと衝撃を受けまし
た。このメニューは味付けもポン酢を使っているためも
あると思いますが、全体的に日本風なものでした。タク
ワンは正直味覚的に浮いてる感じがありましたが、それ
以外はとてもおいしかったです。
スープもおいしくいただきました。ちなみに、スープの
写真で中身が少し片寄っているのは、列車が傾いている
からです。
Sugar Seared Tuna
Vegetable Salad & Ginger-Lemon Myrtle Ponzu
Dressing
Sugar Seared Tuna / Vegetable Salad & Ginger-Lemon Myrtle Ponzu Dressing
Tuscan Onion & Red Wine Soup
Gruyere Croutons
Tuscan Onion & Red Wine Soup / Gruyere Croutons
メインと同時に、メニューには載っていなかった温野菜
が出てきました。同じテーブルの 4 人分が 1 つの皿に
盛られて出てくるので、それぞれが自分の皿に取り分け
て食べます。
温野菜
温野菜
そしてメインです。
夕食では 4 つのメインから 1 つを選べます。今回も妻
とは別のメニューを選んで、分け合いました。本当は全
てのメニューを制覇したかったのですが、妻と協力して
も 4 種類のうち 2 種類は食べることができないのが残
念です。
ラビオリとフィレステーキを選択しましたが、これまた
2 つともおいしかったです。
Feta, Spinach and Pinenut Ravioli
Tomato and Oregano Sauce & Parmesan Cheese
Feta, Spinach and Pinenut Ravioli / Tomato and Oregano Sauce & Parmesan Cheese
Grilled Beef Fillet
Mountain Pepper Seasoning & Beetroot Glaze
Grilled Beef Fillet / Mountain Pepper Seasoning & Beetroot Glaze
デザートの前になぜかチョコレートが出てきました。
ゴールドカンガルーが描かれた袋に入っています。中身
は白いあまり甘くないキャラメルのようなものの中心に
ミント味のものが少し入っていて、その周囲がチョコ
レートでコーティングされているものでした。
ゴールドカンガルーチョコレート
最後にデザートとコーヒー (または紅茶) です。
今回のデザートは 2 種類から選べたのですが、1 つの
選択肢はチーズの盛り合わせだったので、それはパスし
て、妻と同じものを選択しました。
Chocolate & Whiskey Pudding
Bittersweet Chocolate Sauce & Double Cream
Chocolate & Whiskey Pudding / Bittersweet Chocolate Sauce & Double Cream
これも見た目ほど甘くなく、また、ウイスキーが入って
いるらしく、アルコールの嫌いな私には少し匂いが気に
なりますが、食べられないようなものではなく、おいし
くいただきました。
食事の最後にゴールドカンガルーマネージャーがやって
きて、列車は前方の貨物列車の事故の影響で次の停車駅
カルグーリで明日 2006/11/02(金) の朝まで停車すると
いう衝撃の発表がありましたが、乗客はジョークでも聞
いているようにおだやかで、なんとも不思議な感じでし
た。
2 日目 2006/11/02(木) 朝食
2 日目 2006/11/02(金) の朝、起きてもカルグーリに停
まったままです。しばらくすると列車は来た方向へ戻り
はじめました。それでも朝食は予定より少し遅れる程度
で 09:00am にははじまりました。
毎度おなじみのテーブルセッティング
テーブルセッティング
ジャム、マーマレードなどとともに、ベジマイト
VEGEMITE が置いてありました。オーストラリアの一種
の国民食で、日本の佃煮のようなものです。パンに塗っ
たりして食べます。不味くもありませんが、そんなにお
いしいというものでもありません。
ベジマイト
