2015/08/08(土) BC リーグ観戦

以前から気になっていた独立リーグを初めて実際に観戦してきました。

見に行ったのは、富山 GRN サンダーバーズ at 群馬ダイヤモンドペガサス戦です。この試合を選んだのは、元大阪近鉄バファローズ → オリックス・バファローズのタフィーローズ選手が出場するからです。

試合開始には微妙に間に合わない時間に会場の高崎市城南野球場に到着。けっこう暑い日でしたが、バックネット裏スタンドには大きな屋根がかかっていて、日差しを防いでくれるので、楽に観戦できました。観客はまぁまぁ入っていて、ぱっと見で 1000 人弱、800 人前後かな? と思ったのですが、後に BC リーグが発表した有料観客数では 414 人となっていました。少年野球チームがたくさんいたのですが、彼らはどうやら無料招待だったということだと思います。

試合途中、イニングの合間などに色々なイベントが行われますが、その 1 つとして、下村文部科学大臣が登場したのには驚きました。ここ、高崎が地元だったんですね。そして、多数の少年野球チームが招待されていたのも、どうも下村大臣が招待したものだったようです。

肝心のタフィーローズ選手ですが、打席を 3 回見ることができました。

BC リーグで打席に立つタフィーローズ選手
BC リーグで打席に立つタフィーローズ選手

打席に入ってからバットを高く掲げて、ブルブル、と振る独特の動きは健在で、うれしくなりました。しかし、私が見ていた 3 打席はいずれも凡退に終わりました。

富山 GRN サンダーバーズ、群馬ダイヤモンドペガサス、どちらのチームにも応援団がいて、内野席の一番外側あたりに陣取って応援していました。この球場は鳴り物 OK らしく、ペット、太鼓ありということもありますが、少人数ながらよく声が出ていて、いい感じで応援していました。

そして当たり前なのかも知れないですが、ちょっと意外に感じたのは、群馬ダイヤモンドペガサスのチャンスになると、ちゃんと球場が盛り上がります。やっぱり地元チームなんですね。

この日は次の予定があったため試合終了まで見ることができず途中で球場をあとにしなければならなかったのが残念でしたが、よい雰囲気の地方球場で、楽しく野球観戦できました。

2015/08/03(月) サントリードリームマッチ 2015

毎年 8 月頃に行われる、プロ野球 OB による「サントリードリームマッチ」ですが、今年も入場券の抽選に当選したので見に行ってきました。

毎年「早い時間に座席指定券の引換に来ても、良い席になるとは限りません」というような注意書きがあるので、あまり気にせずぎりぎりの時間に行っていたのですが、今年は午後半日有給休暇を使って、少し早目の時間に東京ドームに到着して当選はがきを入場券に引き換えました。

すると、1 塁側 24 列 267、268 番という、これまでで一番いい座席の券をもらえました。ランダムな要素はあるようですが、早い時間に来た方が良い席になる確率は高いのかなぁと少し感じました。

サントリードリームマッチ 2015 入場券
サントリードリームマッチ 2015 入場券

いつものように徳光さんが出てきてオープニングセレモニーや「スコール!」の音頭での乾杯があり、試合開始です。

選手はドリームマッチの名に恥じないオールスターです。桑田が投げ…

元読売→パイレーツの桑田投手
元読売→パイレーツの桑田投手

ランディーバースが打ちます。

元阪神ランディーバース
元阪神ランディーバース

バースはほぼ毎年この試合に出てきてくれています。現在地方議員をしているらしいですが、体型は何年も前からブヨブヨで、とても野球ができる感じではありませんが、今年は去年よりは絞ってきているように見えましたし、一応ヒットを打ってました。

桑田選手は打者としても打席に立ちました。

打席に立つ桑田選手
打席に立つ桑田選手

アンチ読売の私は桑田の打席なんかほとんど見たことがないような気がするのですが、打席に入った桑田の構えを見て、「あ~、こんな構えだったな」と思いました。メディア露出の多い読売なので、スポーツニュースなので見てしまっているのでしょう。アンチ読売ですが、桑田選手は好きなので、プレーする姿が見れるこのイベントはとても楽しいです。

さらに、毎年守備も見せてくれます。今年もショートの守備につきました。

ショートを守る桑田選手
ショートを守る桑田選手

なかなか華麗な守備で、「そこはセカンドの守備範囲だろう」というあたりまで出しゃばって打球をさばいていました。

そして、毎年楽しみな村田兆治投手も登板しました。

力投する村田兆治投手
力投する村田兆治投手

毎年トレーニングを継続して、年齢からは考えられない投球をするのですが、さすがに 130km/h 出ないと打たれてしまいます。去年は直球にこだわった感じの投球をして、それでも 130km/h 出ないので、元プロ野球選手の打者には通用せず、ポコポコ打たれてました。