朝食は The Golden Mile Breakfast (Kalgoorlie ~
Adelaide) という名前でした。金鉱山の街 Kalgoorlie
にちなんだものです。それはいいのですが、区間名は本
当は (Kalgoorlie ~ Perth) なのです。悲しいです
ね。
The Golden Mile Breakfast メニュー
The Golden Mile Breakfast メニュー
The Golden Mile Breakfast メニュー前半
The Golden Mile Breakfast メニュー前半
The Golden Mile Breakfast メニュー後半
The Golden Mile Breakfast メニュー後半
朝食は選べる部分が 2 ヶ所ありました。前半の選択肢
は妻と別のものを注文しました。
Cereals
A Selection of Just Right, Cornflakes, Weetbix or
Muesli
Cereals / A Selection of Just Right, Cornflakes, Weetbix or Muesli
Fresh Fruit Medley
Seasonal Selection
Fresh Fruit Medley / Seasonal Selection
シリアルは牛乳をかけて食べます。何種類かのシリアル
が混ざっているのですが、とても硬いものがあって、牛
乳を入れたぐらいではふやけてくれず、かむのが大変で
した。
牛乳を入れたシリアル
フルーツは実は私がどちらかと言えば苦手としているス
イカ、メロンがメインでしたが、この日に限って言えば
おいしく食べることができました。
メニュー後半の選択肢は、”Toasted Breads and
Preserves” が選択肢の一つだと勘違いして 3 つの選択
肢から妻と 2 つを選ばなければならないと思ってい
て、トーストを選んでいました。ところが注文の段に
なってトーストは全員にに出ると言われ、一瞬で決断す
る必要があって、妻と同じものを選んでしまいました。
Scrambled Eggs
Gruyere cheese Muffin, Grilled Bacon & Baked
Tomato
Scrambled Eggs / Gruyere cheese Muffin, Grilled Bacon & Baked Tomato
注文を取りに来る前の検討で、トーストとワッフルの選
択肢からワッフルを落としたのですが、選択肢が 2 つ
なら妻と別のものを頼むべきでした。
トースト 3 種類ぐらいのトーストがカゴに盛られて
テーブルの中央にドンと置かれます。そこからそれぞれ
自分の好みのものを取ります。
私は普通のホワイトブレッドのトーストをとりました。
ホワイトブレッドのトースト
妻はホール・ウイートと思われるトーストを選んでいま
した。
ホール・ウイートのトースト
おいしく食べることができましたが、トーストとマフィ
ンがどちらも炭水化物系なので、すごくおなかにたまり
ます。列車の食事の量はオーストラリアの普通のレスト
ランで出てくる量よりかなり控え目ですが、なにせ全く
運動せず座っているだけなので、少し多いだけでもすぐ
に太ってしまいそうです。
2 日目 2006/11/02(木) 昼食
列車はどんどん出発地の Perth に戻っていきます。し
かし昼食は予定通りに 14:15 頃にはじまるのでした。
今回の度最後の食堂車での食事となった昼食は Red
Hills Lunch (Kalgoorlie ~ Adelaide) という名前で
す。
Red Hills Lunch メニュー
Red Hills Lunch メニュー
Red Hills Lunch メニュー Main Course
Red Hills Lunch メニュー Main Course
Red Hills Lunch メニュー Dessert
Red Hills Lunch メニュー Dessert
おなじみのパン。今回も暖かい状態でサーブされまし
た。
パン
今回のメインは 3 種類からの選択です。以下の 2 つを
選択しました。
Smoked Salmon Brioche
Red Onion, Cucumber, Rocket & Creme Fraiche
Smoked Salmon Brioche / Red Onion, Cucumber, Rocket & Creme Fraiche
Feta, Onion & Parsley Tart
Basil Pesto & Salad Greens
Feta, Onion & Parsley Tart / Basil Pesto & Salad Greens
食事の最初にパンが出てくるので、パンばかり食べてい
る気になってしまいましたが、サーモンのサンドイッチ
は、十分おいしいものでした。
タルトは微妙な味わいがあり、付け合せのバジルペース
トがとても美味しいものでした。
デザートは 2 種類からの選択です。当然妻と別々のも
のを選択して分け合います。
Nougat Parfait
Fresh Strawberries & Berry Sauce
Nougat Parfait / Fresh Strawberries & Berry Sauce
Warm Gingerbread Pudding
Poached Pears & Caramel Sauce
Warm Gingerbread Pudding / Poached Pears & Caramel Sauce
どちらも非常においしかったです。特にヌガーパフェが
おいしかったです。このヌガーパフェは名前からはもっ
と硬い感じのものを想像していたのですが、思ってい
たのと全然違うものが出てきました。実物は写真で見て
もわかるようにアイスクリームのようなものにベリーの
ソースがかかったものです。甘みも控えめで、いい感じ
でした。
総合的に言って、インディアンパシフィック号の食事は
どれも、オーストラリアに来てからの食事の中でトップ
クラスのものでした。
ちなみに、Web で公開されている他の人のインディアン
パシフィック号やガン号の乗車記にも書かれています
が、4 人掛けのテーブルで、食堂車のスペースに余裕が
ないので、2 人で乗っていると基本的に他の人と相席す
ることになります。日本人は食事中はあまりしゃべらな
いのが良いマナーですが、欧米の人にとってはこういう
ところでは話すのがマナーであるようなので、隙を見せ
る (…) と話しかけられてしまいます。私は適当に聞
いて、しゃべるのも適当に言っていたので、あまり疲れ
ませんでしが、妻は一生懸命相手をしていて、ちょっと
気疲れしたようです。
会話を楽しむ食堂車の乗客の様子
会話を楽しむ食堂車の乗客の様子
全然英語ができないと緊張するかも知れませんが、同行
者と日本語でガンガン話していると話しかけられないと
いうテクニック (…) がありますので、乗車された際
に、話しかけられるのが嫌だという方は試してみてくだ
さい。

Indian Pacific (インディアン・パシフィック号) の旅 (車内設備編)

インディアンパシフィック号はレッドカンガルークラス
と、ゴールドカンガルークラスの 2 つのクラスがあり
ます。レッドカンガルーが 2 等車クラス、ゴールドカ
ンガルーが 1 等車クラスです。レッドカンガルーには
さらに座席車と、2 人個室寝台車があります。
さらにレッドカンガルークラスに 1 組、ゴールドカン
ガルークラスは客車 5 両に 1 組のロビーカーと食堂車
(レストラン) が連結されています。ロビーカー、食堂
車はそれぞれ車内の装飾が異なっていて、それぞれに名
前がついています。
我々が乗った D 号車は、乗客の乗っている客車の中で
は一番先頭 (シドニー寄) に連結されていました。そこ
から、E 号車、ロビーカー、食堂車、A 号車、B 号車、
C 号車とつながって、ひとつのユニットを形成していま
す。
我々のユニットのロビーカーは SILVER CITY LOUNGE と
いう名前でした。
ロビーカー (SILVER CITY LOUNGE)
SILVER CITY LOUNGE ロゴ
SILVER CITY LOUNGE の中央部には、かつて喫煙室だっ
た部分が囲い付きで残っています。2006/03/01 から
パース~アデレードの区間で、2006/10/01 からはシド
ニー~パースの全ての区間でインディアンパシフィック
号は車内完全禁煙となったため、現在はドアを開放して
普通のロビーの一部として使われています。ただ、