今年は直球は 130km/h には一度も届かず 120km/h 台前半と、さらに衰えを感じましたが、かわす投球でうまく打ち取っていました。

他にも恒例となった佐野投手のピッカリ投法や、それに応える金本選手のハゲヅラ打法など、面白い内容もありつつ、そこそこ真面目なプレーが行われ、今年も楽しい時間を過ごせました。

来年も応募しようと思っていますが、妻はちょっと飽きてるみたいなので、もしかしたら 1 人観戦に戻るかも知れません…

2015/08/02(日) セルビア料理教室

妻に誘われて、セルビア料理教室というものに行ってみました。

教室は、外国料理をその国の人に教わるという企画を行っている団体によって定期的に開催されているものです。実際の教室は、その先生のご自宅です。なのでそれほど広くない個人宅のキッチンで行うことになり、人数に制限があります。今回のセルビア料理の場合は 1 教室 7 人までです。他にもアメリカ人の先生に教わる料理教室など、けっこうたくさん設定されていますが、どの教室も人数がそれほど多くないため、リピーターですぐに予約がいっぱいになってしまうらしいです。今回ようやく予約することができて初参加です。

こちらが講師のティアナさんです。

セルビア料理教室のティアナ先生
セルビア料理教室のティアナ先生

基本的に料理教室自体が英語で進められますが、ティアナ先生はかなり日本語が上手なので、生徒がちょっとわからなさそうな顔をすると、すぐに日本語で言い直してくれたり、追加説明をしてくれるので、英語があんまりわからなくても問題なくついていけます。私の英語のボキャブラリーはコンピューター関連の技術用語や、飛行機に関する用語に極端に偏っていて、料理に関する英語はよくわからない単語も多かったので、日本語を交えてもらって助かりました。

料理自体は、実際には先生がほとんどの部分を説明しながらどんどん作っていってしまいますが、ところどころでやり方を一度見せてから「やってみましょう」というところがあって、生徒がやってみる、という感じです。

私も慣れない料理をやってみました。

おぼつかない手つきで料理をする奥村
おぼつかない手つきで料理をする奥村

もちろん妻も料理をします。もっと料理中っぽい写真が何枚かあるのですが、他の生徒の人の顔がはっきりわかる感じで写りこんでしまっている写真ばかりなので、あまり料理中っぽくないですが、こんな写真で…

セルビア料理を作る妻
セルビア料理を作る妻

デザートを含め、平行して 4 品作ります。まずは 1 品完成です。

完成した料理を手にポーズを決めてくれたティアナ先生
完成した料理を手にポーズを決めてくれたティアナ先生

続いてデザートのチョコレートが完成。

セルビア風のチョコレート菓子
セルビア風のチョコレート菓子

メイン料理のムサカもほぼ完成です。あとは切るだけ。

オーブンから取り出したムサカに最後の仕上げをするティアナ先生
オーブンから取り出したムサカに最後の仕上げをするティアナ先生

他にサラダを作って料理は完成です。ティアナ先生がセルビアの民芸品などを机に置いて、それっぽくテーブルセッティングをしてくれました。

完成した料理
完成した料理

デザート時にはコーヒーか紅茶かを各自が選びますが、コーヒーの場合、セルビアコーヒーです。トルココーヒーと同じように、コーヒーの粉がカップに入った状態で淹れ、粉がカップの底に沈んでから、上澄みを飲みます。濃厚な味です。

豆はセルビアコーヒー用のものを取り寄せているらしいです。

セルビアコーヒー豆
セルビアコーヒー豆

デザートのチョコレート菓子と、セルビアコーヒーの完成です。セルビアコーヒーは砂糖だけを多めに入れて飲むのが一般的で、あまりミルクを入れるのは一般的ではないそうですが、私はいつもコーヒーを飲む時のように、ミルクだけを多めに入れていただきました。

セルビア風チョコレート菓子と、セルビアコーヒー
セルビア風チョコレート菓子と、セルビアコーヒー

デザートの時間は先生を囲んでの雑談タイムでもあります。雑談も英語ベースですが、日本語も交えてくれて緊張せずに話せました。雑談をしばらくした後、生徒全員で洗い物や片付けをして解散となります。

最後にティアナ先生と、妻、私でスリーショットを撮ってもらいました。3 人ともけっこう笑っていますが、この写真を撮ってくれた人が、以前雑誌社か何かに勤めていて、カメラマンをやっていたわけではないけど、人物撮影に立ち会うことが多かったらしいです。そこで見ていて、被写体に話しかけて笑わせるというテクニックを身に着けたらしく、この時も色々な話をして笑わせてくれたおかげで、こんな感じの笑顔の写真になっています。