SILVER CITY LOUNGE のちょうど真ん中あたりに設置さ
れているので、SILVER CITY LOUNGE 全体を見通すこと
ができず、説明会の時などにはけっこう邪魔です。
SILVER CITY LOUNGE 内の様子。中央左側から出っ張っ
ているのが元喫煙室
SILVER CITY LOUNGE の様子
元喫煙室部分のでっぱりの通路側の壁には、コーヒー
メーカーが置いてあり、自由にコーヒー、紅茶、ホット
チョコレートなどを飲むことができます。
SILVER CITY LOUNGE のコーヒーコーナー
SILVER CITY LOUNGE のコーヒーコーナー
車両の端には飲み物や土産物を売るバー兼売店がありま
す。途中の停車駅で行われるオフトレインツアーの予約
も、ここで行うことができます。
SILVER CITY LOUNGE のバー & 売店
SILVER CITY LOUNGE のバー & 売店
列車が 11:55 に East Perth を出発するとすぐに、各
車両に 1 人程度の割合でいる客室係が、各個室をま
わって個室内設備や、その他の車内の設備の使い方や、
各車両に備わっているコーヒーコーナーの説明、食事の
時間のグループ分けなどについて説明しに来ます。
各車両の端に乗務員室がありますが、乗務員はロビー
カーなどにいることが多く、滅多に人はいません。扉は
開放されていて、インスタントコーヒー、紅茶などと、
ちゃんとした瀬戸物のコーヒーカップが置いてあり、給
湯器があり、自分でコーヒーなどをいれて飲むことがで
きます。クッキーなど、ちょっとしたお菓子も置いてあ
り、自由に食べることができます。
コーヒーカップと、コーヒー粉など
給湯器
さらに少しするとゴールドカンガルーマネージャーとい
う人が食事のグループ分けを聞きに来ます。我々は早い
時間のマルーンカードを希望しようと思っていたのです
が、我々の部屋にゴールドマネージャーがまわってきた
時には、遅い時間のブルーカードしか残っていませんで
した。どうも、列車が出発するぐらいの時間にラウンジ
のバーへ行ってゴールドカンガルーマネージャーをつか
まえて、マルーンカードがいいと言っておくとよかった
みたいです。食事の回にもよりますが、マルーンカード
とブルーカードの食事時間は 1 時間 15 分~ 2 時間程
度の差があります。例えば最初の夕食はマルーンカード
が 18:00 で、ブルーカードは 20:00 です。マルーン
カード組の夕食は夕日に染まる車窓を眺めながらの食事
になりますが、ブルーカード組の時は真っ暗です。この
時間は乗車直後に決められると、降りるまでずっと同じ
順番です。
組み分けが終わってしばらくすると、マルーンカード組
は昼食にレストランに来てくださいというアナウンスが
あります。その間、ブルーカード組はラウンジで列車の
説明会があります。
SILVER CITY LOUNGE での説明会
SILVER CITY LOUNGE での説明会
写真で立っている金髪の人が、今回のゴールドカンガ
ルーマネージャーです。今回の列車は、客車 5 両 +
ロビーカー、食堂車の 7 両で構成されるゴールドカン
ガルーのユニットが 2 編成つながっているので、ゴー
ルドカンガルーマネージャーは、それぞれの編成ごとに
1 人いるようです。
説明は車内での過ごし方についての説明や食事について
の説明、途中の停車駅についての説明、列車の編成がど
のぐらい長いか、列車全体でどのぐらいの重さがある
か、機関車がどのぐらい馬力があるか、停車駅は限られ
ているのに頻繁に停車することがあるのが、単線区間で
はすれ違えないため停車することがあったりするからだ
というような、けっこうマニアックな説明をしてくれま
す。途中で「わかる人はいますか?」と聞くのですが、
お年寄りの乗客の中で予習してきていた人がいるみたい
で、けっこういい線の答えを言っていました。
しばらくするとマルーンカード組の食事が終わり、ロ
ビーカーにあつまっていたブルーカード組が食堂車へ来
るようにとの案内があるので、昼食に向かいます。(た
ぶん、この後マルーンカード組はロビーカーで同じ説明
を受けていたのだと思います)
食事の様子は別の記事で集中的に扱いますので、ここで
は車両の様子をご覧ください。
これが我々のユニットの食堂車クイーンアデレードレス