ティアナ先生と妻、私でスリーショット
ティアナ先生と妻、私でスリーショット

普段全く料理をしないのですが、たまにやると面白いですね。妻はとても楽しかったらしく、次回の予約もするぞと意気込んでいました。

2015/07/12(日) 富士急フジサン特急 8000 系 1 周年イベント

小田急のロマンスカー RSE が富士急に売却され、3 両編成に改造されて、フジサン特急としてデビューして 1 周年となる記念のイベントが開催されるということを知り、見に行ってみました。

会場は富士急の富士山駅 (昔、富士吉田駅という名前だった駅) です。富士吉田へ行く場合、ほとんどの場合は車で行っていたのですが、今回は富士急のイベントでもあることなので、鉄道で向かうことにしました。

我が家から富士山駅へは、中央林間から長津田、横浜線に乗り換え八王子、中央線に乗り換えて大月と、けっこうぐるっとまわって行って、ようやく富士急の路線に到着。さらにそこから富士急に乗って富士山駅へ行かなければなりません。

富士急大月駅
富士急大月駅

大月からは富士急に乗り換えです。実は富士急に乗るのは初めてです。普通列車に使われている電車も、水戸岡鋭治さんのデザインでリニューアルされていて、なかなかモダンクラシックな感じになっています。

富士急の普通列車
富士急の普通列車

そして富士山駅に到着すると、フジサン特急 8000 系が停まっていました。

フジサン特急 8000 系 (元小田急ロマンスカー RSE)
フジサン特急 8000 系 (元小田急ロマンスカー RSE)

車体にはいろいろなフジサンが描かれていて、すごくかわいいです。

車体に描かれた色々な富士山の 1 つ - 居眠り富士
車体に描かれた色々な富士山の 1 つ – 居眠り富士
車体に描かれた色々な富士山の 1 つ - 富士山電車 (間違いないですよね?)
車体に描かれた色々な富士山の 1 つ – 富士山電車 (間違いないですよね?)

この日のイベントには、運転台見学もありました。

フジサン特急 8051 の運転台
フジサン特急 8051 の運転台

フジサン特急 8051 の運転台には、小田急 RSE 20000 形だった時代の車番 20302 のプレートが残されていました。意図的に残しているようです。

フジサン特急 8051 の運転台に残された 20302 のプレート
フジサン特急 8051 の運転台に残された 20302 のプレート

もちろん、運転台に座らせてもらえます。帽子もお借りして記念写真を撮ってもらいました。

運転台に座って喜ぶソフ鉄な人
運転台に座って喜ぶソフ鉄な人

フジサン特急 8000 系のイベントを見ていたら、定期列車として、元祖フジサン特急 2000 形が隣のホームにやってきました。2000 形が出発する瞬間、8000 系とツーショットに収めることができました。

フジサン特急 8000 系と、元祖フジサン特急 2000 形とのツーショット
フジサン特急 8000 系と、元祖フジサン特急 2000 形とのツーショット

イベントの最後に、参加者が乗車して河口湖駅へ移動し、そのまま車庫線へ入って電車用の洗車機を乗車したまま通れるという「クールスプラッシュ」というイベントがありました。

クールスプラッシュという洗車機を乗車したまま通過できるイベント
クールスプラッシュという洗車機を乗車したまま通過できるイベント

河口湖駅のホームに入線して乗客を降ろしてイベントは終了です。先ほど定期運転していた元祖フジサン特急 2000 形が停車していたので、河口湖駅でも新旧フジサン特急のツーショットが撮れました。

河口湖駅での新旧フジサン特急
河口湖駅での新旧フジサン特急

小田急 RSE だった時の特徴である 2 階建車両が残されていないのが残念ですが、全く廃車になってしまうわけではなく、このように地方の鉄道に移籍してがんばってくれているのはうれしいことです。

帰りは、元祖フジサン特急 2000 形に乗車しました。ラッキーなことに展望席の 1 席が空いていたので、展望席に乗ってみました。

フジサン特急 2000 形展望席
フジサン特急 2000 形展望席

さらに 1 日乗車券を買っていたので、富士吉田駅へ戻って、展示車両を見学しました。こちらは富士急でかつて使われていた貨車です。

下吉田駅に展示されている貨車
下吉田駅に展示されている貨車

富士急を走ったことがあるわけではありませんが、ブルートレインも保存されています。スハネフ 14 20 です。この車両はたぶん寝台特急富士として走ったことはないはずですが、富士のヘッドマークを掲げて展示されています。

国鉄/JR の寝台列車ブルートレインの保存車両・スハネフ 14 20
国鉄/JR の寝台列車ブルートレインの保存車両・スハネフ 14 20

中にも入れます。なつかしの開放 B 寝台、と感じるけど、私は個人的には開放 B 寝台に乗ったことは、北斗星と銀河の 2 回だけで、この「なつかしの」という思いは、子供の頃から鉄道雑誌で死ぬほど見ていたから、というだけに過ぎないんですよね。それはそれで、ちょっと悲しいものがあります。

保存車両内で見学できる開放 B 寝台
保存車両内で見学できる開放 B 寝台

保存車両の置かれている下吉田駅は、駅舎自体が水戸岡鋭治さんのデザインでリニューアルされていて、モダンクラシックな感じの綺麗な駅舎になっています。

水戸岡デザインの下吉田駅舎
水戸岡デザインの下吉田駅舎

今度は本当に帰ります。最後の区間は富士登山電車に乗りました。この列車も水戸岡鋭治さんのデザインで、木をふんだんに使った、いかにも水戸岡さんデザインだなぁ、という内外装の電車です。

富士登山電車
富士登山電車

富士登山電車にはアテンダントさんが乗っています。内装だけでなく、このような部分からも、普通乗車券だけで乗れる列車なのに、何かとても豪華な印象を受けます。

富士登山電車のアテンダントさん
富士登山電車のアテンダントさん

そんな感じで、久しぶりの鉄イベントでした。

2015/06/07(日) トルコ海軍 TCG GEDIS ゲディス一般公開 at 晴海ふ頭

東京の晴海ふ頭で、トルコ海軍の TCG GEDIS ゲディスという軍艦が一般公開されるというので見に行ってきました。

こんなイベントに来る人がいるのかと思ったのですが、行ってみると、そこそこ人が並んでいました。

トルコ海軍ゲディス一般公開の入場待ち行列
トルコ海軍ゲディス一般公開の入場待ち行列

ゲディスの係留ロープには、ねずみ避けが付いていました。軍艦どころか、漁船でもあまり見たことありません。トルコではねずみの被害が大きいのでしょうか?

係留ロープに付けられたねずみ避け
係留ロープに付けられたねずみ避け

警備の兵士は、実銃を持ってます。これって、法律的にはどういうことになっているんでしょうか?

実銃を持って警備するトルコ海軍の兵士
実銃を持って警備するトルコ海軍の兵士

甲板上にある、ロケットランチャーと思われるものですが、ちゃんとトルコ国旗のマークが付いていました。自衛隊の護衛艦にはないセンスですね。

トルコ国旗のマークが付いたロケットランチャー
トルコ国旗のマークが付いたロケットランチャー

こちらは主砲です。

ゲディスの主砲
ゲディスの主砲

主砲と言っても、第二次世界大戦の頃とは軍艦の兵装の考え方は全く異なるので、攻撃兵器としての意味合いはほとんどありません。今回のように友好訪問で入港するような場合、砲の先端には「栓」がされているのですが、こんなものがついていました。

ゲディスの主砲の「栓」
ゲディスの主砲の「栓」

なにやら帆船の絵の描かれたステッカーのようなものが貼ってあります。この船は Ertugrul という船で、日本の和歌山県沖で沈没し、現地の日本人が救出活動を行ったことから、その後のトルコ・日本の友好のシンボルとなった船です。

この近くの警備をしていたトルコ海軍の軍人さんが、英語で色々話をしてくれました。妻とその軍人さんとのツーショットです。

妻とトルコ海軍の軍人さんとのツーショット
妻とトルコ海軍の軍人さんとのツーショット

ファランクスは謎の台に載っていて、ロード部が外部に見えてました。こういう状態は初めて見たような気がしますが、自衛隊の護衛艦にもこんな構造で見えている船があるんでしたっけ?

ファランクスのロード部
ファランクスのロード部

ヘリコプター用の飛行甲板では、トルコ風コーヒーとデザートが振舞われていましたが、我々は公開時間の最後の方で行ったため、デザートはなくなっていて、コーヒーだけいただきました。

ヘリコプター飛行甲板カフェ
ヘリコプター飛行甲板カフェ

下船前に、ヘリコプター飛行甲板にいた兵士の方数名と、記念写真を撮っていただきました。

ゲディス乗員の方々と記念写真
ゲディス乗員の方々と記念写真

こんな感じで見学を終えましたが、そういえば船の外観写真を載せていなかったので、外観写真を…

TCG GEDIS ゲディス外観 (前方から)
TCG GEDIS ゲディス外観 (前方から)
TCG GEDIS ゲディス外観 (後方から)
TCG GEDIS ゲディス外観 (後方から)

軍艦というと、日本の自衛艦か、在日アメリカ軍の船しか見たことがなかったので、なかなか面白い体験でした。

2015/05/30(土)、05/31(日) Sunrise Sunset Touring Rally 2015 (SSTR) 参加

2013 年に BS11 の MOTORISE というテレビ番組で SSTR = Sunrise Sunset Touring Rally というイベントが紹介されていました。面白そうと思って 2014 年に初参加し、今 2015 年も引き続いて、昨年と同じ RG-200Γ で参加してみました。