トラン Queen Adelaide Restaurant です。古さは隠せ
ませんが、シックな内装で、高級感があります
Queen Adelaide Restaurant
座席は 4 人掛けです。この写真は食事が終わってしば
らくして撮っているのでテーブルクロスがかかっていま
せんが、食事の時には白いクロスがかかり、その上に
テーブルセッティングが行われます。我々は 2 人で
乗っていたので、基本的に他人 (日本人ではない人々)
と同席することになります。
Queen Adelaide Restaurant のテーブル
テーブルの通路側の座面は、奥に座る人が入りやすいよ
うに跳ね上がるようになっています。
Queen Adelaide Restaurant の座席
食堂車の車窓。この写真は食事直後に撮っているのでク
ロスがまだかかっています。
食堂車の車窓
昼食後、私は車内探検の旅に出ました。
ゴールドカンガルークラスには、2 人用個室と 1 人用
個室があります。下の写真は 1 人用個室車両です。こ
の車両は中央に通路があり、左右に 1 人用個室が並ぶ
構造になっています。それぞれの個室 1 つずつ互い違
いにが少し中央方向へはみ出して並んでいるので、通路
はご覧のように波打ったような構造になっています。反
対側から人がくるとお互いに体を壁にこすりつけるよう
にしないとすれ違えません。通路幅自体は 2 人個室車
両とあまり変わりませんが、2 人個室車両の通路は先が
見通せるので少し幅のある車端部で待ってすれ違うので
すが、この車両は通路が波打っていて先が見えないの
で、真ん中ですれ違ってしまうことになります。
よ~く見ると、扉にラクダのロゴがついているのがわか
ると思いますが、これはガンという別の列車のロゴで
す。ガン用に製造された車両を、今回はインディアンパ
シフィックにつないでいるようです。
ゴールドカンガルー 1 人用個室車両
つぎは 2 つめのゴールドカンガルーユニットのロビー
カーです。HANNANS LOUNGE という名前です。SILVER
CITY LOUNGE と同じように中央付近に元喫煙室のでっぱ
りがあり、そのあたりから撮った写真です。
HANNANS LOUNGE ロゴ
HANNANS LOUNGE の様子 1
反対側から車両中央方向を見たところです。この写真を
撮っているすぐ後ろにバーがあります。
HANNANS LOUNGE の様子 2
HANNANS LOUNGE のバー & 売店です
HANNANS LOUNGE のバー & 売店
2 つめのゴールドカンガルーユニットの食堂車です。
我々のユニットより現代的な内装です。
CIMG0145
しばらく進むとまたゴールドカンガルークラスの 1 人
用個室車両があり、その先にレッドカンガルークラスの
車両がつながっていました。
レッドカンガルーロゴ
ゴールドカンガルークラスのすぐ次にはレッドカンガ
ルークラスの 2 人用個室がつながっています。ゴール
ドカンガルーの 1 人用個室車両と同様に中央に波打つ
通路をもつ車両です。ゴールドだと 1 人個室である同
じぐらいの広さに、2 人乗るということになります。
写真はレッドカンガルークラスの食堂車です。ゴールド
カンガルークラスは乗車中は 3 食の食事が料金に含ま
れていますが、レッドカンガルークラスは自分で買って
食べる必要があります。そのため飲食物を売るカウン
ターがあります。お菓子、スナック類も見やすく陳列さ
れているので、そういうものの買い物は、こちらの方が
便利そうです。(ゴールドカンガルークラスでは買えな
いのではなく、ロビーカーで同じものが購入できます
が、広いカウンターがないので陳列がみやすくないとい
うだけです)
レッドカンガルー食堂車販売カウンター
レッドカンガルー食堂車販売カウンター
レッドカンガルー食堂車商品陳列
レッドカンガルー食堂車商品陳列 1
レッドカンガルー食堂車商品陳列 2
レッドカンガルー食堂車の車内の様子
レッドカンガルー食堂車の車内の様子
この先 (列車の進行方向で言うと、後ろ) にレッドカン
ガルーのロビーカーがあり、さらに先へ進むと、座席車
両があります。進行方向前から後ろへ行ったので、座席
車両の扉を開けると、座っている人が全員こちらを見て