ラ リーといいますが、厳しいルールはなく、日の出の時間に日本列島の太平洋側の海の見える場所で日の出とオートバイを撮影し、道の駅や高速道路の S.A.、P.A. のスタンプを 5 個以上集めて、日没までに石川県の千里浜なぎさドライブウェイにゴールすればよい、というだけのルールです。

出 発地点は任意に選べるので、自宅から一番行きやすく、オートバイを海が見える場所まで入れられる、茅ヶ崎漁港にしました。日の出の 1 時間前ぐらいに到着してしまったため、近くのファミレスで少し時間をつぶしてから海岸へ向かうと、そこにはすでにたくさんのオートバイが集結していまし た。縮尺の大きな地図で見ると、この付近ではどこでも海岸近くでオートバイと海を入れた写真が撮れそうな気がしますが、実際には海岸近くへ入れる箇所はそ れほど多くなく、実際に海岸近くまでオートバイで近寄れる箇所が、前後 10 ~ 20km ぐらいの海岸の中でここぐらいしかないことや、高速道路へのアクセスが便利なことなどから、大勢がこの一箇所に集まってしまったようです。

大勢の SSTR 参加者が集う茅ヶ崎漁港
大勢の SSTR 参加者が集う茅ヶ崎漁港

日の出は海から出ると漠然と思っていたのですが、直前にインターネットで調べてみると、やや陸地にかかったぐらいの角度から出てきます。

太陽は、海からではなく陸地から上がります。(この写真の向かって左奥方向の明るくなっているところ)
太陽は、海からではなく陸地から上がります。(この写真の向かって左奥方向の明るくなっているところ)

GPS 機能のついたスマートフォンで写真を撮って、指定されたメールアドレスに送るのが「スタートゲート」の役割になります。

最初のチェックポイントは圏央道厚木 P.A. にしました。オートバイ駐車場には、SSTR の番号ステッカーを貼ったオートバイが並んでいます。

圏央道厚木 P.A.
圏央道厚木 P.A.
SSTR の参加車両が並んでいました
SSTR の参加車両が並んでいました

続いて談合坂。ここにも SSTR 参加車両がたくさんいました。

談合坂 S.A.
談合坂 S.A.

次に立ち寄ったのは、諏訪湖 S.A. です。やはり SSTR 参加車両がたくさんいました。

諏訪湖 S.A.
諏訪湖 S.A.

松本で下道に下りて、道の駅・風穴の里が次のチェックポイントです。

道の駅・風穴の里
道の駅・風穴の里

安房トンネルを抜けて、岐阜県へと入っていきます。天気がよかったので、平湯料金所の休憩エリアからは、冠雪したアルプスの山並みが美しく見えていました。

安房トンネル・平湯料金所のトイレ休憩エリア
安房トンネル・平湯料金所のトイレ休憩エリア

ど んどん進みます。この辺りの道は、いかにもオートバイで走るのが楽しい峠道ですが、積雪対策の縦溝が掘られた場所が多く、積雪が無い時には、逆にその部分 はタイヤのグリップが失われる感じで、おそるおそる走らなければなりませんでした。同じ細い溝による積雪対策でも、溝を横向きに掘ってある箇所もあります が、横向きに掘られている場合は、オートバイで走っていてもそれほどグリップ感はなくなりません。ただし、横向きの方が振動は激しくなります。四輪車で走 ると、どちらもほとんどグリップ感がなくなる感じがしないし、振動も違いを感じないので、こういった設備を作る人たちは、自動車でだけ試走して、あまり深 く考えずに縦溝を掘っているのだと思いますが、二輪車のことも少しは考えてもらいたいところです。

どんどん進んで、道の駅・奥飛騨温泉郷上宝に到着です。オートバイがたくさんいましたが、ほとんどのオートバイに SSTR のステッカーが貼られていて驚きました。

道の駅・奥飛騨温泉郷上宝
道の駅・奥飛騨温泉郷上宝

次 に立ち寄ったのは、道の駅・宙ドーム・神岡です。SSTR のポイント規定では、同一都道府県内の道の駅は、何箇所回っても得点は増えないので、立ち寄る意味はありませんが、ノーベル賞で有名な観測装置、スー パー・カミオカンデがある街の道の駅で、施設内に、スーパーカミオカンデのレプリカがあったりするので、素通りはできませんでした。

スーパー・カミオカンデ・レプリカ
スーパー・カミオカンデ・レプリカ

続いて、道の駅・細入に立ち寄りました。ここは既に富山県です。駐車場にはオートバイがたくさんいますが、はやりほとんどの車両に SSTR のステッカーが貼られていました。

道の駅・細入
道の駅・細入

富山からは再び高速道路に乗ります。高速道路に乗ってから呉羽 P.A. でもスタンプを押しましたが、上述のようなルールなので、自己満足以外には意味はありません。呉羽 P.A. の二輪車駐車場にはオートバイは 4 台ほどしか停まっていませんでしたが、すべての車両に SSTR のステッカーが貼られていました。

呉羽 P.A.
呉羽 P.A.

あとは時間があったらまわってみようと思っていた、「勝手チェックポイント」めぐりです。

勝手チェックポイント 1 は、石動駅です。

勝手チェックポイント 1・石動駅
勝手チェックポイント 1・石動駅

勝 手チェックポイント 2 は、小矢部市消防団石動第一分団の、消防車車庫です。この車庫のシャッターには消防服を着たドラえもんと、消防車に乗るのび太くんが描かれているのを、以 前北陸本線の列車から見かけて、一度前で記念写真を撮ってみたいと思っていた場所でした。今回ルートとして近くを通るので、立ち寄ってみました。

シャッターにドラえもんが描かれた小矢部市消防団石動第一分団・消防車車庫
シャッターにドラえもんが描かれた小矢部市消防団石動第一分団・消防車車庫

勝手チェックポイント 3 は、俱利伽羅駅 (ぐりからえき) です。この、ヤンキー当て字のような駅名は、正式なこの地域の歴史ある地名の正しい表記なのです。

勝手チェックポイント 3・俱利伽羅 (ぐりから) 駅
勝手チェックポイント 3・俱利伽羅 (ぐりから) 駅

そして、最後は、のと里山海道に乗り、道の駅・高松を最後のチェックポイントとしました。道の駅・高松にも、たくさんのオートバイが停まっていましたが、ほぼ全てのオートバイが SSTR 参加車両でした。

道の駅・高松
道の駅・高松

道の駅高松では、冒頭で紹介した BS11 の番組 MOTORISE のナビゲーターである、元 MotoGP ライダーの中野 真矢さんと、アシスタントの古澤 恵さんをお見かけしました。MOTORISE の番組として、今年も SSTR を取り上げるにあたり、出演者が実際に参加している、ということだったようです。

MOTORISE 番組ナビゲーター・元 MotoGP ライダー中野 真矢さん、番組アシスタント・古澤 恵さん
MOTORISE 番組ナビゲーター・元 MotoGP ライダー中野 真矢さん、番組アシスタント・古澤 恵さん

ゴールして、チェックシートを提出する長~い列に並んで提出し、計測器を返却して、再び長~い列に並んで、イベント主催者の風間 深志さんに握手してもらい、参加記念品をもらいました。本当はこのタイミングで、完走証をもらえるはずだったようですが、機械の故障でこの時にはもらえませんでした。

SSTR 主催者の風間 深志さんとツーショット
SSTR 主催者の風間 深志さんとツーショット

同じ立命館大学の無線研究会の先輩である、野田さんも、このイベントに参加していたのですが、同じイベントに参加していると言っても、スタート地点が野田さんは四国なので、ゴール地点で初めて合流できるだけな上に、ゴール地点いは参加車両が 1000 台も居るので、ぜんぜんどこにいるかわかりませんでしたが、ホテルに向けて帰ろうとしていた野田さんが、まさにオートバイをスタートさせようとしているところに偶然通りかかり、挨拶はできました。ちなみに野田さんは大型自動二輪の免許を持っていて、大型二輪車も所有していますが、今回はあえて 125cc の原付二種で参加していました。高速道路が使えないので大変だったと思います。

大学の先輩の野田さん
大学の先輩の野田さん

この後、2 つの別々の会場で参加者が異なるトークショーがあり、私は風間 深志さん、中野 真矢さん、古澤 恵さんが出演するトークショーを見に行きました。

風間 深志さん、中野 真矢さん、古澤 恵さんのトークショー
風間 深志さん、中野 真矢さん、古澤 恵さんのトークショー

翌日、イベントとしては、ぐっさんのライブなどがあり、午後には解散です。

ぐっさんのライブ
ぐっさんのライブ

前日は混雑もあり、また、暗かったこともあって撮ってなかった、ゴール地点での写真を撮ってみました。

SSTR 2015 ゴールゲートと、奥村の参加車両 RG-200Γ
SSTR 2015 ゴールゲートと、奥村の参加車両 RG-200Γ

砂浜にずらりと並ぶオートバイというのは、他の場所では見れない不思議な光景です。

千里浜なぎさドライブウェイにずらりと駐車したオートバイたち
千里浜なぎさドライブウェイにずらりと駐車したオートバイたち

帰ろうとしていた時、偶然鉄人・賀曽利 隆さんがすぐ近くを走っているのに気づき、ツーショットを撮ってもらいました。

旅人・賀曽利 隆さんとツーショット
旅人・賀曽利 隆さんとツーショット

初日に千里浜についたあたりで、オイルランプが点灯していたので、帰る前にツーストオイル 1L を入れました。オイル缶をもってきておいてよかったです。

ツーストオイル給油中
ツーストオイル給油中

この後、飛騨高山でハンバーガーを食べ、松本で 1 泊し、帰宅しました。私は二輪車も四輪車もめったに洗車しないのですが、海水を浴びた可能性があることもあり、久しぶりに RG-200Γ の洗車をしました。