いることになります。ドアを開けた瞬間すごい視線を感
じて、ビビッてすぐに閉めて帰ってきてしまいました。
なので、座席車の写真は撮れませんでしたし、その先が
どうなっていたのかは謎として残ってしまいました。

Indian Pacific (インディアン・パシフィック号) の旅 (室内設備編)

久しぶりに Indian Pacific 号の旅の話です。
# この記事で書いている内容自体は 2006/11/01 ~
# 2006/11/02 の出来事です。
我々の乗ったゴールドカンガルークラス・ツイン個室の
室内を紹介します。
部屋には以下で書くように色々なものが備わっているの
ですが、列車が East Perth を出発してしばらくすると
乗務員の方が 1 部屋ずつまわってきて使い方を説明し
てくれます。ちなみに最初に聞かれたのは “Do you
understand English?” でした…
説明に来てくれた乗務員の方
説明に来てくれた乗務員の方
この時説明に来てくれる人が、基本的にこの車両担当の
乗務員です。
室内には時刻表や列車の簡単なガイドとなっているパン
フレット、アメニティグッズの入った小さなポシェット
が置かれています。このアメニティグッズは使うのが
もったいなくて、そのまま持って帰ってきてしまいまし
た。
座席は折り畳み可能な肘掛が 2 つあるので、3 人掛け
の椅子です。ツイン個室なのに不思議です。まぁ、ベッ
ドにできる大きさにして、かつ普通に人が座る間隔で肘
掛を用意しようとしたら、このようにしかならないとい
うことなのでしょう。荷物をちょっと置いておいたりす
るに都合が良かったです。構造上リクライニングしませ
んが、十分快適な椅子でした。
上で紹介したアメニティグッズを手に記念撮影です。昼
間はこのように座席になっていて、窓側に小さな折り畳
みのテーブルがある設定になっています。
アメニティグッズを手に、座席で記念撮影
アメニティグッズを手に、座席で記念撮影
各客車端にある乗務員室、もしくは、ロビーカーで無料
のセルフサービスのコーヒーがあるので、自分で入れて
きて、客室で飲むことができます。車窓の大自然をなが
めながら、非常にゆったりした気分になることができま
す。
客室でコーヒー
客室でコーヒー
座席の上の壁側には、上段のベッドが折りたたまれてい
ます。
上段ベッドの折りたたまれた状態
折りたたまれた上段ベッド
夜間はこの部分が展開されて、上段ベッドになります。
上段ベッドの展開された状態
展開された上段ベッド
また、座席の背もたれの部分が手前に倒れて、その裏側
が下段ベッドになっています。
下段ベッドの展開された状態
下段ベッド
上段ベッドへは、梯子を使って昇り降りします。ゴール
ドカンガルークラスのお客様は、引退したお年寄りの方
が多く、またオーストラリアの方は体が大きい人も多い
のですが、この梯子で大丈夫なんでしょうか? ちょっと
心配になるような華奢な梯子です。
上段用の梯子
上段用の梯子
ツインの部屋は各部屋にシャワー室がついていて、いつ
でもシャワーを浴びることができます。シャワー室には
折りたたみ式の洗面台と、おなじく折りたたみ式のトイ
レが付いています。
シャワールーム。右上にシャワーヘッドがあります。
シャワールーム
折りたたまれた状態の洗面台とトイレ
折りたたまれた状態の洗面台とトイレ
洗面台を広げたところ
洗面台を広げたところ
トイレを広げたところ
トイレを広げたところ
洗面台の蛇口は水もお湯も出ますが、出したままにして
おくことができないので、ちょっと使いにくいです。水
は向かって奥の排水口から流れ出ていきますが、手前の
部分に少したまるようになっています。流しっぱなしに
できないので、顔を洗ったりする時は、ここにためた水
を使うということなのかも知れません。
—- ここから —– お食事中の方はスキップ ——-
トイレは写真で見てもわかるように、座る部分の真下は
受け皿のようになっていて、一番後ろの方から流れ出て
いくようになっています。尾籠な話で申し訳ありません
が、勝手に流れていく「水分」の場合はともかく、「固
体」の場合は水をながすまでそこに居るままになってし
まいます。日本人は欧米人より腸が長くて固体の長さも
一般に長いらしく、欧米のトイレは日本人が使うとよく
詰まるようです。私も実際にアメリカ、カナダのホテル
で何度か固体を詰まらせてしまったことがあります。こ
のトイレもあまり大きなものを落とすと詰まりそうな感
じがしました。
—- ここまで —– お食事中の方はスキップ ——-
Indian Pacific 号は飛行機と同じように荷物を預ける
システムがあり、乗車手続き時とは別に、荷物のチェッ
クインカウンターがあります。一度預けると乗車中は取
り出せないので、乗車中に使うものは預け入れ荷物に入
れないように注意する必要があります。我々は 2 つの
スーツケースのうち 1 つに乗車中使わなさそうなもの
をまとめて預けました。しかし室内に入ってみると足元
が少し広くなっていて、スーツケースを押し込むことが
できました。
荷物置き場
荷物置き場
着替えたりシャワーを浴びたりする時に荷物を出し入れ
する必要があるので、あまり荷物置き場いっぱいに荷物
を置くと大変だったかも知れませんが、このぐらいの広
さがあれば、もう一つのスーツケースを持ち込んでも置
いておくスペースはあったと思います。
列車の旅の途中での荷物の扱い易さと、乗車前日に荷物
を区別しなければならない面倒さを比べると、どっちも
どっちなのですが、積めるスペースがあるとわかってい
たら、我々は両方持ち込んでいたかも知れません。
室内にはさらに 2 ヶ所ごらんのような洋服を掛けてし
まっておけるスペースがあります。ちょっと貧弱ですが
ハンガーもついてます。この写真は入口側のもので、窓
側に左右の開きが違うだけで同じつくりのものがもう一
つあります。
洋服入れ
洋服入れ
さらに、シャワールームなどがしつらえられている部分
と天井の間には、高さ 30cm ぐらいの空間があり、棚に
なっています。枕や毛布などの置き場となっています
が、ここにも荷物を置くことが可能です。私はデイパッ
クをここに置いていました。
シャワールーム上の棚
シャワールーム上の棚
入口側の洋服入れの下側の壁に、小さな穴があいていま
す。これはゴミ箱です。
ゴミ箱
ゴミ箱
あと、小さな鏡と、オーストラリア規格のコンセントが
あります。
室内はだいたいこんな感じです。ちょっと古い感じでは
ありますが、色々工夫がされて、快適に過ごすことがで
きました。

Indian Pacific (インディアン・パシフィック号) の旅 1 日目 (2007/04/06 更新)

# 2006/11/05 更新 (記事、写真追加)
# 2006/11/06 更新 (2 日分に分割、記事、写真追加)
# 2006/11/13 更新 (記事、写真追加)
# 2006/11/17 更新 (説明追加)
# 2007/04/06 更新 (この記事から室内設備編を独立)
# この記事で書いている内容自体は 2006/11/01 の出来
# 事です。
# 写真は大量にあるため、記事の追記とともに徐々に追
# 加しました。この記事への追加は完了です。
2006/11/01(水) から、Perth から Sydney までを 3 泊
4 日かけて走る Indian Pacific 号という列車に乗りに
行ってきました。
ホテルをチェックアウトしてタクシーで East Perth 駅
へ向かいます。Perth 駅ではなく East Perth 駅出発と
なっているのは、編成が長すぎて Perth 駅では扱える
ホームがないためだと思います。East Perth 駅は
Perth の中心部からはタクシーで 10 分ほどですが、ま
わりには商店などが何もない住宅地の中にある駅です。
09:40 頃には駅に着きましたが、既に Indian Pacific
号は駅にいました。しかし出発ホームではなく、一つ隣
の、プラットホームのない線路に停めてありました。
まずは駅の建物で乗車手続きをします。予約した旅行会
社でもらった予約番号を伝えると、チケット (といって
も普通の A4 の紙に内容をパソコンのプリンターで印刷
しただけのもの) を発行してくれます。また、そこに
ゴールドカンガルークラスを示すシールを貼ってくれま
す。
乗車手続きカウンター
ホームに出ると Indian Pacific 号がその長い編成を留
置線に横たえていました。
その時点での写真です。まだ列車は出発ホームには入線
していないので、列車とホームの間が離れているのがわ
かるでしょうか?