RG-200Γ 洗車中
RG-200Γ 洗車中

こんな感じで、今年の SSTR は終わりました。来年も RG-200Γ が故障で走れなくなっていない限りは参加しようと思っています。

上記の記事内容を書く前に、とりあえずということで公開していたアルバムが以下の URL から見れます。

フォトアルバム: 2015-05-30(土) – 06-01(月・有給休暇) SSTR 2015 参加

ところで、早く到着した人は当日もらえていた完走証、18:15 頃到着した私は、プリンターのトラブルがあるとかで現地ではもらえませんでした。写真は後日送られてきた完走証です。

SSTR 2015 完走証
SSTR 2015 完走証

ちなみに、当日 BS11 の MOTORISE という番組の企画で参加されていた元 MotoGP ライダーの中野 真矢さんは、番組で完走証が紹介されていましたが、18:49:40 ゴールだったようです。中野さんのような有名人がゴールすれば周囲がある程度騒ぐだろうから、現地にいたら気づいているはずなのに、全く気づかなかったなぁ、と思っていたのですが、この時刻だと、私がオートバイを駐輪場所として指定された場所に移動させて、完走チェックシートを提出するための列にならんで、バッジをもらうための列にも並んで、といったことをしている頃にゴールされたんですね。どうりで気づかなかったわけだ…

2015/05/05(火・祝) 大山ケーブル現行車両さよなら乗車

大山ケーブルカーの現行車両が引退し、線路を含めた大規模改修工事のためしばらく運休になると聞き、現在の車両のさよなら乗車に行ってきました。

大山ケーブルまでは、路線バスも走っていますが、時刻など、あまり便利ではないので、いつも大山ケーブル駅 (山麓駅) までは車で行っています。同じように考える人が多いのか、ケーブル近くの駐車場はすぐに埋まってしまい、毎回駐車場探しに困るのですが、今回は伊勢原市営第 1 駐車場より上にある駐車場にまだ空きがあり、そこに停めることができました。

大山ケーブル駅 (山麓駅) までは、車で。比較的近くの駐車場に空きがありラッキーでした
大山ケーブル駅 (山麓駅) までは、車で。比較的近くの駐車場に空きがありラッキーでした

駐車場はバスで来た場合の終点のけっこう近くなのですが、そこからケーブルカー乗り場までは、こま参道という階段の道をかなり歩く必要があります。古い観光地という感じがします。ようやく駅に辿り着き、ケーブルカーに乗車です。

大山ケーブルの車両
大山ケーブルの車両

50 周年ありがとうというヘッドマークが付いていました。

車両についている乗務員席は、緊急ブレーキの操作を行うだけで、運転席ではありません。(運転は山頂駅である阿夫利神社駅のケーブルを巻き上げる機械の場所にあります) 連絡用の電話機など、時代を感じさせる形状をしています。

大山ケーブル乗務員席
大山ケーブル乗務員席

阿夫利神社駅 (山頂駅) に到着して、車両の写真などを撮っていたら、駅員さんに 「邪魔だからとっとと出てってください」 と言われました。もうすぐ車両廃止となり、車両写真を撮りたい人は大勢いるだろうから、発車時刻まで、通常の鉄道駅のように自由に撮らせてくれてよいよう に思いますが、ケーブルカーの駅の場合は、運行規則などで降車ホームの人払いをしなければならないというようなことがあるのでしょうか? ちょっと不思議に感じました。

駅の外から、乗って来た車両が下っていくのを撮影しました。

阿夫利神社駅 (山頂駅) を出発する大山ケーブルの車両
阿夫利神社駅 (山頂駅) を出発する大山ケーブルの車両

ケーブルカーに乗るだけでは面白くないので、少し山歩きです。と言っても、山頂までいくのはしんどいので、見晴台というところまで、ほとんど上りのない区間を歩きます。

妻と御揃いの登山靴
妻と御揃いの登山靴

見晴台で、エースコインというお菓子を食べました。

大山見晴台でエースコインを食べる妻
大山見晴台でエースコインを食べる妻

見晴台からの景色は、その名前ほどの展望はなく、ケーブルカーを降りてすぐの場所にある大山阿夫利神社の前の方が展望が開けていますが、周囲が森なので、山に来たという感じがするよいところです。