Indian Pacific 号 (East Perth 駅)
10:00 過ぎぐらいに、Indian Pacific 号専用塗色の機
関車がカーキャリアを押して入線してきました。Indian
Pacific 号には自分の自動車を積んで行くこともできる
のです。自動車積載用設備のある別のホームにいたカー
キャリアを、編成の最後に連結するために移動する作業
をしているようです。
カーキャリアを運ぶ Indian Pacific 号専用塗色の機関車 1
カーキャリアを運ぶ Indian Pacific 号専用塗色の機関車 2
この作業を終えた機関車はまた列車の前方へ戻り、先頭
に連結されます。
客車に連結される直前の Indian Pacific 号専用塗色の機関車
そして 10:20 過ぎ、いよいよ入線のため、Indian
Pacific 号が動き始めました。まずは一度駅を出て行き
ます。
乗車ホームへ入線するため一度駅を出て行く Indian Pacific 号
そして 10:36 に入線してきました。わくわくします。
乗車ホームへ入線する Indian Pacific 号
しばらくするといくつかの入口に乗車口であることを示
す旗のようなものと、その前のプラットフォームにマッ
トが敷かれました。日本では長距離列車といえどもター
ミナル駅のホームを長い間占領することはできず、入線
するとすぐに乗車してすぐに発車してしまうものが多い
ので、こういう演出はありません。旅に始まりとして、
とてもいい演出だと思います。
準備が整った乗車口
まもなく乗車できそうですが、その前に駅に来た時に気
になっていた蒸気機関車の写真を撮りに行きました。緑
色の機関車はクモの巣が張ってたりはしましたが、塗装
も定期的に行われているようで、雨ざらしの静態保存と
してはそこそこの状態でした。日本の機関車と違って正
面に車両番号がないのでよくわかりませんが、側面に大
き目の字で “BAKEWELL”、キャブの横に “W.A.C.R.
MAKERS 1943 MIDLAND JUNCTION” というプレートがあ
り、その下に “542” という番号がありました。どれも
形式名っぽくないので、なんという型の機関車かはわか
りません… 地面近くにあったプレートによると “The
Australian Railway Historical Society, W.A.
Division” というところがメンテナンスしているそうで
す。
写真を見るとわかりますが、右運転台なので、逆転機が
右側にあります。
East Perth 駅前に静態保存されている蒸気機関車
11:30 頃になると、ホームの中央付近の車両前で出発式
のようなことが行われます。SL の写真を撮りにきてい
たので、偶然見ることができました。
出発式
出発式の様子
11:35 分頃に乗車開始のアナウンスがありました。各入
口に係の人が立ち、名簿の名前を確認しています。私が
乗る D 号車の入口に近寄ると、なぜか係の人は「Mr.
Okumura?」と、こちらが名乗っていないのに私の名前を
言い当てました。日本人っぽい名前で、我々以外にアジ
ア人がいなかったためかも知れません。
列車に乗り込む
ツインの客室は、建造後 15 年ぐらいという経年感があ
りますが、カシオペアツインの普通の部屋よりはかなり
広い感じで、車端室タイプと同じぐらいの広さだと思い
ます。木目調で豪華な感じがします。(車両によって木
目の濃い感じの車両と、薄い感じの車両があります。
我々が乗ったのは濃い感じの車両でしたが、こちらの方
が高級感があります)
我々の乗った高級感のある色の濃い車両の内装
昼間の様子
色の濃い車両の内装 (昼)
夜間の様子
色の濃い車両の内装 (夜)
色の薄い車両の内装
昼間の様子
色の薄い車両の内装 (昼)
夜間の様子
色の薄い車両の内装 (夜)
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その他の客室内設備についてもここで書こうと思ってい
たのですが、1 つの Blog エントリとしては大きすぎる
ので、別のエントリで書くことにしました。近々書きま
す。
書きました。
室内設備編 (2007/04/06 追記)
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客室の使い方を調べたり、写真を撮ったりしていると、
すぐに発車の 11:55 になってしまいました。インター
ネットで公開されている乗ったことがある人の日記など
を見ていると、乗車してから一度ホームにおりて機関車
の写真を撮りにいったりしている人も少なくないのです
が、私の場合、そんな時間はありませんでした。
写真は去り行くパースの高層ビル群 (群というほどの数
はありませんが…) です。
パースの高層ビル群
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この後、車内の様子、食事などについてここで書こうと
思っていたのですが、上記の客室内設備同様、1 つの
Blog エントリとしては大きすぎるので、内容別に分け
ることにしました。3 つは書きました。
車内設備編
食事編
他に、車窓編、カルグーリ編、帰着編などを書く予定で
す。
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