大山・見晴台からの展望
大山・見晴台からの展望

見晴台で休憩後、戻ってきて、大山阿夫利神社にもお参りします。

大山阿夫利神社
大山阿夫利神社

大山には何度も来ているのに、神社の建物の横から、裏手の地下あたりにある大山名水に入っていく入口があるのに今回初めて気づき、入ってみました。

大山名水入口
大山名水入口
大山名水
大山名水

阿夫利神社駅 (山頂駅) に戻ると、乗って来た車両とは反対側の、緑色の車両が出発していくところでした。

阿夫利神社駅 (山頂駅) を出発していく緑色の大山ケーブル車両
阿夫利神社駅 (山頂駅) を出発していく緑色の大山ケーブル車両

次に上がってくるのは赤い車両で、これには先ほど乗っているので、1 本やりすごして、緑の車両が再度上がってくるのを待ち、そちらに乗って下ります。

阿夫利神社駅 (山頂駅) で乗客を乗せる緑の大山ケーブル車両
阿夫利神社駅 (山頂駅) で乗客を乗せる緑の大山ケーブル車両

中間駅である大山寺駅で、赤い車両とすれ違います。

大山寺駅 (中間駅) で赤い車両とすれ違い
大山寺駅 (中間駅) で赤い車両とすれ違い

大山ケーブル駅 (山麓駅) に戻ってきました。

大山ケーブル駅 (山麓駅) に到着した緑の大山ケーブル車両
大山ケーブル駅 (山麓駅) に到着した緑の大山ケーブル車両

こうやって書くとあっと言う間です。

今回の長期運休の後には、眺望を良くするために、バッテリーを利用して車内の電気をまかなうようすることで、なんと架線を廃止するのだそうです。そのようにして車両の上側 (実際には山麓方向の谷側) の視界を確保して、ケーブルカーなので当然ですが大きく山麓側に向かって傾いている天井部分にも窓を配置するなど、ずいぶん画期的な設計となる車両がデビューするということでした。新しい車両がデビューしたら、また乗りに来たいと思います。

2015/04/18(土) 理研和光一般公開

毎年春に行われている、理化学研究所 (理研) の和光研究所の一般公開に行ってきました。

和光市駅を降りると、駅前からシャトルバスが出ています。思ったより人が並んでいました。

理化学研究所一般公開シャトルバス乗り場
理化学研究所一般公開シャトルバス乗り場

こちらが理化学研究所 (理研) 和光研究所です。

理化学研究所 (理研) 和光研究所
理化学研究所 (理研) 和光研究所

研究所に入ると、超伝導サイクロトロンなど、装置それ自体が巨大科学の成果と言えるような装置を目の当たりにすることができます。

史上最強の超伝導リングサイクロトロン
史上最強の超伝導リングサイクロトロン

装置のすぐ前で記念撮影してしまったりなんかもできます。

リングサイクロトロン前で記念撮影
リングサイクロトロン前で記念撮影

最先端装置の下を見ると、普通のテーブルタップで電源が引かれてありして、ちょっとびっくりします。

最先端テクノロジーのテーブルタップ?
最先端テクノロジーのテーブルタップ?

さすがに実験装置や、その周辺装置の電源がこれ、ということはなくて、一般公開時にしか使わないような臨時の照明とか、音声案内用のスピーカーとかの電源なんだと思います。

研究所内のあちこちに研究者などが立って説明をしてくれます。なんとか理解できるものもありますが、アイソスピンの話は、聞いても何のことやらまったくわかりませんでした。

そこのあなた、アイソスピンに興味ありませんか? と呼びかけられ説明を聞きましたが、全くわかりませんでした
そこのあなた、アイソスピンに興味ありませんか? と呼びかけられ説明を聞きましたが、全くわかりませんでした

理研和光研究所では核物理などの基礎研究を主に行っているので、素人目にはどんな成果を出しているのかほとんどわかりませんが、最近の話題としては、日本に命名権が来るかもしれない、113 番元素の合成、発見の実験を行った場所です。研究をリードした森田 浩介教授自らが机を出して、来場者に説明をしてくれていました。

ゆるキャラじゃないですよ。森田 浩介教授です
ゆるキャラじゃないですよ。森田 浩介教授です

この研究所では、中学、高校の同級生である森本君がエンジニアとして働いています。この森田教授の 113 番元素発見の実験で、実験装置の一部の製作などに関わったそうです。森本君に会うのは高校卒業以来ぐらいなので 30 年ぶりぐらいですが、見た目は昔のほとんど変わっていませんでした。

理研で働いている中学、高校の同級生、森本君とツーショット
理研で働いている中学、高校の同級生、森本君とツーショット

施設や展示を見てまわりながら、色々な天才研究者の皆様の話を聞いて、知恵熱が出そうになりそうでしたが、楽しく見学できました。